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scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

【キャラクター紹介】ジョルジア・カペッリ

久しぶりのキャラクター紹介の記事です。発表済みの作品や、まだ発表していない作品のキャラクターをちょこちょこっと紹介して、作品に親しみを持ってもらおうかな、という姑息な企画ですね。

今回は連載中の「霧の彼方から」のヒロイン、ジョルジアの紹介です。「なんで今さら?」と思われるかもしれませんが、なんとなく。なんせ、これまで何度も「これでこの話はおしまい」と言ってきた割に、ずるずると続編を発表してきたのが、おそらく今度こそ本当に、まもなく「さようなら」になりそうなので、今を逃すとこの人の紹介、もう出来ないかなと思いまして。


【基本情報】
 作品群: 「ファインダーの向こうに」「郷愁の丘」「霧の彼方から」
 名 前: ジョルジア・カペッリ(Giorgia Capelli)
 居住地: ニューヨーク または ケニア中部サバンナ《郷愁の丘》と呼ばれる地域
 年 齢: 初登場の「ファインダーの向こうに」では33歳
 職 業: 写真家

* * *


ジョルジアは、イタリア系移民である貧しい漁師の娘として生まれました。国籍はアメリカ。

生まれつきの肉体的コンプレックスと、それに起因するトラウマを抱えて、33歳にもなっているのに人付き合いを怖れている「こじれた」キャラクターとして登場しています。ティーンの頃から夢中だったカメラでなんとか身を立てています。小さな出版社《アルファ・フォト・プレス》の専属として働き、世界の子供の笑顔をテーマにした写真集で注目を集めました。

もともとは「マンハッタンの日本人」シリーズでご迷惑をおかけしたブログのお友達TOM−Fさんとそのキャラクタージョセフにお詫びをするために書いた作品の人身御供的ヒロインとして設定しました。なので、第一作では徹底して「ぼっち」のまま登場して、退場しました。

二作目「郷愁の丘」以降では、ケニアの動物学者グレッグとの交流、そして、彼と人生をともに歩むと確信を持つまでの過程が、読者のみなさまを呆れさせるほどのゆっくりペースで描かれました。

さて、これまで読んでくださっている方には、ここまでは特に新しい情報はないのですが、一つだけ特に記載したことがなかったのは、彼女のモデルとした人物のことです。

彼女の妹で、よく見るとよく似ている(印象があまりにも違うので、よく見ないとそこまで似ていると思ってもらえない)キャラクターとして登場したアレッサンドラ・ダンジェロのモデルは、スーパーモデルのジゼル・ブンチェンだと何度か書いたことがあるのですが、ジョルジアは実はアイルランドの歌手のエンヤ(アルバム「シェパード・ムーン」の頃かな)の容姿を頭に描いて記述しました。どこがそっくりな姉妹なんだか(笑)

ただし、エンヤはいつもエレガントな服装ですが、ジョルジアは身なりにかまわず、いつもTシャツとジーンズというスタイルで登場させました。彼女の心境が変わり、自分自身を肯定できるようになるにつれ、同じスタイルにも柔らかさとおしゃれがわずかに垣間見えるようになったと記述しています。

最終的には、おしゃれなんかしてもしかたのないサバンナのど真ん中に引っ越すことになりましたので、これ以上ファションセンスが磨かれることはなさそうです。作者同様。

【参考】
「ファインダーの向こうに」を読む「ファインダーの向こうに」を読む
あらすじと登場人物

郷愁の丘「郷愁の丘」を読む
あらすじと登場人物

霧の彼方から「霧の彼方から」を読む
あらすじと登場人物
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Category : 構想・テーマ・キャラクター
Tag : キャラクター紹介

Comment

says...
ジョルジアはサキにとってとても好きなキャラクターなのですが、それはサキのキャラクターにない大人っぽさを持っているからなんですよね。
そしてきちんと緻密に容姿や性格が設定されていて、長い物語の中でもブレが無い。
夕さんのキャラ全般に言えることですが、これはちょっと(いや、だいぶ)かないません。
サキの行き当たりばったりキャラとはだいぶ違います。
それに心の中に抱えたトラウマや劣等感には痺れますね。
こういう弱みを抱え込んだキャラクターは素敵です。
きっと自分と同化する部分を感じ取って、入り込みやすくなるんでしょうね。
ポジティブに考え、前向きに進んでゆくキャラクターも素敵なのですが・・・。

ジョルジアのイメージは夕さんの持っておられたものと、サキのものとでは違っていますが、今さら変えられないかなぁ。
よく似た顔を持っていても化粧や衣装、性格等によって印象はかなり変化すると思います。
似た顔を持つ仲のよい姉妹の、それぞれのまったく異なった人生、入り込んで楽しませていただきました。
何気ないコラボで登場させたキャラクターに、ここまで凝った設定を盛り込まれる夕さんに脱帽です。
2019.12.10 14:29 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

