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Posted by 八少女 夕

【小説】赴任前日のこと

「十二ヶ月の歌」の八月分です。「樋水龍神縁起 Dum Spiro Spero」は来週戻ってきます。

「十二ヶ月の歌」はそれぞれ対応する歌があり、それにインスパイアされた小説という形で書いています。八月はABBAの“The Day Before You Came”を基にした作品です。「あなたがやってきた前の日」。歌われている内容も、出会いの前の日を時系列で淡々と語る手法も、まるまる使わせていただきました。シチュエーションを読んで「あれ、どっかで読んだような」と、思われる方もあるかもしれません。先月分とリンクする作品になっています。

フラグを立てまくって続きを書かない手法をとっています。私の中ではこの先があるのですが、書かなくても十分に予想できると思います。


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赴任前日のこと
Inspired from “The Day Before You Came” by ABBA

 六時四十五分。静かに環境音楽が流れはじめる。セットしてある有線放送だ。木曜日。雨が降りそう。蝉の鳴き声に混じって、わずかに漂ってくる香り。いつもより涼しいのならありがたい。歩美は起き上がると、ベッドの端に布団を寄せた。サイドテーブルに置かれた白い本に目を留めて、ちょっと微笑んだ。昨夜、無事に読み終えたロマンス。いつも通りに大仰で陳腐なラブストーリー。今日は新刊を買ってこなくちゃ。

 七時二十分。フルーツヨーグルトとトーストに自分で作ったマーマレード。自分の誕生日を祝うために買ったオレンジ色のマグカップでコーヒーを一杯飲む。慌ただしく後片付けを済ませ、冷蔵庫から用意しておいた弁当を取り出すと、スーツの上着は手に持ったままでアパートを出る。狭いし、オートロックなどの近代的な設備は何もないが、駅から徒歩八分なのが取り柄だ。「不用心だからおやめなさい。嫁入り前なんだし」と母親には言われたが、危険な目にはまだ遭った事がない。それにもう嫁入り前と威張って言えるような歳でもない。

 七時三十分。ホームに到着。キヨスクの右端をざっと見る。あ、新刊が出ている。「カリブ、情熱の嵐」か。どこかで聞いたような題。手を伸ばしかけてやめる。もし、なにかの偶然で同僚に鞄の中を見られると……。買うのは帰りにしよう。到着した電車に乗り込む。

 八時二十六分。オフィスに到着。今日も一番だった。吹き出していた汗を押さえて、髪を結わえ直してから、部屋を見回す。課長の席に置きっぱなしになっていた湯のみをもって給湯室に行く。今週の当番は佐竹美香だった。シンクに昨日の客が飲んだままの汚れたコーヒーカップがある。歩美はそれらを洗って棚にしまった。

 八時五十五分。ほぼ全員の席が埋まる。二十代の華やかな同僚たちが、おしゃべりに興じている。話題は昨晩のドラマのことと、週末の予定。佐竹美香が「あ」と言って一度給湯室に行ったが、舌を出して帰って来た。「また忘れちゃったみたい」

 九時十分。課長が立ち上がる。
「さて、朝礼をはじめるぞ。僕の最後の」
明日新しい課長が来ることは、半月ほど前から聞かされていた。その課長が、いま目の前で定年退職の挨拶している原田課長をはじめとする、このオンライン管理課の歴代の課長とはまったく違うタイプであることも、噂で耳にしていた。

「三十代の課長が、ここに? うそっ。何、何、左遷?」
半月前に若手女性たちが給湯室で騒いでいた。
「いや、違うらしいよ。横浜支社を成約率トップに押し上げた営業のエースだったんだって」
「えっ。それって、もしかして藤堂喬司さんじゃないの? 社内表彰常連の」
「なによ、美香ったら知っているわけ?」
「うん。横浜支社のさっちんが入社してすぐのころ狙っていた人だよ。社外の女とデキ婚しちゃったけど。切れ者だけど、性格も悪くない上物だったのにってものすごい悔しがっていたっけ」
「そんな若手のエースがなんでここに?」
「あ~、あれらしいよ。どうも奥さんが植物状態になっちゃって……」
「ええーっ。うそっ。もっとくわしく!」

