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scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

Usurpador 簒奪者 あらすじと登場人物

この作品は、ポルトガルのポルトをモデルにした街のとある館を舞台に進む小説群『黄金の枷』シリーズの第2作です。『Infante 323 黄金の枷』とその続編『Filigrana 金細工の心』よりも30年ほど前に起こったことを主に扱っています。

【あらすじ】
 黄金の腕輪をはめた娘、後の当主夫人マヌエラは召使いとして「ドラガォンの館(Palácio do dragão)」で働き、2人の対照的な青年と関わることになった。

【登場人物】(年齢は第一話時点でのもの)

◆マヌエラ・サントス(22歳)
 「ドラガォンの館」の召使い。ブルネットに近い金髪にグレーの瞳が美しい娘。

◆ドン・カルルシュ(21歳)
 「ドラガォンの館」の世継(プリンシぺ)。黒髪と濃い焦げ茶の瞳を持つ背の低い青年。

◆Infante 322 [22] (21歳)
 同じ年に生まれたドン・カルルシュの弟。「ドラガォンの館」で「ご主人様(meu senhor)」という呼びかけも含め、ドン・カルルシュと全てにおいて同じ扱いを受けているが、常時鉄格子の向こうに閉じこめられている。雄鶏の形をしたコルク飾りに彩色をする職人でもある。明るい茶色の髪。海のような青い瞳。ピアノ、ヴァイオリンを弾くことができる。

◆アントニオ・メネゼス(26歳)
 「ドラガォンの館」の執事補佐で、《監視人たち》の一族出身。

◆ジョアナ・ダ・シルヴァ(21歳)
 「ドラガォンの館」の召使いである女性。同僚であるマヌエラの親友。

◆ドン・ペドロ
 「ドラガォンの館」の当主で22の実父。非常に厳格で、特に次期当主となるべきカルルシュには厳しくあたる。

◆Infante 321[21]
 ドン・ペドロの弟であるインファンテ。カルルシュの実父。22が閉じ込められると同時に別邸へと遷された。 

◆バジリオ・ソアレス
 「ドラガォンの館」の執事で、《監視人たち》の一族出身。厳しく「ドラガォンの館」の掟に忠実。

◆「ドラガォンの館」の使用人
 フェルナンド・ゴンザーガ(故人 享年23歳)
 バジリオ・ヌエス(36歳) - 運転手 《監視人たち》の一族出身。


【用語解説】
◆ Usurpador(ウーズルパドール)
簒奪者。本来君主の地位の継承資格が無い者が、君主の地位を奪取すること。あるいは継承資格の優先順位の低い者が、より高い者から君主の地位を奪取する事。ないしそれを批判的に表現した語。

◆ Príncipe
 スペイン語やポルトガル語で国王の長子(Príncipe)である男子をさす言葉。日本語では「王子」または「王太子」と訳される。この作品では「ドラガォンの館」の時期当主となる予定の男性のこと。貴族を意味する称号「ドン」が名前の前につく。

◆Infante
 スペイン語やポルトガル語で国王の長子(Príncipe)以外の男子をさす言葉。日本語では「王子」または「親王」と訳される。この作品では「ドラガォンの館」に幽閉状態になっている(または、幽閉状態になっていた)男性のこと。命名されることなく通番で呼ばれる。

◆黄金の腕輪
 この作品に出てくる登場人物の多くが左手首に嵌めている腕輪。本人には外すことができない。男性の付けている腕輪には青い石が、女性のものには赤い石がついている。その石の数は持ち主によって違う。ドン・ペドロとドン・カルルシュは5つ、21および22は4つ、マヌエラは2つ。腕輪を付けている人間は《星のある子供たち》(Os Portadores da Estrela)と総称される。

◆《監視人たち》(Os Observadores)
 Pの街で普通に暮らしているが、《星のある子供たち》を監視して報告いる人たち。中枢組織があり、《星のある子供たち》が起こした問題があれば解決し修正している。

◆モデルとなった場所について
 作品のモデルはポルトガルのポルトとその対岸のガイア、ドウロ河である。それぞれ作品上ではPの街、Gの街、D河というように表記されている。また「ドラガォン(Dragãon)」はポルトガル語で竜の意味だが、ポルト市の象徴である。この作品は私によるフィクションで、現実のポルト市には「ドラガォンの館」も黄金の腕輪を付けられた一族も存在しないため、あえて頭文字で表記することにした。

この作品はフィクションです。実在の街、人物などとは関係ありません。
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Tag : 小説 連載小説

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