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scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

【小説】追憶の花を載せて

今日は「十二ヶ月の情景」十二月分をお送りします。毎月ある情景を切り取った形で掌編を作っています。三月から、100,000Hit記念企画として、みなさまからのリクエストに基づいた作品を発表しています。100,000Hit記念企画のラストになります。

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今日の小説は、ポール・ブリッツさんのリクエストにお応えして書きました。

12月、うちの鈴木くんと八少女さんのキャラクターを誰かコラボさせてください。いろいろと性格とか考えると、八少女さんの小説世界にからめられる人間が鈴木くんくらいしかいない(笑)

そろそろ鈴木くんも中学生なのでホームステイかなにかでヨーロッパへ旅行させてもいいでしょうしね(^^)


鈴木くんとは、こちらのポールさんの小説の主人公です。
恩田博士と生まれ変わりの機械たち

ヨーロッパへ来ていただく事も可能だったのですが、私のキャラが中学生がホームステイするような所にあまりいないなあ、ということで、日本を舞台にした掌編になりました。

ポール・ブリッツさんの元になった小説が、とてもいいお話なので、余計なことを書いてぶち壊したくないなと思い、もともとの設定を元に書きました。あー、と言うわけで、原作を未読の方はまずポールさんの作品を読んでから、こちらを読まれることを推奨いたします。

コラボさせたのは、昨年の「十二ヶ月のアクセサリー」シリーズの中で出てきた二人組です。


短編小説集「十二ヶ月の情景」をまとめて読む 短編小説集「十二ヶ月の情景」をまとめて読む



追憶の花を載せて

 加奈はウィンドゥ・ディスプレイ越しに灰色の空を見上げた。今朝はかなり冷え込んでいる。もしかしたら雪が降るのかもしれない。

 恋人たちがイルミネーションの輝くロマンティックな街を歩く。洒落たレストランで乾杯をする。そんなクリスマスの過ごし方を加奈はしたことがない。恋人が出来れば、その時には……というような期待もない。なぜならば、加奈には既に生活を共にするパートナーがいるのだ。

 その麗二と加奈にとって、クリスマス・イブはかき入れ時だ。二人は『フラワー・スタジオ 華』という花屋の共同経営者なのだ。

 クリスマスはパーティや花束の注文が多く、二十五日からは忘年会や送別会、それにお正月迎えの花の注文で、文字通り食事をする暇もなくなる。一日が終わるとくたくたで、とてもその後にデートをするつもりにはなれない。

 ハードなのはそれだけではない。花屋というのは冬には過酷な職場だ。しもやけやあかぎれは日常茶飯事だし、ひんやりした店をつらく感じることも多い。バイト時代とは違って、二人で店を持つようになってからは、防寒着で店に出るようにしたし、定期的に暖かい室内での仕事や作業を交代でするようにしているけれど、それでも、なぜこんなに寒い思いをする仕事を選んでしまったんだろうとため息をつくこともある。

 それでも加奈は、この仕事が好きだった。二人とも初めて持った店である『フラワー・スタジオ 華』は、生業であると同時に夢の実現でもあった。この世知辛い世の中、いくつもの花屋が生まれては消えていくが、店の経営はなんとか軌道に乗り、持ちこたえて八周年を迎えようとしている。

 花を贈る人々、花を自宅に用意する人たちにはそれぞれの物語がある。その人生の重要なシーンに、麗二とともに関われることは、とても素敵だ、そう加奈は思っている。

 それに、この時期の客たちから聞くストーリーは、なかなかドラマに満ちて、加奈の趣味である同人誌の題材になってくれることも多い。

 モデルになった人たちは、自分の容姿や言動に似ている登場人物が、同人誌の世界で華麗にパフォーマンスをしていることはもちろん知らない。モデルにした人たちについては、完全な架空の人物よりも敬意を払い、重要で好意的な役割を与えていたけれど、さすがに伝える勇氣はない。

