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Posted by 八少女 夕

【小説】郷愁の丘(16)父と子 -2-

「郷愁の丘」の続き、二回に分けた「父と子」の後編です。レイチェル・ムーア博士の視点で、ジェームスとヘンリーのスコット親子の関係について語られています。

レイチェルは、三十年来ジェームスと事実上の夫婦関係にありましたが、それを公にしたがらない彼の態度にある種の引け目を感じていました。遺言は、そのレイチェルとマディを明確に大切な家族と認めたもので、ここで彼女のわだかまりもようやく解消したことになります。同時に、この数日を通じて距離のあったヘンリー(グレッグ)との関係もようやく家族へと昇華したようです。

ちなみに、グレッグが遺産としてもらったのは、ジョルジアを招待したけれど結局滞在しなかったあのマリンディの別荘です。もらったはいいものの、きっとまたしてもマディたちが使うことになりそうです。


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あらすじと登場人物




郷愁の丘(16)父と子 -2-

 ヘンリーはオックスフォードで学位を取って大学院に進んだ後、祖父のグレゴリー・スコットの遺産相続手続きでケニアにやってきた。そして、十五年ぶりに逢った父親に研究をケニアで続けたいと相談した。ジェームスは反対はしなかったが、とくに大きな助力をしたわけでもなく、より親しい関係を築いたわけでもなかった。

 息子は、かつて祖父が住んでいた場所にほど近い《郷愁の丘》と呼ばれる土地の家を買い、そこでシマウマの調査をしつつ博士号をとった。マサイ族の居住地に隣接するサバンナは人里離れており、雨季にはレイチェルの住むマニャニから車で三時間以上かかる。とはいえ、親子が年に一度か二度しか逢わないというのはやはり異常だ。それがプライヴェートなものではなく、学会などでしかないということは、レイチェルには大きな問題に思えた。

 ジェームスは厳しい人間ではあるが、愛情ぶかい人間でもあるとレイチェルは思っていた。長年、恋人関係にある彼女に対してだけでなく、二人の娘であるマディに対して示す言葉や態度がそれを表している。それが、ヘンリーに対しては、全く表れてこなかった。それが、前妻レベッカに対する憎悪と不信に端を発するものなのか、それとも打ち解けることのないヘンリーの硬い態度が居心地が悪いかなのかはわからない。

 レイチェルにはそれがとてももどかしく、途中からあえて二人の間に入り込んで橋渡しをするようになった。クリスマスやイースターに一緒に食事をしたり、誕生日などの家族の行事にヘンリーを招んだし、彼の研究についても可能な限り彼女の方から協力を申し出るようにした。

 ヘンリーがそれを迷惑がらず、むしろ感謝して、腹違いの妹であるマディともうまくやっていることにレイチェルはほっとしていたが、肝腎な父子関係は、けっしてノーマルな状態にはならなかった。
 
* * *


 可能な治療は全て試して効果がないことがわかると、ジェームスは自宅で最期を迎えることを希望した。退院して自宅に戻ると、彼は入院中に申し入れたように息子を呼んだ。レイチェルは、ヘンリーに父親はおそらく数日しか持たないだろうから、泊まり込むように伝え、彼はその忠告通り泊まり込み用の荷物と愛犬を連れてやってきた。

 彼が到着すると、レイチェルは今は割合具合がよくて話ができるから寝室に行くように奨め、親子の対話を邪魔しないように自分は階下の台所に残った。

 しばらくすると、ヘンリーが階段を降りてきた。見るとまた荷物を持っていて、玄関に向かっている。

「どうしたの。二階の客間は用意してあるわよ」
彼女がが訊くと、彼は顔を上げて見た。彼の瞳が潤んでいるようだった。彼は「帰ります」と言った。

「なぜ? 何か急な用ができたの?」
そう訊くと、彼は眉を歪めた。
「そうじゃありません。もう彼の用は終わったんです。いつまでもここに残って、彼の『家族との大切な時間』を邪魔したりはしません」

