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scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

【小説】Usurpador 簒奪者(3)ため息

しばらく空きましたが、『Usurpador 簒奪者』の続きです。また前回更新で記述したシーンから再び過去に戻っています。マヌエラがドラガォンの館に勤めだした二十歳前後の話です。

この『黄金の枷』シリーズの設定、とくに「ドラガォンの館」や《星のある子供たち》または《監視人たち》の説明はあまりにも長くなるので、前作『Infante 323 黄金の枷 』をお読みになっているという前提で書き進めています。この作品から読み始めた方には非常識と感じられることがたくさんあるかと思いますが、そういう設定だということでご了承ください。

今回もいつもなら二回に分ける長さなのですけれど、この「Usurpador 簒奪者」に関しては長々と連載するつもりはないので、まとめて発表しています。



『Usurpador 簒奪者』を読む「Usurpador 簒奪者」をはじめから読む
あらすじと登場人物





Usurpador 簒奪者(3)ため息

 マヌエラがドラガォンの館に勤めるようになって一年が経った。サントス家に生まれた娘として、それは義務に近かった。この地には、一般には知られていない特別な一族が住んでいる。その左手に自ら外すことのできぬ黄金の腕輪をはめた《星のある子供たち》。己の名声や偉業を押し殺し、ひたすら過去の誰かの血脈を守るためだけの存在。

 サントス家は、ドラガォンの館に当主として君臨する《青い星を五つ持つ者》の血を色濃く受け継いだいくつかの名家の一つだ。絶対的に守らねばならぬ秘密を抱えた館に関わる多くの職務をになっている家に生まれた宿命は、彼女の意思の入り込む余地を与えなかった。マヌエラは法学を学ぶことを願っていたが、その夢を諦めてドラガォンの館で召使いの職に就くように説得された。

 反抗することはできた。けれど、彼女は知りすぎていた。いくら学問を究めても、彼女はその知識を真に社会のために役立てることは許されないのだ。名のある法律家になり、この街を出て行くことは不可能だ。そして、外部の人間になぜ他の街や海外に行ってはならないかを説明することすら許されていない。その様な存在がこの世に存在することを、知らせてはならないのだ。

 この街に生まれ、黄金の腕輪をはめ、《監視人たち》に見守れながら生きる存在であることを、そして、直接的にも間接的にも《星のある子供たち》と《監視人たち》の双方を統べる立場として、血脈を守る役割を果たしてきた先祖たちの努力を子守歌のように聴かされて育ったのだ。

 彼女は、サントス家の娘としての本分を果たすことを承諾した。召使いとして勤めるといっても、文字通りの役割だけが期待されるわけではない。それはドラガォンのシステムを維持する人材グループの一人となる事を意味した。《星のある子供たち》と《監視人たち》双方を統べる中枢システムに属する人々は、次代を担う人材を慎重に選び、教育し、そして、お互いに知り合わせる。選ばれた《星のある子供たち》と《監視人たち》は、共に働き、時に婚姻を通して絆を深めながら、システムを維持し続ける。

 この館から出ることのほとんどない当主の直系子孫たちは、館の中にいる存在の中から配偶者を選ぶ。マヌエラの曾祖母や大伯母は、当主の娘であるインファンタだったし、前々当主夫人ドンナ・カミラはサントス家の出だった。

 彼女は、しかし、結婚相手を見つけるためにこの館で働こうと思ったことはない。むしろ法学を諦めたのに値する責任ある職務を担う可能性に期待してこの館に足を踏み入れた。召使いの仕事が不満だったわけではないが、それだけで終わることは、彼女の自尊心を傷つける。

 同僚に彼女と同じような志を持って勤めている者は多くなかった。おそらく執事バジリオ・ソアレスが信頼するアントニオ・メネゼス、そしてその他の数人だけだろう。だから、インファンテ22の聡明さと自己克己が余計にマヌエラの目を引いた。

