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Posted by 八少女 夕

【小説】郷愁の丘(12)先は見えないけれど -2-

「郷愁の丘」、インターバルの後に再開しましたが、ストーリーは後半に入っています。進まなくてもどかしいとは思いますが、結論が出るまで、もうちょっとですので……。今日は、先週公開した「先は見えないけれど」の後編です。

前回ジョルジアは、よき友人である同僚のベンジャミンにグレッグと未だに単なる友人として文通していることを明かしました。「彼が私にとってどういう意味を持つ人なのか、自分でもわからないの」と。

ベンジャミンは、ジョルジアのトラウマの元になった事件のことも、華やかな兄や妹に挟まれた彼女のコンプレックスのことも、そして、職業人としてのジョルジアのこともよくわかっている、ジョルジアにとってはほぼ唯一無二の「友人」です。ジョルジアは、ベンジャミンとスーザンの一人息子ジュリアンの名付け親にもなっていて家族ぐるみで付き合っています。


郷愁の丘「郷愁の丘」を読む
あらすじと登場人物




郷愁の丘(12)先は見えないけれど - 2 -

 ベンジャミンは首を傾げた。
「どういうことだ? 好きかどうかくらいわかるだろう?」

「それは間違いなく好きよ。つまり、友人としてとか恋人としてとか、区切らないでいいのならね。とても大切な存在なの。まるで家族や、空氣や太陽みたいに身近に感じられるの。存在を失うことは考えられないくらいに」
「男として愛しているって訳ではないのか?」

「それはわからないわ」
「わからないってことがあるかよ」
「だって、本当にわからないんだもの」

 それは、形容しがたい感情だった。《郷愁の丘》で彼と過ごした二週間は、ジョルジアが三十四年の人生で経験したすべてを凌駕する強烈な印象と結びついていた。

 灼熱の太陽、滝のようなスコール、満天の星空、大地を切れ目なく覆う何千もの草食動物。そして、その大群が一斉に逃走する地響き、そして、彼女を捉えて離さないあの朝焼け。

 彼との会話、興味深いトピック、好奇心をかき立てる多岐にわたる話題、寂しい子供時代に対する同情、世界との関わり方への共感、それらは単独でも十分に彼女の心を打っただろう。だが、全てが《郷愁の丘》という広大な舞台で繰り広げられ、より大きな感情の嵐を巻き起こした。

 彼の手紙をポストの中で見つける時、そんなはずはないのにサバンナの灌木の香りが漂う。開いた手紙に綴られた彼の几帳面な筆蹟を目にすると、彼がテラスのテーブルの上で綴っていた姿と重なる。短い文節の中に、ツァボの自然の移り変わりが描写されているのを読めば、心は既にあの地に飛んで、陽炎に揺れている遮るものない地平線まで続くサバンナを眺めている錯覚に陥る。

 強く激しい郷愁。それはあの土地に感じているのか、それとも、その土地の上に一人佇むグレッグその人に結びついた感情なのか、ジョルジアには判断できなかった。それほど、その二つは強く結びつき、疑うことすら許さぬほどの確かさで、彼女の魂をたぐり寄せていた。

「クロンカイトの時はあっさりと認めたじゃないか」
「だからよ。ミスター・クロンカイトに対しての想いは、はっきり恋だってわかったもの。ドキドキして、見ているだけでつらくなって、でも、テレビや写真で見かけるととても嬉しくなって。でも、グレッグに対してはそういう想いのアップダウンがほとんどないの」

「何も感じない?」
「そうじゃないわ。まるで熾っている炭火のように、ずっと暖かく続いているの。そうでなかったら凪いでいる海みたいに穏やかなの。そんな恋ってあると思う?」

 ベンジャミンは肩をすくめた。
「さあね。向こうはどうなんだ? なんといっても男なんだから、同性愛でもない限りは友情だけを求めているとは思えないが」

「そこは何とも言えないわ」
ジョルジアは、言いよどんだ。ベンジャミンには話していない複雑な事情もあった。

 ケニアでグレッグは好きになってしまった女性とはジョルジアのことだと言った。彼女がそれを知らずにクロンカイト氏への想いについて言及してしまったので、彼は答えを求める必要がなかった。そして、それ以来、彼はジョルジアに友人としての立場から一歩も踏み出そうとしなかった。

