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scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

【小説】プレリュード

今日の掌編は、『黄金の枷』シリーズの外伝です。連載を開始したばかりの『Filigrana 金細工の心』とも関わりの強い作品なのですが、視点が(よくわかっていない)マイアで進むので、外伝として本編からは外しました。『Filigrana 金細工の心』本編で後にこの話で使われた曲がもう1度使われます。

【参考】
小説・黄金の枷 外伝
「Infante 323 黄金の枷」『Infante 323 黄金の枷 』
『Usurpador 簒奪者』を読む『Usurpador 簒奪者』
『Filigrana 金細工の心』を読む『Filigrana 金細工の心』




黄金の枷・外伝
プレリュード


 マイアは、いつものように白いブラウスに黒い絹のサーキュラースカートを身につけた。どんな服でも自由に注文していいと言われ、通信販売のカタログをいくつも渡してもらったのだが、以前買っていたようなTシャツやチノパンなどを買うのはためらわれた。そんな服を午餐や晩餐に着ていくことはできなかったし、23と話をするためにいつドンナ・マヌエラやメネゼスたちが入ってくるかわからなかったので、居住区内用の服も体には楽だけれども見た目はカジュアルすぎないものを選んで買ってもらった。

 いま着ている服は、宣告を受けた翌朝に23がその日の晩餐に間に合うようにメネゼスに用意させた2着のうちの1つだった。白いフリルの多いブラウスと、似ているけれど僅かに違うふくらはぎ丈の全円スカートで、どんな状況でも、たとえマイアが上流社会の振舞に慣れていなくても、違和感なく馴染めるスタイルだった。

 その初めての晩餐で、マイアは23がいつも座る席の隣に案内された。前日までは給仕する立場だったのが、してもらう立場に変わっていた。メネゼスが椅子を引き「どうぞ」と言った。23の顔を見ると、黙って頷いたのでマイアは小さく会釈して座った。

 あの食事では、誰も特別なことを言わなかったが、みながマイアの様子に注目していた。突然の宣告で23の居住区に閉じこめられた彼女がどんな反応をするのか誰も予想がつかなかった。ショックを受け、泣き叫び助けを懇願しても不思議はないとみな思っていた。それはこの館では既に何度か繰り返された光景だった。

 マイアが何をするのにも23の顔を伺い、それに対して彼がそっと小さくアドバイスすると、彼女が黙って頷く。時おり嬉しそうに23の方を見て笑いかけたりしているのを見て、心配していた家族や使用人は一様に安堵した様子を見せた。特に、ドンナ・マヌエラは食事が終わると、わざわざマイアの側にやってきて、両手で彼女の手を包み優しく「ありがとう」と言った。マイアは何にに対してそう言われているのか全くわからなかった。

 唯一違う反応を見せたのが24だった。23のことを全く嫌がっていない、むしろ一緒にいられるのが嬉しくてたまらない様子のマイアを見て「なぜ」と言った。24が一緒に一夜を過ごした娘たちは、そんな反応は絶対に見せなかった。必ず一晩にして24への愛は消え去り、怯えながら逃げ惑うようになったからだ。

 その日から、ドラガォンの家族が集まる時には、必ずマイアも同席することとなった。毎日の晩餐、日曜日の午餐、それにその前に行われる礼拝にも、マイアはこれまでの召使いたちの場所ではなく、ご主人様の1人である23の隣に座ることになった。そして、そうした機会に身につけるべき服で悩みたくなかったので、マイアは23がそうするように、新たに用意してもらう服も全て白いブラウスと黒いスカートにしてもらった。そうすれば23のいつも着ている服と釣り合うし、難しいことを考えずに済むからだ。

 日曜日の礼拝と午餐に、ボアヴィスタ通りに住んでいるドンナ・アントニアがやってくるときは、午餐の後に家族がサロンに集まり団らんをする習慣があった。召使いだった頃のマイアは、このサロンでの団らんの場に居合わせたことはなかった。

 母屋3階にあるサロンは、マイアにとってなじみが薄く畏怖すら感じる空間だった。もちろん、本来ならばインファンテの居住区であっても親しみやすさを感じる要素はないのだが、23がラフに接してくれたお陰で屋敷の中でもっとも寛げる一角になっていた。しかし、ドンナ・マヌエラやドン・アルフォンソの部屋の掃除をすることもなかったマイアにとって、母屋3階はよほどのことがない限り足を踏み入れない場所になっていた。

