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scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

ブログのトーンについて

いろいろな方のブログを訪問していると、それぞれトーンがあることがわかる。前向きなのもあれば後ろ向きなのもある。淡々と趣味のことを語る方もいれば、つき合っている方との愛のことだけを熱々に語ってる方もいる。我が子やペットの姿だけを追っている愛情たっぷりのブログ、自作小説や詩だけが黙々と更新される潔い小説・文学ブログ。

色にたとえると、ほんわりとピンクなものから、漆黒のものまでさまざまだ。そのことはそれでいいのだと思う。訪問者に媚びる必要はないのだし、反対に自分の意志に反してまで全てをさらけ出す必要もないと思うから。ブログの訪問者というのは、とてもシビアだと思う。だから、そのトーンが合わないと思えば自然と来なくなる。寂しかろうと、悲しかろうと、結局は自分の書きたいことを犠牲にしてまで引き止める存在でもないはずだ。

で、本題。私のブログにも当然トーンがある。どちらかというと前向き系だ。これは私の人生と関係がある。私は後ろを向いていられない性格なのだ。諦めも早い。十五年前に鬼籍にはいった父とは対照的だ。粘りがないために私はひとかどの人物にはなれない。日本の、世界のトップになるような野心やそれを可能にする日々の努力などかけらもない。けれど、そのちゃらんぽらんさが私を幸福にしている。そう、私は自分の人生に満足している。もちろん市井レベルのたんなる自己満足だ。

私は確かに恵まれている。かといって何もかも努力をせずに手に入れてきたのではないし、諦めてきたものも多い。連れ合いと熱愛状態のように思われるかもしれないが、家族なんだから当たり前のように喧嘩だってするし、本当に大丈夫かと思うことだってある(そもそも言葉の通じないガイジン同士だし、みんなが驚く変わり者同士なんだから、平穏そのものの訳はない)。仕事でもそうだし、日常生活のなかでもいろいろな浮き沈みがある。

私のブログにその負のカラーが薄いのは、意識して「ラッキー」色を出そうとしているからではない。単純に負のときはそれを冷静に書く自信がなく、時が経って冷静になると負の感情がどこかへ消え去っていってしまっているからだ。まるで鶏である。三歩歩くと忘れるのだ。

ここが私を幸福たらしめている一番の財産なのだと思う。一時的に固執したもの、心に去来したつらく悲しい感情を、あっさりと捨て去ることができる。私は自分の欲しいものがわかっている。そうでないものを完全に捨てることができる。後ろではなくて、現在と未来に向けてだけを見つめながら、他でもない自分とその生み出す作品を愛することができる。このブログに能天氣なトーンが強いとしたら、それはまさに私そのもの、私の利点であり欠点でもある生来の能天氣さが現われているのだと思う。
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Category : となりのブログで考えた

Comment

says...
こんにちわ!

確かに色々な方のブログを見るといろんな「トーン」がありますよね。ブログと言うのはそもそも自分が始めようと思って作ったもの。そこに自分の色が出るのは当たり前で、その人に好みに合わせる必要もない。それが「ブログ」です。

一度、自分のブログを振り返ってみようと思います。
2013.01.19 06:36 | URL | #- [edit]
says...
 こんにちは。
僕のブログも おそらく 前向きに見えるでしようね。
僕は 淡々と 何でも受け入れている様に見えて 本当に欲しいもの 本当にしたい事しかしない
そして 其の本当に欲しいものでなければ 何もいらない。
凄く従順にみえて とんでもなく我儘だといわれますね。
おそらく 僕のブログは 我儘な色彩を纏っているでしょうね。 
2013.01.19 07:05 | URL | #- [edit]
says...
とても興味深い記事ですね!
私はそう思うと、八少女さんと正反対かもしれません。
訪問者様の視線を(自分で勝手に)気にしてブログの運営スタイルも変えましたし、過去をめちゃめちゃ引きずりますし・・・