 一方、キャラクターへの愛情が湧き、モデルとなった客に対しても、より好意的に熱心に接客に当たることになる。その本末転倒な熱意にもかかわらず、その顧客がある時から二度と店にやってきてくれないこともある。同人誌の件が明るみに出たからではなく、単純に他の店を好んで行くようになったり、引っ越したり、亡くなったり、とにかく様々な理由からだ。

 そうした店にとっては過去となった顧客の好んだ花の組み合わせや、特別な理由で作ったアレンジは、加奈の心の中でそのお客さんたちに捧げた花束として残っている。その人たちの顔を思い浮かべる時に、いつも花があるのだ。

 麗二にその話をしたら、彼はそれに同意した。
「ああ、俺も花を一緒に思い浮かべるよ。もっとも、今よく来てくれるお客さんでもそうだけどな」

 加奈は、意外に思った。想像の中で花を散らしているのは、件の趣味を持っているがための、少し妙な妄想だと思っていたのだ。そうではなくて、どうやらこれは、花屋の職業病みたいなものなのかもしれない。

 そんなことをつらつらと考えつつ、レジの下に置いた小さなヒーターで手足を温めていたら、ドアが開いて、ベルが鳴った。

「いらっしゃいませ」
そういいながら、入ってきた客を見て、加奈は「あら」と意外に思った。十代前半と思われる少年だったのだ。彼は、怖々と店の中をのぞき込み、「花くらい、毎週、買っています」というような風情はなかった。

 彼を見て、すぐに「対象外」と思った。同人誌のジャンルは、麗しい男性によるステージパフォーマンスで、ソフトなロマンスも含むが、加奈に言わせると「BL」ではない。少女マンガ以下のぬるい描写だからというのがその言い訳だが、そう言い張る加奈にも良心はある。モデルにするならやはり成年でないと。いくら妄想とはいえ、犯罪はいけない。ましてや相手はお客さんだ。

 そんな彼女の思惑を何も知らない少年は、店を一通り見回してから、助けを求めるようにこちらを見た。

「何かお探しですか」
加奈は少年が逃げ出したくならないように、できるだけさりげない調子で訊いた。

「ええと、花を」
それはそうだろう、ここは花屋だから。そう思ったけれど、そうは言えない。

「花束? アレンジ? それとも鉢植え? プレゼントですか?」
矢継ぎ早に質問を投げかける。目的がわかると、提案がしやすいのよね。

「お墓に供えようと思って。今は寒いから、すぐにダメになっちゃうのかな」
少年は、口ごもった。なんと。意外な目的だわ。

 ちょうどその時、バックヤードから麗二が出てきた。筋肉ムキムキな上に姿勢がいいので小柄な少年には威圧的なのかもしれないと一瞬心配したが、片手に持った小袋から裂きイカを取り出しては口に放り投げていて、威厳のカケラもない。っていうか、その接客態度は、ちょっと。

「あ、ちょうどいい所に。こちらのお客さん、お墓に供えるお花を探していらっしゃるんだけれど、切り花じゃない方がいいのかって、寒いから」

 麗二は、少し考えて頷いた。
「そうだな。菊などはわりと寒さに強いし、寒い方が暑いよりも持つとは思う。もっとも、ごく普通の仏花をここに買いに来たわけじゃないんだろう、きみ」

 そう訊くと、少年の顔はぱっと明るくなった。
「そうなんです。ぼくにとって、一番尊敬できる大切な人のお墓なので、お墓の近くで売っている、みんなと同じような花は、いやなんです。でも、みんなと違う花を供えて、ぼくのだけすぐにダメになったり、供えるべきでない常識はずれの花を持っていったなんて言われたりしたらよくないと思って」

 麗二は、少年に笑いかけた。
「そうか。基本的には、何を供えても構わない。でも、『常識がない』と後ろ指を指されるのが嫌なら、とげのある花と蔓のある花は、避けた方が無難だね。例えば薔薇なんかだよ」