 宣告後、居住区の中で暮らすことになったマイアは、鍵を開けられて呼ばれたときだけ居住区からでることができた。23と一緒に居られるだけで幸福なマイアにとっては、特に差し障りがなかったが、23はマイア1人を居住区に残すことを嫌がった。一家団らんの場に行って何をすればいいのかはわからなかったが、ただ座っていればいいのだと言われて、黙ってついていった。

 おそらくそれは、館の中の多くの人間を安堵させたことだろう。少なくともこちらの居住区では、人知れず娘が長期にわたる虐待を受けたりはしていないことが、誰の目にも明らかだったのだから。

 サロンは広く明るい部屋で、寄せ木張りの床の上に非常に大きな絨毯の敷かれている。年代物に違いない大きなシノワーズの壺や、金箔飾りの施された黒檀の調度が置かれている。この集まりには、メネゼスの他、ジョアナとクリスティーナが同席するのが常だった。

 瑠璃色と金の装飾を施したコーヒーセットが置かれ、マイアは割ったりしたくないなと思いながら邪魔をしないように座るのだった。

 23とマイアが部屋に入ってきたとき、既にドンナ・マヌエラとドンナ・アントニア、そして、2人に挟まれて24がゆったりと座っていた。彼は、午餐の時とは違う服を着ていた。午餐の時は、クリーム色の光沢のあるシャツにグレーのベストを合わせたスタイルだったが、今は昔の人が着ていたようなスイカ色のフロックコート姿だ。時代めいているとはいえ、豪奢なひじ掛け椅子に座っている彼は、場違いという印象を全く与えなかった。落ち着いた菖蒲色のロングドレスを身に纏っているドンナ・マヌエラや、赤紫に黒で縁取りされたスペンサージャケットと対のタイトスカートを見事に着こなしているドンナ・アントニアに挟まれているからかもしれない。

 この部屋に置かれているアームチェアはヴィクトリアン・スタイルで、重厚なマホガニーに装飾華美にならないギリギリの装飾が施されている。おそらく何百年単位で使われているものだろうが、定期的にメンテナンスを施されているのだろう、どの家具もつい先日納品されたものと変わらない状態を保っている。

 マイアは、高そうな椅子に座ることにもまだ慣れていない。そっとサーキュラースカートを広げ、メネゼスに案内された席に怖々と座った。

 23とマイアが入ってきたのを全く意に介さずに、得意の詩作について蕩々と述べていた24だったが、最後にドン・アルフォンソがゆっくりと入ってきて座ると、嬉しそうに立ち上がって言った。

「やあ、兄さん。やっと来ましたね。僕が、生み出した最高傑作、すぐにでも聴いてもらわなくちゃ。ビリヤードのピンク球と釣りブレード針のさる環に関する形而上学的考察に基づく詩なんです」

 ドン・アルフォンソは、全員にコーヒーや茶菓が行き渡っているのを見て取ると、メネゼスに合図をして立っているジョアナやクリスティーナが背後で座れるように配慮をしてから、待ちわびている24に聴いている者には意味がさっぱりわからない詩の暗唱を許可した。

 24の詩を聴くのはこれが初めてではなかったけれど、今回の詩は格別に意味不明だった。そもそもマイアはビリヤードもしたことがないし、釣りの方はさらに興味がなかった。だが、たとえその両方に詳しい者が聴いても、この詩の内容に共感することは難しいだろう。少なくとも韻の踏み方が完璧なのは、マイアでもわかった。新参者の分際であくびをするわけにはいかないので、マイアは23と一緒に街に出かけた日のことを考えて時間をやり過ごした。

 ようやく暗唱が終わったらしい。母親であるドンナ・マヌエラがにこやかに微笑みながら言った。
「お前の詩作に対する情熱は、非凡な才能を開花させたのね。釣り具が美しく思える描写を初めて知りましたよ、メウ・クワトロ」

 氣をよくした24が、ではもう1つと言い出すのを察知したドン・アルフォンソは、急いでドンナ・アントニアに話しかけた。
「アントニア。今日は、お前も何か聴かせてくれるのだろう?」

 マイアは思わずほっとした表情をしたが、横にいた23に氣付かれてそっと肘でつつかれた。ドンナ・アントニアは、微笑みながら立った。
「むしろ私は、トレースに聴かせてもらうことを期待してきたんだけれど」