八少女さんのブログは、作品以外の記事の内容も深くておもしろいのに、肩の力を落として毎回拝見出来ます。
きっと、虚飾がないからなのだろうな、て思いました。無理をしてラッキー色を打ち出そうとしてないのに、前向きな空気を出せる自然体な感じ。それがこちらのブログのしなやかなトーンを生み出していらしゃるのだなと改めて思いました。
2013.01.19 08:18 | URL | #- [edit]
says...
おはようございます。

そうなんですよね。もともと自分のお城だから、自分色が出るのが当然ですよね。小説にしろ、記事にしろ、共感していただけるのは嬉しいけれど、興味を持たれなかったからといって無理して変える必要はないと思うのですよね。まあ、プロともなると、そうはいかないでしょうけれど。

イマ乃イノマさんのブログをはじめ、他の方のブログに行く楽しみは、自分にないものを発見することにあると思っています。今後ともどうぞよろしくお願いします。

コメントありがとうございました。
2013.01.19 11:33 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
おはようございます。

ウゾさんのブログは確かに潔いですよね。大切なものへの視線の柔らかさと、ぶれのない作品をつくるしっかりした意志が、とても上手に溶けあって、素敵な色彩になっていますよ。これからも楽しみにしていますね。

そうそう、お二人をお借りした「夜のサーカスと黒い鳥」、そろそろ完成です。来週の後半あたりに公開する予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

コメントありがとうございました。
2013.01.19 11:40 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
おはようごさいます。

負の感情は、ほぼすべて作品に埋め込んで、しかも、小説としての虚構と客観性を混ぜるので、それで整理されてしまって本人に残らないってこともあるのかもしれません。それで、何年も経ってから自分の作品を読んで憶えのない感情の吐露にぎょっとすることすらあります。そこまで忘れるのもいかがなものか……。

私はcanariaさんのブログと「侵蝕恋愛」の世界にかなり憧れていまして、コメントで語られる読者とcanariaさんの熱い語りも含めて大好きなのです。でも、私を含めた熱心な読者の熱い想いに、200%の力で答えようとしてくださるcanariaさんを追いつめてしまうのも氣の毒だなあと思うので、canariaさんの好きなように、体を壊さないように、続けてくださることを支持したいと思っています。あ、でも、ひとつだけ。どうしてもコメントしたかったことが。赤い髪のあの方は、染めていらしたのですね! 

これからも楽しみに伺わせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

コメントありがとうございました。
2013.01.19 11:51 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
私も人目はすごく気にするし
嫌なことはいつまでも覚えてる方です…
結局人生って自己満足が一番重要なのかなと思いますです
成功者でも楽しくなさそうにしてる人はいますし
思うんだけど…
このブログの登場人物も困難があっても
前向きと言うか負けないと言うかそんな感じですよね
2013.01.19 12:00 | URL | #- [edit]
says...
私のブログってどんな風に見えるのかしら…。
やっぱり、暗いですかね。。。色に例えると?
夕さんのこちらのブログは才色兼備って感じで、素敵(*^_^*)
きっとブログも「主人に似る」のでしょう。。。
2013.01.19 13:37 | URL | #- [edit]
says...
こんにちは。

こんな風に自己満足してしまうので、偉業は成し遂げられないのですが、まあ、いいということにしてしまいます。

でも、ダメ子さんのブログでは、暗かったり、後ろ向きな話題のなかにもいつもやわらかくて優しいユーモアが流れていて、読む側にはとても心地いいので、きっとダメ子さん自身もそういうお人柄なんだなって思っていますよ。

当方の小説の登場人物は、救いのないのもたまに書きますが、基本は前向きもしくは能天氣だと思います。理想がかかっていたりします。

コメントありがとうございました。
2013.01.19 14:25 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんにちは。

私の中でのココうささんの詩はパステルカラーです。具体的にいうと萌黄色とか、桜色のイメージ。エッセイ的な文章の方はこのへんの緑色のイメージがあります。地に足がついていて、思いやりのある感じです。たぶんかなり世代が近いと想像しているのですが、人生経験って言葉に出さなくてもどこかにしっかりとした芯を作るのか、とても安定した根を感じます。酸いも甘いもわかって、あえてやわらかいパステルカラーの言葉を生み出すのってすごいなあといつも感心しているのですよ。

あ、お酒のお話のときは、無色透明のお冷や色です!