 彼が想いを振り切ってしまったのか、それとも未だに心の内で彼女を求めているのか彼女は知らなかった。むしろ、はっきりさせるのを怖れていた。なぜならば、そのことで今の非常に近しい関係が壊れてしまうかもしれないから。彼女には、グレッグにはまだ話していないコンプレックスがあった。

「あなたは知っているでしょう。私は恋愛関係を進めたりしないほうがいいって」
「ジョルジア」
「臆病だと笑ってもいいわ。でも、恋って一人ではできないもの。ジョンが言ったことは真実かもしれないのよ」

 十年以上前に、ジョルジアと恋愛関係になりかけていた男は、彼女の脇腹の広範囲に広がった痣を見て悲鳴を上げた。
「君みたいな化け物を愛せる男なんているものか」

 彼の捨て台詞は、永らくトラウマとしてジョルジアの心を刺し続けてきた。人間不信を少しずつ克服しつつある今でも、肌を誰かに見せるつもりにはまだなれない。ましてやそんな形で関係を断ち切られたくはなかった。

「あんないい方を誰もがするわけではないのは知っているわ。でも、生理的にダメだと思われているかどうかは、きっとわかるでしょう。それを思い知らされるのは辛いもの。だから、このまま友情だけの仲でいる方がいいんじゃないかと思ってしまうの」

 ベンジャミンは、ジョルジアの瞳を覗き込んだ。彼女がこんな話をする人間はそれほどいない。いつも通っている《Sunrise Diner》のキャシーや仲のいい常連客たちにもしないだろう。ジョンを紹介してしまった責任感に苛まれて、彼女が立ち直るまでずっと支えてきたベンジャミンは、今では同じ会社の同僚という枠を超えた友情を築いている。

 彼が、それを超えた感情を彼女に抱いていることを、彼女が知ることはないだろう。だが、その想いがあるからこそ、彼は彼女がグレッグと呼ぶヘンリー・スコットと彼女の間にあるお互いに対する強い関心が、ただの友情のままで終わるとは思えなかった。彼はジョルジアに、はっきりと噛み含めるように言った。

「いいか、ジョルジア。これは僕からの忠告だ。あのくそったれのセリフなんかに君の人生を支配されたままにするな。人生は短い。その中で幸運の女神が微笑んで扉を開いてくれるのは一瞬だ。その貴重な瞬間をくだらない逡巡で見過ごすんじゃない。わかるか」

 ジョルジアは、ベンジャミンの瞳を見返して、それから、ため息をついてテーブルにある小さなメニューを手にとった。そのまましばらく何も言わなかったが、やがて聞こえないほど微かな声で言った。

「そうね。あなたの意見は正しいと思うわ。今の私には、何も見えていないけれど……でも、もしそういう、はっきりとした瞬間が来たら、あなたの言葉を思い出すようにするわ」
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Tag : 小説 連載小説

Comment

says...
更新、お疲れ様でした。

そっか、ジョルジアはそこで止まっていたんですね。
魂が近すぎると、逆に、それとわからないのかもしれませんね。
ジョセフのときって、最初から片思いで手が届かないと決めつけていたから、失うものなどないという安心感で、素直に恋愛感情を持てたのかなと思います。
でもグレッグの場合は、すでに得ているものがあるから、それを失うかもしれないという恐怖感がある。自業自得とはいえ、気持ちの面では今さらってところもあるでしょうし、もし関係が進んでも、身体のことでのトラウマもある。う~ん、自縄自縛か。これは苦しいなぁ。
ベンジャミンの男前なアドバイス、ジョルジアはどう受け取るのかな。なんか5年契約しちゃうみたいだし……。
ま、まさか、大事な人だからお友達のままで……とか?
この先が心配だなぁ。
2018.04.04 13:32 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
ジョルジアにとっては今までにない感覚なのでしょうか。
AでもBでもない、みたいな。
ベンの言葉はまさに正統派。
だからと言って、それに聞き耳を立てるかどうかはジョルジア次第。

グレッグにこのやりとりを見せてあげたい。
遠距離だから考える時間ばっかりたくさんあって、確かめるのに難しい…?
さあ、背中を押すのは誰だ。それとも自己解決できるのか?
2018.04.04 14:19 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