 22は「当主後継者のスペア」としての人生を送るには、無駄な優秀さを備えていた。冷静沈着で、物覚えが早い。立ち居振る舞いも洗練され、使用人や《監視人たち》中枢部からの人望も篤かった。

 同い年の兄であるカルルシュは、身体が弱く動きも鈍重だった。二人が並んで比較されるような場面は少ないが、一日に一度ある午餐か晩餐では、当主であるドン・ペドロを挟み二人が向かい合うので、使用人達にもその二人の差がよくわかる。

 ルネサンスの彫刻家達が好んだような端正な顔立ちと綺麗になびいた明るい茶色の髪をもつ22は、質のいいスーツを品良く着こなし、背筋を伸ばして完璧なマナーで食事をする。

 一方のカルルシュは、黒くもつれた髪と眉が濃く厳つい風貌を持ち、俯きがちで姿勢がよくないので、あまり背が高くないのにもっと小さく見える。落ち着きがなく、水をこぼしたり肉をうまく切れずにソースを皿の外にこぼしてしまったりするのは、いつも彼の方だった。

 ドン・ペドロは、その席で様々な話題を口にした。この国や世界の時事問題のこともあるし、先の大戦やその前後にこの国を襲ったファシズムに関する話題のこともあった。ローマ時代のカタコンベに関する話題のこともあったし、先史時代のブリテン島の遺跡で見つかった装飾品について話すこともあった。

 どんな話題になっても22は、当意即妙に話題をつないだ。父親の興味のあることについてよく知っているだけでなく、本人も興味を持ってあらかじめ多くの本を読んでいることがわかる。建築についても、医療についても、法律についても、彼は多くに興味を示し、知らないことがあるとすぐに文献を取り寄せて読み、次の午餐では父親を驚かせるような視点で話題を広げることもあった。

 一方のカルルシュは、ドン・ペドロに話題を振られても長く話題を続けることはできなかった。彼もまた真面目に話題についていこうとしているのだが、ドン・ペドロと22が熱心に討論をはじめると、もはやその流れについていくことができずに黙ってナイフとフォークを動かしていることが多かった。

 跡継ぎとして、ドン・ペドロや《監視人たち》中枢組織のメンバーから期待をかけられていることを自覚している彼は、次回は話題についていこうと22に薦められた本を読み始めるのだが、そもそも家庭教師から言い渡された課題すらもなかなか終えることができない要領の悪さで、それ以外に本を読了する時間などはほとんど残っていない。マヌエラ達が掃除に入ると、前回と置く場所が変わっていない本の山にハタキがけをしなくてはならないことが多かった。

 22の方は、課題も読書も難なく終えて、さらに彼自身の一番好きな行為に多くの時間を割くことすらできた。彼の居住区の一階には、黒く艶やかに光るグランド・ピアノが置かれ、彼はそこに腰掛けて好きな曲を心ゆくまで練習するのだった。

 マヌエラはその朝一階のはたきをかけ終えて、隅から拭き掃除を始めた。階段を降りて22が現れ、マヌエラに氣付くことなくグランドピアノの屋根を開けて譜面台を起こした。しかし、彼は譜面を置くことをせずにそのまま何か曲を弾き出した。短くて優しい曲だった。邪魔になるかと思い、マヌエラが二階の掃除に移動しようとすると、氣付いた彼は演奏を止めた。
「いたのか。すまない、もう終わって出て行ったのだと……」

「いえ、私こそ。先に上からやります」
マヌエラが言うと、彼は首を振った。
「そのまま続けていいよ。掃除機をかけるときは言ってくれ。退散するから」

 そう言うと、棚から楽譜を持ってきて、練習を始めた。右手の練習、左手の練習、同時にゆっくりとしたテンポで、それからより自然なテンポで。ピアノなど全く弾けないマヌエラにも、その曲が決して簡単ではないことだけはわかった。

