羊の話

この羊、我が家の近くの農家の誰かが、20年近く飼っている品種なのです。で、私はなんとなく英国またはスコットランド辺りの品種だと思い込んでいました。
昔、ひとり旅をして車窓から眺めた英国の湖水地方で、印象的な顔の黒い羊を見た記憶が強烈でした。後にアニメ『ひつじのショーン』で有名になったので、顔の黒い羊はどれも英国原産だと思い込んでいたのです。
実際には顔の黒い羊は有名なものでも何種類もあって、スコットランドには『Scottish Blackface』という品種で、顔だけでなく四肢も黒い『ひつじのショーン』のモデルは『Suffolk サフォーク』という種類でした。
そしてですね。今回、写真でお見せしている私に馴染みの深いこの羊は、スイス原産でした。『Walliser Schwarznasenschaf』または『Nez noir du Valais』といい、日本では英語読みの『Valais Blacknose ヴァレー・ブラックノーズ』と呼ばれています。なぜ原語が2種類あるのかというと、原産のヴァリス/ヴァレー州というのは公用語がドイツ語とフランス語の2つあるからです。
で、このシュヴルツナーゼ(私はドイツ語圏に住んでいるのでドイツ語で語りますね)は、少なくとも16世紀には文献に記録されているらしいですが、いつどのように誕生したかについてはよくわかっていないようです。
顔が真っ黒で、寒いスイスの氣候に対応すべく豊かな毛皮で覆われています。羊毛のためだけでなく、食用にも適しているそうですよ。寒い地域に適応するために皮下脂肪が増えるんだろうか。

ただ、『世界一かわいい羊』とも言われるように、とても愛らしいので、みていて「美味しいかも」という感想は全く浮かんできません。好奇心に満ちてあまり人間を怖れないので、カメラを向けるとゾロゾロと寄ってきます。
マイナス15℃になるこの地域の冬でも、外で放牧していることからもわかるように、寒さにはとても強い品種のようです。反対に夏は、大変でしょうね。
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Comment
いや、思うでしょう。羊肉は大好物です。ラムもいいけどマトンが旨い。昔は廃羊の肉が安く売っていたのですが、あの羊臭さが癖になる。日本ではなかなか売ってないので、お土産に貰えるなら豚より牛よりうれしいです。え゛、お土産なら何でもいいんだろうって?図星ですけど。
こんばんは。
「暖かそうなウールだ」とは思いますけれどねぇ。
でも、味もいいそうですよ。「世界一かわいい!」とか騒いでおきながら直後にこの羊の肉を食べているサイコパスみたいなブログがありました(笑)
羊肉そのものは、嫌いというわけでもないのですが、どちらかというと臭みの少ない方が好みかなあ。
ニンニクたっぷり塗してパン粉香草焼きにすると美味しいですよねぇ。
最近は肉や魚の空輸があれこれ厳しくなったので、日本産の鰹節などもこちらでは入手しにくくなったのですよねぇ。
こちらから日本に持ち込むのも難しくなったのかもしれませんねぇ。
コメントありがとうございました。
「暖かそうなウールだ」とは思いますけれどねぇ。
でも、味もいいそうですよ。「世界一かわいい!」とか騒いでおきながら直後にこの羊の肉を食べているサイコパスみたいなブログがありました(笑)
羊肉そのものは、嫌いというわけでもないのですが、どちらかというと臭みの少ない方が好みかなあ。
ニンニクたっぷり塗してパン粉香草焼きにすると美味しいですよねぇ。
最近は肉や魚の空輸があれこれ厳しくなったので、日本産の鰹節などもこちらでは入手しにくくなったのですよねぇ。
こちらから日本に持ち込むのも難しくなったのかもしれませんねぇ。
コメントありがとうございました。
そういえば、羊肉って食べたことないなあ。
いや、普通に鶏肉や牛肉で良いんじゃない?ってところがあるので。
わざわざ日本では高いお金出して食べないなあ。。。
写真のヒツジは愛らしいですね!!
こうやって愛でるのが良いですね!!
いや、普通に鶏肉や牛肉で良いんじゃない?ってところがあるので。
わざわざ日本では高いお金出して食べないなあ。。。
写真のヒツジは愛らしいですね!!
こうやって愛でるのが良いですね!!
地が黒いと本当に毛皮を着てるみたいですね
これだけ着込めば寒くない?
ポーズもなんだかかわいらしいです
これだけ着込めば寒くない?
ポーズもなんだかかわいらしいです
こんばんは。
北海道ではよく召しあがるみたいですけれど、それ以外ではあまり一般的ではないですよね。
臭みを取るのにちょっとひと手間必要なんですよね。
牛や豚と違って、乳や肉以外に、羊毛としての需要もあって、スイスでは昔はよく家庭で育てていたみたいです。
こちらでも現在ではちょっと割高ではありますが、クリスマスなどのご馳走によく買います。
でも、こういう愛らしい姿を見ているときは「食べたい」とは思いませんね(笑)
コメントありがとうございました。
北海道ではよく召しあがるみたいですけれど、それ以外ではあまり一般的ではないですよね。
臭みを取るのにちょっとひと手間必要なんですよね。
牛や豚と違って、乳や肉以外に、羊毛としての需要もあって、スイスでは昔はよく家庭で育てていたみたいです。
こちらでも現在ではちょっと割高ではありますが、クリスマスなどのご馳走によく買います。
でも、こういう愛らしい姿を見ているときは「食べたい」とは思いませんね(笑)
コメントありがとうございました。
こんばんは。
この羊、本当に寒さに強いみたいで、真冬に野宿させたりしていますが、別に凍え死んでいないみたいです。
すごいですよね。
近くで見ると、本当にかわいいですよ。
世界一かわいいかどうかはともかく。
コメントありがとうございました。
この羊、本当に寒さに強いみたいで、真冬に野宿させたりしていますが、別に凍え死んでいないみたいです。
すごいですよね。
近くで見ると、本当にかわいいですよ。
世界一かわいいかどうかはともかく。
コメントありがとうございました。