「ギターラは持ってきていない」
23は短く答えた。23が何かを弾き、それをドンナ・マヌエラが褒めたりしたら、また24が対抗意識で新しい詩を吟じ出したりするかもしれない。だったら、ここでは弾かないでほしいと、マイアは密かに願った。

 ドンナ・アントニアは、それ以上特に23のギターラには触れずに、グランド・ピアノに向かった。
「じゃあ。ここしばらくずっと練習していた曲を……バッハの平均律を元に書かれたシロティの『前奏曲』よ」

 彼女は、ゆっくりと弾き始めた。マイアは、ドンナ・アントニアはピアノを弾けるんだと感心した。思えば、この女性のことを私は何も知らないんだなと思った。ずっと23の恋人だと思い込んでいて、姉だということも知らなかった。ようやく知ったことといえば、成人してから『ボアヴィスタ通りの館』に移り住んでいるが、近年はドンナ・マヌエラに代わって、ドラガォンの対外的な仕事をこなしていることぐらいだった。

 ドン・アルフォンソや23と同じ黒髪は、亡くなったドン・カルルシュ譲りだという。とても美しいが、柔らかい印象の強いドンナ・マヌエラにはほとんど似たところがなかった。
「顔もドン・カルルシュに似ているの?」
マイアが訊くと、23は笑った。
「まさか。俺が父上そっくりなんだ」

 マイアは、ピアノを弾くドンナ・アントニアの横顔を眺めた。いつも快活で華やかな彼女が、どことなく違って見える。静かな旋律が囁きかけるように始まったが、少しずつクレッシェンドをして近づいてきたように感じた。その旋律は再びディクレッシェンドして、遠ざかった。

 右手の旋律は同じように繰り返したが、左手が先ほどとは違いずっと強く分散和音を奏でた。それは、まるでずっとそこにいたけれど視界に入っていなかった誰かが、急にいることに氣付いたときのようだった。

 娘の演奏を聴いているドンナ・マヌエラは、先ほど息子の詩を褒めたときのような柔らかな微笑みを浮かべていなかった。瞳は、娘を通してもっと遠くの別のものを見つめていた。そして娘の紡ぎ出す音色から、憂いと痛みを聴き取っているようだった。マイアの知らない誰かが、ドンナ・アントニアの陰でピアノを弾いている。誰も口にしようとしない重い存在が、サロンに満ちていた。

 短い曲はすぐに終わった。最後の和音が空中に解け、ドンナ・アントニアが静かに手を鍵盤から離して静寂に沈んだ。

 サロンの空氣は先ほどとは全く変わっていた。24だけが派手な拍手をし、ドンナ・アントニアはいつもの快活な笑顔を見せて椅子に戻ってきた。ドンナ・マヌエラも柔らかい微笑を取り戻していたが、マイアはみなの瞳の中に憂いが残っているように感じた。平和な午後の語らいはいつも通り2時間ほど続いた。そして、暇乞いをしてドンナ・アントニアが館を去ると同時に、マイアたちも居住区に戻った。

 あれは何だったんだろう。マイアは、先を歩く23の背中を見ながら考えた。訊いたら教えてくれると思うけれど、軽々しく訊かない方がいいのかも。

 23は、いつもと違って静かなマイアの様子を変に思ったのか、振り向いた。
「どうした?」

 マイアは、笑って首を振った。
「なんでもない。ねぇ、23。さっきリクエストできなかったから、今からギターラ、弾いて」

(初出:2020年8月 書き下ろし)

追記




Emil Gilels plays the Prelude in B minor (Bach / Siloti)
関連記事 (Category: 小説・黄金の枷 外伝)
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Tag : 小説 読み切り小説

Comment

says...
執筆、お疲れさまでした。

このエピソードは単独の掌編という扱いなんですね。
なんというか、マイアって、たんなるお花畑っ子というより、ドラガオンの冷酷さや悲惨さを和らげてくれる存在でもありそうですね。服装の件や、23とのやりとりを見ていると、ほんとに微笑ましいですね。
24は、いろんな意味でとんがっているというか、浮いているというか。自分の性癖を見つめなおした方がいいですね……まあ、やらないのでしょうけど。ただ、マヌエラの器の大きさというか、懐の深さというか、そういうものが24の更生を妨げているような気がしなくもないですね(笑)
まあ、そんなこんなを含めた家族団らんだというのに、やはり22の存在は彼らのうえに重くのしかかっているようですね(24は空気読んでなさそうですが)
アントニアが弾いた曲、たしかに美しい曲ですけど、なんかすごく悲しい曲ですね。バッハの平均律の編曲版ということですが、なんかメランコリック度が数段増しているような気がします。22の選曲なのかなぁ、これ。
サブタイトル、そのままの意味だと解釈して、これから始まる本編を楽しみにしています。
2020.08.12 12:36 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

