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scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

【小説】大道芸人たち 2 (8)リオマッジョーレ、少女 -1-

さて、四人はまた旅の途上にいます。第一部のように、章ごとに訪れた場所でのエピソードは記載していないので、唐突かもしれませんね。『La fiesta de los artistas callejeros』開催の準備と、ミュンヘンの屋敷での仕事の合間に、四人はいつも通り旅をしながら稼いでいます。その途上で北イタリアに来ているわけです。

今回の登場する少女のエピソードは、実は2014年の「scriviamo!」で発表した外伝として生まれました。そして、第二部が書き終わっていなかったので、彼女が本編にも組み込まれることになったのです。この外伝が生まれたきっかけは、limeさんにいただいた一枚のイラストでした。

交流からストーリーが大きく変わることは本当に珍しいのですが、こんな風にたまに起こります。もしこの外伝をご存じなかったら、ぜひこちらからどうぞ。


「大道芸人たち」蝶子 by limeさん

「大道芸人たち 第二部」をはじめから読むこのブログではじめからまとめて読む
あらすじと登場人物




大道芸人たち Artistas callejeros 第二部
(8)リオマッジョーレ、少女 -1-


 ジェノヴァ滞在中に海の見える店で食事をしようと言い出したのは蝶子だった。
「この間みたいな、ぼったくりはごめんだぜ」
稔は疑わしげに言った。

「わかっているわよ。でも、せっかく海の街にいるんだから、今日くらいいいでしょう?」
蝶子は言った。だが、ジェノヴァのような大きい街で、海岸沿いのリストランテなどに行くと割高になるのは必至で、さらに外国人だと見るとメニューを隠して通常よりも高い値段を吹っかけてくるのは、その手の観光エリアに多い。

「少し観光エリアから離れていて汚いエリアですけれど、地元民が通う店を一つ知っていますよ」
レネが言った。

「マジか? そこ行こうぜ」
稔が身を乗り出し、蝶子やヴィルももちろん反対などするはずがなかった。レネが随分昔に行ったトラットリアは、海が見えるといっても、いくつもの家の壁の間からわずかに覗いている程度で、外装はもとより内装も全く観光客を惹き付けようとする意欲は感じられなかったが、本当に地元民で溢れかえっていた。看板の代わりに漂ってくる魚を焼く匂いに四人の足は速まった。

 白ワインはいくつか選択肢があったが、メニューは二種類くらいしか選べなかった。
「今日は、シーフードリゾットか、カジキマグロだね」
太った親父が言い、蝶子とレネはカジキマグロを、残りの二人はリゾットを選んだ。

 脂の載ったカジキマグロと、完璧なアルデンテのリゾットは、四人をしばし沈黙させた。もちろんすぐにワインをお替わりして、いつものごとく楽しく騒いでいたが、不意に蝶子がカジキマグロを見ながら黙った。

「あの女の子、どうしたでしょうね」
蝶子の代わりに、レネが言った。何の話をしているのか他の二人もすぐにわかった。

 もう半年以上前になる。四人がはじめてチンクェ・テッレに行った時のことだ。リオマッジョーレという街に一日だけ滞在した。そして、四人はパオラに遭ったのだ。

 少女は八歳だったが、それよりもずっと小さく見えた。栄養が足りていないのだろう。海辺の街で母親と暮らしているといえば聞こえはいいが、母親は家事を放棄してまともに帰っていなかった。食べるものがなくなると母親の勤めるバーへ顔を出しては菓子パンなどをもらうのが常だったが、そんな食生活でも栄養失調になっていなかったのはバーの隣でリストランテを経営するジュゼッペおじさんが見かねて残りものを包んでやっていたからだ。

 そんな生活の中でも生き抜いている少女は、大きくなったら自分の力でこの街を出て行きたいと言っていた。蝶子はそんな少女に自分の子供の頃を重ねていた。彼らにとってあっという間の半年も、子供にとっては氣が遠くなるほど長いこともよく憶えていた。あの子は半年前にカジキマグロをおごってくれた彼らのことを思い出しつつ、大人になるまでの長い辛抱の日々を堪えているんだろうか。

