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scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

Filigrana 金細工の心 あらすじと登場人物

この作品は、ポルトガルのポルトをモデルにした街のとある館を舞台に進む小説群『黄金の枷』シリーズの第3作です。

【あらすじ】
 黄金の腕輪をはめた一族ドラガォン。当主の娘インファンタとして生まれたアントニアは、別宅に共に住む叔父との平穏な暮らしに波風が立ちはじめていることを感じる。

【登場人物】(年齢と説明は第1話時点でのもの)
◆ドンナ・アントニア(28歳)
 本作品のヒロイン。『ボアヴィスタ通りの館』に住む美貌の貴婦人。漆黒のまっすぐな長髪で印象的な水色の瞳を持つ。

◆Infante 322 [22][ドイス](50歳)
 本作品の主人公。『ドラガォンの館』の先代当主ドン・カルルシュの弟(実は従弟)でアントニアの叔父。『ボアヴィスタ通りの館』に軟禁状態となっている。雄鶏の形をした民芸品に彩色をする職人でもある。明るい茶色の髪に白髪が交じりだしている。海のような青い瞳。ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロを弾くことができる。

◆ライサ・モタ(26歳)
 『ドラガォンの館』に少なくとも2年ほど前まで召使いとして勤めていたが、現在は腕輪を外されて実家に戻されている。長い金髪と緑の瞳。優しく氣が弱い。かなり目立つ美人。若いころのドンナ・マヌエラと酷似している。

◆フランシスコ・ピニェイロ[チコ] (31歳)
 豪華客船で働くクラリネット奏者。縮れた短い黒髪と黒い瞳。

◆ドンナ・マヌエラ(51歳)
 『ドラガォンの館』の女主人。前当主ドン・カルルシュの妻で、ドン・アルフォンソやアントニアたちの母親。ブルネットに近い金髪にグレーの瞳が美しい貴婦人。

◆ドン・アルフォンソ = Infante 323 [23][トレース] (27歳)
 『ドラガォンの館』で格子の中に閉じこめられていたが、兄のアルフォンソの死に伴い、彼に代わって『ドラガォンの館』の当主となった。靴職人でもある。黒髪の巻き毛と濃茶の瞳を持つ。幼少期の脊椎港湾症により背が丸い。

◆マイア・フェレイラ(23歳)
 ドン・アルフォンソ(もと23)の婚約者。茶色くカールした長い髪。

◆ドン・アルフォンソ(享年29歳)
 重い心臓病で亡くなった『ドラガォンの館』のもと当主。アントニアたちの兄。

◆Infante 324 [24][クワトロ](25歳)
 金髪碧眼で背が高い美青年。『ドラガォンの館』で「ご主人様(meu senhor)」という呼びかけも含め、当主ドン・アルフォンソと全てにおいて同じ扱いを受けているが、常時鉄格子の向こうに閉じこめられている。口数が多くキザで芝居がかった言動をする。非常な洒落者。

◆アントニオ・メネゼス(55歳)
 『ドラガォンの館』の執事で、使用人を管理する。厳しく『ドラガォンの館』の掟に忠実。

◆ジョアナ・ダ・シルヴァ(50歳)
 『ドラガォンの館』の召使いの中で最年長であり、召使いの長でもある女性。厳しいが暖かい目で若い召使いたちをまとめる。

◆コンスタンサ・ヴィエイラ (本名クリスティーナ・アルヴェス)(30歳)
亡くなった前ドン・アルフォンソの恋人だった女性。1度腕輪を外されたが、事情があり腕輪をとりもどし、コンスタンサの名前で生活する。現在は中枢部として『ドラガォンの館』内外で働いている。

◆マヌエル・ロドリゲス(29歳)
《監視人たち》出身の修道士見習い。ヴァチカンでエルカーノ枢機卿の秘書を務めたこともある。現在はGの街の小さな教会に勤めつつ、ドラガォンの中枢部の仕事にも関わっている。クリスティーナを崇拝しているお調子者。

