【小説】藤林家の事情
今週の小説は、「scriviamo! 2023」の第9弾です。
山西 左紀さんは、もう1つ掌編でご参加くださいました。ありがとうございます!
山西左紀さんの書いてくださった「ドットビズ 隣の天使」
今年2本目の作品は、「隣の天使」シリーズの1つです。といっても過去の作品とは直接関係がないようです。賭け事が大好きで世間的に見ると若干問題があるような行動の兄ちゃんと、世間の評価なんて全く意に介さない自分軸のはっきりした女の子の風変わりな関係が面白い作品でした。
この作品に直接絡む要素はなさそうでしたので、今回は単純に「周りが見ている関係は、本人たちにはどうでもいい」をテーマにちょっとあり得ない世界を書いてみました。
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藤林家の事情
——Special thanks to Yamanishi Saki-san
暖かくなると、女たちも噂話の度に凍えなくて済む。今日のようにポカポカしているとなおさらだ。
「見てみて。山田さんのところの……」
「あ。本当だ、いい目の保養になるわねぇ」
彼女たちが眺めているのは、半年ほど前に7階に越してきた若い男性だ。こざっぱりとした身なりで、すらりと背が高く、非常に整った顔立ちをしている。
「俳優なんですって」
「ああ、そういう感じね~。テレビには出ていなさそうだけど……」
「まあ、テレビでよく見るくらい売れていたら、ああいう方とは住まないわよね」
意地の悪いクスクス笑い。それが半分やっかみだとわかっていても、彼女たちは山田淑子へ辛辣な評価をしてしまうのだった。彼らが引っ越してきた当初、同じマンションの住人たちの多くは2人が親子、まはた祖母と孫なのだと勘違いしていた。
それを確認する、婉曲表現を交えた挨拶に、淑子はにこやかに答えたのだ。
「いいえ。ヒロキは私のパートナーですのよ」
噂は瞬く間にマンション中に広まった。7階はもっとも広く日当たりのいい部屋のある階で、値段も高い。そこを建設中に2軒購入し、壁を取り去って大きな1軒にした人がいた。投資目的で買ったのか、しばらくは誰も入居しなかった。そこに入居してきたのが、そんな曰く付きカップルだったので、なおさら噂話の格好の餌食となったのだ。
買い物の袋を持っているのは、常に「売れない俳優」ヒロキだ。淑子だけで外出する姿はあまり目撃されない。たいていヒロキが一歩下がって付き添っている。
淑子の服装は、同年代の女性を考えると派手めだというのが、近所の女たちの評価だ。趣味が悪いというわけではない。だが、例えば紫だと薄紫などよりもはっきりとした京紫を使うし、柄も小花柄などは好まず、市松やウロコ柄、麻の葉といった幾何学紋様をアレンジしたものが多い。
「いやぁね、自分を客観視できないって。それに、あんなに若くて素敵な男性がお金目当て以外の理由で自分を選ぶとでも思っているのかしら」
「ほんっとよね。さっきも外でね、あの人、ちょっと派手めのお姉さんに因縁つけて追い返していたわよ」
「ああ、あれ、イケメンくんが連絡先きかれていたからよ。そりゃあ、真っ青になって追い払うでしょうね。おかしいわぁ」
「坊。何度申し上げたらわかるんですか。今年の減点はすでに6点ですよ。平均点がこのざまだと、来年も本家には戻れませんが、それでいいんですか」
部屋に戻ると、淑子は詰問をはじめた。
「ごめんよ、篠山。先週現れたばかりだし、またくノ一で接触してくるとは思わず油断しちゃったんだよ」
この青年、山田ヒロキとは、世を欺く仮の名で、本名は藤林光之助という。忍法藤林家の跡取りであり、当主弦一郎の長男である。
藤林家のしきたりとして、跡取りは都で一定期間の修行をしてはじめて認められることとなっている。修行期間中には、見聞を広め、当主にふさわしい知見を得ると同時に、仮想敵からの接触に正しく対処し、『三十三の宝』といわれる仮の宝物を1つでも多く守り抜くことが期待されている。
つまり、やがて当主となる人物の修行と、全国の一族郎党に跡取りが当主としてふさわしい才覚の持ち主であることを明らかにするためのシステムである。『三十三の宝』を1つ1つ自力で取得した後に、それを修行期間中守り抜く事が要求される。