そうなんですよ。そんなところで止まっておりました。
『何やってんだ」ですよね。

ふつーの人代表として、ベンジャミンを配置しましたけれど(兄ちゃんなどだと普通じゃないし)
ジョルジアは(グレッグもだけれど)ちゃんと両想いでしばらくつきあった、という経験がないので「これってどういう感情なんだろう。ちなみに相手はどうなんだろう」と怖々様子見をしているわけです。
でも、両方ともそうだから、全然進まないんですよ。普通はどっちかがもう少し進めますけれどね。

もちろんジョセフのように、存在すらよく知らない場合は、進めようがないですけれど。

ジョルジアとグレッグは、二人とも、自分の問題は自覚しているんですけれど、相手の方にも問題があることをよくわかっていないのですよね。
グレッグは、ジョルジアが一言も話さないので、トラウマの件は全く知りませんし、彼女の中で自分の位置がそこまで上にあることも全くわかっていなくて、相変わらずいじけています。だから、ジョルジアが手の内を見せない限り全然進みません。まあ、だから、例のお手紙でジョルジアが誘う、なんて積極的行動に出ざるを得なくなる訳なんですけれど。

この二人、まだまだすごく時間がかかるんですが、そんなのいちいち描写していると読者も飽きると思いますので、何も起きない時間はワープします。ご安心ください。ベンジャミンの男前アドバイス、無駄にしないかどうか、ご確認くださいませ(笑)

コメントありがとうございました。
2018.04.04 21:37 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

そもそもジョルジアは、こんな歳なのに恋愛経験が乏しすぎなのですよ。
二十代の初めにベンジャミンに紹介されて数回デートとしたジョンに対しては、本当に好きだったのかもかなり微妙でして、ひどいことを言われたことへのショックは残っていますが、恋しくてつらかったということでもないようです。その後はずっと人間不信だったし、次に恋した相手は架空も同然のニュースキャスターだし、人と人としてちゃんと信頼と理解を深めてそれが愛情に変わるというようなことってこれまでは皆無だったのです。ベンジャミンとの関係は近いものがありますけれど、彼は同僚で、妻帯者だし、それこそ『友情以上はありえない」ですし。

グレッグがこのやりとりを耳にしたら腰を抜かすかもしれませんね。後に出てきますけれど、彼はジョルジアがそういうことを言わないせいで、自分がただの友達を遙かに超えた大切な存在だと思われていることに欠片も氣付いていません。むしろ「彼女の友達枠の中でも一番どうでもいいポジション」だと思っています。

背中を押すのは……誰かな。あの人がああするから、こっちがこうせざるを得なくなって、みたいな。(わかんないって)
でも、もうそんなに長くはかかりませんので(実際の時間はまだずっと放置だけれど、私たちはワープしますので)、もう少々じれじれにお付き合いくださいませ。

コメントありがとうございました。
2018.04.04 21:51 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
あ~、ぼや~っとしている間に夕さんが春の旅に出てしまわれた。本当にサキさんとニアミスだったのですね。すっかりポルトは(局所的に)大流行都市になっているなぁ。
そうこうしている間に、『郷愁の丘』の続きが始まりましたね。今回は(前回も)ベンジャミンの微妙な心情にちょっと哀れ(?)を感じました。まぁ、妻子ある身で何をときめいているんだというべきか、妻子ある身だからってときめいていちゃダメだってこともないというべきか……
そもそもそんな立ち位置だから、ジョルジアにはまるきり圏外になっているんでしょうし、逆にそんな立ち位置だから、安心されちゃっているというのもあるんでしょうね。そういう「いい人」立ち位置って、読む方としては面白いんだけれど。近いだけに微妙な心情がちょっと可哀想だけど、そんな気持ちになれることはある意味、幸せというべきかな。

そして、具合の悪いことに、現時点ではジョルジアにとってシマウマ博士も圏外にこぼれそうな位置に……いや、でも、逆に圏外からちょっと圏内の線上に踏み込んできたから迷い始めたというべきなんでしょうかね~

