【小説】霧の彼方から(9)新しい家族 - 4 -
追記に後書きを記載しました。
![]() | 「霧の彼方から」を読む あらすじと登場人物 |
霧の彼方から(9)新しい家族 - 4 -
「あ。このサンドイッチ、パセリが入っている」
アンジェリカは、パセリをつまみ出したが、置き場がなくて困ったように見回した。
グレッグは、黙ってそれを受け取り、ぱくっと食べてしまった。
「アンジェリカ、あなたったら、パセリを食べられないの?」
ジョルジアが訊くと、少女は首を傾げた。
「あれって、食べるものなの? いつもお皿の脇にどけちゃうのよ」
ジョルジアは、ため息をついた。
「嫌いじゃないなら、食べた方がいいわよ。栄養もあるし、それにパセリを作る農家の人、みんなが残して捨てるのをわかっていても、大事に育てているのよ」
「ふーん、そうなんだ。じゃあ、次から食べてみるわね」
無邪氣なアンジェリカの様子を見ながら、ジョルジアはレベッカ・マッケンジーの庭を思い出していた。
今日もまた、彼女はあの美しい庭と、完璧に手入れされた館を保つために、きびきびと動き回っているのだろう。そして、手を休めたときに、ほんのわずかの息子との邂逅を想っているのだろうか。
『パセリ、セージ、ローズマリー、タイム……』
美しいチョコレートを買い求め、息子の学業に対する激励をしたレベッカ。彼が理解し合えると願いはじめての愛情を抱いたジェーン。彼に性の手ほどきをし幾晩か温かい肌で包んだマデリン。三人の彼の心に沈む女性たちは、この霧に覆われた島のどこかにいる。彼に教えと激励を授けたウォレス、そしてその他多くの関わった人々も同じように。
彼女たちは過去の亡霊ではなく、今でもそれぞれの人生を営みながら、存在している。忙しく今日という日を過ごしていることだろう。
ジョルジアは、食事を終えたグレッグが、アンジャリカやジョルジアの出したゴミを小さく一つにまとめてゴミ箱に捨てる様子を目で追った。自然な動き、行動様式は、誰から習い受け取ったかを考える必要がないほどに、彼の一部となっている。そして、それはいずれジョルジアやアンジェリカ、その他の彼と関わる多くの人に影響を与えていくだろう。彼女は、その考え方が氣に入って、一人微笑んだ。
「ねえ、記念写真撮らない? ママやパパと外にいる時って、できるだけ撮られないようにって行動するから、空港で家族と映った写真なんて一枚も持っていないんだもの」
アンジェリカが言うと、グレッグはすぐに申し出た。
「じゃあ、僕が撮るよ」
アンジェリカは、首を振った。
「そしたら、グレッグが映らないじゃない」
彼女にとって、グレッグはもうファミリーの一員なのだ。彼もそれを感じて、はにかみながら笑った。ジョルジアも笑顔になり、近くにいる人に自分のiPhoneを渡して撮影を頼んだ。アンジェリカは、少し斜めを向いて首を傾げた。おそらくこの三人の中で一番撮られ慣れているのだろう。
写真を見て、アンジェリカは満足そうに頷いた。
「これ、ママのところに送っておいてね。それから、パパにも送って」
「すぐに送るわ。それに、結婚式のフラワーガールの写真も送らなくちゃね」
ジョルジアが言うと、アンジェリカは満面の笑顔を見せた。
「向こうでも、みんなでいっぱい写真を撮っていいでしょう?」
ジョルジアは、そんな姪を愛しそうに見て頷いた。それから、ふいに思い出したようにグレッグに言った。
「ねえ。そういえば、結婚式の写真をウォレスにも送る約束をしたじゃない?」
「ああ。まさか彼が、そんなことに興味があるとは思わなかったな」
彼は苦笑した。
「僕たちの正装を見たいわけじゃないだろうから、出席者全員のを送るべきだろうか。もしかして、ケニアのパーティの方がいいかな。レイチェルやマディも映っているだろうから」
ジョルジアは笑った。そこまであれこれ考えているとは思わなかったのだ。
「それもいいアイデアね。両方送ればいいじゃない。それで、思ったんだけれど、どうせならその写真、アトキンスさんにも送ったらどうかしら」
彼は心底驚いた顔をした。
「マデリンに? どうして?」
「私の撮ったアトキンスさんの写真を現像して送る予定だけれど、せっかくだから。あなたがケニアで幸せに生きていることを知らせたら喜ぶんじゃないかと思うの」
「そうだな。きちんとお礼の手紙も書いて、それに、できたら借りも、一緒に……」
彼が、真剣な面持ちで決心を呟くと、二人を見上げていたアンジェリカが訊いた。
「アトキンスさんって誰?」
「グレッグの昔の恩人よ」
ジョルジアは笑って答えた。
「じゃあ、ウォレスって?」
「グレッグの恩師なの」
アンジェリカは、重々しく言った。
「グレッグ、恩のある人いっぱいいるのね」
彼は、考え深く答えた。
「そうだね。たくさんの人に興味を持ってもらい、助けてもらい、生きてきたんだ。それなのに、ずっと誰からも愛されない独りぼっちの人生だと思い込んでいた」