前回の本編プロローグも含めて、マイア視点でちょっと異質なので、両方外伝にすることも考えたのです。でも、あちらの方は重要エピソードだったので本編に無理矢理食い込ませ、こちらは脱線するので外伝にしました。

マイアのよさは「わかっていない」この1点に尽きるかと。
この作品の発表をこの時点にしたのは、他の登場人物だけでなく、『Usurpador 簒奪者』を読んでくださった読者の方も、今回のストーリーで幽霊のように去来しているのが誰のことかわかり、要するに「マイアだけわかっていない」状態になるからなのです。

24は、第1作から他人視点で問題ありなのが語られていますが、『Filigrana 金細工の心』ではもっと具体的にあれこれ描写されます。空氣は読みませんね。ええ、この人、アレですので……。

さて、シロティのプレリュード、どこで見つけた曲か忘れてしまったのですけれど、時おりコンサートのアンコールなどで演奏される曲みたいです。前半と後半で、ほぼ同じ動きをしているのですけれど、後半になると左手の和音が強調されるのです。それが私には前半が女の姿、後半が男の姿と感じられたのです。というわけで、この左手の和音を22の存在に重ねてみました。

そして、そうなんです。22の選曲です。っていうか、22が弾いているとそれを教えてもらいたがる困ったアントニア。マヌエラたちは、アントニアの演奏を聴く度に亡霊のように22の音色を聴かされるというわけです。

ようやくアントニアがヒロインっぽくなってきたので、このまま本編に突入しようと思います。

コメントありがとうございました。

2020.08.12 22:10 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんにちは(*^_^*)
お子ちゃんたちが夏休みに入ると平日の業務量が一気に増えて、平日の仕事外の活動が一気に落ちるこの頃、暑いし、もう2階などは「ここはどの熱帯雨林?」って感じです。

マイア視点って、ほんとうに何だかほっとしますね。まぁ、分かってないって、時々罪でもあるけれど、害のない「分かっていない」だからいいことにしましょう(*^_^*) それに、回りが必要以上にちゃんとしているから、なんとかなりそうだし。23にこつかれているあたりが妙に可愛かったり。お姑さんにも大事にされているみたいですしね。
そのマイアをしても、22の影というのは感じられたということだから、よほど皆(のぞく24)の中に色んな想いが残ってるんですね。

24はアスペルガーチックなところを見せますし、なんかとんでもなく人格にも問題がありそうですが、ちょっとおもしろくなってきました。アントニアがヒロインと言うことですので、兄弟のあれこれも描かれそうですし、マイアじゃなくて他の視点から語られるシステムのこととか、これから楽しみです。

このコロナ騒ぎでなぜか皆がバッハに回帰しているのか、癒やしの音楽として最近あちこちで大人気?な気がします。こうして色んなアレンジがなされるのもバッハの奥の深さを表しているのでしょうね。私はまだ音楽の父にはたどり着けていませんが、その宇宙観を感じるときがくるかしら。22とバッハは相性がよさそう。相変わらず暑苦しいベートーヴェンに首ったけな私^^;
2020.08.15 15:43 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

ああ、今って夏休み真っ盛りですものねぇ。こちらは来週月曜日から学校が始まるようですが……。
彩洋さん、ご無理なさらないでくださいね。

さて。
自分で書いていても思いました。「お前、1人でルンルンしてろ」って。
23もラブラブになれて嬉しいのですけれど、マイアのように周りにバレバレな態度はさすがに取りませんよね。
それに、24の詩の朗読を「2つ目は勘弁してくれ」と思っているのは、この場にいる24以外の全員なのですが、「あからさまにホッとするな」って、つついている23(笑)

で、アントニアのピアノですけれど、(自分の事しか考えていない24以外)全員が、それぞれにいろいろなことを考えています。
今回、マイア視点でもあるし、具体的なことは何も表面にはあらわれていないのですけれど、この家族のものすごく複雑になってしまっている愛憎関係は、ことあるごとにのしかかってきて思いを沈ませてしまうのですね。『Filigrana 金細工の心』は、そのヤバい家族の人間関係の話でもあります。