 彼女は彼がそのまま去り、愛犬ルーシーがそれを追って車の中に消えて行くのを、当惑して見送った。

 それからジェームスの寝室に戻るとノックをした。

「ヘンリーは帰ってしまったわ」
窓の方を見ている彼に、彼女は言った。

「そうか……」
彼は、短く答えた。それから数分間、彼は何も言わなかったが、レイチェルも何も言わずにその傍らに座って、彼が話すのを待った。

「金庫の中に遺言状がある」
彼はぽつりと言った。彼とヘンリーとの親子関係のことを考えていたレイチェルはあまりにもかけ離れた話題に驚いた。彼は続けた。

「この家を含めて遺産の多くはお前とマディに残すと書いてある。そうしなければ、全てヘンリーに行くことになるから」
「マディはともかく、私には……」
そう言いかけたレイチェルを彼は遮った。

「お前は、私の人生の伴侶だ。結婚はしなかったが、それ以上のものを共に築いてきた。ずっと住んでいたここから追い出されるのも、ナイロビの家を使えなくなるのも、理不尽だろう。だからきちんとしておきたかった」
「ジェームス……」

 彼女は皺がよりやせ衰えた痛々しい手の甲に、彼女の手のひらをそっと重ねた。ジェームスは、彼女を覗き込んで言った。

「お前とマディが不憫で、その権利を守ってやらなくてはと思った。だからヘンリーにその事を言ったんだ。不服を申し立てたり、裁判を起こしたりしないで欲しいと」
「そんな……。彼が裁判なんてするわけ……」

 彼は、項垂れた。
「あいつにもそう言われたよ。欲しかったのは遺産なんかじゃなかったって。私は……あいつをひどく傷つけてしまったようだ。あんな目をしたあいつをこれまで見たことはなかった。まったく思いつきもしなかったんだ……あいつが、私に父親としての愛情を期待していたなんて」

「今から、呼び戻しましょう。そして、少しでも話をしたら、あなたも彼のことを心にかけていることが……」
「いや、いい……。わからなければ、それでいいんだ。疲れた。眠るよ。マディが来たら、教えてくれ……」

 それから、ジェームスの意識はずっと朦朧としていて、話ができる状態にはならなかった。マディと二人の孫たちが到着したときには、わずかに目を覚まして嬉しそうな顔はしたが、痛みで呻いているか、眠っているかの時間がほとんどだった。

 息子との最期の会話にこだわって苦しんでいるのか、時々うわごとを言った。
「祖父さんの日誌は……お前が欲しいなら……でも、あれは、レイチェルに必要だから……許してくれ……どうしてもっと話にこなかった……待ちなさい……お前を傷つけるつもりは……」

 三日目の朝に、レイチェルはどうしても我慢ができなくなり、ヘンリーに電話をかけた。かなり悪いことと、彼がうわごとで彼に謝っていること、もう一度逢いにきて彼の心の重しをとってほしいと懇願した。

 電話でのヘンリーは、いつもの躊躇や後ろ向きな姿勢が感じられなかった。前回のひどく傷ついて殻に籠ったような表情が目に焼き付いているだけに、レイチェルは意外に感じたが、彼が到着してその変化の理由がわかった。ヘンリーの傍らに彼の愛するアメリカ人女性ジョルジアが立っていたのだ。

 その前日にヘンリーのもとに飛んで来たというジョルジアは、レイチェルとジェームスの二人の子供が、最期の時間を過ごす間、幼いマディの子供たちの面倒を看、食事の用意などもしてくれた。

 ジェームスの意識が戻ることはなかった。彼はそれから二日後の朝に息を引き取った。

 葬儀が終わると、ヘンリーは自分から金庫の中の遺言に従って遺産相続の手続きを進めるようにレイチェルに言った。ジェームスから聞いていたように、遺産の多くがレイチェルとマディに分配されており、本来全てを相続すべきヘンリーに遺されていたのはマリンディの別荘とわずかな現金のみだった。

 ヘンリーは、その内容を耳にしても傷ついた様相は見せなかったし、何かを望む様子もみせなかった。それは、彼の横に寄り添う、ほっそりとしたブルネットの女性がもたらした変化だった。彼が必要とし続けた愛情、実の両親にすら向けてもらえなかった関心と理解を与えてくれる存在を、彼はようやく手にしたのだ。父親の死を悲しみ悼みつつも、ヘンリーの心が以前のように愛に餓え悶え苦しんではいないことを感じてレイチェルは嬉しく思った。

