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scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

「樋水龍神縁起」本編 あらすじと登場人物

これは「樋水龍神縁起」本編の解説記事です。今月より連載予定の「樋水龍神縁起 Dum Spiro Spero」はこの本編の続編という位置づけになっているのですが、本編はこのブログでは発表せずにFC2小説と別館での発表にしているのです。基本的には「樋水龍神縁起 Dum Spiro Spero」は本編とは別の小説ですが、多くの前提知識がありますので、あえて解説記事をアップする事にしました。この記事には、山のようなネタバレが含まれていますので、読まずにむしろ本編を読んでみたいという方は、下のリンクからお飛びください。

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【登場人物】
◆早良(新堂)ゆり
 普通の者には見えないものが「見える者」。自分の異質さと夢に見る記憶を隠して生きてきたが、朗に会い運命に導かれて奥出雲にある樋水龍王神社で奉職する事になる。平安時代の媛巫女瑠璃の生まれ変わり。
◆新堂朗
 「見える者」であり、かつ「祓える者」。瑠璃媛を盗み出しその死の原因を作った陰陽師安達春昌の生まれ変わり。千年にわたり何度生まれ変わっても記憶を失う事がなく、瑠璃媛の生まれ変わりに会う事を切望していた。後に禰宜となって神社に奉職し、樋水へと導かれていく。
◆高橋一
 樋水村の出身者で、ゆりの元婚約者だった。二人が樋水龍王神社に奉職する事になったのと時を同じくして、樋水村に戻る。二人の親友として陰に日向に力となる。「見えぬ者」
◆広瀬(高橋)摩利子
 高橋一と結婚して樋水村にやってくる。都会的で前向きな女性。「見える者」であり、人が強い感情を持つと「ヴィジョン」としてそれが見えるという特殊能力を持つ。一とともに親友として二人のために尽力する。
◆関大樹
 樋水龍王神社の出仕(見習い)。瑠璃の郎党だった次郎の生まれ変わり。
◆武内信二
 樋水龍王神社の宮司
◆新堂沢永
 朗の父親。千葉の寺の住職。


◆媛巫女瑠璃
 平安時代に生きた有名な覡(かんなぎ)。樋水龍王神社で龍王の神聖な巫女として神託を受けていたが、安達春昌と恋に落ちて命を落とす。
◆安達春昌
 陰陽師。京から奥出雲を訪れて媛巫女と恋に落ちた。瑠璃を盗み出し、その死の原因を作ってしまう。
◆次郎
 瑠璃媛の忠実な郎党。盗まれた媛を取り返すために春昌に矢を射て、盾となった媛を射殺してしまう。瑠璃媛の遺言に従い、春昌が死ぬまで忠実に従った。
◆龍王
樋水龍王神社のご神体。樋水川(モデルは斐伊川)ならびに樋水龍王神社にある瀧がその実態。

※ここに出てくる固有名詞、地名、神社などはすべてフィクションです。(おわかりだとは思いますが、念のため)



【あらすじ】
以下は、時間がなくて本編を読まない方、もしくは官能的表現が苦手、または未成年で読めない方用の「10分でわかる『樋水龍神縁起』(本編)」です。あらすじですので、中に流れる思想などには一切触れていません。100%ネタバレですので、いちおう隠してあります。

「第一部 夏、朱雀」

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都内の百貨店の宝飾品売場に勤める早良ゆりは子供の頃から奇妙な夢に苦しめられていた。平安時代の装束をしていつも同じ人と一緒にいるのだ。時には幸福に満たされて馬に乗っている。時には一糸まとわぬ姿で睦あっている。だが、恐ろしいのは自分の胸に矢が刺さって死んでいく場面だった。

現実でのゆりは同じ宝飾品売場の高橋一と婚約している。つき合って五年になる一をゆりは大好きだったがどうしても男して愛する事が出来ないでいる。

人事部の新堂朗はエリートで人望も篤いが、どういうわけかいつもゆりを見ているので社内で噂になっている。ゆりはむしろ朗の事を怖れている。人には見えないものを見る力のあるゆりには朗の氣が鋭すぎて恐ろしい。

巨大なルビーに憑いた『禍々しいもの』をゆりが閉じ込めた時に、新堂朗が同じく「見える者」であり、しかも「祓える者」であることがわかる。二人が触れるとちょうど夢の中の「夢のひと」に触れたとの同じように白い光と電流のような感覚が走った。そして、朗は自分が千年前に媛巫女を死なせた陰陽師、安達春昌の生まれ変わりであり、ゆりは媛巫女瑠璃だった時の記憶を夢に見るのだと告げる。

