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scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

【小説】彼女と話をしてみたら

scriviamo!


今週の小説は、「scriviamo! 2024」の第4弾です。津路 志士朗さんは、掌編で参加してくださいました。ありがとうございます!

 津路 志士朗さんの『紅葉、色づくまで。』

志士朗さんは、オリジナル小説と庭とご家族との微笑ましい日々を綴られる創作系ブロガーさんです。代表作の『エミオ神社の子獅子さん』や、現在連載中の『揃いも揃ってクラスメイトの癖が強い。』など、とてもよく練られた設定の独自の世界を、軽妙な文体で展開なさっています。あと、執筆がとても早いのは驚くばかりです。

今年書いてくださった作品の1つめは、子獅子さんシリーズの世界からの掌編です。本編でのメインの咲零神社の子獅子さんたちではなくて、智知神社の子虎さんを主役にしたすてきなお話です。また、下記のCプランのお題も組み込んでくださいました。

今年の課題は
*ご自分の既出のオリキャラを一人以上登場させる
 メインキャラ or 脇役かは不問
 キャラクターであれば人どころか生命体でなくてもOK
*季節は「秋」
*身の回りの品物を1つ以上登場させる
*交通手段に関する記述を1つ以上登場させる


お返しの作品をどうしようか悩んだのですが、あちらのお話はきちんと収束していますし、無理に絡む余地はなさそう。また、わたしの世界には霊獣もいませんので、どうしようかと迷った結果「毛色」だけをいただいてくることにしました。

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彼女と話をしてみたら
——Special thanks to Shishiro-san


 ああ、カボチャのサラダ、始まったんだ。これ美味しいのよね。三智子は微笑んだ。商品が入れ替わって秋らしくなった。

 洋風惣菜を扱う店でパートをはじめてそろそろ1年だ。教わるばかりだった去年が懐かしい。今は新人パートやバイトの指導を任されることも多くなってきた。

「浜崎さん、そろそろポテトサラダがなくなるから、奥の冷蔵庫から出してきてください」
三智子は、暇そうに立っている浜崎京子に声をかけた。普段なら三智子自身が取りにいくのだが、ちょうどサラダ3種詰め合わせセットのラップかけの作業中だった。

 お弁当を買いに来るOLや、昼食の惣菜を探しに来る客たちが増える11時半までに、オープン冷蔵ケースに商品を並べる必要がある。

 京子は、露骨に嫌な顔をした。
「あたしに指図するんですか。社員でもないのに」

 三智子は、うわ、面倒くさいこと言い出した……と思った。川口主任は、いま会議中でいないし、同じパートに指図されるのが嫌なら、自分で考えて動けばいいのに。

 しかたないので、1度作業を中止して、自分で取りに行こうとしたところ、ポテトサラダの皿を持って、奥から松田エリ子が出てきた。
「わたし、持ってきましたぁ。あ、おはようございまーす」

 エリ子は、先月入った学生バイトだ。若干時間にルーズなのか5分程度遅刻することがよくある。今日は20分遅れだ。

「松田さん。前から言おうと思っていたけれど、あなた、社会人としての自覚はないの?」
京子がさっそく、説教をはじめようとしたが、幸い客が来たので、続かなかった。

「まだ社会人じゃないし~」
 小さく言ってぺろっと舌を出すエリ子に、三智子はとにかく対面ケースのポテトサラダの皿を下げて新しい皿と取り換えるように目で促した。遅刻の説教は、あとで社員がするだろう。いまは時間が惜しい。

