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scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

書く書く詐欺のおさらい

「scriviamo!」の最中で、他のものを書く余裕はあまりない中ですけれど、ま、レギュラーのことも忘れたわけじゃないのよ、という話でも。

執筆イメージ

私以外にそんなことに興味がある方がいるのか、という話はさておき、あまりにも長いあいだ「書く書く詐欺」を続けてきているので、ここら辺で少し整理をしておこうかなと思いまして。

私がブログで発表する小説群は、(所々で繋がっていたりはしますけれど)基本的にいくつかのワールドに分かれています。右側のメニューバーの所を見ていただくと全体像がわかるかも。

そのうち、本編がちゃんと完結したものもありまして(当たり前のことで威張るな……)、『夜のサーカス』と『ニューヨークの異邦人たち』シリーズがそれに当たります。

『ニューヨークの異邦人たち』シリーズの最終作品『霧の彼方から』は去年ようやく完結したんですけれど。このシリーズが勝手にガンガン伸び出したときは、どうしようかと自分でも思いました。

それに、永久に終わりそうもなく思われた『黄金の枷』三部作も、現在ラストの『Filigrana 金細工の心』を発表中ですので、それももうあまり心配していません。たぶん年内に終わるのでは……。

その次に何とかしなくちゃいけないのは『森の詩 Cantum Silvae』シリーズです。これ、実は続編1つだけで終わらせるつもりでぶち上げたのですが、構想をちゃんと練り始めたらどうやっても1つの作品としてまとまらず、しかたなく続編を2つに分けて『森の詩 Cantum Silvae - トリネアの真珠』と『森の詩 Cantum Silvae - 柘榴の影(仮題)』ということになりそうです。トリネアの方が例の残念男装姫が中心の話で、柘榴の方が例の陰険野郎がメインになる話です。(ご存じない方、ごめんなさい)トリネアの方が構想まではそこそこ固めているのだけれど、そこまで。次の執筆は、これかなあ。柘榴の方は、もしかすると永久にできないかも。こちらは限りなく幻に近い書く書く詐欺だと思っていてください。

そして、『大道芸人たち Artistas callejeros』の第2部。これねぇ、ラストシーン書いてから、間もなく9年ですよ。さすがに書かないと。もう10周年に間に合わないじゃん……。善処します。でも、いつになることやら。

最近、わりとよく書いているくせに、一向に進んでいないのが『樋水龍神縁起 東国放浪記』です。なにスピンオフで、書く書く詐欺しているんだか。でも、こちらは、他の作品と違ってときどき無性に書きたくなるので、意外と進むかもしれません。

そして、みなさん、もうすっかりお忘れかと思いますが『リゼロッテと村の四季』って作品も絶賛放置中。この作品は、自分の存在意義として、完成させたいんだけれど、なかなか手が回りません。

同じカンポ・ルドゥンツ村関係のストーリーでは、このブログではまだ一度も口にしたことがない作品も裏で書いているんですけれど、これは完成する日が来るんだろうか。

この世の中が不安なままで、しかも自分の個人的な見通しもまだはっきりしていない状態なので、いつ何をどう書くということをはっきり言えないのですけれど、まあ、1つ1つ順に書いていくしかないんでしょうね。

書く書く詐欺仲間のブログのお友達のみなさま。お互いに励まし合いつつ、楽しく創作いたしましょう。
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Comment

says...
は~い!書く書く詐欺仲間どうし頑張りましょう!
と、言いたいところですが、夕さんはちゃんと書いておられますよ。
執筆も早いし、計画的だし、終わっていないと仰っている作品も“部”としては完結していますし、『黄金の枷』は着々と進行中ですし、途中でほったらかし(失礼)になっているのは、リゼロッテくらい?
サキなんか先へ進めなくなっている作品を挙げれば、枚挙に暇がありません。
計画性がなく、行き当たりばったりな性格が禍していますね。
これって創作をする者にとっては致命的かも・・・。
2021.01.24 04:12 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