 歩美はそれ以上のことは耳にしなかった。仕事がたくさんあったし、いつまでも給湯室でうわさ話に耳を傾けているわけにはいかない。そもそも、同僚たちは歩美に話しかけているわけではなかった。

「明日、藤堂課長が着任したら、これまでの業務の説明は新田君がするから。今日中に資料をまとめておくように」
そういって課長は部下たちを見回した。余計な仕事をしたくないという顔つきで目を逸らす若手たちをひと通り見た後、彼はため息をついて歩美を見た。
「通常業務だけで、手一杯だと思うが、なんとかしてくれないか、早川君」
歩美は小さく頷いた。

 十一時二十分。昨日新田に頼まれた会議資料を仕上げて、パワーポイント上の効果の説明をすませる。続けて、月末の定例業務に入る。女の子たちがまたしても給湯室に行って話しているのが聞こえる。
「月末って忙しくって、本当に嫌い」

 十二時。原田課長から課内へ差し入れの手配を頼まれ、隣のデパートの地下で菓子類を購入し、ついでに簡単な買い物を済ませる。一階でランチの行列にならんでいる課の若い女の子たちを見る。

 十二時二十八分。休憩室で窓の外を眺めながら弁当を食べる。その後、新聞に眼を通す。かつては同期の女性たちと一緒に弁当を食べていたが、同期は一人減り、二人減り、入社して八年めには誰もいなくなった。歩美が一人で昼食を食べるようになってすでに三年が経過していた。

 二時十五分。システム障害についての苦情が入り、課長からの指示で歩美は出先の担当者に連絡を入れる。メールを転送し、関連資料をPDF化して添付する。対応を済ませてから、定例業務に戻る。

 三時。課長からの差し入れで課内でお茶をする。華やかな女性社員たちが場を盛り上げて、勇退する原田課長は嬉しそうだ。佐竹美香は、以前から狙っている新田にかいがいしくお茶やお菓子を渡して楽しそうに話している。休憩時間が終わると、社員はみな自分のデスクに戻り業務を再開する。湯のみは給湯室に置かれているが、若い子たちは洗おうとはしていない。歩美はそれをちらっと見てから開けっ放しになって放置されていたお菓子の箱やゴミを片付けてから業務に戻る。

 四時三十分。この時間になると、課の女の子たちの態度が変わる。電話を極力取らなくなる。歩美は、ようやく朝に頼まれた引き継ぎ資料の作成に入ったところだが、電話の対応までしなくてはならなくなる。新田が何かを女の子たちに頼もうとしてきっぱり断られている。
「今日、私たち女子会ですから。残業はできません」

 五時。原田課長と女性社員が退社する。新田をはじめとする男性社員とたちと歩美は引き続き終わっていない仕事を片付けるためにデスクに戻る。

 六時三分。オンライン管理課の若手女性社員たちは、渋谷にある「多国籍料理・バー タマリンド」の入り口を騒がしくくぐる。
「予約しておいた佐竹です」
「六名様ですね。お待ちしていました」

「あ。お茶碗洗ってくるの、また忘れちゃった」
「美香ったら、今日二回目じゃない」
「ちょっとアンラッキーだったよ。普段はあんなに洗いものないけど、たまたま課長のラストデーと当番が重なったんだもん」
「アンラッキーって、結局、あんた一度も洗っていないじゃん。早川さん残っていたから、どうせ洗ってくれるでしょ」
「朝も早川さんが洗ってくれたんじゃないの?」