 エリ子は、悪びれない。ハキハキして覚えもいいし、三智子にとっては京子よりも一緒に働きやすい。

 忙しい昼の時間を無事にやり過ごして、ようやくひと息つくと、エリ子が言った。
「あ、時間だ。休憩いただきまぁす」

 京子が、咎めた。
「ちょっと。遅くきたんだし、休憩は遠慮しなさいよ。ねぇ、主任、そう思いません?」

 社員の川口主任は、「いやぁ、いまどき、そういうわけにも……」ともごもご言うだけだ。

 エリ子は氣にせずに、行ってしまった。京子は不満たらたらだ。
「主任は甘すぎます。遅刻の常習だけじゃなくて、あの髪の色だって!」

 エリ子の髪は青い。黒髪に青い光沢がある程度ではなく、2回はブリーチをしてかなり鮮やかなコバルトブルーに染めてある。

 三智子は、黙って洗い物を終えると、炊事手袋とダスターを定位置に干して、川口主任と京子の方を見た。
「じゃ、お先に失礼します」

 今日は早番だったので、これで定時だ。川口主任は時計を見て「あ。そうだね」と言った。京子はこちらも見ずに「お疲れ様」と言った。

 バックヤードに向かっていると、後ろから川口主任が追いかけてきて声をかけた。
「吉川くん、ちょっと悪いんだけどさ」

「はい、なんでしょう?」
三智子が振り返ると、彼は声をひそめた。
「社員食堂を通るだろう? 松田くんに、遅刻のこと、ちょっと注意してくれないかなあ」

 川口主任は、いつもこんな感じだ。それはパートじゃなくて社員の仕事だと思うんだけどなあ。

 社員食堂はそこそこ賑わっていたが、エリ子はすぐに見つかった。窓際のカウンター席でスマホを見ている。

「松田さん」
声をかけると、エリ子は振り返った。三智子を見ると軽く手を振った。
「吉川さん。あがりですか」

「ええ。隣、いい?」
「どうぞ」

「飲み物、買ってくるわ。松田さんはどう? ご馳走するわよ」
「わ。いいんですか? じゃあ、サイダーにしようっかな」

 三智子は、荷物をエリ子の隣の椅子に置いて、アイスコーヒーとサイダーを買ってきた。

「はい。どうぞ」
トレーをカウンターに置くと、エリ子はペコッと頭を下げた。
「サンキューですっ。サイダー、久しぶりだな」

 三智子は、どうやって話をしようか、考えながら言った。
「もう慣れた?」

「うーん。そうですね。楽しくなってきました。接客業はじめてだし、続くか心配だったんだけど」
「あら。ハキハキ接客しているから、初めてだとは思わなかったわ」
「うち、商店街の食器屋で、子供の頃から親の接客見てたし。吉川さんは? ここ、長いんですよね?」

 三智子は首を振った。
「いいえ。1年ちょっとよ」
「え~? そうなんですか。なんでも知っているし、ずっとここにいるのかと思ってた」

 エリ子は、人なつっこく笑った。三智子は肩をすくめた。
「川口主任が赴任していらっしゃるちょっと前だったの。だから、いろいろ訊かれて、古株みたいに見えちゃうのかも」
「あ。だから浜崎さんがキーキーいうのかぁ」

 京子の三智子に対するトゲのある態度は、エリ子にも丸わかりだったようだ。

「さっき、遅延証明は吉川さんに渡した方がいいのか、それとも主任を待つ方がいいかって訊いたら、吉川さんは社員じゃないってものすごい剣幕だったんですよ。前言ってたけど、浜崎さん、ここの本社に内定決まっていたのに辞退したんですって。入社していたら、吉川さんどころか、川口主任よりも自分の方が偉かったのにって。でも、そんなイフの話したってしょうがないですよね」

 あら。そうだったのね。もしかして、それで……。

 浜崎京子がパートとして入りたての頃に、強引にSNSの連絡先交換させられた。以来、たまに流れてくる彼女のストーリーに、まるで彼女が本社の企画担当でもあるような口調の短文と共に職場の催事が登場していることに首を傾げていた。

 結婚して退職する前は全国展開の有名デパートで企画を担当していたと言っていたから、その頃の思い出をオーバーラップさせて書いているのかと思っていたけれど、もしかして、本人の思いの中では、今でも大手デパートの正社員のままなのかもしれない。

 そんなことを考えていたが、不意にエリ子の言った別のことに思い至って、驚いた。三智子はあわててサイダーを飲むエリ子の方に向き直った。
「ちょっと待って。遅延証明って言った? それって今日の遅刻の原因なの?」

 エリ子は不思議そうに見た。
「そうですよ。電車停まっちゃって。いつもの寝坊と違うから、来てすぐに浜崎さんに遅延証明をどうするのか訊いたんです。そしたらタイムカードのところに挿しておけばいいって。違うんですか?」

 三智子は返答に困った。遅延証明だけの問題ならそれは間違っているとは言えない。でも、遅れた原因をきちんと言ったのに、それが三智子と川口主任に伝わらなかったのは、知っていてわざと黙っていた京子のせいだ。でも、ここでそれを言えば同じパートの悪口を言っているようになってしまう。