一方、全国の一族郎党にとっては、修行中の跡取りが手にした『三十三の宝』を奪取することで、個人としての才能が認められ本家での要職につく絶好の機会であり、腕に覚えのある忍びが次々に跡取りの周囲に集まってくる。
顔だけはいいものの、かなりぼんくら若様である光之助は、物理的攻撃だけでなく、すでに数回のハニートラップに引っかかっており、修行を始めて2年のうちに『三十三の宝』の9品を失っていた。
また、年間の平均減点が10点を下回ることがなく、このままでは跡取りとして本家に戻れる可能性が限りなくゼロに近いと思われたので、急遽今年からお付きが変更となり、分家の篠山がサポートにつくことになったのだ。
篠山を引っ張り出したということは、すなわち実権を握る前当主俊之丞が孫息子に対して絶望的な見解を持っていることを意味している。
俊之丞は、忍び界では藤林家きっての名当主として知られていた。
40年ほど前の跡取り修行期間は最低限の2年のみ、失点はたったの2点だった。歴代当主の総合失点がおおむね10点前後であることを鑑みると、それだけでも有能なことは証明されているが、『三十三の宝』も奪われたのはたったの1品だった。
そして、奪ったのは他ならぬ篠山だった。
藤林で篠山に何かを命じることできるのは、前当主俊之丞とその妻の壱子だけだと言われている。『鬼の篠山』と言われた亡き夫ですら、彼女の納得しない事を強制することは不可能だった。現当主である光之助の父親、弦一郎も篠山に連絡をするときは書状のみ、失礼だというので電話をかけることはしない。
「明日は、合羽橋に行きます。手順は、おわかりですね」
篠山は、光之助が冷蔵庫にしまおうとした薄切り肉のパックを目にも留まらぬ速さで奪った。ぼうっと顔を見てくる若者をじろりと睨むと、卵を取りだし、調理台の方に移動した。
「ええっと、なんか小刀を受け取るんだったっけ?」
光之助は、父親弦一郎から送られてきた指示の巻物を広げながら、ところで合羽橋ってどこだっけなどと情けないことを考えていた。
「韮山の雪割れ花入れ、です。なんのことだかおわかりですよね」
まず、炒り卵、それから甘辛く味をつけた薄切り肉にさっと火を入れて、絹さや、甘酢生姜とともに丼にしたものを食卓に運ぶ。
ぼーっと座っている光之助は、首を傾げた。
「花入れってことは、陶器かな?」
篠山が、さっと何かを投げた。頬杖をついている光之助の右手1センチのところで風を切って曲がると、それは回転して箸置きの上にきちんとおさまった。竹の箸だ。
「怖っ。怪我したらどうすんだよ」
「これっぽっちを避けられずに当主になれるとお思いですか。それに何度言ったらわかるんですか。ボーッと座っていないで、食膳を用意なさい」
光之助は、とりあえず頭を下げた。
「すみません」
子供の頃から甘やかされた彼は、いまだに怠惰な行動を取ってしまうが、これまでのお付きと違い篠山に楯突くと後でどれほどキツく指導されるかこの半年で十分に学習していた。
手早く用意されたお吸い物も食卓に運び、自分も座ると篠山は冷たく光之助の無知を指摘した。
「韮山の雪割れといったら竹に決まっているんですよ。明日、行っていただくのは竹製品の専門店です」
「そんなもんまで『三十三の宝』に入っているんだ。竹の花入れなんてゴミみたいなもんじゃん」
「ゴミ……。千利休の愛用品ですが」
「えっ?」
「とにかく今回の品は小さくて奪いやすいので、十分に注意してください。受け取りに時間をかけすぎないこと。また、前回みたいに必要以上にキョロキョロしないことをおすすめします」
光之助は、前回の失敗を反省しているようには見えなかった。篠山はため息をつきながら青年を見た。惚れ惚れするような美しい所作で吸い物の椀を手にしている。忍びとしては入門したての7歳児よりも使えない男だが、役者としての資質は十分すぎるほどにある。本人をよく知らなければ、「ものすごくできる男」「信じられないほどの切れ者」と勘違いさせるだけの立ち居振る舞いはできるのだ。
これまでのお付きや身の回りの世話をしてきた者たちが、教育に失敗してきたのは、ひとえにこの青年の外見と中身のギャップに慣れることができず、結局は甘やかすことになったからだった。
残念ながら、藤林家の当主たるものは、台本を覚えて堂々と振る舞えればいいというものではないので、俊之丞は篠山に頭を下げることになった。
