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Posted by 八少女 夕

【小説】バッカスからの招待状 -15- ブランデー・エッグノッグ

今日の小説は『12か月の店』の12月分です。このシリーズでは、このブログで登場するさまざまな飲食店を舞台に小さなストーリーを散りばめています。

『12か月の店』のラストを飾る舞台は、『Bacchus』です。うちのブログで飲食店といったら、やはりここかなと思い12月まで待ちました。店主の田中はもちろん、常連3人組も登場です。なぜ下戸ばかりが……。

短編小説集『12か月の店』をまとめて読む 短編小説集『12か月の店』をまとめて読む

【参考】
「バッカスからの招待状」をはじめから読む「バッカスからの招待状」をはじめからまとめて読む




バッカスからの招待状 -15- ブランデー・エッグノッグ

 店の奥に背の高い棚がある。小さな脚立に載って箱をいくつかとりだした。普段使わない季節の飾りは箱に詰めてしまってある。今年もカウンターにクリスマスツリーを飾る季節がやって来た。

 そのバーは、大手町のビル街にひっそりと隠れるようにあった。飲食街からは離れているので夜はほとんど人通りのないとあるビルの地下。知っている人でないと見過ごしてしまいそうな小さな濃い紫色の看板に白い字で小さく『Bacchus』と記してある。

 バーテンダーでもある田中佑二がほぼ1人で切り盛りするこの店には、目立たない立地ゆえ、クリスマスだと浮かれて入ってくるタイプの客はまずいない。だが、老若男女の常連たちは、店の装飾が変わることを歳時記のように捉えて話を弾ませる。

 田中は、ハロウィンが終わるやいなや街がクリスマスの飾り付けだらけになるのを静観し、自分の店は12月に入ってから飾りつけることを常としていた。

 カウンターの一番入り口に近い場所にツリーを据える。金と赤の2種類の小さい飾り玉をバランスよく吊していく。赤い飾り玉には、虹のような光沢がある。カウンターの角とテーブル席には小さいポインセチアを飾る。

 最後の鉢を奥の席に置いているときに、ドアが開いた。落ち着いたオーバーコート姿の年配男性が伺うように立っている。

「いらっしゃいませ」
「まだ準備中かな」
「いいえ、開店しております。どうぞお入りください」

「1人なんだが、いいかね?」
「もちろんです。テーブルとカウンターと、どちらがよろしいでしょうか」
「カウンターにしようかな、ここ、いいかね?」
 彼は、入り口に近い端の席を見ていた。初めての客がよく選ぶ席だ。コート掛けや出入口に近くて落ち着くのだろう。田中は頷いた。
「どうぞおかけください」

 田中は、彼がコートをハンガーに掛けて、カウンターの下に紙袋をしまい、座って落ち着くのを待ってからおしぼりとメニューを手渡した。
「どうぞ」

「ありがとう。……その、僕はこの手の店に入ったことがなくてね。勝手がわからないんだが」

 謙虚で率直な物言いには好感が持てる。
「そうですか。特別なルールはございません。お好きなお飲み物や肴をお選びください。また、こんな飲み物がほしいといったご要望をおっしゃっていただければ、お奨めのカクテルなどを提案させていただきます」
「そうか。じゃあ、ちょっとメニューを見せてもらうよ」
「どうぞごゆっくり」

 また入り口が開く音がした。朗らかな声がした。
「こんばんは」

「ああ、久保さん。いらっしゃいませ。今晩はお早いですね」
「そうなの。残業を頼まれる前に逃げ出してきちゃった。あ、夏木さんと近藤さんも、来たみたい」

 久保すみれの言葉通り、いつもの常連仲間が階段を降りてきた。この下戸3人組は、火曜日にはたいてい早くからここに集う。
「いらっしゃいませ。夏木さん、近藤さん」

「こんばんは。田中さん、皆さん。お、久保さんに負けたか」
夏木は、慣れた様子でコートを脱いでからカウンター席の奥、すみれが手招きするいつもの椅子に向かった。

「こんばんは、田中さん。ああ、ここの飾り付けが始まったか。クリスマスが近いもんなあ」 
近藤は、少し大仰な動きで中折れ帽を脱ぎ、コート掛の上に置いた。コートの下は相変わらずイタリアブランドの洒落たスーツを着こなしている。好んで座るほぼ真ん中のカウンター席に座ると、勿体ぶった様子で眼鏡を持ち上げた。