「遅延証明に関しては、それで間違っていないんだけれど、この休憩終わったら、口頭でもう1度主任に理由を話した方がいいわ。……伝わっていなかったから」
そう言うと、エリ子は「あ」という顔をした。
「もしかして川口主任から遅刻の件でお説教するように言われたとかですか?」

 三智子は曖昧に笑って頷いた。エリ子はストローを振り回して言った。
「そっか~、浜崎さんにだけ言ったのが間違いだったか。ま、いつも遅刻しているし、お説教されても不当じゃないですよね」

 三智子は、わかっているんだと心の中で思った。
「学校の授業だと、遅刻しても叱られて済むくらいだけれど、仕事の時は、そうはいかないの。でも、松田さんが自分でわかって直そうとしているなら、うるさく言うつもりはないわ」

 エリ子は頷いた。
「努力しまーす。吉川さん、人間できていますよね。いろいろ決めつけて怒ったりしないし」

「そんなことないわ。今日の遅刻の理由、訊かなかったのは先入観あったからよ。それは謝らなきゃ」
「ははは。でも、だからって浜崎さんみたいに意地悪したりしないし、やっぱ人間できてますよ。……あと、話わかるだろうなって思ったのは、髪の色。きれいに染めてるし」

 三智子は、「え?」とエリ子の顔を見た。本心からそう思って言っているらしいとわかると、苦笑していった。
「これ、お洒落のために染めているんじゃないの。わたし、若白髪の家系でね……」

 三智子は40代なのに頭髪の3分の1以上が白い。あまりにも目立つので、白髪染めをしないわけにはいかない。ただ、3週間に1度と高頻度で染めるので肌にいいヘナとインディゴで植物染めをしている。

「そうなんですか? いっぱいメッシュ入れていてかっこいいなあって思っていたんですよ」

 三智子は苦笑した。ヘナ染めはブリーチ後の化学染料使用とは違って、黒髪の色は変わらない。その結果、黒髪とヘナとインディゴの相互作用による焦げ茶色、そして、インディゴが上手く入らなかったためにオレンジっぽい色の部分も残り、3色が何となく入り交じっている。

「あら、ありがとう。メッシュにしているわけでなくて、自分で染めているから、ムラになっているだけなんだけれどね。松田さんは、美容院で染めているんでしょう、それ?」

 エリ子は首を振った。
「セルフブリーチですよ。でも、自分でじゃなくて、美容師目指しているルームメイトがやってくれているんです。練習と実験を兼ねて。このブルーは、めっちゃお氣に入りなんです。お堅いとこ就職したらできなくなっちゃうから、今のうちにいろんな色を楽しみたいんですよね」

 三智子は感心した。
「先のことも考えてやっているのね。確かにバイトなら許されても就職したらできないことも多いんでしょうね」
「そうなんですよね。みんな同じ格好させて、違いなくさせて面接とか、何の意味があるのかって思うけど、文句言ってもしょうがないし。ま、でも、不自由はあっても、そのときどきに楽しいことを見つけるつもりなんで、今は、今にしかできないファッションを楽しみます」

 三智子は、自分よりずっと若いこのバイトの女の子に対して、一見問題のある言動にもかかわらず、常に好意を持ち続けている根源がはっきりわかったような氣がした。

 この子は、自分のやりたいこと、大切にしたいことがはっきりわかっているのだ。好きなことを存分にしていれば、卑屈になったり、反対に人を攻撃したりする暇なんかないのだろう。

 三智子は微笑んで立ち上がった。
「ええ。それには賛成だわ。……安心した。じゃ、今日の電車遅延のこと、ちゃんと主任に伝えるのよ」

 エリ子も立ち上がった。
「はーい。ごちそうさまでした。わ、早く戻らなきゃ!」 

 ちょっと立ち上がってから、また振り向いて言った。
「白髪染め必要になったら、吉川さんみたいにしようかな~」

 三智子は笑った。
「必要になるのはずっと先でしょう。まだそんなこと考えなくていいのよ」

 若い子と話すことはめったにないけれど、いいものね。帰宅はいつもより少し遅くなったけれど、三智子の足取りは軽かった。 

(初出:2024年2月 書き下ろし)
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Category : scriviamo! 2024
Tag : 小説 読み切り小説