ようやく「夢のひと」同様に朗を愛していた事に氣づいたゆりは、一との婚約を破棄して、京都で神主になると言う朗についていく事を決意する。


「第二部 冬、玄武」

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京都で結婚生活をはじめる前に、朗はゆりとの結婚について神事で是非を問う事を希望する。一度は「否」と出た「神問い」の結果を、何ものかが覆していった。

笠宮神社の禰宜として、朗の祓いに協力していたゆりは、強力な「禍々しいもの」に襲われてこの世に戻れなくなってしまう。婚約者と一緒に二人を訪ねてきた高橋一がゆりに呼びかけ、ゆりは朗のもとに戻ってくる。そして、放たれた「禍々しいもの」をつかんで水晶に飛び込んだのは、「神問い」の時の不思議な存在だった。そして、それは奥出雲の瑠璃媛ゆかりの樋水龍王神社のご神体である龍王である事がわかった。

ゆりと朗は、樋水村の出身であった高橋一と婚約者に連れられて、龍王を戻しに樋水龍王神社へと向かう。そして神社の宮司に特別な役職である「背神代」と「妹神代」のオファーを受ける。

朗は春昌であった頃からの龍王に対する拒否感をぬぐい去る事が出来ず、ゆりをめぐる嫉妬に苦しむ。


「第三部 秋、白虎」

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「背神代」と「妹神代」となった朗とゆりは奥出雲の樋水龍王神社で奉職する事となった。ほぼ時を同じくして、高橋一と摩利子も結婚して樋水村に引っ越し、お食事処「たかはし」を開店する。

媛巫女神の千年祭が盛大に行われ龍王が顕現した。その特別な満月の宵に樋水村だけで秘かに行われている神事「龍の媾合」では、閉め切った神社の境内で朗とゆりに怪異が起る。その中で二人は最大の快楽と最大の苦痛が全く同じである、カミとの合一体験をする。

そして、その怪異によって、ゆりは身籠った。


「第四部 春、青龍」
第四部には、R18要素は、一切ありません。未成年の方がお読みになっても問題はありません。

あらすじを表示する クリックで開閉します


ゆりが身籠っていたのは人間ではなかった。彼女は二年半も出産をせず、肉体も醜く変わり果ててしまった。絶望と猜疑心で二人の仲はおかしくなる。

高橋一と摩利子は二人のために心を尽くすが、人外のものの関わる恐ろしき状況に出来る事がほとんどない。

千年祭から891日後の花祭りの晩に、ついにゆりは破水して龍王の池に引きずり込まれる。人間の儚い肉体の限界を超えた愛の本質に氣がつき出していた朗は、ゆりを連れて樋水を去る事を望みつつ共に龍王の池の底に向かう。

生まれ来る謎の存在とともに、瀧壺に引きずり込まれた二人は、生も死もなく、過去と未来もなく、愛や憎しみ、幸福と苦しみもすべてを超越した神域に辿りつき、新しい龍神「蛟川」が誕生した。瑠璃媛と春昌、もしくは朗とゆりだった二人の「幸福の中で感じる風」という意識だけが龍王の池に残る事となった。
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Category : 樋水龍神縁起の世界

Comment

says...
素敵なブログがテンプレートが変わって趣も変わってより素敵になりましたね。
2013.03.15 23:02 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

いつもありがとうございます。
このテンプレートは、旅行中のサインなのです。コメ返しと、訪問返しができなくなりますが、お許しください〜、というメッセージでございます。

毎日更新は、続けていますので、どうぞお見捨てなきよう。

コメントありがとうございました。
2013.03.15 23:16 | URL | #- [edit]
says...
おはようございます、TOM-Fです。

いよいよ、「樋水龍神縁起 Dum Spiro Spero」連載ですか。楽しみに読ませていただきますね。

あらすじ「10分でわかる『樋水龍神縁起』(本編)」って、断片小説もそうですが、読者さんに優しい企画ですね。さすがです。
登場人物のラストが「龍王(さま)」って、ちょっと笑ってしまいました。たしかに、いろいろとご活躍なされていますからね。

ご旅行、お気をつけていってらっしゃい。
2013.03.16 01:49 | URL | #- [edit]
says...
おはようございます。

新連載のために本編を全部読めというのも酷な話だし、でも何もないとさっぱりわからないかと思いまして(笑)