 彼の元には、週に一度教師がやってくる。厳めしい顔つきをした老人で、左の手首の腕輪を持ち上げるのも大儀な様子だ。自分が弾いてみせることはほとんどなく、歌うように指示しながらレッスンをつけていた。22が格別優秀な生徒であることは、召使い同士の噂で知っていた。もし、彼が、いや、《星のある子供たち》として生まれていなければ、ピアニストとして名を成すこともできたであろうと。

 もし、ただの《星のある子供たち》であったなら、彼は有り余る才能をどう使ったのだろうか。この街を離れることも、著名な楽団と共演することもできないピアニスト。いや、それどころか、彼は裁判官にも、大学教授にも、優秀な経営者にもなれる頭脳と要領の良さを兼ね備えている。けれども、マヌエラが法学の道を諦めたように、彼もまた『市井の目立たぬ誰か』以上の存在になることは許されないであろう。ここドラガォンで何らかの役割を果たす以外には。

 けれど、彼はドラガォンで中心的な役割を果たすことも許されていなかった。存在しない者として、その頭脳と才能を、単なる趣味に費やすことしか許されていなかった。

 にもかかわらず、彼の奏でる音は、なんと美しいことだろう! トリルの一つ一つは朗らかで優しく、静かに響かせる和音からは世界の深淵が顔を覗かせる。

 手を動かさずに、聴いているマヌエラを見て、彼は微笑んだ。彼女は恥じて、慌てて仕事を続けた。

「ピアノ曲は、好きかい?」
彼は訊いた。

「ええ。クラッシック音楽には、あまり詳しくないのですが、聴くのは好きです。光景が目に浮かぶようですね」

 彼は、意外そうに彼女を見ると「そうか」と言った。先ほどの笑顔よりもずっと柔らかい、嬉しそうな表情だった。
「じゃあ、次に君が来るときは、通しで何かを弾けるように準備しておこう。今日は、そろそろ掃除機をかけたいだろうから、僕は退散するよ」
そう言って彼は二階に上がっていった。

 約束通り、次に彼の居住区を掃除するときに、彼ははじめから一階で待っていて、マヌエラに美しいメロディを聴かせてくれた。それどころか、マヌエラが掃除に来るときには、次第にそのミニコンサートが決まりのようになっていった。彼は、曲が終わると曲名を教えてくれた。ショパンだったり、ベートーヴェンだったりした。優しく可憐な曲もあれば、おどけた楽しい曲の時もあった。半年もするうちに、マヌエラは彼の演奏を聴いただけで、誰の作曲か推測ができるほどにピアノ曲に詳しくなってきた。

 ある春の日に、22が弾いて聴かせた曲をマヌエラはことのほか氣に入った。彼女は、はじめの頃のように仕事をしながらかしこまって聴くことはなくなっていた。

「リストだよ。『三つの演奏会用エチュード』という作品の中の一曲さ」
「エチュードって?」
「練習曲のことだ」

「これが? こんなにロマンティックで素敵な曲が練習曲なの?」
「リストは皮肉っぽい人だったんじゃないかな。一般には『ため息』と呼ばれている曲なんだ」

 それは、ほんとうにため息をつきたくなる美しい曲だった。仕事中である事も忘れて、ピアノの脇に進み、鍵盤に触れられるほど近くに立って彼の演奏に聴き入った。流れるような左手から生み出される細やかな音が、心の中を優しく撫でていく。右手の落ち着いた動きが、何か確かなものを語っている。それから、右と左の手は、役割を交代しながら優しく、戯れながらマヌエラの周りを踊った。その中に微かにとても真剣な想いが紛れ込む。

 この人は、本物なのだと思った。繊細な黄金の糸で出来た輝かしいハートを、この暗い石造りの牢獄にいながら、決して曇らせる事なく燃やし続けている希有な人なのだと。たとえシステムが彼の存在を否定しようとも、誰にもそんなことはできない。生まれた順番や運命も、彼の心を砕くことも錆びさせることもできない。

 格子の嵌まった窓から漏れてくる陽の光が、端正な横顔を浮かび上がらせる。明るい茶色の艶やかな髪の上で、メロディに合わせて踊りを踊る。この美しい時間を止める事が出来たらどんなにいいだろうと思った。