 佐竹はつんとして答えた。
「嫌ならやらなければいいのよ。どうせデートの相手もいなくて時間はたっぷりあるんでしょ、あの人」
「でもさ、一応、先輩社員なんだしさ。お局って言ってもいい立場の人なんだからさ」
「お局ってほど、威厳もないけどね。三十二歳にもなって、彼氏もいなくて、会社で上司と私たちみたいな若手社員にいいように使われて、何が楽しくて生きているのかなあ」
「ちょっと、それは余計なお世話じゃん? 彼氏がいないってどうしてわかるの」
「だって、急な残業断ったことないし。地味な服ばかり着ているし」
「ああ、いやだ。ああはなりたくない。せっかくの人生、もっと楽しみたいもん」

 その時、店員が近づいてきて、個室に案内した。大きな声で話していた六人が入ってドアが閉められると店内は再び静かな音楽が聞こえるようになった。店の奥のカウンター席に座っていた原田元課長ともう一人の男性が顔を見合わせた。
「あの子たち、明日からの君の部下だから」

 藤堂喬司は小さく肩をすくめてあたりさわりのない感想をもらした。
「華やかな課のようですね」

 それから、小さく頭を下げた。
「すみません。わざわざ渋谷まで来ていただいて。しかも、お越しいただいたのに、急いで失礼しなくてはいけなくて」
「わかっているよ。保育園の閉まる時間があるんだろう。安心するといい。うちの課は残業がないわけではないが、遅くとも七時にはみな出られるから」
「はい。女性社員もみな定時退社のようですね」
喬司は、六人が入っていった個室の方をちらりと見て言った。

「あの子たちは、全く残業をしたがらないね。男性は四人だが、彼らはまあ、普通に働いてくれるよ。特に主任の新田君は頼れる部下だ。それから、女性では先ほど話題に出ていた早川歩美君」

 原田は声を顰めた。
「あの若い子たちは悪くない。開けっぴろげだが、そんなに悪い子たちでもない。眼の保養にもなる。だが、いざという時に、本当に頼りにするなら、早川君だ。どんな資料作成も、社内連絡も丁寧にやってくれる。たぶん、今も残って資料を作っていてくれるんだと思う」
「そうですか」
喬司は小さくつぶやいた。

 七時四十分。資料を仕上げると、歩美は課の戸締まりをして電灯を消した。少し前に新田が帰ったので、歩美が最後になった。いつもは帰宅時にする買い物も昼に済ませているので、そんなに遅くならずに帰れるはずだった。

 八時十分。渋谷での乗り換えの前に、キヨスクで「カリブ、情熱の嵐」を購入する。もちろん、まわりに知り合いがいないか事前に確認してから。

 八時二十分。駅を出ると雨が降り出していた。だいぶ涼しくなる。歩美はため息をもらす。何も不満はない。住むところがあり、仕事がある。同僚ともつかず離れずの関係を持ち、これまでどの上司ともそこそこ上手くやってきた。この歳になると、友人たちはみな家庭をもち、定期的に逢えるような友は多くはなかったが、それを寂しいと思ったこともない。

 八時三十分。自宅に到着。玄関に傘を広げ、着替えて濡れた靴の手入れをする。洗濯機を回して、風呂にお湯を張る。食事の準備をする。ごはんに、豆腐とわかめのみそ汁。ほうれん草のおひたしに、筑前煮。有線放送でジャズを探す。お茶を淹れ、ランチョンマットと箸置きもセットして、食事をする。一人の食卓だからこそないがしろにならないようにしたいと常々思っている。誰かが見ているかどうかは関係ない。自分のやるべきことを黙々と続ける、それが人生なのだと思うから。

 九時半。洗濯物を干し、後片付けと翌日の弁当の用意を済ませてから、風呂に入る。一日の疲れが全て流れ出るように、丁寧に体と髪を洗う。

 九時五十分。ベッドに「カリブ、情熱の嵐」を持っていく。ゆっくりと一ページ目を開く。ロマンス小説を読むときだけ、歩美は全く違うように生きることができる。女主人公がエキゾティックな場所で、運命の出会いをする。その相手は精悍な顔つきでセクシーな声をもち、引き締まったからだをしている。歩美は出会いのシーンでヒロインと一緒にときめく。その男性は、彼女に興味を持ち、じっとみつめてくる。