◆ペドロ・ソアレス
 《監視人たち》の中枢組織に属する青年。メネゼスの従兄弟。

◆マリア・モタ(25歳)
 ライサの血のつながらない妹。ブルネットが所々混じる金髪。茶色い瞳。

◆『ボアヴィスタ通りの館』の使用人
 ディニス・モラエス(34歳) - 《監視人たち》の一族出身
 チアゴ・マトス(24歳)
 シンチア・ロドリゲス(31歳)
 ルシア・ゴンサルヴィス(25歳)
 ドロレス・トラード(38歳) - 料理人

◆『ドラガォンの館』の使用人
アマリア・コスタ(35歳)
マティルダ・コエロ=メンデス(26歳)
ミゲル・メンデス=コエロ(29歳)
ジョアン・マルチェネイロ(25歳)
ホセ・ルイス・ペレイラ(28歳)
フィリペ・バプティスタ(32歳)
クラウディオ・ダ・ガマ(46歳) - 料理人
アンドレ・ブラス(37歳) - 料理人
マリオ・カヴァコ(39歳) - 運転手


【用語解説】
◆Filigrana(フィリグラーナ)
 ポルトガルの伝統工芸品で、非常に細い金銀の針金や小玉を使用して細工された貴金属品。様々な形状があるが純金製でハートの形をしたものが有名。聖遺物箱の装飾に用いられたり、民族衣装の装飾にもされる。ポルトガルでは娘の嫁入り道具として時間をかけてフィリグラーナを買い集めるという。

◆Infante
 スペイン語やポルトガル語で国王の長子(Príncipe)以外の男子をさす言葉。日本語では「王子」または「親王」と訳される。この作品では『ドラガォンの館』に幽閉状態になっている(または、幽閉状態になっていた)男性のこと。命名されることなく通番で呼ばれる。

◆黄金の腕輪
 この作品に出てくる登場人物の多くが左手首に嵌めている腕輪。本人には外すことができない。男性の付けている腕輪には青い石が、女性のものには赤い石がついている。その石の数は持ち主によって違う。ドン・アルフォンソは五つ、22と24及びアントニアは4つ、マイアは1つ。腕輪を付けている人間は《星のある子供たち》(Os Portadores da Estrela)と総称される。

◆《監視人たち》(Os Observadores)
 Pの街で普通に暮らしているが、《星のある子供たち》を監視して報告いる人たち。中枢組織があり、《星のある子供たち》が起こした問題があれば解決し修正している。

◆モデルとなった場所について
 作品のモデルはポルトガルのポルトとその対岸のガイア、ドウロ河である。それぞれ作品上ではPの街、Gの街、D河というように表記されている。また「ドラガォン(Dragãon)」はポルトガル語で竜の意味だが、ポルト市の象徴である。この作品は私によるフィクションで、現実のポルト市には『ドラガォンの館』も黄金の腕輪を付けられた一族も存在しないため、あえて頭文字で表記することにした。

この作品はフィクションです。実在の街、人物などとは関係ありません。

【プロモーション動画】

使用環境によって、何回か再生ボタンを押すか、全画面にしないと再生できない場合があるようです。その場合はこちら




【関連作品】
「Infante 323 黄金の枷」『Infante 323 黄金の枷 』をはじめから読む
あらすじと登場人物
『Usurpador 簒奪者』を読む『Usurpador 簒奪者』をはじめから読む
あらすじと登場人物
『黄金の枷』外伝

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Tag : 小説 連載小説

Comment

says...
ちゃんと設定を作っているところが凄いですよね。
私なんて結構見切り発車でやっているからなあ。。。
愛楽先生にしても、解決警部にしても。。。
物語が先行して、後付け設定でございます(笑)。
(*´ω`)
2020.07.23 12:14 | URL | #- [edit]
says...
こちらにもありがとうございます。

ええと、これはどちらかというと自分のためのメモみたいなものかも。
どこかに書いておかないと、「どうだったっけ」というときに見つからなくて時間を食うので。
特に、続き物を書くときには、設定をきちんと作っておかないと、後で矛盾がでてきたりします。
やはり、そこまで何でも覚えていられるわけではないので。

コメントありがとうございました。
2020.07.23 22:36 | URL | #9yMhI49k [edit]

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