「そんなに遠くないし、行くか、リオマッジョーレ?」
稔がワインを注ぎながら言うと、レネは即座に指を立てて賛成の意を示した。

「ジュゼッペおじさんの所は間違いなく飯も酒もうまいしな」
ヴィルが続ける。

「いいの? そろそろミュンヘンに行かないと」
蝶子が訊くと、ヴィルは首を振った。
「マイヤーホフが連絡して来たよ。明後日のアポイントメントは延期になったそうだ。二日くらい予定を延ばしても問題ない」

* * *


 チンクェ・テッレはユネスコ世界遺産にも登録されている。色鮮やかな家々が可愛らしい五つの漁村。車の乗り入れは禁止されているので、ラ・スペツィアから電車に乗って訪れる。リオマッジョーレは、もっとも五つの中では大きい村だが、それでも見るべき所と言ったら広場が一つあるぐらいだ。

 その広場にジュゼッペおじさんのリストランテはある。小さいアパートメントホテルも経営していることを前回訊いたので、電話をしてみると幸い一部屋空いていた。駅から直行すると、ジュゼッペは太った体を揺するように笑って言った。
「ああ、あなたたちでしたか。よく憶えていますよ。ようこそ。今夜はいいカジキマグロが入ったんですよ」

 蝶子は、苦笑いすると訊いた。
「パオラはどうしていますか?」

「相変わらずですよ。先月、あの子の母親が男と失踪騒ぎを起こしましてね。振られて帰ってきてから二週間くらいはあの子と一緒にいたようですが、ここ数日はまた放置しているようですね」
「ここに来るんですか?」
「お腹がすいてしかたない時はあそこの低い塀の上に座ってこちらを見てますんでね。何かを見つくろって持っていってやります。いっその事引き取った方がいいのかとも思いますが、母親が隣の店にいますからねえ」

 蝶子は、鞄を開けて財布を取り出そうとした。ヴィルが手を置いてそれを止めた。訝しげに見つめる彼女を短く見つめてから彼はジュゼッペに言った。
「差し出がましいとは思うが、毎月、代金を送るので彼女に毎日一回は暖かい食事を食べさせてやってくれないだろうか」

「旦那がですかい?」
「ああ、口座でも小切手でも都合のいい方法を指定してほしい。それに、他にも援助が必要そうだったら報せてほしいんだ」
「でも、それだったら母親に……」

 蝶子は首を振った。
「そんなことをしたら、あの母親はそのお金を男に貢いでしまうわ」

「あんたの言う通りだね、スィニョーラ。わかりました。引き受けましょう。おや、ちょうど来たぞ」
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Tag : 小説 連載小説 いただきもの

Comment

says...
更新、お疲れ様でした。

うおう、いきなりという感じで、ジェノヴァとリオマッジョーレに連れ出されました。でも、やはりこの四人のお話は、旅先でのエピソードが輝きますね。
で、ううむ、ジェノヴァのレネ紹介のお店や、リオマッジョーレのジュゼッペおじさんのお店みたいなレストランで食べると、イタリアのイタリア料理も美味しいのかぁ(遠い目) いや、以前にイタリアに行ったときにいただいた食事が、パスタもピザもどうも期待外れでして……。

さて。
limeさんのイラストも懐かしいし、そういえばそんなシーンもあったなぁと思って、本編のまえにコラボ作品を読み返しました。
なんか、やりきれないですよね、こういうの。パオラはむしろ孤児だった方が良かったのかもしれない、という状況ですからね。ジュゼッペみたいな大人が近くにいてよかったです。
お、ヴィルったら、ノブレスオブリージュですか。賛否はともかく、パオラにとって救いの手、なのかな。
このあたりをどう書かれるのか、これからどんなお話が続いていくのか、楽しみです。
2018.08.22 09:56 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばにちは。