「そんなはずないじゃない。だって、ジョルジアと結婚するんでしょ?」
アンジェリカが、首を傾げた。婚約している二人は笑ってお互いを見た。
青年だった彼の軌跡を巡る旅では、多くの発見があった。彼は心の整理をした。彼にとって、この国は寂しく悲しい思い出だけに心を抉られる異国ではなかった。袖触れ合うわずかな期間だとしても彼を育ててくれた優しい人たちが住む土地だった。そして、過去だけではなく、研究を共に進める新しい友が現在と未来においても彼を待つ国になった。
ジョルジアにとっても、やはり心をみつめる旅だった。彼に対する理解を深め、彼という鏡を通して自分のコンプレックスに向き合い、誰かの影でいることをやめたのだ。
二人は立ち止まり、考え、悩みを脱ぎ去り、そしてまた、他の人たちと同じように、人生を一歩ずつ進めていく。お互いに手を携えて、心の迷路から抜けだし、未来へと。
『答えは、お前とともにある』長老の言葉は、正しかった。いつものように。
ゲートへの案内が流れて歩き出した三人には、いつのまにか霧が晴れて窓から陽の光が注いでいた。新しい家族となる儀式に臨むため、彼らは足を速めて搭乗ゲートへと向かった。
(初出:2019年12月 書き下ろし)
追記
【後書き】
ジョルジアが最初にこのブログに登場したのは、私の記憶が間違っていなければ、最初のオリキャラのオフ会「松江旅情」でした。裏では、すでに「ファインダーの向こうに」を推敲していたので、私にとってはオフ会で出すのはとても自然だったのですが、おそらく読者の方には「?」だったと思います。みんな玉造温泉を楽しんでいるのに、意固地になってお風呂に入らず「俺様猫」にカニの身をほぐして時間を潰していました。
その後で「ファインダーの向こうに」の連載を開始、もともとはTOM−Fさんへのお詫び作品で、リア充にはならずに退場する予定だったのですが、あらあら、どういう風の吹き回しか、数年経ったら読者の方を辟易させるような甘ったるい婚約状態で話を完結させる事になってしまいました。こんな構想は、もちろん最初はなかったんですよ。
この方向転換に、大きな役割を果たしたのは、もちろんこのシリーズのもう一人主人公グレッグです。「郷愁の丘」以降は、ジョルジアだけでなく、グレッグの過去と性格と想いとが、物語の進行と運命に大きな役割を果たし出します。その傾向は今作では完全に逆転して、ほぼグレッグをめぐるストーリーになっています。
「郷愁の丘」は作品の組み立て上、限られた数回を除き、敢えてジョルジアの考えと問題を中心に物語を進めてきました。物語の構成が煩雑になるのを避けるために、敢えて設定してあるのに述べなかったグレッグの(ジョルジアに負けていない)大きな問題は、そのために大して表面には出せなかったのですが、続編である今作「霧の彼方から」を書くにあたって、私は今回はむしろ彼に焦点を当てようと思ったのです。
舞台をアフリカのまま記述してもよかったのですが、彼のこじれた性格の原点である子供時代を、一人称語りの会話だけでなく、少し客観的な視点から語り手(=目撃者)ジョルジアに理解させるためには、やはりイギリスを舞台にした方がいいと思いました。無理矢理イギリスへ連れて行き、さらにはオックスフォードへ連れて行くためにいくつかのエピソードを作り出しましたが、それが不自然でなければいいなと今さらながら思っています。
母親にようやく婚約者を紹介するというごく当たり前の展開は、まったく当たり前でない形で突如打ち切られました。そして、オックスフォードでは、ジョルジアの誤解と迷走そして好奇心を機に、彼の若き日に対する理解が深まりました。この作品では、立ち向かう大きな敵もなく、本当の意味での悪人も存在しません。ジョルジアとグレッグがお互いへの理解を深めて、家族としての未来を見据えながら歩き出す、それだけのストーリーです。
イギリスには数回訪れていますが、今回は設定上、あまり詳しくない地域を中心に記述したので、途中で不安になってロケハンに行きました。そういう意味でも印象深い作品になりました。
あいかわらず、地味なストーリー展開でしたが、最後までお付き合いくださり本当にありがとうございました。ジョルジアとグレッグを中心に据えた連載小説はこれでおしまいですが、この「ニューヨークの異邦人たち」の世界観には多くの個性的な面々が蠢いているので、また短編などで彼らを登場させることもあるかと思います。
まずは長い間のご愛読に心からの感謝をこめて、このストーリーの結びとさせていただきます。
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Comment
執筆、お疲れさまでした。
そして、完結おめでとうございます!