 すみれは、わずかに聞こえる程度に、クリスマスの定番ソングをハミングしながらメニューをめくった。
「あ。これにしようかなあ。『青い珊瑚礁』。クリスマスの飾り付けが始まるまで我慢していたし……」

 隣の夏木が「どれどれ」とのぞき込んだ。
「ああ、なるほど、きれいなクリスマスカラーだね」

 緑のペパーミントリキュール、赤いマラスキーノチェリーがカクテルグラスに沈み、まるで逆さクリスマスツリーだ。ジンベースなので、アルコール度数は高めだ。田中は静かに言った。
「お2人とも、そちらをいつものようにお作りしますか?」

 2人とも、ぱっと顔を上げて嬉しそうに頷いた。「いつものように」というのは、アルコールにあまり強くないすみれには、規定よりもずっと少ない量のジンを使い、1滴のアルコールも飲めない夏木用にはノンアルコールで作るということだ。

 近藤は笑いながら言った。
「じゃあ、僕は久保さんと同じバージョンで」

 近藤もまた、強いアルコールを受け付けない体質だ。田中は「かしこまりました」と頷いた。

 入り口近くに座る年配客は、若い常連客たちが楽しそうにカクテルを注文する様子をじっと見ていた。

「お決まりですか?」
田中が訊くと、彼は首を振った。
「いや、洋酒の名前はさっぱりわからなくてねぇ。さっきも行ったように、ここみたいなお店に無縁で生きてきたもんだから」

「私も、1年くらい前まではこういうお店、怖くては入れなかったんですよ。田中さんが親切なので、何でも質問できるようになって、すっかり図太くなりましたけれど」
すみれが話しかけた。

「僕も、アルコールが飲めないので、こういう店は敬遠していた口ですけれど、ここは居心地がよくて通っています」
夏木が続けた。

 年配の客は笑い返した。
「私が若かった頃、こういう店に入ることに、その……なんというか変に浮ついていてイヤだという想いがあって、頼まれても入ろうとしなかったんだよね。バブルが弾けてからは、こちらも経済的に苦しくてそれどころじゃなかったし、結局、来そびれたままこの歳になってしまってね」

「今日、ここに足を運んだのはどうしてですか?」
近藤の質問は、他の3人も訊いてみたいことだった。

「何だろうねえ。ああ、東京駅でクリスマスの買い物をして、昔のことを思いだしたんだよな。バブル時代につきあっていた女性が、クリスマスくらいバーでカクテルを飲むようなデートをしたいと言い出して、喧嘩して別れたんだよなあ。そんなことを考えながら歩いていたら、ここの看板が目に入ってね」

「僕は、反対の方向に肩肘張って失敗しましたよ。でも、今では、ここでだけはほっとひと息しながら寛げているなあ。ね、お2人さん?」
近藤が、それでもまだ十分にキザっぽいもの言いで問うと、慣れているすみれと夏木は頷いた。

「なぜ、あれっぽっちのことで意地になったんだろうなあ。まあ、それから彼女も誰かと結婚して幸せになったらしいですし、こちらも今ではそこそこの隠退生活にたどり着けましたからねえ。そんなわけで、過去にできなかったことや、しなかったことを、1つずつやり直しているんですよ」

 田中は先ほどこの客が百貨店の紙袋を大切そうに持っていたことを思い出した。
「クリスマスのお買い物にいらしたのですね」

「ああ。田舎に住む姉の孫がね、なんだかアニメのキャラクターに夢中らしくてね。東京駅の地下にあるショップで買ってきてほしいと頼まれたんだよ」

「あ、知っています。東京キャラクターストリートですよね」
すみれが頷いた。

「何だ、そりゃ?」
夏木が訊く。

「アニメやマンガの公式ショップがずらっと並んでいる商店街みたいなところなの」
「へえ? 知らなかったな。そういうものは、秋葉原にあるのかと思っていた。東京駅にねぇ」