大人……そうかもしれませんね。たとえば、ステラやマイアなどと較べると、大人キャラかも。少女または娘らしい華やかさを封印して、それと無関係に生きてきたタイプとして設定しているので、どこか他のキャラにない立ち居振る舞いを感じるのかもしれません。

キャラは、可能な限りぶれないようにしたいと思いますが、このストーリーのように予定外に伸びてしまうと若干動いてきてしまうこともあります。ただ、容姿や性格に関しては、私の中で何度も映像的に反芻しているので、さほどブレはないと思いたいです。

それと、これは自分でも大切なことだと思っているのですけれど、キャラを好き嫌いで記述しなしようにしたいのです。つまり「好きになってきたから、美人にしちゃえ」とか「実は性格がよかったことにしちゃえ」みたいに、もしくはその反対にならないようにしたいんですね。作品はキャラのために書いているのではなくて、テーマやプロットの方が大切なので。

私の作品には、コンプレックスや弱さを持った登場人物が多いですよね。テーマからいうと当然の成り行きかもしれません。ジョルジアもグレッグも、読者をイライラさせるほどのダメさがあるのですけれど、個人的にはアレッサンドラみたいな太陽キャラよりも若干でもダメな方が普通の人は共感するんじゃないかなと思います。ま、でも、どっちにしても一般的にはウケないんですけれどね〜。

サキさんのイメージしていたジョルジアとは、ずいぶん違ったようですが、無理に作者のイメージに合わせる必要はないでしょう。
そういえば、「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」で、ザッカをおっさんキャラのつもりで書いていたのに、美青年だと思ってお読みになっていた方もいらっしゃいましたよね。ま、なんでもいいんです。

もともとは捨てキャラのつもりで書いたジョルジアが何年も主役を張ってこのブログを占有していましたが、それもあと二回で終わりですね。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2019.12.10 22:31 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
そういえば、そもそもは私が八少女夕さんのところの美穂にちょっかいかけたのが始まりですよね。
あのときは私もめちゃくちゃ楽しませてもらったし、ジョセフに関しては独身だろうが妻帯だろうがかまわないくらいのユルイ設定だったので、お詫びなんて申し訳ないくらいだったんですよ。

ジョルジアの性格やトラウマの設定も、たぶんジョセフにまともにアプローチして、お互いに気に入って……というストーリーにしないために考えられたものなんですよね(違いましたっけ?)。そういう意味では、いちばんの被害者はジョルジアなわけで、暗いだのいじけているだの言える立場ではないですよね(笑)
でも、そうやって生まれたキャラや物語がどんどん成長していって、これほどの広がりを持つ物語世界になるなんて、いやぁホントになにがあるかわからなくて楽しいですね。

そして、そっか、ジョルジアのイメージはエンヤなんですね。アレッサンドラ(のイメージの人)に似てなくても、めっちゃ目をひく美人じゃないですか。本人がその気にさえなれば、お相手には不自由しなかっただろうに。
ファッションに関しては、グレッグでは誉め言葉もうまく盛れないだろうから、たしかにニューヨークにいる間が華なのかもしれませんね(笑)
2019.12.11 07:56 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

そうそう、あの年はどういうわけだか、皆さんがポッと出キャラの美穂に構ってくださりましたよね。
苦渋の決断とはいえ、ジョセフとTOM−Fさんには本当に失礼なことをしたので、その禊ぎとして作った話が「ファインダーの向こうに」で、おっしゃる通りジョセフと具体的に絡まない理由付けのために作った設定が原点になっています。舞台が日本なら、ただのこじれたキャラだけですむ話ですが、さすがにニューヨーク在住の人間で、眺めてウジウジしているだけというのはアレなので、そうなる理由をこじつけたのですよね。

そのご都合主義設定は、「郷愁の丘」以降、ストーリーを展開するのに重要な役割を果たしてくれました。それもあと一回で終了です。

そして、そうなんです。はじめから彼女の脳内イメージは(昔の)エンヤでした。本質的には、あの人は音楽や声の方が重要で容姿はさほど重要ではないとずっと思っていたのです。でも、アルバムのジャケット写真を見ると「めっちゃ綺麗じゃん」と。

で、たとえ顔立ちが似ていても、ヴィ●トリア・エンジェルのような華やかなスタイルで注目を浴びる妹との接点を想像するのが難しい雰囲氣を纏っているという設定です。

グレッグは、真性の唐変木ですからねぇ。まあ、普段の服とドレスの違いくらいは見てとったみたいですが、表現力はゼロですよね。
マッテオに慣れているので、中途半端に褒められても何も感じないでしょうし、その辺はジョルジアもグレッグには求めないでしょう。

コメントありがとうございました。
2019.12.11 22:25 | URL | #9yMhI49k [edit]

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