ラストは、グレッグとジョルジアとアンジェリカの、まるで親子のようなほのぼのとしたシーンで、やさしい読後感でした。
パセリのエピソードでは、年齢相応の無邪気な姿を見せたアンジェリカですが、そのあとでじつにいいことを言いましたね。グレッグからしたら、目からウロコですよね。
ウォレスやマデリンからいろんなことを学んだだけでなく、レベッカからも受け継いでいるものがある。それにレイチェルやジェームス、マサイの長老に、あとリチャードも。グレッグの人生は、少年時代の鬱屈はあったにせよ、けして孤独ではなかった、ということですよね。
グレッグとジョルジア、心に傷を持っていて、どこかしら人間関係に積極的になれなかった二人が、傷を舐めあう関係に落ち着くのではなく、きちんとお互いの問題を克服して前に向かっていくというストーリーが、素晴らしかったです。
これで、ジョルジア三部作も完結なんですね。う~ん、感慨深いなぁ。
ジョセフに片思いする美しい女性という物語から、どんどん広がりと奥行きが増して行って、魅力的なキャラもたくさん出てきて。このシリーズの登場人物とも、あちこちでコラボさせていただいたり、遊ばせていただきました。とくにマッテオ! 彼は強烈なキャラですねぇ。オリキャラのオフ会でもいいですから、カルロス、レオポルド2世と絡んで、何かやらかしてほしいものです。
そして、おっしゃる通り、全編を通して悪人らしい悪人が出てこず、無用な争いも起きないことが作品の印象をソフトにしていて、安心してジョルジアやグレッグの心の軌跡を追うことができたと思います。
長きにわたる連載、ほんとうにご苦労さまでした。
素晴らしい小説を読ませていただき、ありがとうございました。
そして、完結おめでとうございます!
ラストは、グレッグとジョルジアとアンジェリカの、まるで親子のようなほのぼのとしたシーンで、やさしい読後感でした。
パセリのエピソードでは、年齢相応の無邪気な姿を見せたアンジェリカですが、そのあとでじつにいいことを言いましたね。グレッグからしたら、目からウロコですよね。
ウォレスやマデリンからいろんなことを学んだだけでなく、レベッカからも受け継いでいるものがある。それにレイチェルやジェームス、マサイの長老に、あとリチャードも。グレッグの人生は、少年時代の鬱屈はあったにせよ、けして孤独ではなかった、ということですよね。
グレッグとジョルジア、心に傷を持っていて、どこかしら人間関係に積極的になれなかった二人が、傷を舐めあう関係に落ち着くのではなく、きちんとお互いの問題を克服して前に向かっていくというストーリーが、素晴らしかったです。
これで、ジョルジア三部作も完結なんですね。う~ん、感慨深いなぁ。
ジョセフに片思いする美しい女性という物語から、どんどん広がりと奥行きが増して行って、魅力的なキャラもたくさん出てきて。このシリーズの登場人物とも、あちこちでコラボさせていただいたり、遊ばせていただきました。とくにマッテオ! 彼は強烈なキャラですねぇ。オリキャラのオフ会でもいいですから、カルロス、レオポルド2世と絡んで、何かやらかしてほしいものです。
そして、おっしゃる通り、全編を通して悪人らしい悪人が出てこず、無用な争いも起きないことが作品の印象をソフトにしていて、安心してジョルジアやグレッグの心の軌跡を追うことができたと思います。
長きにわたる連載、ほんとうにご苦労さまでした。
素晴らしい小説を読ませていただき、ありがとうございました。
こんばんは。
長い間、ご愛読いただきありがとうございました。
いやあ、まさかこんなに長い話になるとは、想像もしていませんでした。
このラストシーンは、プロローグの飛行機のシーンと対をなしていて、あちらが漠然とした不安でグルグルしていたのが、天候はともかく心だけは晴れ渡り、みんなで仲良く去って行くイメージになっています。そして、アンジェリカは第一作でのアレッサンドラのポジションで、グルグルと中心を外して回っている主人公の真ん中にポンと大事なことを言っていくのですね。大人なら遠慮したり、わかっているだろうと黙ったりするところを、子供なので容赦なく(笑)
そして、TOM−Fさんが読み取ってくださっているように、恩人はウォレスやマデリンやレイチェルだけでなく、レベッカからも、「あんな母親」ですけれどそれでもグレッグはいろいろと受け取っているのですね。ジェームスも、そしてリチャードも(適当なヤツですけれど)彼らなりにグレッグによかれと思って接してきたわけです。
そんなことがわかったとしても、ジョルジアがアレッサンドラ化したり、グレッグがマッテオみたいになるわけではないですが、それでも二人は後ろ向きさや、諦念を克服して、二人で未来を作っていくと思います。
本編としてのジョルジアとグレッグの物語は終わりですが、今後も時々はこの世界のキャラ達がウロウロすることと思います。とくにマッテオやアンジェリカは受けがいいので、また出てくるでしょう。あとはヘルサンジェル社の面々や《Sunrise Diner》の常連たちも。
再登場してもウザがらずに遊んでいただけると嬉しいです。
長い間、本当にありがとうございました。