表向きは、跡取り修行中の光之助の世話をする老女という体裁を取っているが、実際には外で行動するときの警護ならびに任務のサポートに加えて、屋内では忍びとしての再訓練も行っていた。
合羽橋は浅草と上野の中間に位置する問屋街の通称であり、さまざまな調理器具、食器、食品サンプルなど料理に関するものはなんでも購入できると評判で観光客にも人氣がある。専門店の数は170を超えると言われる。中には江戸時代からの老舗もあり、さらにその中の一部は藤林の系列一族が経営していた。
竹製品専門店「林田竹製品総合店」の店主である林田もまた藤林の出身である。隣の食料サンプル店のポップな店構えに押されて、小さな竹製品専門店があることすら氣づかれないことが多いが、高齢の店主と地味な従業員ならびにパートの女性だけで回すのは難しそうなほど、店は奥に深く大量の商品を扱っている。
光之助は指示書の通り、クレーマーを装って店主の林田と直接話すことになっていた。だが、パートの女性がやたらとにこやかに対応するので、うまく店主を呼び出すところまでたどりつかない。
しかたなく篠山は店の影から吹き矢を使い、竹製の楊枝を光之助の尻めがけて拭いた。
「いででっ!」
篠山の睨みに氣がついた光之助は、しかたなく再びクレーマーらしく振る舞い始めた。
「なんだよ。こんなところに楊枝が刺さったぞ。怪我するじゃないか。店主を呼んでこい」
パートに呼ばれて奥から出てきた林田は、光之助の様子を見て、いかにも実直な老店主のように振る舞っていたが、そばに立っている篠山を見てぎょっとした。跡取り光之助が韮山の雪割れ花入れを受け取りに来ることは知っていたが、だれが付き人となっているかを知らなかったのだ。林田は、篠山の顔を知っている数少ない忍びの1人で、当然ながらすべての失態が当主に伝わることも即座に予測できた。
急に用心深く奥に案内すると、従業員とパートにわざわざ用事を言いつけて奥に来られないようにした。篠山は、林田と光之助の入った部屋と、店の中間位置に立ち、花入れの受け渡しに邪魔が入らないように見張った。
「今後、氣をつけてくれよ!」
クレーマーの負け惜しみのような捨て台詞を言って光之助が出てきた。林田は光之助ではなく、篠山の顔を見ながらヘコヘコとお辞儀をして見送った。
店を出る直前に、例のパート女性がにこやかに近づいてきた。
「またどうぞお越しくださいませぇ」
その手が不自然に光之助の鞄に近づくのを察知して、篠山は再び吹き矢で楊枝を飛ばした。
「うっ」
光之助は、もうここに奪取者が待っていたことに驚愕したようだが、篠山に目で促され、しかたなく店の外に出た。
マンションに戻るまで、サラリーマン風の忍び2人と、女子大生を装ったくノ一を撃退せねばならなかった。光之助のあまりの警戒心のなさに呆れつつ、篠山はその夜再びこんこんと説教した。あいかわらず反省した様子は見られない。
「篠山って、若い頃からお祖父ちゃんと仲良かったの?」
光之助は前々からの疑問をぶつけた。
「俊ちゃんとは、入門以来ずっと一緒に訓練してきましたよ」
「へえ。その頃から、お祖父ちゃんは無双だったの? あれ、それとも篠山の亡くなった旦那さんの方が強かったんだっけ?」
それを聞くと、篠山はふんっと鼻で嗤った。
「一番強かったのは、俊ちゃんでも、篠山でもありませんでしたよ。私が2番、2人はその下でした、常に」
「ええっ。そんな話、初めて聞いたよ。で、誰がもっとも強かったの?」
光之助は、身を乗りだした。
「壱ちゃんですよ」
あたりまえでしょうと言わんばかりに篠山は答えた。
「お祖母ちゃん?! まさか。だって、あの人、箸より重いものは持てないみたいな風情じゃないか」
光之助は腰を抜かさんばかりに驚いた。
「壱ちゃんは、どうしても俊ちゃんと結婚したかったので、俊ちゃんの好みに合わせた振る舞いをしているだけで、本当はわが一族で一番強いんですよ。俊ちゃんも、壱ちゃんが化けていることは重々承知で、当主として一族をまとめるのに壱ちゃんの協力がどうしても必要だったから騙されたフリをしていたんだと思いますよ」
光之助は、少し口を尖らせていった。
「なーんだ。じゃあ、僕だってこんなに苦労して修行しなくても、できるお嫁さんをもらって、何とかしてもらう方がよくない?」
篠山は、頭を抱えた。
