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scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

シリーズ用アイテムの話

これだけ大量に書き散らしているので、既に傾向がおわかりの方もあるかと思いますが、私が小説を書く時には、なんらかのアイテムをシリーズにしてそれを核にストーリーをつなげていく事が多いです。

たとえば「大道芸人たち」だったら、旅先の街。「次はミラノに行こう」「その次はコモ」という具合に都市を核にしてそこへストーリーを動かす事象を付け加えていきます。「十二ヶ月の組曲」は最初に題名がシリーズで決まっていました。「ロンド」「プレリュード」などですね。「十二ヶ月の歌」シリーズはもっと明確で、核になる歌と歌詞があってそこからイメージして話を作り上げていきます。

「夜のサーカス」では一見、関係のなさそうな「色」でつなげています。「今度はどの色にしよう」と最初に決めてそれからの連想でモチーフが決まり(「孔雀色のソファ」「極彩色の庭」など)、大枠のストーリーに絡めていくのです。

「リナ姉ちゃんのいた頃」シリーズは異文化交流がテーマですので、それにあたるアイテムをメインに話をつくっていきます。

つい先日なりゆきで創り出してしまった「バッカスからの招待状」シリーズのアイテムはお酒です。毎回、カクテルを出して、それとバー『Bacchus』に集う客たちの人生を書いていけるといいななどと考えているのです。

こういう縛りがあると書きにくいんじゃないかと思われるでしょうがその反対です。主題だけだと観念的な話になってしまうのですが、アイテムがあると主題に即して具体的なエピソードを思いつきやすいのです。で、連想でいろいろと出てきますし。
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Category : もの書きブログテーマ
Tag : 小説

Comment

says...
山西としてアイテムを使っているかというと、どうも使って無いように思います。
そういうものを決めると確かにお話しは展開しやすいのかもしれません。
山西がアイテムのように使っているものを考えると「お題」や「オリキャラ」の指定、なんかがそれに当たるのかもしれません。夕さんもおっしゃるように、一見書きにくくなるように思いますが、これによってピンと来る事って結構あるように思います。記念イベントでお題やオリキャラ指定をいただいた作品は、それなりの苦労はありますが、なんとかストーリーを絞り出せていますからね。
山西の場合、主人公を決め舞台を決める、そして主人公が行動し始める。こういうパターンを取るものがほとんどですが、最初に決めるこの2つが一種の縛りであり、夕さんのおっしゃるアイテムの代わりをしているのかな?そんなふうに考えました。ただシリーズものでも、ずっとその2つを使って展開しますので、だらけることがありそうです。その点1話ごとにアイテムをシリーズにして使って行くというのは良いアイデアだなと思います。
メモメモ……。
2013.06.01 12:05 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
 こんばんは。
面白いですねーーー その様な決まり事があるから 八少女さんの小説には 
何処か 統一感があるのですね。
ああっ でも 夜のサーカスが 色彩から発想を得ていると言うの 解るなぁーーー
あのシリーズは 確かに 匂い立つ様な色彩を感じるからね。

僕は… 言葉の断片から 小説作るかな…
あのNN  始めに言葉ありき 此の言葉を書きたいが為の小説です!!!!
2013.06.01 12:08 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

うーん、ボクはあまりアイテムを使ってないですね。
基本的にシーン、もしくはキャラ先行で物語を作り始めるせいかもしれません。

アイテム的なものがあるにしても、進行上の一つの間を作るために使う場合が多いでしょうか。
お題を頂いて書く場合は、内容が降ってくるまで待たないと書き始められないのは、そういうアイテムを使った書き方をまりしてこなかったせいかもしれません。

もう少し、発想力を高めないとダメな気がしてきました……
2013.06.01 15:50 | URL | #T7ibFu9o [edit]
says...
こんばんは。

大枠のストーリーは最初から決まっているんですが、それだとあらすじ同様の10行くらいで終わってしまうので、それに肉付けをしていくじゃないですか。で、どこをどう肉付けするかに、書き手の色がいろいろと出てくると思うんですよね。それにある種のパターンが繰り返すのが私の癖なのかもしれません。

サン・サーンスの「動物の謝肉祭」って組曲があるんですが、あれもただの「アレグロ」とか「アダージオ」ではなくて「象」「白鳥」「亀」という標題があってそれを連想させる曲になっているんですが、そういう感じですかね。単純に「動物」と決めておくだけで、「じゃあ、次はロバにしてみようかな」って感じで連想が浮かびやすいんですよね。もちろん、全く関係のない話になってしまっては意味ないですが。

左紀さんの小説で連想で次の話が浮かびそうなのは、星座のモチーフと、それからSF的な独特の世界でしょうか。こんな宇宙船を書いたから、次はこんなタイプをとか。もしくは今度は「○○座」イメージの話にしようとか。

コメントありがとうございました。
2013.06.01 18:23 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

えへへ、決まり事というよりは、手詰まりを回避するための苦肉の策かも。
本人としては先がわかっていて、あそこのあのシーンが終点とわかっていも、始発から終点にワープは出来ないじゃないですか。その途中地点で何書いていいかわからなくなってしまう、もしくは飽きて放り出してしまわないための、自己防衛でもあったりします。

ウゾさんの小説は、言葉すごく大切そうですよね。
それぞれ、言葉を大切に書いているけれど、シリーズによって全く違う色調がでる言葉のマジックだと思います。

コメントありがとうございました。
2013.06.01 18:28 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