 こんなことは日常では起らない。少なくとも歩美の人生では起らない。高校生の頃、友達が一人一人と恋をして、告白されたりつき合いだしたりした頃から、歩美はいつも取り残されてきた。特別醜いわけでもなく、どこかに大きな欠陥があるとも思えないのに、歩美はいつも男性の恋愛対象から外されてきた。誰かを好きになり、少し親しくなると、実は相手は歩美の友人のことが好きで恋の橋渡しを頼まれるようなこともあった。

 二十代のはじめに、歩美は既にあきらめてしまっていた。恋だけでなく、仕事でも、生活でも、歩美は問題を起こさないが、誰からも熱烈には求められない存在であることを受け入れてしまった。一人で暮らし、近所にも無害な隣人となった。

 毎日が、判で押したようなルーティンとして過ぎていく。そして、一日の終わりに、誰にも知られないように、全く違う世界を生きるロマンス小説を読む。そして、そのときめきだけで平凡な日常を色づかせている。

 十一時十分。雨が激しく窓に打ち付けていた。明日は、今日よりも少し過ごしやすいかもしれない。新しく藤堂課長が赴任してくる。原田課長は一年だった。前の課長は二年。新しい課長はどのくらいいるのだろうか。歩美はこの先も何一つ変わらないルーティン人生が再び続くのだろうとぼんやりと思いながら、ベッドサイドの灯りを消した。

(初出:2013年7月 書き下ろし)

追記

ABBAのヒット曲なので、私が解説するまでもないかと思いますが、一応動画を貼付けておきます。淡々とした歌詞につけられた憂いのあるメロディ。意味するところを考えさせられる曲ですね。


ABBA - The Day Before You Came
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Tag : 小説 読み切り小説

Comment

says...
こんばんは、TOM-Fです。

ああ、彼が転属してくるんですね。
歩美のような生き方をしている女性(男性もかな)は、目立たないかもしれませんが、マトモな組織なら高い評価を受けるようですね。
たしかに、このシチュエーションだと、この先に起きることが想像できて、ニヤリとしてしまいます。一行も書かれていないのに、そこにストーリーが浮かび上がってくる。そこで歩美がどんなふうに変質していくのか、あるいは変質しないのか。読んでみたいような気もするし、自分の中で想像して楽しみたい気もします。
いずれにせよ、お見事です。
2013.07.31 11:11 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
 こんばんは。
うーーん 魅力的な女性なのになぁーーー
彼女のような 黙々と縁の下の力持ちに徹する人物は 目立たないが… 
いなくなると 一気に困るのですよ。
こーゆー 誠実な真面目な人物は 男性でも 女性でも 恋人にするには物足りないと
思ってしまうようですね。
こーゆー気遣いの出来る女性 魅力あるのになぁ。
うん 彼女を其の儘で 愛してくれるのかなぁ 彼は… 
2013.07.31 14:17 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

仕事の方では、そこそこの評価は得ているようですが、恋愛はレネなみですね。レネほど果敢に挑戦はしていないようですが。

あきらかに何かが起る、ある程度この手の話を読んでいる人には「皆まで言わずとも」になることを承知で書いてみました。もちろん「そこで簡単に行くとは問屋が卸さず」になるところまで想像できるように、いろいろと邪魔者系も投入してありますしね。

コメントありがとうございました。
2013.07.31 19:41 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

そうなんですよ。
水や大氣みたいな存在なんだけれど、スパイスが足りないから選ばれないんですよ。
誰かさんは、以前のバリバリのエリートだった頃ならば、この手の女性はまったくアウトオブ眼中だったでしょうが、いろいろと真剣に困ることが起り、自身の生活にもブレーキがかかり、それでこの手の女性に眼がいく、というような流れでしょうね。