「いいですか。くノ一は裏方にされることに慣れています。それは男の忍びも同じで、表だった成功は必ずしも求めません。でも、その分仕える相手に対してはシビアなんですよ。顔だけよくてもあなたみたいな無能に、壱ちゃんクラスのくノ一が惚れ込むわけないでしょう」
光之助は、わずかに目を宙に泳がせた。周りにいくらでもいるくノ一たちは、そういえば誰も彼に惚れてくれなかった。近づいてくるのはハニートラップばかり。ま、でも、もしかしたら全国のどこかには、そういう物好きもいるかも知れないよなあ。
坊は明らかにわかっていないようだと目の端で捉えた篠山は、今後を思って深いため息をついた。
(初出:2023年3月 書き下ろし)
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Comment
執筆、お疲れさまでした。
なるほど、ぱっと見では、成金熟女がパトロンになって、売れない役者を燕にしているって感じですよね。
じかし、じつは……って、なんかもっと残念な状態でしたか。名家の跡取りがボンクラというのはよくある話ですが、光之助は筋金入りですね。修行の成績があれじゃあ、跡取りは遠のくばかりですね。まあ、本人に才能もやる気もなさそうだし、しかたないかなぁ。
それにしても、篠山女史といい、壱子ばあちゃんといい、この一族の女性はじつに優秀ですね。その世代の男性も優秀なんだけど、どうして孫がこうなった?(笑)
愉快なお返し掌編、楽しませていただきました。
なるほど、ぱっと見では、成金熟女がパトロンになって、売れない役者を燕にしているって感じですよね。
じかし、じつは……って、なんかもっと残念な状態でしたか。名家の跡取りがボンクラというのはよくある話ですが、光之助は筋金入りですね。修行の成績があれじゃあ、跡取りは遠のくばかりですね。まあ、本人に才能もやる気もなさそうだし、しかたないかなぁ。
それにしても、篠山女史といい、壱子ばあちゃんといい、この一族の女性はじつに優秀ですね。その世代の男性も優秀なんだけど、どうして孫がこうなった?(笑)
愉快なお返し掌編、楽しませていただきました。
こんばんは。
とことん残念な光之助です。
そう、才能がないだけでなく、やる氣もゼロなんですよ。
でも、甘やかされてお坊ちゃん扱いされないところでも生きていけない感じなので、しかたなく修行を始めたんですけれど、「こりゃダメだ」と認識したところでしょうか。でも、他に跡取りになれる家族もいないので、きっと足抜けも許されないだろうなあ(笑)
篠山も壱子も、あとそれぞれの旦那たちもそれぞれに才能があったのは間違いないでしょうが、時代も違って「これを極めなくてはならない」とストイックに頑張ったのでしょうね。現代は誰にでもいろいろな可能性が広がって見える分、こうした影に回ってたくさんの修行をしなくてはならない仕事は流行らないのかも。まあ、光之助のぼんくらぶりは、群を抜いていますが。
コメントありがとうございました。
とことん残念な光之助です。
そう、才能がないだけでなく、やる氣もゼロなんですよ。
でも、甘やかされてお坊ちゃん扱いされないところでも生きていけない感じなので、しかたなく修行を始めたんですけれど、「こりゃダメだ」と認識したところでしょうか。でも、他に跡取りになれる家族もいないので、きっと足抜けも許されないだろうなあ(笑)
篠山も壱子も、あとそれぞれの旦那たちもそれぞれに才能があったのは間違いないでしょうが、時代も違って「これを極めなくてはならない」とストイックに頑張ったのでしょうね。現代は誰にでもいろいろな可能性が広がって見える分、こうした影に回ってたくさんの修行をしなくてはならない仕事は流行らないのかも。まあ、光之助のぼんくらぶりは、群を抜いていますが。
コメントありがとうございました。
ひええ~。こういう形で打ち返してもらえるとは予想外でした。
これはとんでもないボンクラの登場ですね。
そしてその彼と篠山の組み合わせ。事情を知ると、まさに周りが見ている関係は、本人たちにはどうでもいい・・・そんな関係でした。
売れない役者とパトロンの金満熟女かぁ。でもまぁ一応は周りから見て怪しまれないように取り繕われているのは篠山の力量なのでしょうね。嘲笑されたりやっかまれたりしながらも、日常にうまく溶け込んでいます。