Comment

says...
執筆、お疲れさまでした。

なるほど、毛色つながりですか。それだけじゃなく、志士朗さんの作品のエッセンスも、さりげなく取り入れていらっしゃるようにお見受けしました。

で、まさにタイトルどおり、話を聞いてみればわかる、ですね。
京子の言動は、無駄にプライドだけ高くて、相手を思い込みで決めつけて非難する、しかも都合の悪いことは隠すとか、もう悪意の塊ですね。こういう手合いは、コミュニケーションとか、まず無理でしょうね。
その点、三智子もエリ子も、ちゃんと会話ができるようで、良かったです。髪の色やファッションなんて、ほんとうは仕事のできるできないとは関係ないんですよね。でも、そういうところは日本はまだまだ遅れてます。会社が、ではなく、社会がそうなんですよね。だから会社も合わせるしかない。
エリ子の髪に対する三智子の誤解だけでなく、三智子の髪に対するエリ子の誤解も、聞いてみれば……でしたね。やはり先入観や決めつけは良くないですな。
もっとも、エリ子の遅刻癖だけは、わかってるんだったら、ちゃんと直さないといけませんけど(笑)
2024.02.14 12:02 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
執筆お疲れさまです。
うーん、遅刻の常習犯は良くないですねw
だからって、わざと報告や共有を怠るのも良くないですが。
服装や外見で性格や能力が定まるわけではなく、偏見は勿論、先入観にとらわれてはいけないですし、自分の価値観のみで接するのはそれこそ社会人として如何なものか。
職場や学校に限らず、TPOに合わせた装いがある程度は必要なのもまた、周囲への配慮の一つとして重要な時もありますけどね。
折角の個性や趣味も、程度を過ぎれば我が儘になってしまいかねず、周囲に威圧や不快感を与えるような格好をして、それが私の望む装いと主張されても肯定できませんし。
でも、その場に応じた適切さや価値観が、まず変わっていくものですからねー 難しいー
バランスとアップデートが大事。

取り敢えず、相手の趣味嗜好を認めると同時に、必要なら己を抑えることもできる能力、双方揃って「出来てる大人」かなと感じました。
また、従うばかりではなく自己主張出来る強さや、大切なものを見失わない素直さも大事と、矛盾もあれば個人差もある中で、印象や見た目だけで判断せず、エリ子ちゃんの良さに気が付ける三智子さんは魅力的ですね。

素敵なお返しをありがとうございました。
2024.02.15 15:35 | URL | #yl2HcnkM [edit]
says...
こんばんは。

「毛色(うちでは髪の毛の色)という外見でダメ判定される」というところを出発点にしました。
志士朗さんの作品では、幼くて悪氣なくの判定ですが、こちらは偏見と思い込み・誤解などを混ぜてみました。

京子に関しては、意地悪で感じが悪いタイプを書いてみましたが、たぶん本人が人生に満足していないので、そうなっちゃんじゃないのかな〜という現実にいるタイプがモデルです。
それと同時に、考え方が定型にはまりすぎていて、価値観が凝り固まっている反面教師的にこのキャラを使っています。

三智子やエリ子は、そうした価値観から少しはずれてもお互いに認め合えるそういう息苦しくない世界だといいなと思って書きました。
あ、でも、たしかに遅刻常習はあきませんな(笑)

コメントありがとうございました。


> その点、三智子もエリ子も、ちゃんと会話ができるようで、良かったです。髪の色やファッションなんて、ほんとうは仕事のできるできないとは関係ないんですよね。でも、そういうところは日本はまだまだ遅れてます。会社が、ではなく、社会がそうなんですよね。だから会社も合わせるしかない。
> エリ子の髪に対する三智子の誤解だけでなく、三智子の髪に対するエリ子の誤解も、聞いてみれば……でしたね。やはり先入観や決めつけは良くないですな。
> もっとも、エリ子の遅刻癖だけは、わかってるんだったら、ちゃんと直さないといけませんけど(笑)
2024.02.15 23:55 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

ダメです(笑)まだ学生バイトなので、この程度で済んでいますが。
もっともイタリアあたりだったら、全然許容範囲かも?