「なるほど。そう言えば、お墓に薔薇が供えてあるのは、見たことがありません。ぼく、白い薔薇ならいいかなって思っていたんですけれど、それじゃダメですね」

「薔薇は寒さには弱いから、いずれにしても今はやめた方がいいだろうな。そういえば本物の薔薇じゃないけれど、クリスマスローズの鉢植えはどうかい? 寒さに強くて、この季節らしいし、文句を言われないような色のものが多いよ」
そう言って麗二は、薄いピンクや白の鉢植えを少年に見せた。 

 十二月に咲くクリスマスローズは、ヘレボルス属の中でもニゲルと呼ばれる植物だ。同じヘレボルス属のオリエンタリス も日本では「クリスマスローズ」の名前で売られているが、こちらの開花は春先になる。

 花びらに見える部分は、実は萼片がくへん なので、寒さの影響が少なく長持ちする。

「ああ、クリスマスローズは、花言葉もちょうどいいかもしれないわね」
加奈が言うと、少年はこちらを見た。
「なんていうんですか?」

「いろいろあるけれど、『慰め』や『追憶』って言葉が代表的かしら」
「それに、受験生や学者に贈る人もいるよな。『がく が落ちない』を『学が落ちない』って語呂合わせにしてさ」

「学者……。実は、供えたいお墓に眠っているのは、僕が一番尊敬している博士なんです」
「だったら、ちょうどいいな。多年草だから直植えして根付いたら、ずっと咲き続けるよ」
麗二は、咲きそろっている花の鉢をそっと揺らした。

「そうですか。じゃあ、それでお願いします」

「春先に咲くのがいいなら、ヘレボルス・オリエンタリスだけれど、今はまだ入荷していないな。今、欲しいなら、このニゲルだね。どんな色がいいのかな」
「その薄紫のをください。それから、春になったら咲くのも供えたいから、入荷したら教えてくれませんか」

「いいとも。じゃあ、ここに名前と連絡先を書いてくれるかい……ふむ、鈴木君っていうんだね。電話番号も……ああ、ありがとう」
麗二は、大人の自分よりもずっと上手な鈴木少年の字を感心して眺めた。

 大事に鉢植えを抱えて鈴木少年が出て行ってすぐに、また扉が開いて一人の老人が入ってきた。
「ああ、先生、こんにちは」
麗二は頭を下げた。

「今の男の子……」
先生と呼ばれた老人は、首をひねっていた。

「ご存じなんですか」
加奈が訊くと、はたと思い出したような表情をしてから、彼は笑顔を見せた。

「ああ、旧友の葬儀で遭った子だ。彼の最後の弟子といってもいいな。あの時は、確か小学生だったが、ずいぶん大きくなったな」

 ウィンドウから覗くと、少年は自転車の籠に鉢を大事そうに載せると、颯爽と漕いで去って行った。

「そうですか。一番尊敬している博士のお墓に供えるって言っていましたよ。その方のお墓じゃないでしょうか」
麗二は言った。

「だろうな。あいつを憶えていて、まだ慕ってくれることは、わたしは嬉しく思うよ。だが、あいつはどう言うかな。『追憶』なんてものは、老人に任せて、若者は前を向いて行けなんて、あまのじゃくなことを言うんじゃないかな。というのも、わたしもあいつの遺言に近いような言葉を聴いたんだ」

『ふり返っちゃだめだぞ、鈴木くん。ペダルをこげ、ひたすらこぐんだ!』

 加奈は、もう一度ウィンドウの外を見た。鈴木少年は、力いっぱいペダルを漕いで、寒空をものともせずに去って行った。籠の中のクリスマスローズも、寒さに負けずに花びらに見える白いがく をけなげに広げていた。

 たぶん彼は、追憶だけに生きたりはしていないだろう。恩師の願ったとおりに、未来に向かってひたすらペダルを漕いでいるのだ。でも、振り向かずに進むその先々に、きっと恩師がいる。彼は、繰り返し咲く冬にも強い花を、その恩師に見せるために植えるのだろう。

 『フラワー・スタジオ 華』で迎える八年目のクリスマス。私だって寒さに負けている場合じゃないよね.加奈は、麗二との夢であるこの店という花を何度でも咲かせるために、自分も未来に向かって力強くペダルを漕いでいこうと思った。