それにしてもいつの世も名家の存続というのは厄介で大変な問題のようです。
完璧に血縁で繋いでいくなんてとても難しいことなのですから、ある程度割り切って優秀な親戚とか、やむを得ない場合は養子とか、柔軟に運用しないと親族は難しいでしょうね。
こんな大変な家を継承しなければならない光之助にとっても重荷以外の何ものでもないでしょうから。
本人は我関せずで呑気に構えているように見えますが、まぁこれも一種の才能かもしれません。プレッシャーを感じないというか・・・。でもこれって、次々とすり寄ってくるくノ一との係わりを楽しんでいるようにさえ見えてしまいます。本当は光之助、自分をわざとボンクラに見せかけて、篠山を付けざるを得なくして課題のクリアーを補助させ、その隙に人生を楽しんでるんじゃぁ・・・なんてことはないか。
できるお嫁さんが見つかることを祈っています。これこそスーパーハニーでないといけませんけれど・・・。
ちょっと(いや、相当ですかね?)変わった人間関係、楽しく読ませていただきました。
これはとんでもないボンクラの登場ですね。
そしてその彼と篠山の組み合わせ。事情を知ると、まさに周りが見ている関係は、本人たちにはどうでもいい・・・そんな関係でした。
売れない役者とパトロンの金満熟女かぁ。でもまぁ一応は周りから見て怪しまれないように取り繕われているのは篠山の力量なのでしょうね。嘲笑されたりやっかまれたりしながらも、日常にうまく溶け込んでいます。
それにしてもいつの世も名家の存続というのは厄介で大変な問題のようです。
完璧に血縁で繋いでいくなんてとても難しいことなのですから、ある程度割り切って優秀な親戚とか、やむを得ない場合は養子とか、柔軟に運用しないと親族は難しいでしょうね。
こんな大変な家を継承しなければならない光之助にとっても重荷以外の何ものでもないでしょうから。
本人は我関せずで呑気に構えているように見えますが、まぁこれも一種の才能かもしれません。プレッシャーを感じないというか・・・。でもこれって、次々とすり寄ってくるくノ一との係わりを楽しんでいるようにさえ見えてしまいます。本当は光之助、自分をわざとボンクラに見せかけて、篠山を付けざるを得なくして課題のクリアーを補助させ、その隙に人生を楽しんでるんじゃぁ・・・なんてことはないか。
できるお嫁さんが見つかることを祈っています。これこそスーパーハニーでないといけませんけれど・・・。
ちょっと(いや、相当ですかね?)変わった人間関係、楽しく読ませていただきました。
こんばんは。
サキさんのところのベージンが「ちょいワル」的な男性だったので、こちらは「ぼんくら坊や」にしてみました。
そして、光之助からハニートラップ女たちを引き剥がすことに疑問を持たれないように「若い燕を囲う金満年増」という表向き設定をしている篠山、という組み合わせです。
他の業種を家業とする名家と違って、実力が物を言う世界なので、まあ、このままでは光之助は跡取りではいられないかも(笑)
今回、どんどん集まってきている優秀なくノ一の1人と結婚して、なんてこともあるかもしれませんが、廃嫡されて放り出されたりして。
光之助は、プレッシャーも、自分の失敗も、全然氣にしないタイプのようですね。
この鈍感力が、潰されないための大きな武器かもしれません。
わけのわからない話でお茶を濁しました。
今年も2本の作品でご参加いただき、嬉しかったです。
どうもありがとうございました!
サキさんのところのベージンが「ちょいワル」的な男性だったので、こちらは「ぼんくら坊や」にしてみました。
そして、光之助からハニートラップ女たちを引き剥がすことに疑問を持たれないように「若い燕を囲う金満年増」という表向き設定をしている篠山、という組み合わせです。
他の業種を家業とする名家と違って、実力が物を言う世界なので、まあ、このままでは光之助は跡取りではいられないかも(笑)
今回、どんどん集まってきている優秀なくノ一の1人と結婚して、なんてこともあるかもしれませんが、廃嫡されて放り出されたりして。
光之助は、プレッシャーも、自分の失敗も、全然氣にしないタイプのようですね。
この鈍感力が、潰されないための大きな武器かもしれません。
わけのわからない話でお茶を濁しました。
今年も2本の作品でご参加いただき、嬉しかったです。
どうもありがとうございました!