24は、ええと、バレてますね。めっちゃ壊れています。もう来週わかるからどうでもいいや(投げやりモード)

あ、日本はいまバッハ回帰な感じですか?
ベートーヴェン生誕250年だから、そっちで盛り上がっているのかと思いきや。

この曲は、原曲はバッハなのですけれど、かなり別物になっている感じがします。
BWV855の方は、もう少し忙しなく動くので弾いても他の人間が亡霊のように浮かび上がってくるようなことはないかも。
そもそも、BWV855の方は、アンコールで使うような曲じゃなく、かなり難曲みたい。

22は、あれこれ弾いていますね。『Filigrana 金細工の心』では、いくつかの曲が重要な役割を果たしていますけれど、その度に彩洋さんのご意見も聞いてみたいなあ。

コメントありがとうございました。
2020.08.15 22:22 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
おお!このお話は予想外でしたが嬉しい!!!
もうマイア視点で物語が展開することは無いんだと思い込んでいましたから。思いがけないプレゼントでした。
マイアだからという条件付きなのでしょうが、二人の仲睦まじい様子を見ることができてとても安心しましたし嬉しかったです。マイアって23との相性がいいのは当然として、この環境に適応できる本当に希な人材ですよね。
まだアルフォンソが健在ですから檻の中の生活を送っているのでしょうけれど、閉じ込められることを嫌がっている様子は全くありませんね。これはお花畑脳だけでは説明できない事で、彼女が23を純粋に愛しているからだと思っています。この後23がアルフォンソになって外に出ることが出来る保証など無いですし、一生このまんまという可能性だってあるのですから。マイアはアルフォンソが亡くなったら23が・・・なんて考えを巡らせるような人では無いですしね。まぁ少しは進化しているようですし、周りもマイアのことをよく理解してくれているようですし、よかったねマイア。
24は相変わらずのようですが、夕さんが彼を次期主人公に据えた理由がわかったような気がしました。これからシステムについて深く掘り下げていくには、23と甘々マイアでは夕さんには物足りないでしょうから。
このひん曲がった彼を男性側の主人公に据えたら、女性側は彼の恋人や配偶者というわけにはいかないとなると、やっぱりアントニアですね。
なるほど、必然だったんだ。・・・と妙に納得しています。
アントニアニは幸せになって欲しいなぁ・・・などと相変わらず甘い考えを持っているサキですが、夕さんがどのように本編を進めて行かれるのか、少し心配しながら22の動きも含めて楽しみにしています。
2020.08.16 09:43 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

マイア、ヒロインの座を明け渡してしまったので、これからは出てくるとしても外伝……。でも、そのお陰で本編がどうなっていようと、のほほんと登場できます。予定ではあと1本くらいはマイア視点の外伝があるかも。全然書いていないのですけれど。

相手が23だからという条件付きですが、マイアはむしろ居住区で毎日楽しく暮らせているのが嬉しくてたまらない様子。実家には今のところ帰れなくなってしまいましたが。

まあ、この人はとことん難しいことを考えない人なので、「どういう状況になったらこうなる」みたいなことはまるっきり考えていません。そういうわけで、あとで「お仕事引き継いでね」といわれて仰天することになるでしょうけれど。

周りは、マイアに大感謝ですね。とにかく身体に問題のあるアルフォンソ、心の方に問題のある24、それから頑固な22と23と、問題のオンパレードでドラガォンは行き詰まった状態でしたから。これでマイアに拒否されて、さらに23が殻にこもってしまったら、本当に万事休すだったのです。

さて、サキさんは誤解なさっているようですが、『Filigrana 金細工の心』の主人公は24ではなくて、22の方です。
24も登場はしますが。

23とマイアのメイン話はもう終わってしまったので、今さら語ることはほとんどないのです。
『Usurpador 簒奪者』で取り残されてしまった22の人生をめぐる話に関しては、まだ語ることがたくさんあるというわけです。
で、アントニアに関するイメージも、きっとずいぶん変わるのではないかと思います。

また、この『黄金の枷』ワールドで、しばらくお付き合いくださいませ。

コメントありがとうございました。
2020.08.16 19:27 | URL | #9yMhI49k [edit]

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