親しい友人にはなったけれど、それ以上になるには「勢い」が必要だってのも分かります。まぁ、経験談をいうわけじゃありませんが、そこで誰かが強く背中を押してくれないと、なかなか自分ではね(ごにょごにょ)。
彼女の場合、過去のトラウマももちろんあるでしょうけれど、そもそも恋愛感情というものに対処する経験がこれまでに無かったということが大きいんでしょうね。もっとも、恋って何度目になっても初めてみたいなものですよね。相手にもよるし。
愛情って必ずときめきを伴うとは限らないしなぁ。あ、でも、ジョルジアは自分がときめいていることに気がついていないのかもなぁ。それが郷愁の丘という場所への憧れやときめきと重なっているかもしれませんね。
両方ともグルグルしていると、なかなか前にすすまないけれど、じっくり熟成して良い具合に発酵するかも(あれ? 発酵していいのかな?)
お帰りをお待ちしていますね(^^)/
2018.04.08 04:06 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
おはようございます。
そうなんです。ほぼ入れ違いで今度は私がポルトガルにいます。

ポルトガル大好き教、小説まで作って騒ぎ立てた甲斐あって、まんまとサキさんへの布教は成功したようですね。

そして、そんな間にも別の連は地味に続行中です。

ベンジャミンはいいんですよ。生活はキープしたまま勝手にときめいているだけ。

ジョルジアは要するに鈍いのです。恋愛経験が少ないから相手が黙っているとわからないのですね。日本みたいな告白文化はないので、普通は始まりははっきりしないのですが、この鈍さでは何も始まらない。

勝手な妻帯者はほっておいていいんですが、もう一人の放置はひどいですね。相手が他に誰もいなくておとなしいので、これでも続いているのですが、普通ならとっくに終わっています。(だから彼女はずっとこうなのですね)

わかっていてちゃんと押してほしい、という大人の駆け引きは無理かも。

彼女ははっきりいってかなりグレッグとの関係に夢中になっているのですが、これもよくわかっていなくて、間の抜けた事を言っています。ジョセフへの感情は一方通行のアイドル信仰と変わらないものでしたからそれと比較している事にも問題があります。

というわけで本当の時系列ではまだまだ先は長いですが、読者をそれにつきあわせたりはしませんのでご安心ください。

続きは帰宅後になりますが、また読んでいただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2018.04.08 10:47 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
おお、ベンジャミン、いい意味でジョルジアのぐるぐるを
ぶった切ってくれましたね。

>くそったれのセリフなんかに君の人生を支配されたままにするな

ここ、「よくぞ言ってくれた!」って拍手喝采でした。
これ、もし言ったのが女友達だったら、また違った感じになったと思うんですよ。
ベンだからこそ、ある種の女友達にはありがちな安い共感にとどまらず、的を得た、かつ真摯な叱咤激励に繋がっている気もします。
個人的にはベンみたいな一種の「狡さ」を持った男性は嫌いじゃないですね。
経験を積んだ男性特有のいやらしさというか、若い男の子にはない色気を彼からは感じます^^

さてさてわたしのベン推しはともかく、今回はジョルジアのグレッグに対する煩悶がかなり具体的に語られていてさらに理解が深まりました。
確かにグレッグと過ごした二週間は、ジョルジアがいうところの「広大な舞台」を背景に繰り広げられたものですから、そこで混同してるんじゃないかと彼女が自問自答するのは仕方のないことなのかも。
恋愛て一般的にわーって盛り上がって、そこから相手に興味が出てきて深部に迫っていくものだとも思うのですが、グレッグとジョルジアの場合は、燃え上がる「燃料」なんてなくとも、最初から魂の部分で繋がっていたからこそ逆に………なのかな、とちょっと思ってしまいました。

ただ、ジョルジアもそうですが、二人に圧倒的に足りないのは自信というか、
自分は自分であるという確信みたいなもの、そこがおぼつかないから、
どうしても自分の思いに囚われて、相手の思いにまで及ばないところが
はがゆすぎます……!
もういっそ今の内容を録音したものをベンから博士に送ってほしいくらいです。
冗談ですが、この二人の思いが繋がるのはいつのことなのかやきもきしながら
引き続き見守らせていただきます。
ご旅行、楽しまれてきてくださいね^^
2018.04.09 02:02 | URL | #- [edit]
says...
おはようございます。
ベンジャミンの存在って、私にとってはやはり一種の現実というか、理想化されすぎていない人間関係の一つなんですよね。彼はジョルジアに女性として惹かれているし、親友でもあるけれど、修羅場になってでも彼女をゲットしようとは思わないし家族と秤にかけるつもりもないんです。つまり、彼はジョルジアの人生を引き受けて幸運を約束することはできないのです。
だから、彼女に男ができるのは嫌だけれどそれでもこういうアドバイスをしている面もあります。