『ニューヨークの異邦人たち』が終わり、『黄金の枷』も終わりが見えてきたので、前ほど「これは本当にマズい」とは思わなくなってきた感はあります。計画的とは、お世辞にも言えませんが……。

『リゼロッテと村の四季』が放置になっている一番の原因は、きちんとした構成を作っていないからなんですよね。
ざっくりとしたストーリーと、だいたいの終着点は頭の中にあるんですけれど。
同じような書き方をしている作品は『樋水龍神縁起 東国放浪記』なんですけれど、こちらの方がまだ続きを書くモチベーションが高いかなあ。

サキさんと私は、そもそもの書き方が全く異なっているのですよね。たぶん、サキさんはその作品の世界にこれからのめり込んでいけば、わーっと進むのかもしれませんが。私の場合は、頭の中では全て既に完結している作品なので、放置して書かなければ書かないだけ、自分の興味が薄れて書けなくなっていってしまいます。というわけで、けっこう急いで1つ1つ完結させようとしているのですけれど、どうも数が多すぎて……。

まあ、そうは言っても、根性で短時間に書けるというものでもないので、コツコツ書き続けていきたいと思っています。ああ、せめて『森の詩 Cantum Silvae - トリネアの真珠』だけでも終わらせたいなあ。

コメントありがとうございました。
2021.01.24 17:35 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
まあ、書く書く詐欺はみんなあることなので。
あまり気にすることもないかと。
それぞれで、事情がありますからね。。。

こちらから見ると、
定期的に更新されている数少ない小説ブログだと思っております。
お互いに、満足がいくように小説執筆&更新していきましょう!!
2021.01.25 10:52 | URL | #- [edit]
says...
いやいや、同じ書く書く詐欺団ですけど、八少女夕さんはちゃんと進めていらしゃるじゃないですか。
というか……作品、多すぎっ!
まあ、どれも楽しみなものばかりなので、いずれは……と期待しています。

山西サキさんへのコメント返信を読んでいて思ったんですけど、作品の物語が脳内で完結していると、作品の全体像が見えていいんですけど、書き出すのにエネルギーがいりますよね。書く前は「あの長い話を、これから書くのか~」と気が遠くなり、書きはじめたらはじめたで、「なんか面白くない話だなぁ」とモチベーションが下がったりするんですよね。いかんなぁ。

とはいえ、せっかくひねり出した物語を書かないままというのも、物書きの端くれとしては不本意だし。
たしかに、いろいろと不安要素はありますけど、頑張って、楽しんで、書いていきたいですね。

書く書く詐欺団、当面は解散できそうもないですね(笑)
2021.01.25 12:43 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

ご職業から考えれば、創作どころではないであろうこの状況でも、黙々と執筆と更新を続けられる蓮さんには頭が下がります。

当方、わりと生活が固定していて、コンスタントに創作できる環境はあると思うんですけれど、それでも「何年、書く書く言っているんだ!」って作品の数が多すぎるんですよね。

でも、まあ、1つ1つ完結に向かって頑張るつもりはあるのです。まだ(笑)

ブログのお友達も、10年近くなるとずいぶん様変わりしますものね。
私は初期のお友達の半分くらいがまだ活発に活動してくださっているので、仲間に恵まれてラッキーな方なのかもしれません。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

2021.01.25 23:11 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

「書く書く詐欺団」! 途端にカッコいい組織のメンバーになったような(笑)
作品、本当に多すぎるんですよね。1つの作品に集中して構想作ればいいのにねぇ、なぜこうなっちゃったのでしょう。

なぜかあまり期待もされていないような『ニューヨークの異邦人たち』のような作品から完結させているのは、おそらく書きやすかったからかな。『森の詩 Cantum Silvae』は、お勉強が大変なので残っちゃっているし、『黄金の枷』は、『Usurpador 簒奪者』で詰まっていたので、あれが終わってからはなんとかとか、いろいろと大人の事情が書き進め方に影響しております。