長い間、ご愛読いただきありがとうございました。
いやあ、まさかこんなに長い話になるとは、想像もしていませんでした。
このラストシーンは、プロローグの飛行機のシーンと対をなしていて、あちらが漠然とした不安でグルグルしていたのが、天候はともかく心だけは晴れ渡り、みんなで仲良く去って行くイメージになっています。そして、アンジェリカは第一作でのアレッサンドラのポジションで、グルグルと中心を外して回っている主人公の真ん中にポンと大事なことを言っていくのですね。大人なら遠慮したり、わかっているだろうと黙ったりするところを、子供なので容赦なく(笑)
そして、TOM−Fさんが読み取ってくださっているように、恩人はウォレスやマデリンやレイチェルだけでなく、レベッカからも、「あんな母親」ですけれどそれでもグレッグはいろいろと受け取っているのですね。ジェームスも、そしてリチャードも(適当なヤツですけれど)彼らなりにグレッグによかれと思って接してきたわけです。
そんなことがわかったとしても、ジョルジアがアレッサンドラ化したり、グレッグがマッテオみたいになるわけではないですが、それでも二人は後ろ向きさや、諦念を克服して、二人で未来を作っていくと思います。
本編としてのジョルジアとグレッグの物語は終わりですが、今後も時々はこの世界のキャラ達がウロウロすることと思います。とくにマッテオやアンジェリカは受けがいいので、また出てくるでしょう。あとはヘルサンジェル社の面々や《Sunrise Diner》の常連たちも。
再登場してもウザがらずに遊んでいただけると嬉しいです。
長い間、本当にありがとうございました。
完結、おめでとうございます。
本当に長い道のりでしたが、二人が出会って、お互いの心に根付いたコンプレックスや不安を、少しづつ少しづつ解きほぐす過程が、とても見事に描かれていたと思います。
そこには、育った環境や、宗教などの問題も絡めて描かれていて、日本からほぼ出た事のない私にはとても興味深いものでした。夕さんにしか書けない物語だし、そして夕さんの懐の深さだとか、人間力だとか、キャラへの愛情もすごく伝わってきました。
思い返せば、出会ってまだお互いの気持ちにも気づかない二人のぐるぐる。あのもどかしさも懐かしいですよね笑
グレッグの背中をバーンと叩いてやりたくなったこと数知れず。
だけど、今のグレッグはとても落ち着いた大人な雰囲気で、ジョルジアと共に大切なものを見つけ、気づき、ようやく真っ直ぐ歩き出せたんだなあ~と感じます。
本当に、理想的で最強の夫婦だと思います。
夕さん、改めまして、完結おめでとうございます。
たまにしかコメントに来ないダメ読者ですが、また、次の作品を楽しみにしていますね。
本当に長い道のりでしたが、二人が出会って、お互いの心に根付いたコンプレックスや不安を、少しづつ少しづつ解きほぐす過程が、とても見事に描かれていたと思います。
そこには、育った環境や、宗教などの問題も絡めて描かれていて、日本からほぼ出た事のない私にはとても興味深いものでした。夕さんにしか書けない物語だし、そして夕さんの懐の深さだとか、人間力だとか、キャラへの愛情もすごく伝わってきました。
思い返せば、出会ってまだお互いの気持ちにも気づかない二人のぐるぐる。あのもどかしさも懐かしいですよね笑
グレッグの背中をバーンと叩いてやりたくなったこと数知れず。
だけど、今のグレッグはとても落ち着いた大人な雰囲気で、ジョルジアと共に大切なものを見つけ、気づき、ようやく真っ直ぐ歩き出せたんだなあ~と感じます。
本当に、理想的で最強の夫婦だと思います。
夕さん、改めまして、完結おめでとうございます。
たまにしかコメントに来ないダメ読者ですが、また、次の作品を楽しみにしていますね。
夕さんも後書きで書いておられますが、ジョルジアって登場時は本当に薄幸で、いったいどうなってしまうんだろう状態でしたね。とても気になってそのままの気持ちをコメントしてしまったような記憶があります。
ジョルジアとグレッグの屈折した人格の描写、それが一つ一つ解説され、そして徐々に解きほぐされていく様子、一話ずつその過程を追いかけながらワクワクしました。
これだけたくさん登場するキャラをそれぞれに深く掘り下げ、物語を緻密に構成し、長編として、しかもコンスタントなペースで展開させられる夕さんは凄いです。長く書いておられる経験が物を言うのでしょうが、やはりこれは好きということに加えて才能というものが無いと書けないなぁ・・・。
ジョルジアとグレッグが出会い少しずつではありますが愛を育んでいく過程は、イライラもしましたがゆっくり楽しませていただきました。用意された数々のエピソード、それぞれにわくわくドキドキ、楽しかったです。ある程度ハッピーエンドが予想できていましたのでグルグルも安心してヤキモキできました。
ずっと気になっていたコンプレックスが解消するシーンも、さもありなんでしたけれど無事通過して、モヤモヤが解消されました。
2人は本当に理想的な夫婦だと思います。そして2人を囲む人たちも素晴らしい人々でした。イラッとした人物も居ましたが、それもそれなりにね?