龍王は、書いておかないと、出てきた時に読者がひくかなと……。あくまで「川」ですから! って所を書いておかないと、まずいかなと。どっちにしても引く人はひくかな……。

楽しんできます。向こうから写真もアップしますね。

コメントありがとうございました。
2013.03.16 09:32 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんにちは、GTです :)

この時間だと”おはようございます”っていう時間ですかね…たぶん、「第一部 夏、朱雀」を読了しました、高橋…なんでしょう、切ないなぁ…切ないです、申し訳ございませんが続きを読むのはたぶん…先になりそうです、なんか切な過ぎて…本人がそれで良いって言うんだから良いのですけど、辛いです、次の物語で結婚してるみたいなので…良いかなと思いますが…、でも面白かったです、こういう物語は実は大好きで、輪廻の運命と申しましょうか、大好物です、立ち直ったら続きを読ませて頂きます、なんで僕が落ち込んでるんだろ…(笑)

ではでは :)
2016.06.19 06:42 | URL | #mQop/nM. [edit]
says...
こんばんは。

私の読み書きをする時間は、みなさんとかなり時差があると思うので、いつも自分時間でご挨拶しています。
GTさんもどうぞお氣になさらず。

そして、うわあ、「樋水龍神縁起」の本編を読んでくださっているのですね。す、すみません。
あれ、一応別々に読んでもというスタンスで書いたのですが、可能ならば第一部だけだと私の言いたいことは全く伝わらないので少なくとも第二部までは読んでいただきたい、もちろん可能なら全部……ということなのです。すみません。

で、失恋した高橋一のために落ち込むほど心配していただけて本当にありがたいです。ご安心ください、この小説で一番ハッピーになるのはヤツです。この小説は、私の小説の中ではものすごく特異な位置づけて、ドン引きする可能性も大アリなのですが、おそらく続編の「Dum Spiro Spero」のヒロインの方はゆりよりもGTさんの好みかもしれないなどと思っています。

いずれにしても読んでいただけて本当にありがたいです。

コメントありがとうございました。
2016.06.19 18:29 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは、GTです :)

樋水龍神縁起の「第二部 冬、玄武」を読了致しました、感想ですが、やっぱり僕の気持ちは高橋という男に持って行かれたままでした、僕男なのに…、物語は複雑で、しかも美形男子の愛憎が神様相手に渦巻いて、ゆりにワガママな愛をぶつけて、美形も案外子供っぽいところがあるんだなぁ…と、しかもそのヤキモチが遥か千年前から続いてるとか、うん…でも僕は高橋のファンです、どうせなら独身を貫いてほしかったけど、それだとゆりが可哀想なので…自分の道を見つけて歩き出したんだなと…思いました

そして、謝らなければなりません、僕の二次創作の第一回目に辿り着けなかったということで、誠に申し訳ございません、記事にその初回のリンクを纏めました、カテゴリーでも各二次創作・初回リンク集というのを設けました、これでお時間を取らせず、お手を煩わせずに各二次創作の初回へと行けます、僕に気遣いと優しさが足りず、お手数をお掛けしてしまったこと、誠に申し訳ございませんでした

変わりまして、「大ファン」と申される方…と、お会いしたことがあるとか、知ってる人だったらなんかなぁ…と、ええ…、ロミオの交流会でスイスへ行った方が大勢いらっしゃるので、まさか…と、いやそこまでのご縁は無いかと思いますが、不思議ですよねしかし、スイス…益々行きたくなりました

そしてご報告、小説「ルーシーという名の少女」が書き上がりました、応募も済ませました、六月期の締め切りに間に合ったので七月には公開できそうです、暫くお待ち下さい

また長くなって申し訳ございません、ではでは :)
2016.06.22 13:41 | URL | #mQop/nM. [edit]
says...
こんばんは。

応募の小説がある大切な時に、なんかいろいろと。ううう、どうしよう。

こんなに早く「冬、玄武」を読んでいただいたとのこと、ありがとうございます。
この話、巻ごとに、四神相応にこだわった構成になっていまして、第二部は「男」ということで朗が中心の話になっています。
第三部になると、高橋一と摩利子との関係の話が増えてきます。
一を氣にいっていただけて嬉しいです。彼には明白なモデルがいて、とてもいい人なんですよ。
一が好きだったら、おそらく最後まで読んで「あそこで失恋してよかった」ということになるんじゃないかな〜。

