【定型詩】碧い星の円舞曲
追記に今回のソネットの形式について、あいもかわらず言い訳めいたことが書いてあります。

碧い星の円舞曲(ロンド)
凍てついた星のきらめく窓の外
明るく照らす天の月
雪野に響く鐘の音
子供らが勇んで撒くは紙吹雪
あかあかと薪ストーブの火は爆ぜる
奥方はケーキの時間を見計らう
亭主はジョークを織り交ぜる
客は飲み食べ語り大いに笑う
我らを乗せた碧い星
太陽を眺めゆるりと周る
めぐりくるは新たな年
東より明けて日にちも変わる
重ねるグラスの泡に酔い
異国で寿ぐ春の宵
(初出:2012年12月 書き下ろし)
追記
ソネット(Sonette)とは14行から成るヨーロッパの定型詩です。いろいろな形式があるのですが共通した決まりは14行である事と、行の最後に韻を踏む事です。前回のStellaではドイツ語で書いたのですが、ブログのお友だち、ウゾさんの一周年でプレゼントした時にトライした日本語ソネットの方が、読む方を置いてけぼりにしないのでStellaでは日本語で書くことにしてみました。単純に、14行で脚韻を踏んでいる、それだけが定型詩です。あとのことは細かくつっこまれても「すみません」としか言えませんのであしからず。
今回私が採用した韻の踏み方は「a-b-a-b, c-d-b-c-d, e-f-e-f, g-g」の形式です。まあ、日本人ならおわかりかと思いますが。
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Comment
こんにちは。
おおっ 旅行中なのですね では 早速 例のカメラが大活躍でしょうか。
新年らしい 華やかで明るい作品ですね。
何故か 男性のオペラ歌手が 朗々と 語り掛ける様に歌っている様に 感じました。
とても 幸せそうな春の一時を 切り取っているようで 素敵です。
おおっ 旅行中なのですね では 早速 例のカメラが大活躍でしょうか。
新年らしい 華やかで明るい作品ですね。
何故か 男性のオペラ歌手が 朗々と 語り掛ける様に歌っている様に 感じました。
とても 幸せそうな春の一時を 切り取っているようで 素敵です。
おはようございます。
いま電車の中です(*^^*)
まだちょっと早いのですが、新年スペシャルということで。
新年の花火はウィンナワルツがBGMというお約束があるみたいで、オペラっぽいといっていただけて嬉しいです。
コメントありがとうございました。
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まだちょっと早いのですが、新年スペシャルということで。
新年の花火はウィンナワルツがBGMというお約束があるみたいで、オペラっぽいといっていただけて嬉しいです。
コメントありがとうございました。