 余韻とともに曲が終わっても、二人ともしばらく動かなかった。マヌエラがため息とともに彼を見ると、彼もその青い瞳を向けてきた。それが、二人の秘めやかな関係の始まりだった。

追記




Claudio Arrau Liszt Trois Etudes de Concert S.144 III Un Sospiro
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Tag : 小説 連載小説

Comment

says...
更新、お疲れさまでした。

カルルシュと22の差が、なんか悲劇的ですらありますね。
カルルシュもそんなに劣っているわけではないのでしょうけど、前回の話から考えても、あまり評価は高くないようで。
しかも、22はピアノの才能まであって、描かれ方からしてもなんだか稀有で特別な存在という感じですもんね。
マヌエラともなんだかいい感じだし。これはそういう関係に発展しない方がおかしい……のですが。さて、ここから何が起きるのか、楽しみですねぇ。

リストのエチュード聞きましたが、綺麗な曲ですね。こういう分散和音の曲、好きなんですよ。
アラウの演奏、ちょっと無骨さもありますけど、鮮烈な感じがいいですね。
2020.04.08 11:24 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

おなじみ23あたりは、わりと主人公としてはバランス取れているというか、めっちゃデキるってわけでもないし、イケメンでもなく(っていうかカルルシュとそっくり設定)、本職の靴はよく作れるけれど、勉強もギターラもまあまあ程度、結局マイアにしかモテないって感じでしたが、今回の二人は大きく両極端です。

カルルシュは実父21と違って、性格的にはいい子だし頑張ろうとはしていたのですが、弟(従兄弟)の出來がよすぎたのですね。
そして、カルルシュは生きているだけで将来の当主確定なのに、22の方がほんの数日遅く産まれてきたというだけで、生涯ほぼなんの役にも立たない立場に立たされています。超理不尽な設定だ。(って、作者は私か)

マヌエラと22は、ほぼこんな感じで仲良しになっていきました。まあ、マイアと23のとあまり変わりませんね。
このまま、ただのハッピーエンドだと23は生まれないわけですが。

このリストのエチュードは、『Filigrana 金細工の心』の方にも出てきます。その前振りなんですね。
いい曲ですよね。
実は、私の推しのピアニスト(高校の時の憧れの先輩)の最初のCDの一曲目だったので、私にとって特別な曲だったりします。
どこかで使いたいなと思っていたので、このエピソードで使うことにしたというわけです。
アラウ、難なく弾いていますけれど、きっとめっちゃ難しいんだろうなあ。
私は弾けないので人ごとですけれど。

コメントありがとうございました。
2020.04.08 19:08 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
わぁ、なんかだんだん混乱してきました。あ、内容は把握しているつもりですが、誰が誰の実の父親で? って人物紹介を見直したら、また分からなくなっちゃった。21の説明の内容、「22が閉じ込められる…」? ファミリーツリーが欲しいなぁ~
で、今更だけど、このシステムって、その世代の一番優秀な方を選ぶってわけでもないんですね。血筋が残ればいいってのが元々の目的だから、その人が優秀である必要は無いのか……それに、資質って、別に頭が良いってことだけではないのかも知れませんしね。だいたい、そんな出来高レースみたいな世継ぎの選び方してたら、毎回揉めて大変でしょうし、一番先に生まれた星5つの子、って決めといた方が良いのか…

カルルシュとマヌエラは前回のお話でも、色々抱えながらも頑張って良きカップルであろうとしてるように見えていたので(マヌエラが優秀ってことなんですね)、その訳あり部分が痛々しい気もしますが、考えてみたら、この物語の基本設定はやっぱり真面目に向き合っちゃったら残酷なので、前回のお話は読む方としてもマイアのお花畑ぶりに救われていたんですね。

クラウディオ・アラウ、私が愛聴しているベートーヴェンソナタ全曲集のピアニストです(*^_^*)
アラウとアシュケナージは譜面に忠実に弾くタイプなので、とても勉強になるし、聴いていて、てらいがないので好感が持てます。面白みがないって人もいるけれど、私は好きかな~
リストはまだまだ手が届かないけれど、いつかリスト編曲のシューベルトの歌曲、コンソレーション、愛の夢、弾ける日が来るかなぁ。
2020.04.10 19:22 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

すみません。
>21の説明の内容、「22が閉じ込められる…」?
ご指摘の通り、コピペミスでした。訂正しました。ご指摘助かりました!