私のブログは、最近とみに「脳内垂れ流し」になりつつありますv-355
これもまた、これでいいということにしてしまいましょう。

コメントありがとうございました。
2013.01.19 14:42 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんわ。

トーンですか。確かに、人それぞれに『色』っていうのがありますよね。
八少女さんの記事を読むまで、気にした事も無かったですね。

仕事柄、あまり人と関わらないので、いつも常に好き勝手やってるせいか、
プログでもとりとめも無い事を書いちゃってたりしますね。
どちらかというと、明るい方かな、っと私は自分で思っていますが……。

どうせ読むなら、明るいものが私は好きです。小説や映画でも、ハッピーエンドが基本好きなので。
2013.01.19 17:25 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

綺羅星さんのブログは、明るいトーンだと思います。それと、とてもバランスがいいと、いつも感心しています。読みやすいし、安定感もありますし。(小説と普通の記事のバランス、私は色々試行錯誤しているのですが、最近は小説以外のことのほうを期待していらっしゃる方も多いようですし、反対に丁寧に全ての小説を読んでくださる方もいらっしゃるので、小説爆弾連続投下にならないように心がけています)

この記事では、いろいろな方のブログの文章だけのことを書いてありますが、実はテンプレート選びもトーンを決める重要なファクターだと思うのです。

たとえば、最近、綺羅星さんも変えられた小説専用のテンプレートを使っていらっしゃる方の所へは「ああ、小説がメインなんだな」と意識して入りますし、同時にテンプレートの色やフォントの大きさなども、その方の第一印象に影響すると思うのですよ。

テンプレートも個人の好みなので、同じテンプレートを選ばれる方々には意外と共通点があるなと、ここ半年ほど観察しているのです。あえてここでは詳しく書きませんが、テンプレートの背景の色やプラグインの選び方で、ブログ主の方の性格にあたりをつけたりもしています。親しくなった方は関係ないのですが、初コメントをいただいたり、自分でコメしに行くときなどに、書き方を変えたりするのです。

コメントありがとうございました。

P.S. いま氣がついたのですが、ずっとしたつもりでいて綺羅星さんのブログをリンクさせていただくお願いをしていなかったようです。今、勝手にリンクをしましたが、お差し支えがありましたら外しますのでおっしゃってください。
2013.01.19 19:20 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
おじゃまします


私は何色?とても知りたい

黄色それもレモンイエローを
希望します。
でもそうは絶対見られないだろうな・・・

八少女さんの、さり気なく確りと
という私の勝手な印象は、まだ変わらず

色は、セピア色それも新鮮な印象の
です(大きなお世話ですね)


おじゃましました

2013.01.21 13:19 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。
お久しぶりです(^_^;)

トーンですか……
確かに、夕さんのトーンは前向きですね(^^♪
そして、異国の地を体験することのできる場所です。
それから、とても頼りになる……

わたしのサイトはどんな色なのでしょう……
一度振り返ってみようかと思います(^^♪
2013.01.21 14:23 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

レモンイエローですか? 私のイメージだと、レモンイエローの青みは現代的、もしくはネオンの光を感じる色で、ちょっと冷たい感じがするので、どちらかというと鬱金色のような、暖かい色あいをイメージしますけれど。それもカタカナの絵の具ではなくて、日本画の専用の粉から溶いた和色のイメージです。

もっとも、UFOキャッチャーの戦利品の記事は、レモンイエローもありかな。

おお、イカスミ色、「お・と・な」って感じの色ですね。嬉しいなあ。色に負けないように、頑張ります。本当は、かなりのうっかり者でもあるのですが。

コメントありがとうございました。
2013.01.21 18:19 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

試験前で大変ですよね。頑張ってくださいね〜。

スカイさんの色はやっぱりブルー系だなあ。でも、こんな感じの冬の空に近い感じのイメージがありますね。星恋歌の時は、もっと星空っぽくて紺が増えますかねぇ。ま、イメージです。

コメントありがとうございました。
2013.01.21 19:32 | URL | #9yMhI49k [edit]

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