あ、先に言いたいことを書いてしまいましたがあらためて、完結おめでとうございます。
また彼女ら彼らを登場させる機会もあるとのこと、会えるのを楽しみにしています。
そして次の作品も楽しみに待っています。
ああ、終わっちゃったなぁ・・・
ジョルジアとグレッグの屈折した人格の描写、それが一つ一つ解説され、そして徐々に解きほぐされていく様子、一話ずつその過程を追いかけながらワクワクしました。
これだけたくさん登場するキャラをそれぞれに深く掘り下げ、物語を緻密に構成し、長編として、しかもコンスタントなペースで展開させられる夕さんは凄いです。長く書いておられる経験が物を言うのでしょうが、やはりこれは好きということに加えて才能というものが無いと書けないなぁ・・・。
ジョルジアとグレッグが出会い少しずつではありますが愛を育んでいく過程は、イライラもしましたがゆっくり楽しませていただきました。用意された数々のエピソード、それぞれにわくわくドキドキ、楽しかったです。ある程度ハッピーエンドが予想できていましたのでグルグルも安心してヤキモキできました。
ずっと気になっていたコンプレックスが解消するシーンも、さもありなんでしたけれど無事通過して、モヤモヤが解消されました。
2人は本当に理想的な夫婦だと思います。そして2人を囲む人たちも素晴らしい人々でした。イラッとした人物も居ましたが、それもそれなりにね?
あ、先に言いたいことを書いてしまいましたがあらためて、完結おめでとうございます。
また彼女ら彼らを登場させる機会もあるとのこと、会えるのを楽しみにしています。
そして次の作品も楽しみに待っています。
ああ、終わっちゃったなぁ・・・
こんばんは。
おかげさまで無事に完結にたどり着きました。
普通の登場人物なら二万字もあればハッピーエンドになっているであろうに、なぜこんなに長くなったのか(笑)
こういう社会背景のキャラクターだと決めた後は、ほぼ何も考えずに自由に行動させているのですけれど、そこに「周りの日本の人と違う」と感じていただける部分があったとしたら、おそらく私が意図していた設定がうまく表現できたのだと嬉しく思います。
いろいろなキャラクターがいますけれど、変な人も含めて多くのキャラクターを楽しんで書いていて、それを感じていただけるのも嬉しいです。
グレッグは、ぐるぐるの多い私のところの連中の中でもとりわけダメな部類で、みなさんをイライラさせたことと思いますが、おかげさまでしっかりリア充になり、幸せになったようです。
長々と遊んできたこの世界と別れるのは少し寂しいですが、きっとまた脇役達がいくらでもしゃしゃり出てくるだろうと思っています。
長い間のご愛読、そして、今とてもお忙しい時期でしょうに、お祝いのコメントをありがとうございました!
おかげさまで無事に完結にたどり着きました。
普通の登場人物なら二万字もあればハッピーエンドになっているであろうに、なぜこんなに長くなったのか(笑)
こういう社会背景のキャラクターだと決めた後は、ほぼ何も考えずに自由に行動させているのですけれど、そこに「周りの日本の人と違う」と感じていただける部分があったとしたら、おそらく私が意図していた設定がうまく表現できたのだと嬉しく思います。
いろいろなキャラクターがいますけれど、変な人も含めて多くのキャラクターを楽しんで書いていて、それを感じていただけるのも嬉しいです。
グレッグは、ぐるぐるの多い私のところの連中の中でもとりわけダメな部類で、みなさんをイライラさせたことと思いますが、おかげさまでしっかりリア充になり、幸せになったようです。
長々と遊んできたこの世界と別れるのは少し寂しいですが、きっとまた脇役達がいくらでもしゃしゃり出てくるだろうと思っています。
長い間のご愛読、そして、今とてもお忙しい時期でしょうに、お祝いのコメントをありがとうございました!
こんばんは。
最初は、ぼっちのまま終わりのつもりで生み出したキャラクターだったので、「これで終わり!」と思われたかもしれませんね。
ジョルジアに(ジョセフ以外の)パートナーを考え出したとき、ジョセフのようなスーパーマンであってはならないと思ったのですよね。
あの後ろ向きジョルジアが、自分から一歩を踏み出さざるを得ないほどの輪を掛けた後ろ向きな主人公がグレッグでしたが、そうなるとそちらにもそうならざるを得ない背景が大切になったのです。
「郷愁の丘」と「霧の彼方から」それに外伝の数々は、それらの私の中で構築された設定を逆の方向に展開して発表しました。ウォレスの存在などはかなり後から生まれましたが、それ以外は「郷愁の丘」の構想段階からあったので、あとはいつ書くかだけの問題でした。とはいえ、「こんな話、長々と書いてもつまらないのでは」と、何度も自問しましたよ。
いろいろなキャラクター、それぞれに楽しんで書きました。いい人やスーパーマンだけでなく、ダメな人、しょうもない人、ムカつく人、存在感の薄い人と、いろいろいるべきだと思うし、それが書き分けられていたらいいなと思っています。
おかげさまで、ようやく完結にこぎ着けられました。
来年は、ようやく「黄金の枷」の完結に向けて少しずつ進めていく予定です。
その前に「scriviamo!」があるので、また参加していただけると嬉しいです。
長い間のご愛読、そして、毎回熱心なコメントをいただきありがとうございました!