 彼がジョルジアとともに《郷愁の丘》ヘ戻る午後、レイチェルは彼を書斎に呼んだ。入ってきた彼が目にしたのは、レイチェルがジェームス愛用の机の上に積んだ、ジェームスの祖父トマス・スコット博士の研究日誌六十七冊だった。
「これも、今日からあなたのものよ」

「レイチェル? 父さんは、これはあなたに遺すと……」
ヘンリーは困惑して言った。

 彼女は首を振った。
「ジェームスは、あなたにそう言ったことを後悔していたわ。たとえそうでなくても、これはあなたの曾お祖父さんの書いたもの、私がもらうのは正義に反するわ。研究に必要なのは私もあなたも同じ。だから、私が必要な時に、あなたに貸してもらいたいとお願いするのが筋だと思うの」

 彼は、潤んだ瞳で彼女を見た。
「本当に、いいんですか?」

 レイチェルは「もちろん」と答えた。口にはしなかったが、彼に対する多くの負い目のうち、わずかでも返すうちに入ればいいと思っていた。遺産のことだけではなかった。ジェームスの家族としての時間、愛情もずっとレイチェルとマディにばかり向けられていた。彼はいつでも独りでその不条理に耐えてきた。

「ありがとう」
彼ははにかんだように笑うと、怯えるように父親の机に向かい、そっと古い日誌に手を伸ばした。それから、顔を上げると訊いた。
「現在取り急ぎ必要があるのはどれですか。それはしばらくここに置いて行きますから」

 レイチェルは微笑んで、再来週発表の資料に必要な数年分の日誌を手にとった。彼もまた微笑んだ。穏やかな彼らしい笑顔だった。
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Tag : 小説 連載小説

Comment

says...
更新、お疲れ様です。

そっか~、ジェームスは気づいてなかったのか。
グレッグの落ち込みっぷりも、『家族との大切な時間』の邪魔をしないと告げた言葉も、なんか切ないなぁ。
それにしても、わからなければそれでいい、とか言ってしまって、最後の和解のチャンスを棒に振るというのは……。う~ん、今さらって感じなのか、言葉どおり『もう疲れた』なのか。
いずれにせよ、残念ですね。

ジョルジアはしっかりスコット家に入り込んで、いい仕事してますね。
グレッグがジョルジアの愛情を得て、すっかり安定したことで、レイチェルは安心したでしょうね。あの痛恨のミスも、結果オーライになったわけで。
あ、いちばん喜ぶのはメグですかね(笑)

これでスコット家(?)の問題は解決したわけで……あとは、グレッグとジョルジアのあつ~いお話、ですかね?

次話、楽しみにしています。
2018.05.30 10:27 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

そうなんですよ。
それまで、そんな様子は特に見せなかったというか、レイチェルに呼ばれなければ足も運ばないし、クリスマスなどの席でもほとんど黙っているし、仲良くしたくなくてそういう態度なのかと思っていたようです。もうじき40歳のおっさんですしねぇ。
グレッグは子供の頃に、「DNA検査をさせられた」と母親から聞かされて「いないでほしかったのか」と感じてしまったので、自分から甘えたことも、泣きついたこともないのです。だからまさかこの期に及んで、そんな期待をしてきたとは夢にも思わず。

で、「しまった」とは思ったんでしょうけれど、ジェームスはほとんど危篤で、今から「じっくり関係を見直そう」なんて仕切れる状態ではなかったのですね。グレッグ、もっと早くに自分から行けよ、ってことなんですが、それができないのが彼。

実際に、「感動の和解シーン」のようなものは(嘘っぽすぎるので)なかったのですけれど、少なくともグレッグは父親が本当に自分を嫌って遠ざけていたわけではないことがわかったし、レイチェルたちとも少し近づいたし、あえてカミングアウトしなくてもジョルジアとの関係が家族の公になったし、だいぶ変わってきました。

レイチェルは、確かに安心したと思います。
あの失敗の後、一年半も「ジョルジアとお友達以上になれず涙目なヘンリー」を見続けてきましたしねぇ。
メグはキャッキャとしていますが、おそらくこの数日間で、一番喜んでいたのはきっとアウレリオだな。
ジェームス・スコット博士は彼の肉親ではないですし、悲しくてご飯も喉を通らないって事は全くなし。
そこにアフリカでは滅多に食べられない本格的イタリア料理を作るお手伝いさんが登場したみたいなものですから(笑)
しかも、親友のリチャード・アシュレイと一緒に「おい、ヘンリー、まだあのフォトグラファーを射止められないのか」「無理っぽいらしいよ」と噂し合っていたので、「いつのまに!」みたいに電話しまくっていたと思います。

で、細かいことをいうと、ジョルジアの休暇はまだ二週間ほどは残っているので、前回の二週間の滞在とはちょっと違うと思います。
が。熱々の描写なんか書きませんよ。んなもん、お腹いっぱいですよね?