そうですよね。わからなくなってきますよね。
とくに名前のない人たちは連番ですから、同じに見えるし。

このシステム、人間の裁量の余地がないようにできています。単純に「早い者勝ち」です。
インファンテは、プリンシペまたは当主の影(というかおなじ人扱い)なので、その人(たち)のうちで最初にできた子供がプリンシペになります。要するに「こっちの方が優秀」とか「こっちの方がより愛が」とかいうと、当主や《監視人たち》の好き嫌いで不公平が起こる可能性がある。でも、早い者勝ちは誰にも動かせないので、一秒でも早く生まれてきたもの、一秒でも早く宣告してしまった相手、という具合に他の人が有無を言わせないシステムができているのです。

『Infante 323 黄金の枷 』で24が冗談めかしてマイアに「宣告しようかな」と言いだしたので、23がマイアの意思も聞かずにその場で宣告してしまったのは、この事情があったからです。23の方が仲がいいとか、24はろくでもないことをした前科があるとか、誰にも考慮できないのですね。マイアはよくわかっていませんが。

ファミリーツリーはですね。
とても簡単です。番号の人は一人も存在しないので、ドン・フェリペ(「薔薇の下に」で出てきた名前です)→ドン・ペドロ→ドン・カルルシュ→ドン・アルフォンソと繋がります。系図上は一人っ子のみ! ええ、実際とは大違いですよね。

今の当主、ドン・ペドロには弟21がいます。飲んだくれでみんなに嫌われている人です。それがカルルシュのお父さんです。
今回ピアノを弾いていて『Filigrana 金細工の心』の主人公でもある22(詩織たちがやって来たときに、アントニアと暮らしていた感じの悪い叔父様)は、ドン・ペドロの実子ですが、カルルシュの数日後に生まれたのでインファンテです。

『Infante 323 黄金の枷 』は、何もわかっていないマイア視点の話なので、「なーんだ、蓋を開けたらみんないい人で、ただのラブストーリーか」と見えたのですけれど、実はそんな話に見えるのはマイア一人で、この館の中の人たち、みんな重いものを抱えまくりだった、というのがこの『Usurpador 簒奪者』と次作の『Filigrana 金細工の心』なのです。

アラウ、お好きなんでしたね。
実は、私自身はアラウの録音をそれほど持っていないのです。
曲のテンポであるとか、解釈、自分の最初に嵌まった演奏に引きずられることがあるんですけれど、それを超えてもやはりいい演奏だなと言うのはあって、この演奏も素敵だなと何度も再生してしまいます。

ま、私のは聴くだけなので、のんきなことを言っていますが、弾くとなったら大変でしょうね……。リストとか……。
「愛の夢」大好きです。次回は、ご自宅のピアノで聴かせていただきたい〜。

コメントありがとうございました。
2020.04.10 21:49 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
何処かの国のお祭りで登場する巨大な山車。一旦動き出したらもう止められない。あらゆるものを踏み潰し破壊し前進する。
そんな感じの比喩を何処かで読みましたが、まさにそんな感じですね。
天才肌の22も努力家のマヌエラもとても優秀な人のようですが、個人の持つ資質なんか、全く考慮されない。どこか徳川の世継ぎシステムに似ていますが、血縁を永遠に繋げていこうとすると(いつかは破綻が起きそうですが)こうなってしまうんでしょうね。いったいどれだけの人間が押しつぶされてきたことか・・・。
カルルシュはカルルシュなりに誠実なのですが、22と比較すれば凡人さが際立ちます(これも一種の資質か?)。
夕さんが思いつかれ、構築されたシステムとはいえ、よくまぁこんな複雑非情システムを・・・。

