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scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

【小説】バッカスからの招待状 -18- レモンハイボール

scriviamo!


今日の小説は、「scriviamo! 2023」の第6弾です。もぐらさんは、オリジナル作品で参加してくださいました。ありがとうございます!

もぐらさんが書いて朗読してくださった作品「第663回 大事な壺」

もぐらさんは、オリジナル作品、青空文庫に入っている作品、そして創作ブロガーさんたちの作品を朗読して発表する活動をなさっているブロガーさんです。当ブログの作品もいくつも読んでくださっています。いつもとても長くて本当にご迷惑をおかけしています。

今年もオリジナルの「貧乏神」シリーズでご参加くださいました。日本の民話をアレンジなさった素敵な作品群です。貧乏神のシリーズとはいえ、毎年、とてもハートフルなエンディングでお正月にふさわしい素敵な作品ばかりです。

今年の作品はケチな爺さんと、貧乏神さんのいろいろと考えさせられるお話。お返しは考えましたが、今回は強引に『Bacchus』に持ってきました。もぐらさんが最初にうちに来てくださり、朗読してくださるようになったのが、『Bacchus』でしたよね。

お酒はレモンハイボールですが、今回の話の主役は、大きな壺とサツマイモです。

それと、本当にどうでもいいことですが、今回登場する客のひとりは、この作品で既出です。ちゃっかり常連になっていた模様。


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バッカスからの招待状 -18- レモンハイボール
——Special thanks to Mogura san


 日本橋の得意先との商談が終わったのはかなり遅かった。直帰になったので、雅美は久しぶりに大手町に足を向けた。『Bacchus』には、しばらく行っていなかった。

 そのバーは、大手町のビル街にひっそりと隠れるようにある。飲食街からは離れているので夜はほとんど人通りのないとあるビルの地下。知っている人でないと見過ごしてしまいそうな小さな濃い紫色の看板に白い字で小さく『Bacchus』と書かれている。

 バーテンダーでもある店主田中の人柄を慕い、多くの常連が集う居心地のいい店で、雅美も田中だけでなく彼らにも忘れられない頻度で足を運んでいた。

 早い時間なので、まだ混んではない。田中と直接会話を楽しめるカウンター席は常連たちに人氣なので、かなり早く埋まってしまうのだが先客が1人だけだ。

「柴田さん、いらっしゃいませ」
いつものように田中が氣さくに歓迎してくれるのが嬉しい。雅美は、コートを脱いで一番奥のカウンター席に座った。

 反対側、つまりもっとも入り口に近い席には、初老の男が座っている。質は悪くないのだろうが、今ではほとんど見かけなくなった分厚い肩パッドのスーツはあまり身体に合っていない。金色の時計をしているのだが、服装に対して目立ちすぎる。

 雅美にとっては初めて見る顔だ。1度目にしたら忘れないだろう。人間の眉間って、こんなに深く皺を刻めるものなんだ……。雅美は、少し驚いた。

 その男は、口をへの字に結び、不機嫌そうにメニューを見ていた。仕事で時おりこういう表情の顧客がいる。すべてのことが氣に入らない。どんなに丁寧に対応しても必ずクレームになる。2度と来ないでくれていいのにと思うが、どこでも相手にされないのが寂しいのか、結局、散々文句を言ったのにまた連絡してくるのだ。

 少なくとも現在は、自分の顧客ではないことを、雅美は嬉しく思った。田中さんに難癖つけないといいけど。

「どれがいいのかわからないな。洋風のバーにはまず行かないからな」
男は、メニューをめくりつつ、ため息をついた。

「どんなお酒がお好みですか。ビール、ワインなどもございますが」
田中が訊くと、男は不機嫌そうな顔で、でも、とくに怒っているとは感じられない口調で答えた。
「せっかくバーに来たんだし、いつもと同じビールを飲んでもしかたないだろう。カクテルか……。なんだか、わからない名前が多いが……これは聞いたことがある……ハイボール」