(初出:2018年12月 書き下ろし)
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Category : 短編小説集・十二ヶ月の情景
Tag : 小説 読み切り小説 100000Hit コラボ 月刊・Stella キリ番リクエスト

Comment

says...
花ねえ。。。
確かに、あまり購入することはないんですよね。
墓参り以外では。
他人にプレゼントをしたこともありましたが、
「それより他のものが欲しい」
・・・と言われることの方が多いので。
・・・。
・・・・もちろん。
花が欲しいという相手がいたら、あげますけど。

けど、花を買う人にドラマありですよね。
育てる人はともかく、
あげる花というのはそれだけドラマがあって良いと思います。
今日の朝の番組で「花束を購入した人を追跡しよう!」ってコーナーがあって。
プロポーズの為とか、相手の両親の挨拶の為とか、色々あって面白かったです。
(∩´∀`)∩
2018.12.19 12:38 | URL | #- [edit]
says...
なんだかいいお話ですね
鉢植えはホームセンターでしか買ったことがないけれど
いろいろ教えてもらえて花屋さんもいいのかなと思いました

…でも来たのが中学生じゃなかったら
博士とのBL妄想になってた?///
2018.12.19 13:58 | URL | #- [edit]
says...
更新、お疲れさまでした。

ちゃんとお花を選んでお墓参りに行くとは、この少年、いい子ですね。
それだけ、故人を慕っていた、ということなんでしょうね。
お墓参りというと故人を偲ぶというイメージですけど、年若い人にとっては故人から前向きなパワーをもらうことにもなるんですね。
冬のお墓参りというので寒々とした印象のお話かなと思いましたが、読んでいるうちに、あたたかな気持ちになりました。
2018.12.19 14:20 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こちらにもありがとうございます。

花を日常的に買うかどうかって、人によってきっぱり別れますよね。
床の間などに常時飾る方もいらっしゃいますし、家族のために買って帰るという方もいらっしゃる一方で、贈答用以外にはまず買わないという方も。蓮さんは後者なんですね。

私は、時々買います。季節の切り花を買って楽しむこともありますし、鉢植えを買うことも。
もっとも観葉植物が増えすぎてきたので、もう新たに買うことは控えないと。

いただく方としたら「花より団子」でしょうか?
私は切り花は嬉しいなあ。
鉢植えは、もちろん嬉しいのですが、場合によっては少し困ることも。
旅行で家を空けることが多いので、毎日水やりをしなくてはならない花は「うーん」となりますよね。

花をあげるシチュエーションで連作掌編というのも楽しそうですね。
来年は無理だけれど、いずれ挑戦しようかな。

コメントありがとうございました。
2018.12.19 21:38 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

そうそう、最近のホームセンターは、けっこういい感じのお花を売っていますよね。
花屋の方が、切り花などは揃っているし、アレンジなどもしてくださいますよね。

えっ。博士とのBL?
いや、若すぎるのもあれですけれど、やはり妄想にも年齢制限があるんじゃ。
あ、その世界は詳しくないのでわかりませんけれど。

コメントありがとうございました。
2018.12.19 21:41 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

鈴木くんは、ウルトラいい子だと思います。
本編のストーリーを読んでも、「他人のためにここまで出来る小学生ってえらい」と感心しましたもの。

今回のストーリーは、時期的にクリスマスローズをからめる話にしたかったので無理に墓参シチュエーションを持ってきました。

花屋も含めて、状況は寒い話なんですけれど、寒いだけシリーズ最終話を終わらせるのもいかがなものかと思ったので、なんとなくハートフルな方向にまとめてみました。暖かくなったとうかがい、ほっとしました。

コメントありがとうございました。
2018.12.19 21:47 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
拙作のキャラクターでこんないい話を書いてくださってありがとうございます~~~~(T_T)