以前のように、今日の滞在地の続きは明日の滞在地、という感じで書いていないので(もう飽きるので)唐突なんですけれど、いつも通り旅をしています。で、この人たちも、旅先の方がリラックスするんですよね。もちろん、明日の宿代もないという状況にないからでもあるんですけれど。

実はですね。日本と違って「観光客ばかりが入るような所」というのはどこもまずいんですよ。ま、日本でも超有名観光地の前にあってひっきりなしに観光バスで乗り付けるような食堂とちゃんとしたレストラは違うと思いますが。

スイスはよほどの値段を出さないと感激するほど美味しいというのは難しいですが、地中海の国ではちょっと探せばとても美味しいレストランがあります。そういう所はたいてい地元民がぎっしりで、英語を話せる人はあまりいなくて、メニューすらない場合が多いです。「今日は、これとこれ」というのを「じゃあ、そっち」と選ぶ形式ですね。観光名所からはたいてい離れていて、日本で発行される観光案内書に載っていることもあまりないかな。私が感激したお店は数カ所あるんですが、どれも電車ではたどり着けないところで、いわゆる都会ではなかったですね。

反対に「ここにはいったら美味しくないだろうな」と判断のつく店というのは大体どの国も同じで、客のほとんどが観光客であるところ、メニューに節操のないところ(カレーとピザとか、中華と寿司とか、チーズフォンデュとヴルストとかw)、観光客向けのアトラクションや飾りつけの過剰なところ、店主もウェイターたちもみな外国人(イタリアなのにドイツ人とか、フランスなのにベトナム人とか)などという入る前にわかる「きっとダメだこりゃ」なポイントがありますよ。次のご旅行時の参考までに。

さて、親が全くいない、もしくは、暴行されているなどのあからさまな虐待に遭う子供も悲劇ですけれど、この手のネグレクトも、他人が手を出せない分やりきれないですよね。パオラはまだマシで、彼女の住む街はとても小さくて親切な隣人の目も届いています。

ヴィルは急に慈善家になったわけではなく、単に蝶子がやろうとしていたので「だったら俺が」、ですね。
この人、はっきり言って子供のことにはあまり興味がないのです。
ただ、自分も蝶子もあまり好ましい子供時代を過ごしていないので、同情はしていると思いますけれど。

こんな話をここで書くということは、それっきりの話ではありません(笑)
まだかなり後になると思いますがまた出てきたら思い出していただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2018.08.23 12:48 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
継続的なサポート、というやつですね。
確かに財布を取り出そうとする蝶子の気持ちはわかります。
でも長期的に考えたヴィル、凄いなぁ。
ちゃんとお金の使い方を心得ているんですね。
ヴィルと蝶子はパオラのあしながおじさん(あ、夫婦か)になるのですね。
パオラがどういうふうに成長するのか、かなり壮大な物語になるんでしょうが、読んでみたい気もしました。
あ、コメ返でなんとなく予告がありましたね。楽しみにしています。

そしてやはり登場する料理がとにかく美味しそう。
観光客向けのメニューも美味しいのでしょうけど、地元民が集まる美味い店。
サキもご相伴にあずかりたいですね。
2018.08.23 13:12 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

蝶子は、ほとんど何も考えずに自分の財布を取り出しましたが彼女のお財布には大道芸で稼いだものしかないのでその場しのぎにしかなりません。ヴィルのお財布はずっと重いですから。

ジュゼッペおじさんも、これで堂々とパオラにご飯を食べさせられますし。

パオラは「大きくなったら大道芸人に」なんて言っていますが、そんなじゃない未来をヴィルたちがサポートするでしょう。

さて。観光客向けレストランは立地や宣伝費がかかっているので、どうしても味はそこそこになります。地元民が集まる店は狭くて飾りもないぶん、とても美味しかったりします。見つけたらラッキーですよね。