「おや、この近くに勤めているのにあれを知らないのかい? ずいぶん前からあるよ」
近藤が若干からかうような調子で訊いた。夏木は口を尖らせる。
「僕は、日本橋駅を使うから、東京駅は新幹線に乗るときぐらいしか行かないし」

 年配客が、取りなすように行った。
「僕も全然知りませんでしたよ。丸の内側の地下は行ったことがあったんですが、八重洲側があんな風になっていたのには仰天しました。そもそも八重洲側に来ることはほとんどなくて」

 田中は言った。
「東京のことは、地方の方が案外よくご存じですよね」

「そうだな。姉は、僕を乗せるのが昔からうまくてね、田舎でもよくお使いに出されたものだけれど、その度に珍しい店などを知るきっかけになったよなあ。そういえば、ここもそうか。八重洲側に来なければ通らなかった道だし」
彼は、嬉しそうに言うとメニューを閉じ、田中を見て言った。
「ここはひとつ、姉にちなんだお酒でも見繕ってもらおうかな」

「それはいい。田中さんのお任せカクテルは、美味しいですよ。ま、僕のはノンアルコールだけれど」
夏木が笑う。

「何かお姉さまの思い出か、格別お好きなお味はありますか?」
田中は、少し身を乗りだして訊いた。

 年配客は、少し首をひねってから、はたと思いついたように顔を上げた。
「そうそう、寒い日は、風邪をひいたわけでもないのに予防よ、なんて言って卵酒を作ってくれたなあ。僕はあれが好きでね。卵をつかったお酒なんてありますか?」

 田中は頷いた。
「エッグノックという飲み物がございます。欧米では卵酒と同じように、寒い日や眠れない夜、それにクリスマスのマーケットなどで身体を温めるために飲まれているドリンクですが、ブランデーやラムなど各種のスピリッツを入れたカクテルとしてもよく飲まれています。お好みよっては、マデイラ酒やシェリーといった酒精強化ワインを使う場合もあれば、アドヴォカートという卵のリキュールで作る場合もございます」

 年配客は、頭をかいた。
「ブランデーやラムはわかるけれど、あとはよくわからないな。強くてもいいけれど、甘すぎない感じの、よくある感じで作ってもらおうかな」

「かしこまりました。それではブランデー・エッグノックをお作りしましょう」
田中はいくつかのブランデーをブレンドして作る、野性味が強くコクのあるアルマニャックの瓶を手に取った。

 ノン・アルコールの、または非常に弱いジンのカクテルグラスを持ち上げて、若い3人は「乾杯」と言った。

「今年も、何もしないまま1年通り過ぎちゃった感じね」
「健康で、この店に通えただけでも、大した偉業じゃないかい?」
「それは、言えるな」

 年配客は、カクテルを待つ間に、若者たちの様相を眺めていた。グループではなく、ここでよく会う常連客らしい。他の客を無視して騒ぐこともなく、かといって立ち入る様子もない。居酒屋などで見慣れたグループ客たちとも違うし、彼が毛嫌いしていたバブル時代によく見たスノッブなバーの常連客のイメージとも全く違う。

 カウンターでこの落ち着いたバーテンダーを囲みながら過ごす時間は、確かに心地よさそうだ。

「お待たせいたしました。ブランデー・エッグノックでございます」
淡黄色のタンブラーがすっと置かれる。これまでの彼なら「女コドモの好きそうな色だな」と言いそうなパステルカラーだが、姉に作ってもらった卵酒を思い出したので、妙に懐かしく心も躍った。

「あれ、暖かい」
カクテルというのは冷たいものだと思っていたので、思わず声が出た。

「冷たいブランデー・エッグノックをお出しすることが多いのですが、今回はお姉さまの思い出にちなみ、ホットでお作りしました。いかがでしょうか」

 湯氣にわずかにスモーキーで芳醇なブランデーの香りがする。会社勤めの頃、接待をした時にホテルで飲んだ高いブランデーのことを思い出した。無理してストレートで飲んだけれど、馴染みのない味と行き慣れない場に緊張して楽しむこともなかったな。