最初は、ぼっちのまま終わりのつもりで生み出したキャラクターだったので、「これで終わり!」と思われたかもしれませんね。
ジョルジアに(ジョセフ以外の)パートナーを考え出したとき、ジョセフのようなスーパーマンであってはならないと思ったのですよね。
あの後ろ向きジョルジアが、自分から一歩を踏み出さざるを得ないほどの輪を掛けた後ろ向きな主人公がグレッグでしたが、そうなるとそちらにもそうならざるを得ない背景が大切になったのです。
「郷愁の丘」と「霧の彼方から」それに外伝の数々は、それらの私の中で構築された設定を逆の方向に展開して発表しました。ウォレスの存在などはかなり後から生まれましたが、それ以外は「郷愁の丘」の構想段階からあったので、あとはいつ書くかだけの問題でした。とはいえ、「こんな話、長々と書いてもつまらないのでは」と、何度も自問しましたよ。
いろいろなキャラクター、それぞれに楽しんで書きました。いい人やスーパーマンだけでなく、ダメな人、しょうもない人、ムカつく人、存在感の薄い人と、いろいろいるべきだと思うし、それが書き分けられていたらいいなと思っています。
おかげさまで、ようやく完結にこぎ着けられました。
来年は、ようやく「黄金の枷」の完結に向けて少しずつ進めていく予定です。
その前に「scriviamo!」があるので、また参加していただけると嬉しいです。
長い間のご愛読、そして、毎回熱心なコメントをいただきありがとうございました!
いきなり、サンドイッチネタが突っ込んであって、笑ってしまった。
やはり、軽食として、サンドイッチはありですよね。
私は昔卵アレルギーだった(今はない)ので、
サンドイッチは食べない習慣だったんですよね~~~。
・・・というのは話の本筋と離れますね。。。
しかし、結婚にしろ、写真にしろ。
そういうことで、
感謝の手紙を写真を添えて送るのは有りですよね。
昔なら、みんなを式場に呼ぶ、というのもあるんでしょうけど。
そういうわけでもないですし。
お世話になった人に写真を送るのは大切ですね。
(∩´∀`)∩
やはり、軽食として、サンドイッチはありですよね。
私は昔卵アレルギーだった(今はない)ので、
サンドイッチは食べない習慣だったんですよね~~~。
・・・というのは話の本筋と離れますね。。。
しかし、結婚にしろ、写真にしろ。
そういうことで、
感謝の手紙を写真を添えて送るのは有りですよね。
昔なら、みんなを式場に呼ぶ、というのもあるんでしょうけど。
そういうわけでもないですし。
お世話になった人に写真を送るのは大切ですね。
(∩´∀`)∩
完結おつかれさまでした
アンジェリカさんとグレッグさんも仲良くやっていけそうで
よかったです
お金持ちはハンバーグを食べるのも一苦労なのか…
特に大きなハッピーが起こったわけではないけど
ハッピーエンドな雰囲気なのがほっこりしました
お互いを信頼して深く知り合える人ができるのは
幸せなことなんだなと思いました
非リアのまま退場したキャラは何人も見たので
再登場できたジョルジアさんは
まずそこが幸運の始まりだったのかも
アンジェリカさんとグレッグさんも仲良くやっていけそうで
よかったです
お金持ちはハンバーグを食べるのも一苦労なのか…
特に大きなハッピーが起こったわけではないけど
ハッピーエンドな雰囲気なのがほっこりしました
お互いを信頼して深く知り合える人ができるのは
幸せなことなんだなと思いました
非リアのまま退場したキャラは何人も見たので
再登場できたジョルジアさんは
まずそこが幸運の始まりだったのかも
こんばんは。
あはは。記事と続きましたが、この小説を書き終えたのは半年以上前でした。
この安いミールセットは、三月のロケハンで実際に見つけたモノです。
もともとパーティなどの苦手な二人ですので、結婚式も本当は地味にするつもりだったのです。
しかし、周りが勝手に大きくしていたりして。
パーティにたくさん招待して一緒に祝いたい人もいますが、むしろ二人は手紙などで個人的にやりとりするほうが好きなようですね。
きっとこれからも、自分たちのやり方で大切な人たちとお付き合いしていくのでしょう。