ジョルジアとグレッグって、どちらも相手の第一印象がそんなにときめいていなくて、どちらかというと安心感に近いものでした。つまり、危険な感じのドキドキは全然ないのですね。

兄ちゃんのような「愛しのハニー」的な口説きもないし、好きだと言っていたのが本当だったかも実感がない。
でも、普通のカップルが時間をかけて到達する先にとっくに行っているって事ですよね。

そちらのブログでのコメントでも触れてくださいましたが、グレッグには、本人の問題があります。

いい歳だし、そう簡単に表面には出てきていませんし、ジョルジアは自分の問題にとらわれているので、そちらが彼の足かせになっている事に氣付いていません。

でも、こっちに焦点を当てるのは続編になります。って、こういう事書くから、未発表作品が溜まるんだな。

今世界遺産のシントラに向かっています。楽しんできます。

コメントありがとうございました。
2018.04.09 10:48 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
はぁ~~そうなんだ。
前回と今回でジョルジアがどんな気持ちを抱えているのか、なんとなくですがわかったような気がしています。
ジョセフに対して抱いた気持ちと、グレッグに対して抱いた気持ちとの間にどんな違いがあるのか、わからないなりにもジョルジアが素直に語っていますね。
ベンジャミンの気持ちにはまったく気づいていないのはどうかと思いますが、彼だからこそ語れた本音なんだろうと思っています。
だからこそベンジャミン可哀想!何気ないジョルジアの告白に押しつぶされそうになっているんじゃないかしら?

愛情っていろんなパターンがあって、どれが正解かわからなくて、どのように動くかもわからなくて、複雑なものだと思います。
サキなんかではとても描けない、そんな感想を持ちました。
そしてやはりジョンの言葉はまだトラウマになっているんですね。

ジョルジアとグレッグ、どちらも心に大きな傷を抱えた2人ですが、これから2人がどのようにそれを乗り越えて結ばれるのか、興味は尽きません。
ジョルジアのあのトラウマに関する限り、大丈夫だと言うことはサキは断言できるのですが・・・。

今回はため息物のお話しでした。
2018.04.10 14:07 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

このストーリーって、普通なら成立しませんよね。みんな忙しいし、こんな悠長なぐるぐるしていたら、他に目移りしてしまいます。
グレッグの方にも問題があって、さらに地の果てに住んでいるので辛抱強く待っているみたいですが。

ベンジャミンですか? 可哀想もへったくれもないですよ。妻帯者だし。ジョルジアは鈍いけれど。

愛には確かに正解はないですよね。両想いや結婚は正解に思えますが、それは一つの形態の、ただの通過点に過ぎませんし。ジョルジアにとってもベンジャミンにとってすらそうです。

ジョンの言葉を乗り越えるのは、多分そんなに難しくないはずです。ただ、乗り越えなくてもなんとかなっているんですよね。

どっちにしてもそんなにかかりませんのでもう少しお付き合いください。

コメントありがとうございました。
2018.04.10 18:50 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
ベンジャミンをそんなふうに突き放さないでやってくださいよ。
サキにとってはジョルジアの魅力(魔力?)に取りつかれてしまった哀れな男、という感じなんですよね。
ジョルジアがまったくそんな意識を持たないまま接しているのも罪だと思うんだけど。
家庭も上手くいっていないみたいだし・・・。
ジョルジアとグレッグが結ばれたら、少しは開放されるのかな?
一生そっと見つめている、なんて可能性もあるけれど。
男って大変だなぁ・・・。
2018.04.11 12:20 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんにちは。

お、ベンジャミンに味方が。
なんでしょうね。彼がジョルジアに秘めた想いを持つようになったのは、おそらく憐憫ですね。誰にも顧みられずに、一人ぼっちでいるところがツボにはまったというか。
でも、結婚をやめてまで、ジョルジアを支えるつもりもなかったし、微妙に中途半端です。
こういう関係って実際にもあると思うんです。スーザンは、何も知らないし、ジョルジアと家族ぐるみで付き合っているので、彼女が結婚するとなったらもちろん結婚式に招ばれるかと。なんて、またサキさんが氣の毒がるかしらん。

よく言いますが、女性の恋は上書き保存で、過去の事は忘れることができるけれども、男性は別名保存するらしいので、ずっと抱えるのかも?