コメントありがとうございました。
2018.08.23 22:10 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
ふうむ。。。時代の闇というか。
家族の闇というか。。。
そういうものを感じますね。
なまじ豊かな街だと、何とか生きることはできるんですけどね。
・・・生きれるだけ幸せか。。。
日本でも虐待は多いですからねえ。。。
今も昔も子どもを大切にしない親は多いものですね。
結局、自分に返ってくるんですけどね。
(*´Д`)
2018.08.24 15:10 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

暴力としての虐待は、事件としてニュースになりますけれど、この手のネグレクトもけっこうあるんですよね。
罪のない子供が氣の毒です。
ある程度の田舎だと世間が狭く、コミュニティの親切な人が手を差し伸べてくれたりしますが
都会だと隣人が何をしているのかも知らないなんてことが多いので、なかなか難しいようです。

コメントありがとうございました。
2018.08.24 22:22 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
チンクエテッレ、あんなにイタリアを放浪していたのに行きそびれている場所のひとつです。先日、岩合さんの世界猫歩きで出てきていて、あ~いいなぁなんて思って見ていたら、夕さんちで再び登場。何だかテレビで見た景色をそのまま当てはめていい気分で読みました。
人情、いいですね。少し古い時代の物語を見ていると、こういう、血の繋がりはないけれどお節介な近所の人が、なんて話が出てきてほっこりします。最近はそういうのが失われているのかなぁと思ったりしていましたが、子どものための食堂を無料でやっている人がいたり、意外に現代にも生きているんだなぁと思ってまたほっとしたりします。最近は災害も多いから、再び人情も必要になっているのかも知れませんね。

そして、その人情について、蝶子とヴィルの反応が少し違っているのが「なるほど」でした。ヴィルがすごく人情的であるっていう感じはなくて、逆にシンプルに「こっちのほうがいいだろ」って割とビジネスライクに(儲からないけれど)淡々と考えているのがちょっとツボでした。男性と女性の考え方の違いってのもあるのかなぁ。
そして、なるほど、こうやってコラボが活かされているのを見るのも楽しいものですね(*^_^*)
「少女」って回になっているから、まだまだこのエピソードが語られるのですね。どんな展開になるのでしょう。また楽しみに待っています(*^_^*)
2018.08.26 15:48 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

チンクエ・テッレは、あれですね。本来の良さは、もしかすると観光地化と引き換えに失ってしまったかもしれませんが、あまり観光客の多くない、つまりディズ●ーランドみたいにならない時期を見計らっていらっしゃるといいかも。土産物屋の半分以上が閉めているような時期に行くと、ネコものんびりと日向ぼっこしてくれるように思います。

さて、人情が発動される所って、やはりかなり田舎である必要があると想います。日本の都会だと、同じ建物に住んでいて、親が周りにいないから「どこの子だろう」と心配して声をかけても「知らない危ない人」と思われたりする、そんな話を聞きました。いろいろと事件もあるからそうなるんでしょうけれど、世知辛いですよね。その点、ド田舎は、みんな周りの人たちを知っていて、声かけがまだ有効だったり。

ヴィルは、あれですね。あまり子供の扱いが得意じゃない。蝶子も大して母性にあふれているというわけでもないのですけれど、なんとなく自分と重ね合わせてほっておけない。ヴィルは、蝶子が肩入れしていなけれど、ここまではしなかったと思いますけれど、まあ、自分もさほど暖かい家庭で育っていないので、それなりに同情はしているのかな。ま、「今、一食分金出したつて状況が変わるわけないだろ」と理詰めで考えている所もありますよね。

コラボで主要人物が生まれるって展開は、ブログをやっていたからこそ起こることですよね。
そういう意味では、limeさんに大感謝です。あ、彩洋さんのところで、そのうち竹流がマコトを飼うかもっていうのも、それに近い? あのイラストあっての流れですものね。