京子という感じの悪いキャラは、型にはまった固定観念と、それに合致したもの以外を認めないあり方を象徴して作ってみました。
あと、性格を決めるときの参考にしたのが「意識高い系」という虎の威をかる狐のような人たちの言動です。

さて、霊獣さんたちのようなナチュラルな毛の色ではなくて、自分の意思で染めている(三智子は染めざるを得ない)2人を書きました。たとえばもともと茶色っぽい地毛の人も学校や就職活動で黒く染めることを強要されているというような、型にはまった画一化はいきすぎかなと思うんですよね。
実は、わたしの日本語を教えている生徒の1人に、黄緑や紫に染めてくる人がいるんですが、最初見たときにわたしは「この子、面倒起こすタイプかな」と身構えてしまったのです。でも、実際はとても素直ないい子で、自分の中に知らずにあった偏見に氣づかされたという経験があります。エリ子を初めて見た三智子の思いの設定には、この私の経験が使われています。日本よりも髪の色についてはかなり自由(そもそも地毛色のバリエーションが多い)ですが、それでもやはり銀行員などお堅い職業では不自然な色には染めないので、TPOは全世界共通であるのかもしれませんよね。

エリ子が自由にあれこれて゜きているのは、おそらく彼女が学生だからでしょうね。
日本社会だと、大学時代って、もっとも規則が緩い時期だと思うんですよ。
これから社会に出るにあたって、またいろいろな規則に縛られることも多くなると思います。
そういえば、わたしは日本のきつすぎる縛りにどうしても馴染めずに、海外にでで少し楽に呼吸ができるようになったと感じています。
日本社会で立派にこなしている皆さん、尊敬しますよ。

楽しくかわいく、示唆に富んだ素敵な作品のお返しとしては、ちょっと物足りない感じがするのですが、今回に関してはこれが精一杯でした。
これから、2つめのお返しを考えます。

素晴らしい作品でのご参加と、コメントをいただきありがとうございました。
2024.02.16 00:14 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
うむむ、これって絶対あるんですよね。サキにももちろんあります。
いけないんだ・・・とは思っているのですがついつい抱いちゃってます。
ああ、エリ子みたいなタイプは打ち解けてみれば普通の子なんですよね。この話せば分かり合えるタイプは最近結構見かけます。みんなサキなんかよりちゃんと考えや意見を持っていますし、先々のことも意識していますし(口では違うことを言ったりしますが・・・)礼儀正しいですし、思いやりもちゃんと・・・なんていうか、サキの方がよっぽどダメダメだなぁと思うこともよくあります。
三智子は世代が近いのか、一番共感できるかな。
仕事が出来る出来ないは外観で決まるわけではないのはわかっているんですが、相手は人間ですからね。社会がどのへんで折り合えるか見ものだなぁと思っています。日本は世界に比べて遅れ気味なように思いますけれど・・・。
ま、京子はしょうがないですよね。こういう子、いますいます。この子は偏見以前の問題ですね。読んでいてちゃんとイライラします。でもま、彼女も人間ですから。
それにしても夕さん、掌編の中で三人三様のキャラを上手く動かされるなぁ。特に京子みたいなタイプ、彼女と話をしてみたら?と言われてもサキにはちょっと無理そう。そして書けそうにもありません。
2024.02.19 08:47 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こちらにもありがとうございます。

「人は見た目が○割」なんて言ったりもしますよね。
先入観、どうしても持ってしまうんですよ。
髪の色という意味で、モデルにした若い女の子がいるんですけれど、最初にあったときにわたしもちょっと先入観で「面倒な子かも」って思ったんですよ。でも、実際はとても素直で勉強熱心ないい子だったのです。その経験が、この作品のベースになっています。

「決めつけ」というテーマに関しては、外見もそうですけれど、社会的地位のようなものも先入観のベースになると思うのです。こちらに囚われているのが京子という設定です。京子は「意識高い系」と分類されているタイプの人の言動をベースにキャラクターづくりをしたのですが、わりと「虎の威を借りる」ところがあって、それって実際の自分の実力ではないんですよね。でも、それを混同してしまっている。

京子が、正社員という肩書き、社会人としての外見や、聞こえのいい仕事内容にこだわってしまうのは、もしかしたらコンプレックスの裏返しで、人生で何かそういう嫌なことをたくさん経験したからそうなってしまったという可能性もあります。反対に三智子はわりと楽に人生を生きてきたので、あまりこだわりがないのかもしれませんね。

とはいえ、(たまにいますけれど)京子タイプと仲良くできるかというと、ちょっと難しいですよね。

コメントありがとうございました。

2024.02.19 23:51 | URL | #9yMhI49k [edit]

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