その中でも、もっともヤバいのが『大道芸人たち Artistas callejeros』です。もうあまりにも昔に構想していたので、面倒くさくなっちゃって……。とくに残っているのが、あまり面白くないシーンが多くて……。いずれはなんとかとは思っているんですけれど、『源氏物語』の幻の帖みたいにして、途中は想像してもらうだけとか、ダメでしょうかね。(ダメだろうなあ)

ともあれ、せっかく団員に加えていただいたので、解散なんておっしゃらずに、一緒に頑張りましょう!

コメントありがとうございました。
2021.01.25 23:20 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
書く書く詐欺団は、足を洗おうにも簡単には足が洗えない、恐ろしい中毒性のある犯罪集団ですね。まぁ、たぶん、誰にも迷惑をかけていないので、いいことにしましょう! え、私? もちろん、会員ナンバー1桁ですとも^^;
でも、サキさんやTOM-Fさんもおっしゃっておられますが、夕さんは本当にコンスタントに創作されていてすごいです。おかげさまで、自分も頑張ろうとか思えるし(実ってないけれど)、それになんか安心感というのか、支えになります。

TOM-Fさんのおっしゃるように、脳内で完成形が出来上がっているものって、ほんとに難しいですね。なんか自分の中ではもうほんとにシーンが全部出来上がっているのに、それを書くのか~って^^;
夕さんがいつか仰っておられたように、ところどころにある「書かないといけないけれどめんどくさいシーン」がもううっとおしいんですよね。まさに、ものを書くのって筋トレだなぁと思う瞬間です。
書く書く詐欺団、今年の活躍も保証されていますから、あとは地味な善行でどの程度犯罪の司法取引ができるかってあたり? なんのこっちゃ^^;

めまいがだいぶましになってきたので、今日は書くぞ、と思ったら、今から弾き合い会に行ってきます(*^_^*) あ~、練習できていなくてブルー。帰ってきたら頑張ります。コメントもまた来ます!
2021.01.31 02:15 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

そうなんですよ。1度手を染めたら最後、なかなか更生は難しいとか(笑)
しかもすてきなお仲間が多いもんだから、居心地もやたらよくて……。
それに、そうですよね。本当の犯罪者や非社会的集団と違って「待てるか」という方は普通に去って行かれる(作者の自業自得ともいう)ので、少なくとも迷惑はかけていない……と思いたい。会員ナンバー1桁ってけっこうプレミアムですよね……って何喜んでいるんだか(笑)

私、発表している頻度は多いんですけれど、実は2000字ずつぐらいしか発表していないので、実質には大して進んでいないのに見かけだけが「頑張っている感」を醸し出しているかも……。

そして、そうなんですよ。読者はもちろんなんですけれど、作者にとっても「去る者日々に疎し」でして、とっくに完結したもの(脳内オンリー)を書くのは、だんだん面倒になってくるんですよ。長いしとか、この展開しんどいしとか、調べ物面倒くさいとか……。途中の面白くないシーンばかりが山積みになっているのも大問題で。萌えシーンばかりかけませんしねぇ。もうね。本当にウザいシーンは「幻の帖」で許して、とか思っちゃうんですよ。まあ、許されないでしょうけれど。筋トレ(笑)

司法取引ってのもいい表現だなあ。っていうか、私はそうやってどうでもいい外伝や掌編に逃げてばっかりなので、肝心なあれこれがいつまでも終わらないんですけれど……。

うわあ、今日もお三味線ですか?
どうぞご無理なさいませんように! ま、でも、仕事とご実家だけの日々よりは、時にはあれこれ必要ですよね。
築地お引っ越しや、バチカンのあれこれ(なのかな?)なども楽しみにしていますので、お時間のあるときとにぜひ〜!

コメントありがとうございました。
2021.01.31 17:57 | URL | #9yMhI49k [edit]

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