 雅美は、ああ、ハイボールってここでは頼んだことなかったかも、そう思った。

「なんだ、ウイスキーの炭酸割りのことなのか。自分でもできそうだが、奇をてらったものを飲んでまずいよりも、味の予想がつくのがいいかもしれないな」

 男は、ブツブツと言葉を飲み込んでいる。雅美は、少し反省しながら見ていた。クレーマータイプだと決めつけていたが、いたって普通の客だ。

 田中は雅美にもおしぼりとメニューを持ってきた。既に彼女の心の8割がたはハイボールに向いている。
「田中さんが作るなら、ハイボールもありきたりじゃないように思うの。お願いしようかしら」

 そういうと、田中は微笑んだ。
「ウイスキーでお作りしますか。銘柄のご希望はございますか?」

「田中さんおすすめのウイスキーがいいわ。ちょっと爽やかな感じにできますか?」
「はい。では、レモンハイボールにしましょうか?」
「ええ。お願いするわ」

 そのやり取りを聞いていた初老の男性は言った。
「僕にも、そのレモンハイボールをお願いできるかな」

「かしこまりました」

「おつまみは何がいいかなあ。あ、さつまいものサラダがある! こういうの好きなのよねぇ。お願いするわ」
「かしこまりました」

 初老の男は「さつまいも……」と言った。

 あれ。眉間の皺がもっと濃くなった。あれ以上眉をしかめられるとは思わなかったわ……。雅美は、心の中でつぶやいた。

 田中も、そちらの方には、声をかけていいか迷っている様子だ。2つのグラス・タンブラーに、大きい氷を入れてから、すぐにはハイボールを作らずに、さつまいものサラダの方を用意し、雅美の前に置いた。

 それから、タンブラーの中で氷を回すように動かした。

「何をしているの?」
雅美が訊くと、田中は笑った。

「タンブラーを冷やしているのです」
「ええ? 氷を入れるのに?」

「アルコールと他のものが混ざるときには希釈熱という熱が発生して、温度が上がるんです。ハイボールの場合、これによって炭酸が抜け、氷もすぐに溶けてぼんやりとした味になってしまいます。それを避けるためにできるだけ温度が上がりにくくするわけです」
「なるほどねぇ」

 氷と溶けた水を1度捨ててから、あらためて氷を入れて、レモンを搾って入れ、ウイスキーを注いだ。田中は再びグラスを揺らし、ウイスキーの温度を下げた。それから、冷えたソーダ水を注ぐと、炭酸が飛ばないようにほんのわずかだけかき混ぜた。

 田中がカクテルを作る姿を見るのは楽しい。1つ1つの手順に意味があり、それが手早く魔法のごとくに実行に移されていく。そして、出来上がった見た目にも美しいドリンクが、照明の真下、自分の前に置かれるときには、いつもドキドキする。
 
 さつまいものサラダは思っていた以上に甘く、しっかりとした味が感じられた。
「美味しい。これ、特別なさつまいもですか?」

「茨城のお客様が、薦めてくださったんです。シルクスイートという甘めの品種です」

 それを聞いて、初老の男は、なんとも言えない顔をした。先ほどまでは怒っていたようだったのが、今度は泣き出しそうだ。

 ハイボールを彼の前に置いた田中は、その様子に氣づいたのか「どうなさいましたか」と訊いた。

 初老の男は、首を振ってから言った。
「いゃ、なんでもない。……シルクスイート……。これもなにかの縁なのかねぇ……。僕にも、そのサラダをくださいませんか」

 それから、田中と雅美の2人に向かっていった。
「なにか因縁めいたことなんでね、お2人に聞いてもらおうかな」

 田中と雅美は思わず顔を見合わせた。男は構わずに話し出した。
「題して『黄金の壺』ってところかな」

「壺……ですか?」
「ああ。だが、ホフマンの小説じゃないよ」
 そう言われても、雅美には何のことだかわからない。

「ホフマンにそんな題名の小説がありましたね」
田中は知っていたらしい。

「おお、知っていたのか。さすが教養があるねぇ。ともかく、そんな話じゃないけれど、まあ、黄金の詰まった壺と、それに魅入られた困った人間の成り行きというところは、まあ、違っていないかもしれないね」