先さんに訊いてみてください。(^^)

コメントありがとうございました。
2018.04.11 13:58 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
おっと、僕の知らないジョルジアの過去が出てきてちょっとびっくりでした。
そっかぁ……コンプレックスって他人からしたら「そんなこと?」でも本人にはとても大きなお荷物だったりしますよねぇ。

あ、僕は炭火のように、ずっと暖かく続いている感じってなんか分かる気がします。
むしろ激しい方より尊い気がしますよ。
でも、切欠には少し多めの燃料が必要なんでしょうね^^
2018.04.12 15:00 | URL | #- [edit]
says...
こんにちは。

そうそう、前作がこのコンプレックスでブロックされていた彼女が、前に踏み出すまでを書いたものでした。

このコンプレックスのせいで、ジョルジアはこの年齢のアメリカ人にしては恋愛経験が欠けているのです。グレッグはそんなことは知らないので単に自分が対象外だと思っています。

ジョルジアのグレッグに対する感じ方は多分恋の段階を飛び越してもっと先を行っているように思いますが本人はわかっていないし、ベンジャミンはそういうことは教えてあげません。複雑な男心らしいです。

きっかけはほんの小さなことでいいんですけれどね。もう少々お付き合いください。

コメントありがとうございました。

2018.04.12 17:07 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
夕さん~、ポルト、満喫されていますか?
お天気はどうでしょう。
こっちは暑かったり寒かったり雨だったり黄砂と花粉だったり……(笑)

ところでジョルジア・・・・嗚呼、じれったい><
とても真剣に「彼とはどういう関係なんだろう」って悩んでるけど、離れたくないって言う時点で恋なのに( ;∀;)
これはなにか強烈なライバルでも現れない限り気が付かないのかな?

ベンジャミン、優しいじゃないですか。
彼の忠告、ちゃんと聞いて自分を大切にしてほしいもんです。
……いい奴なんだけどなあ。恋人ではないけど大切な友人……っていうのは、ベンジャミンみたいな人を言うのですよね。(←可哀想だけど(;_;))
2018.04.14 14:42 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

先ほど無事に戻ってきました!
いや〜、スイスより寒かったことがあるほど、悲しい天候だったんですけれど、ほぼ一日雨に濡れてつらくてというのは二日くらいで、あとはどこかでは適度に晴れたり、傘なしでも歩けるくらいの雨だったりと、まあまあでした。
でも、楽しかったですよ! いままでにもないいろいろな経験もしましたし。

さて。
この二人は、半年経ってもまだこんなところにいました(笑)
「どういう関係なんだろう」もへったくれもないだろうと、ベンジャミンもツッコめばいいのでしょうが、そこでくっつけてあげるほど心は広くないか。

とはいえ、本人たちがここまでトロいからといって、ベンジャミンも単に邪魔はできませんよね。
自分がすべてを投げ打ってまで彼女を幸せにするつもりはないってこともありますけれど、やはり、大切なジョルジアには幸せになって欲しいという思いもあって、彼女の身になるアドバイスをしています。

ベンジャミンとジョルジアの仲って、「もしあのとき」のいくつかが違っていたら普通にいいカップルになれたような二人だと思うんですけれど、もう恋人とか結婚相手のような立場にはなれないところに来ているんですよね。実社会にもこういう微妙な仲の二人っているだろうなと思いつつ書いていました。ジョルジアはまるでわかっていませんが。

ともあれ、こういう男女の友達というのもいいなあと思っている私です。男性陣からは卵やトマトが飛んできそうですが(笑)

コメントありがとうございました。
2018.04.14 22:06 | URL | #9yMhI49k [edit]

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