紗那さんの小説は、キャラがどんなふうに動き、どこへ行ってどうなるか、ご自分の中ではっきりされているのでは?
つまり、こんな姑息な方法を用いなくても、話はどんどん展開するような。

私の方法は、単純に行き詰まり防止法です(笑)

コメントありがとうございました。
2013.06.01 20:49 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
゚+.(ノ*`・Д・)ノ*.オオォォ☆゚・:*☆素敵ですね!!
多くの作品を掲載されてる皆さんが、どういうふうに作品を生み出していくのか凄く興味がありました!
夕さんのアイテムで繋げる方法は、新鮮で工夫されていて展開のイメージや組立が湧いてくる感じがしますね。私、このやり方凄く素敵だと思います~(作家さんによって合うやり方があるので、誰でもできるわけではないと思いますがw
色々応用して小説以外のことにも使えそうですね(*´∇`*)

いつもコメントしたいのですがなかなかコメントまでは時間的に(T_T)できずにいます(^_^;)(特に小説wネタバレが怖いので自分のブログでは内容に触れないですが、実は作品を読んだときに感じたことは色々あるので、(ここが好きだ~(//∇//)とか単純なことw)公開されたときにコメントするしかないのに~どこでこの想いをぶつければ・・!(゚ロ゚)
また隙をみていきなりコメントさせて頂きますね~(*´∇`*)
2013.06.02 02:59 | URL | #- [edit]
says...
何かテーマがあって書くのって、確かに意外と楽しいですね。
結果的に2度しか参加できなかったけれど、某BL作家志望さまのブログのお題SSに参加させていただいたことがあり、結構面白かったんですよね。お題を軸に、あれこれ組み立てる。…あ、ちなみに、私の書いたものはBLにはちゃんとなっていないのですが、3つのお題だけでなく、ここに恋愛という要素が入って4つのお題を短い中にこなしているようなもので。

確かに夕さんのおっしゃる通り、縛りが多いことが自由な発想の妨げになるかというとそうではないんですよね。
言葉がひとつあると、逆にそこから連想ゲームみたいに広がっていく気がします。
落語で、客席から出されたお題で即興の演目をつくるってのがありますが、あれも、大変だろうなと思うけれど、結構楽しそうな気がする。もちろん、楽じゃないお題もあるのでしょうけれど…
ウゾ君物語はちょうどそんな感じで、四季と花でつづっていく予定(というまに夏だわ。書かなくちゃ!)。

季節・お酒・街……たくさんのイメージを膨らませていくアイテムを操る夕さんのお話、やっぱりたくさんの経験と興味の賜物ですよね。これからもあれこれ楽しみにしております。
私も、酒場は参加したいなぁ。
取りあえず、猫が終わってからだわ……
2013.06.02 03:52 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
おはようございます。

創作系のシリーズ物には、わりと使えそうな手法かもしれませんね。
もっともイラストで、そんなに連続で同じシリーズを描く事ってあるかどうかわからないんですけれど。
詩は言いたい事が凝縮しているから、こういうのは不要だろうし。
でも歌詞やエッセイだったらありだろうと思います。
他の皆さんがどうやっていらっしゃるのか、私も興味があります。プロの方はこういうお話はなさらないし、ブログのアマの方のお話は参考になりますよね。私もいろいろとあちこちでチェックしています。

同じ創作系でもイラストの方が制作にずっと時間がかかりますし、忙しいときのコメントはどうぞお氣になさらずに!
羽桜さんが描いてくださるイラストを見るだけで「わあ、ここまで読みこんで、こんな風に表現してくださったんだ」ってコメント以上に感激してます。百聞は一見にしかずですよね。

もっとも、過去の記事のコメントも受け付けていますので、思い出した時に伝えたい事がありましたらいつでもどうぞ!

コメントありがとうございました。
2013.06.02 09:24 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
おはようございます。

三つのお題は難しいかも! あ、でも、浮かんできちゃうものなのでしょうか。
この間の神話系お題にしろ、「scriviamo!」にしろ、縛りがあって何かを書くのはスリルもある反面、「何でもいいから書いてといわれるよりずっと早くお話が出来たりしますよね。
「明日の故郷」という小説は「第三回短編小説書いてみよう会」に参加して「街または村」というお題で一ヶ月以内に書くという縛りがあったのですが、普段自分が書かないような半歴史小説書いちゃいました。こんなところもお題の魅力かなあなんて思ったりします。

私が勝手に決めているシリーズアイテムの方は、色や音楽など「これじゃ作れん」と思ったら放り出して別のものを使える(「シャトルーズグリーン」は思いつかなかったので「ブロンズ」で行こうとか)ので、かなり自由が利くかもしれません。

観光地案内が減っていく「大道芸人たち」でもおわかりのように、だんだん縛りアイテムがどうでもよくなっていくのは、ストーリーが本題に入って急激に動き出す時ですね。「樋水龍神縁起」ほどのきつい縛りがないとこれも自分の好きに出来ます。縛り過ぎは「樋水龍神縁起」で懲りました(笑)

酒場シリーズ、楽しみにしています。彩洋さんもけっこう「おいしいお酒大好き人間」みたいですから。

コメントありがとうございました。
2013.06.02 09:34 | URL | #9yMhI49k [edit]

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