次回、それなりの描写で最終回です。
あ、でも、その前に一週間ほど、また休暇です。
すみません……。

コメントありがとうございました。
2018.05.30 20:57 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
これを投稿しようとしたらブログが閉鎖されていてビックリしました。
まだまだ落ち着いてはいらっしゃらないのでしょうが、あらためて投稿させていただきます。
夕さんのペースで復帰してくださいネ。
---------------------------------------
うむむ・・・これは理論的に思考する科学者親子に起こりがちな擦れ違いだったのかもしれませんね。
それにしても、ジェームスとグレッグは同じような印象を受けます。「彼はこういう風に考えているはず」と、自分で勝手に理論立てて、それに沿って行動する・・・。そして結構頑固。
やっぱり親子だっていう事なんでしょうか。
この期に及んで「わからなければ、それでいいんだ」なんて言っちゃってますもの。
グレッグも「『家族との大切な時間』を邪魔したりはしません」ですしね。
ジェームスのうわごとの台詞の中に、彼の真の優しさが表れていたように感じました。

ジェームスにとって、グレッグと和解するにまでは至らなかったのは残念ですが、ジェームスの心情が間接的にとはいえグレッグに伝わったのは良かったと思います。
グレッグとしてはこれで父とのわだかまりは無くなったでしょうから。
ジェームス、グレッグのことをずっと気にはかけていたんですね。
もう少し意識がもっていたら、レイチェルは強制的にグレッグを呼びかえしていたんだろうなぁ。
読者としてもジェームスが鬼でも悪魔でもなくて、普通の父親だったということがわかってとても嬉しかったです。

そしてこのタイミングでグレッグに最良のパートナーが出来ていたことも幸いでした。
彼女がいなかったらどんなふうになっていたのか、想像すると怖いですね。
今回のお話の中でジョルジアの台詞は無いのですが、もう少し具体的な描写も欲しかったなぁ・・・なんて我儘を思ってしまいました。
もうお話を畳んでおられる段階なので無駄な描写は避けた方が良いのかな。
次回、最終回のお楽しみ、ということなのでしょうか。
2人の物語はどのようなハッピーエンドを迎えるのか、楽しみにし待っています。

あ、そうそう。例の番外編もどこかで書いてほしいなぁ・・・ってまだ言ってる。
2018.06.11 12:18 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんぱんは。

日本で「梅雨入りした」と聞いたのに「なんか晴れているよなあ」と思っていたんですよ。
でも、本格的に梅雨入りしたみたいですね。
このコメントも、無事に救い出されたデータの中にあったのかな。全部元通りになってよかったですね。

さて。スコット父子ですが、そうですね。やはり親子なんですよね。
個性は違うけれど、コミュニケーションの仕方が似ています。なに自己完結してんでしょうね。二人とも。

感動の和解シーンはなかったのですけれど、グレッグは父親に嫌われていたわけでなかったことを知りましたし、以前ほど涙目ではなくなりましたね。

本当にずっと我が子としてグレッグことを氣にかけていたかはちょっと疑問ですが、ある種の罪悪感を持っていたかもしれませんね。
むしろ「どうせレベッカに悪口を吹き込まれて、私を憎んでいるだろう」と思うことで、放置してきたことを正当化していた節はあります。
グレッグは一度も母親にも邪険にされたことを口にしなかったので、ジェームスはそれを知らないまま亡くなっています。

この父親のうわごとでの本音を耳にしたこと、それから、ジョルジアと上手くいったことの二つが、グレッグに小さな自信を与えることになりました。つまりそれまでは「自分の何かが悪いので、誰からも愛されない」と思っていたのですけれど、そういうことではないらしいと思えるようになっていくのですね。