成長したなあ、鈴木くん。彼を見守るあの人も健康で長生きなようで何より。

ツィッターにドロドロにハマってから精神的にすっかりヨゴレてしまった作者ですが、またああいう話が書きたくなってきました。

今度のScriviamo!はこういう路線で行こうかな(←古諺「来年の事を言えば鬼が笑う」)
2018.12.21 13:11 | URL | #0MyT0dLg [edit]
says...
おはようございます。

うう、お氣に召してほっとしました。
時節柄、未成年だし、勝手に宗教信条とか彼女とか作れないし、展開がちょっと難しくてこんなかんじになりました。

イメージだと、あのあと、中学生になったばかりくらいかなと。
先生も、まだご健在だといいなあと思い、一応名前は伏せて書きましたが、あのお方をイメージして書きました。

あのお話は、本当にポールさんらしさがきちんと散りばめられつつ、純粋に「いいお話」で、かつある程度の一般常識さえあれば読めると、広い範囲の読者を引きつける小説だと思います。対象が児童なので、言葉遣いなどに苦労なさったと思いますが、とても自然でしたしね。

ツィッター、まだ未経験です。もうこれ以上、時間をとられるものに足を踏み入れてはいけないと思っているのですが、うっかり姉に勧められて農場系ゲームに足を踏み入れ、小説がすっかりおろそかになっています。これこそ人生の無駄。でも、無駄こそ人生。

「scriviamo!」そろそろ案内を出します。またご参加いただけるのですね。嬉しいなあ。お待ちしています。

リクエストと、コメント、どうもありがとうございました。
2018.12.22 10:09 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
>農場系ゲーム

ああ、あれは……あかん。(^-^;)
お手軽に人間を慈愛のカタマリにしてしまうゲームや。(^-^;)
収穫物はデータにすぎず、他のプレイヤーもそれほど助けを待っているわけじゃない、ということに気がつかないと、永遠に時間をプレイに変えて、ひたすら他人に奉仕してしまう恐ろしいゲームや……(^-^;)
2018.12.22 11:25 | URL | #0MyT0dLg [edit]
says...
こんばんは。

あはは、そんな高レベルはいつのことやら。
まだ自分の農場の体裁整えている段階で、慈愛に満ちた見知らぬ方々に助けてとおねだりするばかりですね。

そろそろ、起動は一日に二回などと決めてのんびりと遊ぶことにしないと。

っていうか、やめればいいという説もあるんですが、それはそのうちに。
「scriviamo!」始まったらどうせゲームどころではなくなるんですけどねー。

コメントありがとうございました。
2018.12.22 22:48 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
100,000Hit記念企画、コンプリートおめでとうございます。
難題の数々(サキと先のお題も含めて)をこなされて、そしてこれが終わったらすぐ「Scriviamo!」ですから、そのエネルギーには圧倒されてしまいます。
と言いながら、今年も参加させていただこうかなぁ・・・なんて考えています。

さて、久しぶりの加奈・麗二コンビの登場、嬉しいです。
フラワースタジオ「華」での展開にホノボノとさせていただきました。
鈴木くんには面識がないのですが、夕さんのフィルターを通抜けても充分に存在感がありますね。
御墓参りの花は結構迷うのですが、故人の好きだった花、故人をイメージする花、それをアレンジして纏めることが多いですね。
鈴木君の心遣いに感心しています。
いつもながらこういう細かい設定に矛盾点が見えにくい。
どういうふうに書かれてるんだろう?
毎度、気になってはいます。
毎回のことですが、こうやっています。と解説していただいても、同じようには出来ないんですけれど・・・。
2018.12.23 13:53 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

この10万ヒットは、月に一つしかないので、「scriviamo!」ほど追われたわけではなかったのですが、やはり難しいお題が多かったのは同じですね。あ、「scriviamo!」、お待ちしています。今週中にはご案内出しますので。

あれ、サキさんは「恩田博士と生まれ変わりの機械たち」は読破なさっていらっしゃいましたよね。あの鈴木くんですよ。
ただし、当時は小学生でしたが、一応中学生くらいになっているという設定です。ポールさんがそうおっしゃっていらしたので。
そしてお墓参りは、もちろん恩田博士のお墓だという裏設定です。