 黄金の壺とさつまいもの関係はわからないけれど、面白そうなので、会話の相づちは田中に任せて、雅美は黙って頷いた。

「今から30年近く前の話なんだけどね。僕は、火事でほとんどの家財を失ってしまったんだ」
「それは大変でしたね」

「ああ。うちは、もともとカツカツだったけれど、田舎の旧家でね。蔵もあったんだよ。その奥に置いた壺に親父の代から、いや、もしかしたら、その前の代からか、当主がコソコソと貯めた金やら、貴金属やらを隠していたんだ」

「壺にですか?」
「ああ。妻には言わずにね。それで、女を買いたいときや、その他の妻には言いにくい金の使い方をするときには、そこから使っていくんだと親父に教わったものさ」

 男もへそくりするんだ。雅美は、心の中でつぶやいた。

「僕は、元来、倹約するタチでね。親父に言われたとおりに、自分もかなりの金品をその壺に隠していたんだが、自分で使ったことは1度もなかったんだよ。なんだかせっかく貯めたのに勿体ないと思ってね」

 ああ、わかった。この人、クレーマー体質なのではなくて、要するにケチなタイプだ。雅美は、納得した。

「そうですか。それならば、かなりたくさん貯まったでしょうね」
「まあね。でも、件の火事があってね」
「それで、すべて失ってしまったと?」

「そうじゃないんだ。すべて燃えてしまったとしたら、むしろよかったかもしれない。でも、火事の後、すっとんで蔵に行き、壺の安全を確かめたのを見られたのかねぇ。火事で母屋のほとんどが焼けてしまっただけでなく、その後しばらくして、その壺が忽然となくなってしまったんだ」

「壺、丸ごとですか?」
思わず雅美が言うと、彼は頷いた。
「壺と言っても、小さな物じゃない。胸のあたりまである巨大な壺だ」

「そんなに大きな壺だったんですか」
田中も驚いたようだ。

 男は頷いた。
「常滑焼っていってね。その手の大型の壺は昔から米や野菜を貯蔵するために使われてきたものなんだよ。冷蔵庫が普及してからは、ほとんど誰も使わなくなって作るところも限られているけどね。今は、無形文化財に指定される職人さん1人だけが作っているっていうなあ」

「その壺を誰かに持って行かれてしまったんですね」
田中が、氣の毒そうに言った。雅美は訊いた。
「トラックかなんかで、運び出したのかしら」

「うん……。どうだろうねぇ。あとで、あまり遠くない空き地で、たくさんの破片が見つかったので、なんとも言えないんだ。……実は、妻がなくなった後に、遺品から盗まれたはずの古い紙幣が見つかってね」

「え?」
雅美は、驚いた。田中もボトルを棚に戻す手を止めて男の顔を見た。

「それで当時の日記などを見たら、それは妻がやったことだと書いてあったんだ。ずっと金がないと、苦労を強いられてきたのに、夫がこんなに隠し持っていたことが許せないと。金がほしくてやったわけではないと書いてあった。実際に少なくとも僕がしまった現代のお札や、以前見たことのある貴金属はすべてそのままだったし、古い紙幣もまったく手をつけていなかったようだ」

 火事で家財をなくし大変だったときに、隠し持った大金をまったく使わずに、夫を責めることもなく、自分のやったことを告白することもなく、ただ、黙っていた妻の複雑な心境を考えて、雅美は手もとのハイボールのグラスを見つめた。

「妻の死後にそれらが出てきて、僕は先祖からの伝統をまた元通りにしようと、常滑焼の壺を買い求めようと思ったんだ」
「常滑って、愛知県ですよね?」
「ああ。だから電話で連絡したら……しばらく時間がかかる。岐阜県の焼き芋屋用に、たくさん注文が入っているからって言うんだ」

