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scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

樋水龍神縁起の世界 - 4 -

川の流れ

「樋水龍神縁起」本編と、これから連載する「樋水龍神縁起 Dum Spiro Spero」で、大きな役割を果たしているのが川です。この作品の中では樋水川と名付けられた川を神格化したものが、樋水龍王神社の主神である龍王ということになっています。

この川は島根県の斐伊川をモデルにしていて、八岐大蛇がこの斐伊川のことだとも言われています。蛇、竜という水神と川の関係は深く、自然と人間、カミとヒトとの関わりを象徴しています。

で、なぜ川、龍に大きな役割を持たせる話を書いたのかというと、それは私が川の側に住み、日々関わって生きているからです。そう、ライン河です。

川は農作物を実らせ命を潤すと同時に、時に氾濫して恐ろしく暴れ回ります。生と死を共につかさどり、地を流れ海に流れ込み、そして空に帰ってから雲となりまた地に戻ってきます。すべてに満ち、それでいて同じところには留まらない。生を育み、そして死をも呼びます。どこにでも存在し、どこにも存在せず、循環している存在。そう、私の書きたかった「樋水龍神縁起」本編のテーマにぴったりの存在なのです。

「Dum Spiro Spero」の方では、その思想自体はあまり重要ではありません。ごく普通の物語になっています。それでも、同じ世界観の中で、ヒロインは常に樋水川とともに生きているのです。




官能的表現が一部含まれるため、成人の方に限られますが……「樋水龍神縁起」四部作(本編)は別館にPDFでご用意しています。
縦書きPDF置き場「scribo ergo sum anex」へ行く 縦書きPDFで読む(scribo ergo sum: anex)

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