実は、この作品は私はラストまでは読んでいなかったので、今回リクエストをいただいてから通読しました。
ただ、この作品は鈴木くん目線で書かれていますし、良質の児童文学なのであまり強烈な事を書いて遊ぶことは出来ませんでした。それで可能な内容で、なおかつ、うちのキャラで真面目すぎず、おちゃらけすぎない対応の出来るキャラを探し回ったというわけです。苦労したんですよ、これでも。

コメントありがとうございました。

2018.12.23 21:59 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
おお、リクエスト内容を拾いつつ12月の季節感もきっちり盛り込んでいて
それでいて違和感がないのはさすがですね!
そして鈴木少年のお相手を務めるのはこのお二人でしたか!
確かに、花屋さんていろいろなストーリーが生まれやすそうな場所ですよね。
BL的な妄想にしろお客さんの背景にしろ、同人誌作製のネタには
事欠かないのかもしれません。

さて今回のお客さんは未成年ということでさすがにBL妄想にも
ストップがかかってしまったようですが、それでも何かドラマを
想像させられますよね。

お墓に備える花ってお祝いの花よりも神経を使う気がします。
故人を偲ぶ想いは大前提として、尊敬していた方が相手だからこそ
定番の花はなんとなくためらわれるというところに、鈴木少年の
博士に対する想いを見た気がしました。
そしてその花が「クリスマスローズ」というのも、なるほど〜
と唸らされました。

ともすれば悲しげに終わりがちなテーマですが、ペダルを全速力で漕ぐ最後の
描写に救われる気がします。
故人を偲ぶ気持ちは人それぞれのあり方があると思いますが、こうして
がむしゃらに前を突き進んでいく姿はなんだか心を洗われる気がしました。
2018.12.24 13:49 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

今回のリクエストは、キャラ指定と月だけだったので、反対にどうしようかと頭を悩ませました。
コラボでキャラの組み合わせを考えるのって、一番時間を使う所なのです。
まあ、例えば中世の話だったら例の奴らしかないとか、ポルトが舞台だったらこいつらだけとか、選択肢が少なくてすぐに決まることもありますが、今回のような場合は、あれやこれやと組み合わせをとっかえひっかえしてみます。

canariaさんは絵を描かれるので、そっちの方向で例え話をすると、色のトーンを合わせてしっくりいく場合もあるけれど、例えば両方パステルカラーだとメリハリがなくなるし、かといって原色だと合わないわ、なんてこともありますよね。私の所には山ほどキャラがいるのですけれど、今回の鈴木くんに合わせるキャラの塩梅にはちょっと苦労しました。

さて、お花を選ぶ時って、あれこれ考えません?
私はものすごく考えるんですよ。
普通のお墓参りで、お水のバケツを借りる所にある、ごく普通のお花を買って供えることもあるんですけれど、わざわざお花屋さんに行って花を買う時には、やはり特別な感じにしたいと思ってしまうんです。でも、予算もあるし、しきたりなどを破るのもこわい小市民だし、あれこれと悩みまくるんですよ。

一応十二月なので、そもそもそんなに選択肢があるわけではないのです。で、菊を選ぶのもありでしょうが、それではストーリーが成り立たない。クリスマスシーズンとは言えポインセチアは色がアウトだし、葉ボタンってわけにもいかないじゃないですか。で、クリスマスローズにしてみました。

この作品だけ読んでいると、少年がペダルを漕いでいく姿はただの移動手段兼前向きに進む象徴なんですけれど、実は、このペダルを漕いでいるのがポールさんの作品へのオマージュになっています。

コラボ系でリクエストをお受けするのは、自分が書くだけでなく、新たに素晴らしい作品を読ませていただくいいきっかけになっているので、なかなか大変ではあるんですが、こうした企画はことあるごとにやっていきたいですね。

コメントありがとうございました。
2018.12.24 21:34 | URL | #9yMhI49k [edit]

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