「焼き芋?」
「そう。それで、焼き芋屋がなぜあの壺を必要としているのか、見にいってみたんだ」

 岐阜県の大垣市では近年とあるフードプロデューサーの広めた「つぼ焼き芋」が人氣だ。石焼き芋は直火で焼くが、「つぼ焼き芋」は常滑焼の大きい壺の底に炭火を熾し、壺の首あたりに吊してある籠に芋を入れる。底から上がってきた炭火の熱が巨大な壺の中で循環し、焦げることなくじっくりと均一に熱が通る。60度から70度で1時間半から2時間かけて、さつまいものデンプンは麦芽糖に変わり、甘みが増していく。

「食べてみたんだ。そしたら、信じられないくらい甘くて、美味しかった。日によって種類を変えているらしいんだが、僕が食べたのはまさにシルクスイートでね」
「そうだったんですか。それはすごい偶然ですね」

「ああ。客がたくさん来て、みな喜んで買っていた。辺りは、かなり賑やかでね。焼き芋が地域の町おこしになっていたよ。そのフードプロデューサーはその『つぼ焼き芋』を独占もできたのに、周りの同業者にも勧めて一緒にこの焼き芋を広めたんだね。考えさせられたんだよ」
出てきたさつまいものサラダを食べながら、彼は言った。

「僕は、自分の宝物を壺に隠すことしか考えていなかった。その中身を活かすことも、妻と楽しむこともしなかった。また同じ壺を買って、見つかったお宝を再びしまっても、同じことの繰り返しだ。でも、あの焼き芋屋の芋は違う。金色に輝いて、ほくほくとして暖かい。店主が喜び、客が喜び、同業者が喜び、そして、壺焼き職人も喜ぶ。どちらが尊い宝物なのかなあとね。そう思ったら、再び大きい壺を買って、余生を倹約して暮らすよりも、誰かと一緒に使うことをしてみたいと考えて帰ってきたんだ。いま、その帰りなんだよ」

「そして、今、またここで、さつまいもと出会ったというわけですね」
雅美が言うと、彼は頷いた。

「ああ。このハイボールは、美味いな。自分で作った味とは雲泥の差だ。それに、このさつまいもによく合う」
彼は、しみじみと言った。

「恐れ入ります。さつまいもとレモンの相性はいいです。シルクスイート種が甘いので、おそらく普通のハイボールよりも、レモンハイボールの方が合うのではないかと思っています」
田中が言った。

「そうね。この組み合わせ、とても氣に入ったわ。ハイボールって、そちらの方もおっしゃったように、うちでも作れるからと頼んだことなかったけれど、こんなに違うなら、今度からちょくちょく頼むことにするわ」
雅美が言った。

 男は、言った。
「そちらの方か……。僕は竹内と言います。僕も『ちょくちょく頼む』ような客になりたいからね」

「それはありがとうございます、竹内さん。今後ともどうぞごひいきにお願いします」
田中が頭を下げた。
 
 やがて、他の客らも入ってきて、『Bacchus』はいつもの様相に戻っていった。田中は忙しく客の注文にこたえている。雅美は、カウンターをはさんだ竹内とは会話ができなくなったが、時おりグラスを持ち上げて微笑み合った。

 竹内の眉間の皺は、はじめに思ったほどは深くなくなっている。自分がそれに慣れてしまったのか、それとも彼の心にあった暗い谷がそれほどでもなくなったのか、雅美には判断できなかった。

 1つわかることがある。彼の新しい壺は常滑焼ではなくて、この『Bacchus』のように心地よく人びとの集う場所になるのだろうと。

レモンハイボール(Lemon Highball)
標準的なレシピ

ウイスキー - 45ml
炭酸水 - 105ml
1/8カットレモン - 1個

作り方
タンブラーにレモンを絞り入れ、そのまま実も入れる。氷とウイスキーを注ぎ、冷やしたソーダで満たし、軽くステアする。



(初出:2023年2月 書き下ろし)
関連記事 (Category: scriviamo! 2023)
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Category : scriviamo! 2023
Tag : 小説 読み切り小説