水曜日に後半、パオラが本編初登場です(笑)

コメントありがとうございました。
2018.08.26 22:55 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
物語がまたぎますが、同じ海の町の描写でも
マッテオ様の故郷の漁村とこちらとでは雰囲気が
だいぶ違いますよね。もちろん、田舎と観光都市の
違いもあると思うのですが、そういうのともまた違って、
風の匂いとか雰囲気が違うというか。

今回の旅先でのエピソードはコラボから発展したものだったのですね。
こちらのイラスト、とても印象的で見覚えがあります。
外伝のほうも読ませていただいたのですが、パオラ目線で語られる
ヴィル様と蝶子さんの様子が面白かったです。仲が悪いわけじゃないんだ、ってところ、確かに子供の目からみたらパッと見仲わるそうに見えるかなぁって。

パオラ、とても素直でいい子そうなだけに、境遇がやるせないですね。
ネグレクトといえばネグレクト、でも一応母親がいるだけに
下手に助けるのもはばかられる、っていう逡巡が周りの大人たちにも見て取れますね。

彩洋さんも書かれてましたが、わたしもヴィル様と蝶子さんの微妙な反応の差
がいいなぁ、と思ってしまいました。別に二人とも情にほだされた、っていうのじゃないんだけれど、瞬時に蝶子さんの空気を汲み取ってさらっとフォロー?
する感じ、呼吸が合ってるなあと思ったのです。
外伝を読んで思いましたが、子供の扱いは稔のほうがうまそうですね。

次回パオラ本人が登場ということですが、パオラ元気にしてるかな?
気になりますね、ここから物語がどう発展していくのかも楽しみです。
2018.08.27 02:17 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

ああ、そうですよね。
あそこも海辺でしたよ。(何をいうか……ですよね)

カペッリ兄妹が育った海は、思いっきり寂れていて、何もないところになっていますし、彼らのノスタルジーを除くと「行く価値なし」な所になっていますが、こちらは腐ってもユネスコ世界遺産(笑)夏には新宿のラッシュアワーみたいに人が集まります。この時期はまだ寂れていますけれど。

チンクェ・テッレはおしゃれな海外旅行の紹介番組でもおなじみで、カラフルなかわいいお家がぎっしりの漁村、訪れた四人も本来はちょっと浮ついた気分になった所だと思うんですよね。それが、今では「パオラのいる所」に変わっていますけれど。

外伝の方も読んでいただきありがとうございます。そうなんですよね。子供から見たら、なんか仲の悪い二人だと思います。
まさか、ああいう仲だとは(笑)

人間の経験する理不尽っていろいろとあって、もちろん紛争地で明日の命もしれない人や、病や、極悪人の手の中にある、誰が見ても不幸のどん底の人もいて、それをなんとかしたいという思いを作品に綴られる方もいるのですけれど、それ以外にももう少し微妙な立場にいる人もいるのですよね。
パオラの母親は、我が子を可愛くないと思っているわけではないと思うんですよ。でも、なんとなく優先順位が低いのか、もしくは、人生のカオスをなんとか立て直していく力のない、ダメダメな人だと思うんですよね。でも、親権を取り上げるほどのひどい虐待はしていないし……と、中途半端な状態です。

そういう人たちと対峙した時に、他人としてはどうすべきかというのは難しい問題で、私のように「そうは言っても自分で生きていくのでそこそこ精一杯」という人もいれば、ヴィルみたいな「金はたっぷり」な人もいて、作者としては、なんとなくそういうお金の使い方をさせたくなってしまうという(笑)

ヴィルは、ああですが、かなり「蝶子のため」にすぐに動いてしまいがちみたい。
子供の扱いが一番上手いのは稔。次がレネですね。

水曜日更新分では、そんな四人の姿もちょっと垣間見えるかと思います。
また読んでいただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2018.08.27 21:59 | URL | #9yMhI49k [edit]

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