長い間のご愛読、そして、毎回のコメント、どうもありがとうございました。
あはは。記事と続きましたが、この小説を書き終えたのは半年以上前でした。
この安いミールセットは、三月のロケハンで実際に見つけたモノです。
もともとパーティなどの苦手な二人ですので、結婚式も本当は地味にするつもりだったのです。
しかし、周りが勝手に大きくしていたりして。
パーティにたくさん招待して一緒に祝いたい人もいますが、むしろ二人は手紙などで個人的にやりとりするほうが好きなようですね。
きっとこれからも、自分たちのやり方で大切な人たちとお付き合いしていくのでしょう。
長い間のご愛読、そして、毎回のコメント、どうもありがとうございました。
こんばんは。
大金持ちになったことがないので、本当のところはわかりませんが、まあ、ファーストフードに日参するようなことはなさそうですね。
このシリーズもようやく完結を迎えることが出来ました。
そして、最初の予定とは大きく変わり、ハッピーエンドになりましたね。
再登場のきっかけは、本当に偶然(企画もの)だったので、そのチャンスを掴んだジョルジアはかなりラッキーなキャラでしたね。
長い間のご愛読、そして、コメントをコンスタントにいただき、ありがとうございました。
大金持ちになったことがないので、本当のところはわかりませんが、まあ、ファーストフードに日参するようなことはなさそうですね。
このシリーズもようやく完結を迎えることが出来ました。
そして、最初の予定とは大きく変わり、ハッピーエンドになりましたね。
再登場のきっかけは、本当に偶然(企画もの)だったので、そのチャンスを掴んだジョルジアはかなりラッキーなキャラでしたね。
長い間のご愛読、そして、コメントをコンスタントにいただき、ありがとうございました。
またまたコメントが遅くなって済みません。すっかりばたばたで、あれこれ皺寄せが。
なにはともあれ、年内に連載完結、なんだか読む方も?すっきりしました。
12月、ばたばたの中の清涼剤的な物語でした(*^_^*)
ある意味、2人がまとまっちゃったら、後はもうお好きにどうぞってなりがちなのに、「過去」を歩かせながら今につながっていく物語で完結させるって形、とても気に入りました。確かに、この部分がなかったら、恥ずかしがり屋さんのグレッグとぐるぐるのジョルジアが想い合って、なかなか伝わらなかったけれど結局まとまってよかった、で終わってたけれど、「まとまってよかった」の中身がぐっと深くなったなぁと思いました。
グレッグの心配事って、グレッグの個人的な背景事情もあると思いますが、割と普遍的な内容も含んでいるので、それが人間関係の中でほぐれていくのがよく分かったように思います。グレッグの思い込みが溶けていくというのか。
そういう意味では、仲良しになったり誤解が解けたわけではなく平行線のままのレベッカとの関係も、人間関係あるあるで、そういうこともあるよね、なにも親子だからって仲良しこよしにならなくてもいいよね、そこに落ち着きましょうという折り合いが見えたのですね。
わかり合えない人とは永遠にわかり合えなくても、それでも世界は回っているのですしね。袖すり合った全ての人との関係が濃厚であるわけもなく。
でも、グレッグはこれまではやっぱり肉親というしがらみに気持ちは縛られていたと思うのですけれど、今回の旅で、自分と深く関わる人たちというのが何もそういう血縁などに縛られなくてもいいのだという着地点につけたわけで、棄てるものは棄てないと前に進めないってことに落ち着きましたね。
これはグレッグの断捨離? 何かを棄てないと、次のものを手にできない。うむ。いや、棄てなくても、どこかにちっさく丸めて抱えていても、他の大事なものがあれば、あまり気にならないってところかな。
(断捨離を断捨離したって人もいて、それもそれで悪くない^^;)
アンジェリカも、価値観が普通に近い人が周りに増えてよかった(^^) どう見ても、飛んじゃってる人が多そうだったので……
今年もあと少し。うちの父ちゃんは正月に帰ってこれる予定が延びたので、まだまだばたばたですが、私も頑張りたいと思います!
夕さんも、お身体、おきをつけて。
まずは、完結おめでとうございます!!