Comment

says...
執筆、お疲れさまでした。

竹内氏、倹約といえば聞こえはいいですけど、眉間の皺が常に寄ってるほどやりすぎて、しかもそれを全部へそくりするのは、さすがに良くないですよね。それを知ってしまった奥さん、どんな心境だたんでしょうね。
お金の使い方、考えさせられます。人生の潤いというか、楽しみというか、やはり生きた使い方をしないと勿体ないですよね。どうせあの世には持っていけないわけだし。
壺焼き芋じゃないですが、お金は壺に隠して貯めるより、やりたいことをやったり、欲しいものを買ったり、周囲と楽しんだり、そういう使い方をしたいものです。
竹内氏、奥様と死別する前に、それに気づければよかったのにねぇ。これからはせめて、『Bacchus』で人生の楽しみを見つけて、眉間の皺がうすくなるといいですね。
2023.02.15 11:12 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

そうなんですよ。倹約とケチは違うんですけれど、この方はそれを取り違えていたタイプですかねぇ。
お金を貯め込むだけというのは、おっしゃるとおりお金を生かせないんですよね。

奥さんも恨みに思ったことを口に出しすっきりすればよかったんでしょうけれど、言い出せなくなったという感じでしょうか。
大きな壺の方も、お金よりも黄金色のほくほくのサツマイモを入れてもらった方が嬉しいのではないかと、考えながらこの話を書いていました。

人間、そう簡単に一氣には変われないでしょうが、それでも竹内はときどきはここに来て、ちびちびと飲むようになるかもしれませんね。
それで眉間の皺も薄くなるといいですねぇ。

コメントありがとうございました。
2023.02.15 23:26 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
うん、うん、こういうのを小説というんですね。
楽しめました(^^♪
2023.02.19 00:33 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

こんかいちょっと説教臭くなってしまったんですけれど、「壺に隠す黄金はどんなものがいいか」というところから話を組み立てました。
この壺で焼く焼き芋、本当にあってとても美味しそうなので1度食べてみたいものです。

楽しんでいただけて嬉しいです。
コメントありがとうございました。
2023.02.19 20:20 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
モグラさんの作品と違って夕さんのこの作品では本当の悪人というのは登場しないんですね。
竹内さん、見かけはいかにも悪人然としていますが、基本的には倹約の仕方を間違っただけですから。バッカスの魔法によって徐々に顔を出してきていますが、本当は実直で優しい人なんじゃぁないかな。
奥さんだってその悪癖に真剣に腹を立てただけで、本当の意味での悪意は感じません。ちょっと根に持つ性格が強すぎたのでしょう。
いずれにしても二人ともこだわりが強すぎなのかなぁ。お金も絡むことですから余計に強く出るのかも・・・いやぁ金って本当に怖いですね。サキもちょっとは心当たりがあるので反省です。

まぁ、竹内さん、ここに来店したのが百年目(使い方が違うかな?)、これからは頻繁に来店して奥さんの分も人生を楽しんでください。
奥さんが救われませんけど・・・。
2023.02.20 13:28 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
やっとゆっくり読みに来れました。
おぉ~こうきたかぁと思う作品でした。素敵なお話ありがとうございました。

お金ってなんなんでしょうね。
私はいつも「身の丈」という言葉をものさしにしています。
卑下するのではなく、今の自分をよく見ること。
でも私が竹内さんの奥さんだったら竹内さんが楽しんだらちょっと祟るけど。( ̄▽ ̄)
心がせまい。
サツマイモも大好きなのでつぼ焼きの焼き芋も田中さんのさつまいもサラダも食べてみたいです。