 だが、卵とホットミルクに包まれたこのブランデーの香りは、なかなかいい。我が家に居るときの懐かしさや温かさとは違うが、落ち着く。あえて言うなら、接待で飲んだブランデーは高層ビルで夜景を眺めるような場違いさを伴っていたが、このホットカクテルに隠れているブランデーは、古い民家で暖炉に暖まりながら座るような落ち着きをもたらす。

 ひと口、含むと見た目ほどの甘さはなく、ふんわりとした味わいに包まれながら、ブランデーのわずかな焰が喉を通過していく。
「これは、美味いね。卵酒は甘さが強く、大人になってから飲もうと思ったことはなかったし、ブランデーはストレートがさほど美味しいと思っていなかったから、これが最初で最後のつもりで注文したんだが、これなら冬はいつでも行けそうだ」 

 田中は「恐れ入ります」と微笑み、3人の客はわっと喜んだ。

「じゃあ、僕も次はそれにしてもらおうかな」
近藤が言うと、残りの2人も続く。

 バブルっぽの浮かれた客や小洒落た店が嫌いか。十分に洒落たバーのカウンターで、いまだにバブル期を継続している感のある言動の近藤を横で見ながら、年配客は心の中で笑った。そんなに毛嫌いする理由はどこにもなかったな。

 クリスマスに洒落たバーに行きたいと主張する昔の恋人は、レッテルに縛られた可哀想な女だと思っていた。だが、レッテルに縛られていたのは自分もそうだったのだ。楽しそうな若者を横目で見ながら思う。

 この冬は、ときどきここに来て、エッグノックで温まるのも悪くない。

ブランデー・エッグノッグ(brandy eggnog)
標準的なレシピ

ブランデー - 45ml
(うち15ml分をダーク・ラムにすることもあり)
シロップ - 1tsp
卵黄 - 1個
牛乳 - 適量
ナツメグ

作り方
1. 牛乳以外の材料をしっかりとシェイクする。
2. 氷を入れたタンブラーグラスに注ぎ、牛乳を加えてステアする。
3. ナツメグを使うときは仕上げに振る。



(初出:2021年12月 書き下ろし)
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Tag : 小説 読み切り小説

Comment

says...
執筆、お疲れさまでした。

まあ、トリは『Bacchus』ですよね。

カクテルだけでなく、さりげない店の飾りつけにも田中バーテンダーのこだわりが感じられますね。たしかに、ハロウィンが終わるのを待っていたかのようにクリスマスって、どうなんだろうと思います。

今回のお客さんの男性、バブル期にも浮かれず地道に人生を歩んできたんですね。彼ではないですけど、バーはやはり敷居が高いと感じます。特別なルールとかはなくても、作法もたいなものがあって、それを知らないと恥をかく。そんなイメージですね。

さて、今回のカクテル。玉子酒のカクテルがあるとは、驚きました。私は玉子酒を飲んだことはないんですが、身体は温まりそうだし栄養もありそうだし、寒い冬場にはよさそうですね。

田中バーテンダーと客の面々とのやりとりにも安心感があるし、作品が書かれるたびに常連客が増えているので経営もどんどん安定してますね……いや、下戸が多いし、飲みもの一杯で居座っていそうだし、経営面は微妙か(笑)
2021.12.15 09:29 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

そうなんですよ。トリは『Bacchus』しかないって感じですよね。

店的に、クリスマスの飾り付けをしないというのも変なのでしますけれど、さすがに11月からするのはイヤらしいです。
スイスもひどいですよ。もう、カーニバルの時機のお菓子まで同時に売っていたりしますし。
だいたい、カーニバルなんて今年も中止だろうな。

さて、今回の年配客は、バブルの時には意地を張り、その後はそれどころでなかったという設定で、個人では居酒屋系ばかりで飲んできたという人です。バーって1度入ってしまえば大したことなくても、最初だけは入りにくいですよね?

そして、エッグノックは西洋版卵酒みたいなものらしいです。実は私、どちらも飲んだことないんです。卵酒はたくさん砂糖を入れるらしいので甘いと思います。丁寧に作らないと中で炒り卵になってしまいそうなので、まだトライしたことがありません。でも、温まるんでしょうね。

この店の経営,どうなんでしょうね?
カツカツなんじゃないかなあ?