なにはともあれ、年内に連載完結、なんだか読む方も?すっきりしました。
12月、ばたばたの中の清涼剤的な物語でした(*^_^*)
ある意味、2人がまとまっちゃったら、後はもうお好きにどうぞってなりがちなのに、「過去」を歩かせながら今につながっていく物語で完結させるって形、とても気に入りました。確かに、この部分がなかったら、恥ずかしがり屋さんのグレッグとぐるぐるのジョルジアが想い合って、なかなか伝わらなかったけれど結局まとまってよかった、で終わってたけれど、「まとまってよかった」の中身がぐっと深くなったなぁと思いました。
グレッグの心配事って、グレッグの個人的な背景事情もあると思いますが、割と普遍的な内容も含んでいるので、それが人間関係の中でほぐれていくのがよく分かったように思います。グレッグの思い込みが溶けていくというのか。
そういう意味では、仲良しになったり誤解が解けたわけではなく平行線のままのレベッカとの関係も、人間関係あるあるで、そういうこともあるよね、なにも親子だからって仲良しこよしにならなくてもいいよね、そこに落ち着きましょうという折り合いが見えたのですね。
わかり合えない人とは永遠にわかり合えなくても、それでも世界は回っているのですしね。袖すり合った全ての人との関係が濃厚であるわけもなく。
でも、グレッグはこれまではやっぱり肉親というしがらみに気持ちは縛られていたと思うのですけれど、今回の旅で、自分と深く関わる人たちというのが何もそういう血縁などに縛られなくてもいいのだという着地点につけたわけで、棄てるものは棄てないと前に進めないってことに落ち着きましたね。
これはグレッグの断捨離? 何かを棄てないと、次のものを手にできない。うむ。いや、棄てなくても、どこかにちっさく丸めて抱えていても、他の大事なものがあれば、あまり気にならないってところかな。
(断捨離を断捨離したって人もいて、それもそれで悪くない^^;)
アンジェリカも、価値観が普通に近い人が周りに増えてよかった(^^) どう見ても、飛んじゃってる人が多そうだったので……
今年もあと少し。うちの父ちゃんは正月に帰ってこれる予定が延びたので、まだまだばたばたですが、私も頑張りたいと思います!
夕さんも、お身体、おきをつけて。
まずは、完結おめでとうございます!!
こんばんは。
クリスマスおめでとうございます。
そうなんですよ。年内に完結っていうか、残りちょっとで中断したまま二ヶ月放置にならないように、無理矢理年内に押し込みました(笑)
いつもの私はハッピーエンドになったら、退場させてしまうんですけれど、この二人に関しては婚約後も「ぐるぐる」が続いたりしているのでまだ語ることがありました。
グレッグの場合、逃げていたというか、物理的に引きこもっていじけていたわけですけれど、リチャードよりもさらに図々しく人生に踏み込んできたジョルジアの存在によって、彼の思い込みが少しずつ訂正されていったという所でしょうか。
彼は一番近い人間関係(つまり肉親)で躓いていて「親にすら愛されない自分は誰にも愛されるはずはない」とどこか考えていたのが、この旅での一つ一つの出来事を通して「それはそれ、これはこれ」と思えるようになった、という感じでしょうか。
彩洋さんがおっしゃるように、この人はかなり極端ですけれど、それでも同じようなことが実際の社会にもあって、象徴的にでもそれを感じて共感していただけたら嬉しいなと思います。
私も余分なものをいろいろと捨てなくちゃな、と思っていたら自分が捨てられたか、なんてこともあった年末ですけれど、いろいろと起こることをきっかけに、前向きにやっていければいいかなんて思っています。ま、リアルの話はちょっと重くなるので、話がちゃんとしたら(「scriviamo!」後かな?)記事にしますね。ま、連れ合いと仲良く頑張ります(笑)
彩洋さんもいつも通りというのか、いや、それ以上に頑張りすぎのままの年の瀬ですけれど、休めるときはゆっくりと身体を休めてくださいね。お父様、お母様もどうぞお体を大切に、よいお年をお迎えくださいとお伝えくださいね。
ご愛読とコメント、どうもありがとうございました。
クリスマスおめでとうございます。
そうなんですよ。年内に完結っていうか、残りちょっとで中断したまま二ヶ月放置にならないように、無理矢理年内に押し込みました(笑)
いつもの私はハッピーエンドになったら、退場させてしまうんですけれど、この二人に関しては婚約後も「ぐるぐる」が続いたりしているのでまだ語ることがありました。
グレッグの場合、逃げていたというか、物理的に引きこもっていじけていたわけですけれど、リチャードよりもさらに図々しく人生に踏み込んできたジョルジアの存在によって、彼の思い込みが少しずつ訂正されていったという所でしょうか。
彼は一番近い人間関係(つまり肉親)で躓いていて「親にすら愛されない自分は誰にも愛されるはずはない」とどこか考えていたのが、この旅での一つ一つの出来事を通して「それはそれ、これはこれ」と思えるようになった、という感じでしょうか。
彩洋さんがおっしゃるように、この人はかなり極端ですけれど、それでも同じようなことが実際の社会にもあって、象徴的にでもそれを感じて共感していただけたら嬉しいなと思います。
私も余分なものをいろいろと捨てなくちゃな、と思っていたら自分が捨てられたか、なんてこともあった年末ですけれど、いろいろと起こることをきっかけに、前向きにやっていければいいかなんて思っています。ま、リアルの話はちょっと重くなるので、話がちゃんとしたら(「scriviamo!」後かな?)記事にしますね。ま、連れ合いと仲良く頑張ります(笑)
彩洋さんもいつも通りというのか、いや、それ以上に頑張りすぎのままの年の瀬ですけれど、休めるときはゆっくりと身体を休めてくださいね。お父様、お母様もどうぞお体を大切に、よいお年をお迎えくださいとお伝えくださいね。
ご愛読とコメント、どうもありがとうございました。