「Bacchus」に下戸でないお客様が増えてよかった。
ここはいつまでも暖かい場所であってほしいです。
ありがとうございました。
2023.02.21 04:04 | URL | #8tY9vXl2 [edit]
says...
順番にコメントしていこうと思ったものの、順番に忘れそうだったので、先にこっちからにしました。
これはあれですね、奥さんの器に竹内氏は完全に負けちゃっているという構図かなと思いました。奥さんは別に嫌がらせをしているような印象は受けなかったのですけれど🤔 だって、ほんとに嫌がらせだったら、日記に書くかなぁ? 日記を後で読まれることも想定していたとしたら、全部筋書き? こんなものに手をつけなくてもやって行けていたわよ、ほらご覧なさい、って自分のでっかい器(じゃなくて壺?🤣)を示したような? 小者なら、あっさり中のものを使ってたなぁ~って(私なら使う)思ったのでした。
それに竹内氏も、なんだかんだと言いつつ、また壺を買いに行って、そこで抱いた感想がなんとも素直でよろしいじゃありませんか。まぁ、覆水盆に返らず感はありますが、芋に感じ入るなんて、根は純粋な気がいたしました。もちろん、ずっごい善人とも思いませんけれど😅
いずれにしても、うまい酒は、作っている手元から始まっているのですね~
もぐらさんのまさにザ・日本昔話って物語の流れも好きだけれど、そこからの返球がいつもながら素晴らしいと感じました。
(和歌山パンダセレモニーで号泣して頭が痛い……)
2023.02.21 10:53 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

もぐらさんの作品の中には、ケチな爺さんと、(いつもの優しい)貧乏神様が登場していますが、今回の私の作品では竹内がその両方を兼ねている感じです。このモチーフは何度か使っているのですが、「吝嗇がもっと貧しくする」という発想ですね。
竹内は悪い人ではないのですけれど、ちょっと困った人というとらえ方で書きました。
奥さんも悪い人ではなかったけれどちょっと意固地になりすぎたのかもしれません。もっと語り合えていたらよかったのに。

これから竹内がどうなるか、私もわかっていませんけれど、まあ、前よりはケチ度が減るんじゃないかなあ。
本当は仲直りして、2人で『Bacchus』で楽しめればもっとよかったんでしょうけれどね。

コメントありがとうございました。
2023.02.22 22:46 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

貧乏神様シリーズ、お返しのしかた、ワンパターンになりすぎないようにいろいろと考えてしまいます。
今回は久しぶりに『Bacchus』にしてみました。

お金の使い方って、人となりがよく出るように思うんです。
宵越しの金は持たぬところまで使ってしまい結局人に迷惑をかける人もいれば、爪に火を灯すようにため込んで楽しめない人もいます。
もぐらさんのおっしゃる「身の丈」はある意味とても大切なことで、その範囲で「生きた使い方」をするのが一番だと思います。

竹内の奥さん、祟りますかね(笑)
「なんで私が死んでから楽しむかな」って。

つぼ焼きのサツマイモ信じられないくらい甘いって、おおもとのサイトに書いてありました。
ぜひ1度食べてみたいですね。
『Bacchus』のサラダは、「信じられない」ほどでもなく、普通に美味しいぐらいかも。
よかったらぜひお越しください!

下戸の登場人物ばかりが多くなったので、最近はウワバミをときどき登場させていますが、まだまだジュースみたいなのばかり飲んでいる客が多いですよね〜。

久しぶりに『Bacchus』を書けて嬉しかったです。
今年も素敵な作品でご参加いただき、ありがとうございました。
2023.02.22 22:56 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

パンダ、大量に中国に帰っちゃったのですね。
例のビッグダディも帰っちゃったのかと思ったけど、なんか超高齢だったのですね。それは帰らせてあげた方がいいのかも?
あ、彩洋さん、YouTuberとしてもご活躍ですね!


さて、『Bacchus』
竹内は、あまりにも人間が小さすぎて、失敗した口ですかね。
奥さん、本当に嫌がらせだったら、使っちゃうか、捨てちゃうかしたと思うんですよ。でも、残しておいてあの世から「へへへ、知らなかっただろ」と言うつもりだったのかも。

でも、竹内も、焼き芋を見て自分を振り返れる程度には、「ヤなヤツではなかった」ということにしておきました。

『Bacchus』としては多少の癖はOKとして、迷惑な客に通われても困りますしねぇ。

もぐらさんのお話を出発点として、どうやって関連したお話を作るか、いつも挑戦です。
楽しんでもらえて嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2023.02.22 23:04 | URL | #9yMhI49k [edit]

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