というわけで、今年も無事に12か月分終わりました。
最後まで読んでくださり,ありがとうございました!
2021.12.15 23:59 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
わぁークリスマスのBacchusだぁ。
騒がしくなく、楽しく迎えるクリスマスって感じですね。
しかも下戸三人衆(笑)。いいですねぇ。
「アドヴォカートという卵のリキュール」に驚きましたが、調べてみたら、なるほど~。
知識がないので「えっ!卵からお酒作るの?それってクサソウ・・・」という赤面ものです。

そして私の近藤さんのイメージがすいぶん違ったんですよ。
なぜか近藤さんは「ぽっちゃりくん」だと思ってました。
なんでだろう。
青木さんの「マフィアのチンピラ」発言かなぁ。
とにかく私の頭の中でみなさんが楽しく動いていらっしゃいます。
2021.12.16 10:53 | URL | #8tY9vXl2 [edit]
says...
こんばんは。

最後はやっぱり『Bacchus』で。クリスマスパーティーがあるなら、これを出せるし、と思って。
そして、下戸ばかりが居座る火曜日です(笑)

実は私は、卵酒も、エッグノックも、そして、アドヴォカートも未経験なんですよ。
卵酒だけは、甘いことがわかっているんですけれど、あとはそんなに甘くないかもしれません。
アドヴォカートは甘いリキュールということですが、どうやって作るんでしょうね?
なぜ「弁護士」みたいな名前なのだろうと思ったら、本当に「弁護士」という意味のお酒らしいです。
これを飲むと弁が立つようになるから? 変なの。

近藤のイメージは、私の脳内もスリムではありません。
単に、服装がバブリーだというだけ。尖ったピカピカの靴とか、イタリアブランドのスーツとかを愛用していて、眼鏡は四角いという設定がありますが、イケメンではありません(笑)

でも,設定にはこだわらず、もぐらさんのイメージで楽しく動かしてくださいね。

コメントありがとうございました。
2021.12.16 23:00 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
卵酒…おばあちゃんから聞いたことあります
世界共通の飲み物なんですね
落ち着いたバーで静かに過ごすクリスマス
そういう世界もあるんだな…人それぞれでいいですね

ただ今年はクリスマスの存在感が薄くて
近所のスーパーではクリスマス前でもすでに
しめ飾りと鏡餅コーナーの方が広くなってました
2021.12.17 14:16 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

実は卵酒もエッグノックも飲んだことがないので想像で書いているんですけれど、世界共通で「身体の温まるもの」と認識されているみたいですね。

バーという洋風の店なのでクリスマスを全くしないというのも変なので飾りつけていますが、田中本人はさほどクリスマスに興味はないようです。小説の世界は、こんな感じで通常営業しています。

今年のクリスマスは、日本ではあまり盛り上がっていないのですね。
こちらもクリスマス氣分はかなり削がれていて、本当は今日は会社のクリスマス会食だったのですが、コロナで一昨日中止の通達が来ました。あちこちそんな感じですね。

お正月には、我が家でお雑煮を作る予定です。
ぼっちや、引きこもりになれている人間には、コロナの制限も別に大変ではないので、これは一種のアドパンテージなのかも。

コメントありがとうございました。
2021.12.17 23:43 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
やっぱりラストはここですよね。しかも、下戸だらけの最終回。あ、おじさんはちゃんとブランデー飲んでいましたね。一気に寒くなったので、温かい飲み物が恋しい季節になりました。こういう季節にこの店とこの常連さんたちとそして田中氏と卵酒、いいですね~
最近は車で出かける人のために、お店でもノンアルカクテルが増えて、私ももしかして火曜日の下戸チームに仲間入りかなって感じではありますが、お酒が飲めなくてもそれらしいものに出会えると、得した気分になっています。
でもこのお店におじさん客は珍しい気がしましたが、記憶違いかな。おじさんは、たまたまとは言え、良いお店に入りましたね。どんな年齢でも、どんな過去を持っていても、違和感なくそこに居ることが出来る、そんなお店が12月にはぴったりでした(^^)
2021.12.19 11:37 | URL | #m4IIrUIg [edit]
says...
こちらにもありがとうございます。