女性の読者もヒロインゆりよりも摩利子の方が好きという方が多いです。
私の小説は主人公よりもサブがもてる傾向があって、おそらく書いているものの方向性からするとそれが正解だと思っています。

「男女の友情は成立するか」というテーマは、けっこう何度か書いているのですが、ここでも「高橋一とゆりの関係はなんなのか」という形で問題提起しています。結果として一は「ゆりに振られたからしかたなく摩利子と結婚した」のではないし、ゆりと一の関係も「男女のつがい」としてではない、でも、生涯にわたる強い結びつきをもち続ける不思議な関係として書きました。こういう関係は実際には難しいのですが、ないわけではないかなと思っています。このあたりは「第三部 秋、白虎」以降でもう少し明白になると思いますので読んでいただけたら嬉しいですけれど、あの、ご無理のないように……本当にすみません。

そして、なんとわざわざ初回リンク記事を作ってくださったということで、こちらこそ謝らなくては。
もう本当にすみません。
ああ、余計なことを言ったばかりに、応募の前のお忙しい時に、どうしましょう。
ありがとうございます。

今日は、珍しく残業でもうじき日付が変わるので、改めて明日以降訪問させていただきますね。

ええと、「大ファン」という方はですね。それが講じてプロになってしまった方なんです。
つまりそれ関係の出版をしていらっしゃる方です。

我が家はマイエンフェルトのある州で、あそこにはとにかくすごい数の日本の方がいらしているのですが
まあ、私の住む村のあたりは聖地ではないんでたいてい素通りです。

ルーシーちゃんのお話、応募なさったんですね。
どうかいい結果が出ますように。
急ぎませんが読ませていただくのを楽しみにしていますね。

コメントありがとうございました。
2016.06.22 22:40 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは、GTです :)

樋水龍神縁起の「第三部 秋、白虎」を読了しました、高橋…そうか…、よかった!!っていう感想を抱きました、本来のお相手じゃないけど好きになっちゃった…でもね、本来のお相手を見つけたよ、よかった!、そんな感じでしょうか、そうかぁ…嬉しいんだけどちょっとショックですね(!?)、いやそう言う意味ではなく、なんかこう…レースで例えるなら「ウチでポイント稼いでくれてサンキュー、上でチャンピオン獲ってこい」っていう寂しさです、ええ…、僕で言うなら……やめときます(笑)

>応募の小説がある大切な時に…

そんなにお気になさらずとも…、僕は読みたくて読んでますので、締め切り過ぎてもそれは僕の責任なので、八少女様が気を煩わせることはありません、僕は心から読みたいと思っています、なので、どうかお気になさらないで下さい :)

リンクのことも、僕がやらなければならないことを放置してしまっていたので、しかも読んで下さってる方に言われて初めて気付くという体たらく、管理人としてなんと情けないことやら…、管理人より「CEO」の方がカッコイイからと言っていた頃が恥ずかしいです…

戻しまして、僕がこの第三部の頃に、この村に居たら出て行かなくてはならないのかと思うと…もうね、うん、そんな想像をしてました、でもなんと言うのでしょうか、生命の痛みというか、命の激しさを描いた物語りだなと思いました、その頃動物達はどうしてるのだろう…虫達は…、やはり同じなのだろうかと色々考えました、中々に深い物語で、次回の第四部を読むのが楽しみです

そして、その「大ファン」の方、もしかしたらその人の本を持ってるかも…それを見ながらイラスト描いてるかも…、でも…違う人かも…、なぞなぞは♪なぞなぞよ♪にしておいた方がワクワクするので、謎にしておいて下さい(笑)

ルーシーちゃんの件では暖かいご声援をありがとうございました、PDFで公開しようかと思いましたが、それでは味気ないので、カテゴリーに追加します、予定では七月の最初の週末が良いかなと思っています

また長くなってしまいました…ご勘弁下さい、ではでは :)
2016.06.24 13:14 | URL | #mQop/nM. [edit]
says...
こんばんは。

な、なんともう第三部……。
は、早っ。

一のペアリング、よかったと言っていただけてホッとしました。
モデルの男性は、実はまだ独身なんですけれどね〜。あんなにいい人なのになあ。
レースでのたとえは、よくわかりませんが(笑)なんとなくおっしゃることはわかります。

私の小説に多いことなんですけれど、ちょっとかわいそうな目に遭ったサブキャラは、ものすごく幸せになることが多いです。
高橋一は、このあとは安定のハッピー人生ですね。
続編でも、ヒロインの父親として登場します。