このシーンは、レイチェル視点で親子の問題を俯瞰するために書いたので、ジョルジアの細かい動作や台詞などは書いていません。
ジョルジアの主観などは、レイチェルにとってはかなりどうでもいいことなので。

次回、最終回はまたジョルジア視点に戻りますので、もう少し二人の関係にスポットライトが戻ってきます。

ちなみに最終回でさらっと飛ばした分は、番外編なんて短いものでは収まらず、さらに続編になっていますけれど、まだ完成していません。そのうちにまた記事にしようと思っています。

コメントありがとうございました。
2018.06.11 21:19 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2018.06.12 14:18 | | # [edit]
says...
こんばんは。

実はですね。ジェームズとの涙目な対面と、うわごとでの本音を知るまでの三日間の時間差がどうしても必要だったんです。
つまり、「涙目メールを読んだジョルジアが、体裁をかなぐり捨ててアフリカにやってくる」という設定ですね。
後ろ向きジョルジアを動かすには、このくらいのきっかけがないとダメかなと。

世の中には「血が繋がっていればいいってもんじゃない」と言いたくなるようなひどい親がいることも事実ですけれど、このストーリーで私が伝えたかったのはそういう親の存在ではなくて、事情があって「誰からも顧みられない」と思い込んでいる主人公が、やがて世界と適度に折り合っていくところを書ければよかったので、ジェームズもレベッカも「理想的な親ではないのだけれど、極悪人ではない」程度に設定しました。

そもそも、どんなひどい親に傷つけられたとしても、ここまでおっさんになっていれば、そろそろ自分でなんとかしてもいい年頃だと思うんですよ。とはいえ、実際にトラウマが人生を壊している方もいらっしゃって、そういう方のことを突き放すようなことはしたくないと思っているのです。グレッグは、いじけてはいますがそこそこ普通に社会生活は営んでいました。その一方で、もっと世界と上手くやっていきたいと悩んでいたのですね。この話は、そうした世界との関係性の変化をジョルジアとの出会いを通して実現できたストーリーと言い換えてもいいかもしれませんね。

それから、私はずっと母にも隠して創作をしていたんですけれど、ブログを始めて公開しだしてから、母にも教えたりして。そうしたら応援していてくれたんですよね。だから、ここで母の死をきっかけにやめたりしたら、嫌がると思うのです。一週間ほど全く創作をしなかったんですが、また少しずつ書き出しています。

というわけで、これからもどうぞよろしくお願いします。

コメントありがとうございました。
2018.06.12 20:09 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
この物語の中にレイチェルがいてくれて本当に良かったと、改めて思いますね。
一番大人なような気がします。
グレッグも、内面は良い子なんですが、主役級の人物として物語で追っていなかったら、本当に分かりにくい人だと思うし、ジェームスも、守るべきものと、そうでない者への差の付け方が酷いし……。

でもここで、ジェームスが少しはグレッグに悪いと思っていたことがグレッグ本人に伝わって、ほっとしました。研究日誌のことも。
レイチェル本当にグッジョブです。

このあと、またジョルジア達に話が戻って、ラストとなるのでしょうか。
でも、夕さんの物語はきっとまた、いろんな形で続きが見れると思いますので、さよならじゃないですよね^^
最終話、楽しみにしています♪
2018.06.14 23:23 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
こんばんは。

レイチェルの存在で、ジェームスもグレッグも、ずいぶん救われたと思います。
もともと崩壊していたグレッグの両親が正式に離婚することになったのは、レベッカにレイチェルの存在がわかったからなんですけれど、そうした事情があったにもか変わらず、おそらくグレッグはレイチェルの方にもっと近さを感じているでしょうね。息子として愛してもらったということはないのですけれど、少なくとも家族扱いはしてくれたし、さらにいうと研究のことでもよく面倒をみてもらいましたし。

四十近くなってこのていたらくのグレッグですが、ジョルジアの件、それにジェームスの本心をわずかに垣間見たことで、自信がうまれてきたことは、本人の人生にとって大きなターニングポイントになったと思います。
 
さて、いよいよ最終回を残すのみになりました。最後まで読んでいただけると嬉しいです。それに、そうなんです。またさらに続編が……orz

コメントありがとうございました。
2018.06.15 21:43 | URL | #9yMhI49k [edit]

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