そうそう。下戸3人衆ばかり相手に、何やっているんでしょうね。
ま、すみれと近藤のには弱いながらも少しはお酒入っていますけれど。
あと、実はノンアルコールも、そんなに安くないんですよね、こういう店って(笑)

さて、この店、目立たないだけでちゃんとおっさん客はいろいろといるんですよ。
前にlimeさんのところの緑ネコさんをお迎えしたときも、俳句の季語について語り合っているおっさんたちを出しましたし、高齢の女性客なんぞも登場しています。それに下戸衆が大きな顔をして居座っているのはほぼ火曜日だけですし。

今度は下戸の火曜日以外も書こうかなあ……。

ともあれ、今年も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
2021.12.19 21:06 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
今年は少人数で忘年会ができました。
去年は、全く忘年会が出来なかったですからね。
去年よりも良かったのかな、感じるコロナ情勢。
街に出たら、少しずつにぎわいを取り戻している中心街に少し悦びを感じました。
小説に在る通り、一年過ごすだけでも偉業ですね。
2021.12.21 09:43 | URL | #- [edit]
says...
先はこの間、行き付けの店を覗いてきたようです。
実に2年ぶり。コロナが落ち着いている今の間に・・・という空いている時間帯の短い訪問だったのですが、店の方は覚えていてくださっていて「お久しぶりです」という対応をしてくださったそうです。「さすがだなぁ」と喜んでいました。また新しい株が流行しそうなので、次の訪問はいつになることやら・・・。その時は連れて行ってくれたら嬉しいなぁ。

田中バーテンダーの対応もいつものように優しくて、拝読しながらホッコリとしています。
頑なな彼も自分の中で折り合いをつけることができたようですね。『Bacchus』は本当に素敵な場所です。
こういうお客さんが1人、また1人とリピーターとなって店を盛り立ててくれるんですよね。
ブランデー・エッグノック?どんな味なんだろう?
ブランデーと玉子、そして牛乳?しかも暖かいカクテル?シロップが入るからほんのりと甘いのかな?

我が家も小さなクリスマスデコレーションの配置が終わって、静かなクリスマスを迎える準備ができたところです。
2021.12.22 04:35 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こちらにもありがとうございます。

忘年会ですか。
年末も関係なくお忙しいであろう蓮さんには、ホッとして楽しめる時間だったのでしょうね。
こちらは、会社のクリスマス会食は中止になりましたが、かわりに大きいプレゼントをいただきました。
そういうのもいいかも。

小説の世界では、コロナ禍はまったく無視していますが、現実の世界においても、1年間頑張って健康に過ごせたら、それだけで「よく頑張った」という感じですよね。

コメントありがとうございました。
2021.12.22 23:25 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

日本はもう落ち着いたと言えるくらい、患者数も少ないので、普通に楽しんでもいいのにと思いますけれど、どうなんでしょうね。

お店の方にしてみたら、やはり足を運んでくださるお客さんはありがたいし、とても嬉しいことと思います。
それに行かない間に閉店していたりしたら悲しいし! サキさんも、安心して行けるようになるといいですね。

『Bacchus』はその手の心配はない店なので(コロナ禍のない世界という設定です)、常連たちはのんきに集っています。
そして、偶然立ち寄ったこの年配客は、たぶんちょくちょくやってくるでしょう。

私も、卵酒もエッグノックも飲んだことがないのですけれど、エッグノックは想像するにゆるいカスタードソースみたいな味ではないかと思います。カクテルはそれに洋酒が入ったものですかね。
日本のお酒のみの方は、甘いものを嫌がる方が多いのですが、ヨーロッパ人はどちらも大好きという方が多いので、甘いもの+お酒という組み合わせもけっこう多いです。

クリスマス、間近ですが、我が家はまだ大掃除も終わっておらず、ああ、どうしよう。
ま、客が来るわけでもないので、いいですかね。
サキさんたちも、どうぞ素敵なクリスマスを!

コメントありがとうございました。

2021.12.22 23:40 | URL | #9yMhI49k [edit]

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