22(数字だけなのが悲しい)、マヌエラ、カルルシュ、この3人の関係に悲劇が起こるのでしょうが、う~む。前回の21の忠告が意味を持ってくるんだろうなぁ。
徐々に接近する22とマヌエラ。
ため息ねぇ・・・素敵な曲ですが22がどんな意図を持ってマヌエラにこの曲を演奏したのか興味津々ですが、マヌエラのため息、彼の青い瞳、良いですねぇ。
構造がとっても複雑です。ほんと、家系図が欲しい・・・
2020.04.12 06:18 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
あ、私もピアノを高校生までやっていたので分かりますね。
まあ、全く才能も努力もしないで、娯楽でやっていただけで。
同級生では一番下手だったのですが。
私は練習曲が一番好きでしたね。
毎日弾く曲で、かつ、ストレスがない曲だったので。
今でも耳に残ることがあります。
その関係もあって、まだ、家に全く弾いていないピアノがあるんだよなあ。。。
( *´艸`)
2020.04.12 09:08 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

設定では、500年くらいはこの厳格なシステムでやってきている(その前のことは記録も伝承もないので誰も知らない)ことになっています。たぶん最初はインファンテみたいな存在もなかっただろうし、宣告や《監視人たち》のルールなどもなかったのだと思います。でも、当主一家の主観が混じることによって、却って血の存続が危ぶまれる事態などがあって、誰にも覆せない明確なルールができたのだと思います。

それと同時にそれらは《星のある子供たち》をある程度公平に守ることにも貢献しています。たとえば青い星を持つ男が赤い星を持つ女に強制できるけれど、それは一人だけでたとえば美人ゆえに何度も男たちにいいように扱われたりすることを防いでいます。また、男は女に強制できるけれど、一年後に女の方はその男の元を去るかどうかを決めることができて、男はそれを止めることはできません。つまり女が我慢するのはたった一度の最長一年だけです。

同様に動かせないのが、この当主(またはプリンシペ)と同世代のインファンテを同じ人間と見なし、その生まれた順番に当主の座を渡していくシステムです。カルルシュは実子ではないのですが、システムの厳格な監視が当主夫妻によって退けられることから守られました。それが本人にとって幸せなことだったかどうかは、システムにとっては関係ないことですが、ストーリー上は悲劇として描いています。

そのあたりが、歴史上に実際にあったいろいろな王朝の世継ぎを作るシステムとは違っていますね。徳川幕府の将軍の座をめぐるドロドロは、それぞれの後ろ盾や生母の意思なども絡んで、たった十五代ですがかなりすごいことになったのですものね。

このリストのエチュードを選んだのは、単に私の好みです(笑)
とてもロマンティックな曲なので、22はマヌエラに聴かせかったのでしょう。彼にとっては特別な曲になりました。

家系図は、彩洋さんへの返信に書いたように(以下略)インファンテに関する記録は、一切存在してはいけないので、私もここで図解などするのはやめておきます。23から逆算すると混乱を防げるかも。23の一つ前が、後半の主人公である「感じの悪いおじさま」ということで。

コメントありがとうございました。
2020.04.12 20:18 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こちらにもありがとうございます。

高校生までやっていらしたというならば、きっとお上手なのでは。
私は中学校のはじめで脱落しました。
音楽に限らず、習い事は「好きこそものの上手なれ」だなとつくづく思います。

練習曲もいろいろとありますけれど、バイエルとかツェルニーの簡単なものならともかく、リストのエチュードとか「挑戦しているのか!」というくらい難しそうなのが多いですよね。

せっかくのピアノ、またいずれお弾きになる機会があるかもしれませんよね。

コメントありがとうございました。
2020.04.12 21:10 | URL | #9yMhI49k [edit]

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