「樋水龍神縁起」は、私の他の小説とは違って性描写が多いんですけれど、後に行けば行くほど「恋愛」から「神事」に意味合いが変わっていっています。そっちがもともと書こうとした動機に近いもので、『龍の媾合』はその最たるものです。この小説は実は私の「般若心経」の解釈なんですけれど、最終的な「カミ」の境地としての「空」までいくと、生も死も個も全体も全て同じになってしまう、そういう世界を描き出そうとしています。もっとも野生動物たちが感じ取るものはおそらく樋水村の人間たちと似たようなものかと。

この小説を読んでくださった方の多くが「衝撃的だった」「第一部からは想像もしなかった」という感想を下さいます。おそらく最初がものすごくありがちな「転生譚」で始まっているからだと思うんですけれど。ここまで読んでくださったら、最後まで読んでくださるといいなと思います。お忙しい所、すみません!

さて、そちらの小説のリンクの件ですけれど、「実はよくあること」なんです。
開設当時からではなく後からお知り合いになった方で、「長編小説を読んでくれる方が少ない」と悩んで相談をしていらっしゃる方にとても多いのが、カテゴリーが新しい記事から古い記事に向かって表示される設定になっているんですね。小説は新しい方から古い方に向かって読む方はいないので、カテゴリー表示で新しいものから表示されるようにすると潜在的読者が激減してしまうんです。

FC2は去年からカテゴリーごとに新しい順にするか古い順にするか決められるように変えてくれたので、私は小説は古い順、記事は新しい順にカテゴリー表示されるように変更しています。

もしその「大ファン」の方の本のけっこう新しいものをお買いになったのならば、実は私の本名が協力者として載っているものかも! 

「ルーシーちゃん」のお話、応募したばかりなのにもうそんなに早く公開しても大丈夫なのですか?
だったら、きっとそのお話がはじめからちゃんと読む最初のお話になるかも。

たのしみにしていますね。

コメントありがとうございました。

2016.06.24 21:12 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんにちは、連続でコメントを差し上げて申し訳ありません、GTです :)

樋水龍神縁起「第四部 春、青龍」を読了しました、面白いと早く読んでしまいます、もう凄く面白かったです、いやぁ…ゆりさんのあの姿を想像するのは辛かったです、終わり方も幻想的で、涙もろいというのもありますが、ちょっと泣いてしまいました、物語を読んでるとき音楽を聴いていまして、消えていく二人を想像しながら読んでいたらベリンダ・カーライルという人の「Littie Black Book」という曲がヘッドホンから流れてきまして、なんかピッタリハマってしまいまして、気が付いたら涙というものが浮かんでました、ああ切ない、切ないですな、続編を読むのが楽しみであります

新作も読みたいですが、まだ「大道芸人たち」の本編を読んでないので、これから読もうと思います、樋水龍神縁起の続編は秋ぐらいまで取っておいた方が個人的には楽しみかなと…、もう頭の中で番組になってるんですよ、失礼な話し「八少女名作劇場」という番組になってます、申しわけございません、なので次は「大道芸人たち」を読みます、なのでって何がって感じですが…

はい、毎回長くなってしまってごめんなさい、ではでは :)
2016.06.26 10:28 | URL | #mQop/nM. [edit]
says...
こんばんは。

いえいえ、何度いただいてもコメントは嬉しいのでお氣になさらずに。

そして、すごい勢いで完読していただき、本当に感謝です。
私はまだそちらの作品を1つも完読していないのに。すみません、亀読ですが、お許しください。

「樋水龍神縁起」は最後まで読むとわかるように「樋水龍神(蛟)縁起」なので、ああいう結末以外はありえなかったのですが、書いているうちにキャラクターたちに感情移入していたので、あの結末を避けられないと思った時には自分でちょっと泣きました。(何をやっているんだか)

続編は、もっと人間レベルの話で読んでいても「ドン引き」感は少ないと思います。それにたぶんステラがお好きなら、続編のヒロインの方がゆりよりお氣に召すかも。

「大道芸人たち」も読んでいただけるとのこと、本当にありがとうございます。
あの作品は、このブログでは一番ポピュラーで、皆様にコラボしていただいている、もしくはイラストを描いていただいている割合もダントツです。ストーリーがあれでも、ヨーロッパの好きな方には一種の旅行記的に読んでいただけるみたいですので、よろしかったら。ええ。

コメントありがとうございました。
2016.06.26 15:49 | URL | #9yMhI49k [edit]

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