この後のことは、いろいろと想像でお楽しみくださいませ(笑)

コメントありがとうございました。
2013.07.31 19:46 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
あれ?続いてる。そうですよね?
この時刻を読み上げる構成、とても気に入りました。
なんて言うのかな。物語がリズミカルに進んでいく感じでとても素敵です。
彼女の細かい仕草が性格を良く表現していて、どんどん彼女が好きになっていきます。控えめでどこにでもいるような地味な感じに見えますが、とても器用だからこういう生き方も出来るのかな。そんなふうに思いました。
赴任してくる彼とこれからどうなっていくのか気になるんですけど、続かないのかな?新課長の娘さんのこととか、1人で勝手に気になってます。
勝手に想像してもいいですか?

2013.08.01 14:26 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。
スコールですか。ますます熱帯みたいになっていますね。日本も。

そうなんです。題材は前回の話と同じ世界です。藤堂課長が前回のパパです。

最初にこの「十二ヶ月の歌」を構想した時に、ストーリーの生まれそうな曲を12ピックアップして、それを季節に合うように並べ替えました。で、前回の曲と今回の曲に合いそうな話がどっちも妄想ストックにあるこのストーリーだったので「えい、並べちゃえ」となりました。“The Day Before You Came”の歌詞が時刻ごとに何をしたのか淡々と歌うのにインスパイアされたと言うか、まるまるパクってこういうストーリーが出来上がりました。歌詞の中では「自分が憂鬱であることにも氣づかなかった」「目的なく生きていることにも」ともう少しつっこんだことが書いてありますが、これは後から振り返っている話ではないので、それは全て読者の想像に委ねることにしています。

そう、この後は「ヴァルキュリアの恋人たち」と同様に書きませんのでサキさんのお好きなように想像してください。私の中では麻由は後々「あゆみおねえさんだいすき、あゆみおねえさんにあいたい」でパパをすごく困らせます(笑)

コメントありがとうございました。
2013.08.01 19:35 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
続き、ですか? ちょっと不思議な感じがしました。
これ、いいですね。時刻で区切りながら物語が先へ流れていく感じ、気に入りました。
そうか、歌がそんな感じなのですね。
1日が普通に流れていく、その中で少し何かが動くような気がする、その瞬間って、私も好きです。
なかなか現実には訪れませんが…^^;
でも、どういう状態であっても、奥さんはまだ生きてるんだよね~、となると、この先にあるのは明るいロマンスとは言えないんですよね、とか、本当に嵐の前(それも静かな嵐)の予感がする、なんとも言えない気持ちで読み終えました。
いや、でも何も起こらないのかな。
どっちでもありの不思議感、ゆっくり味わさせていただきました(^^)
このシリーズ、また違った意味で面白いですね。
2013.08.02 16:34 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

そうなんですよ。中途半端に似たようなシチュエーションのキャラを量産するよりは、続けて同じ世界の話を出しちゃえと。

このABBAの歌詞が、本当によくできていまして、いちいち韻を踏んでいるのですよ。それでいて、こういうイメージの世界と、時刻が全部入っています。「十二ヶ月の歌」シリーズで使う歌、イタリア語やドイツ語はどこにも和訳がないのでいちおう私がひどい和訳をするのですが、英語の歌詞はネットにたくさん翻訳が溢れていますので省略しています。よかったらネットで探してみてくださいませ。

そして、彩洋さんなかなか鋭いです。そう、全然明るいロマンスは想定していません。でも、まあ、私の想像の中では「相当つらい後にハッピーエンド」系の流れでしょうかね。まあ、でも、この後は書かないので、どっち方向にでもいろいろと想像していただくのでいいのかなと。

この「十二ヶ月のシリーズ」はできるだけバラエティ豊かなタイプの話を書くようにしています。能天氣あり、スノッブあり、救いのない話ありという感じに。で、最終的に短いバラバラなストーリーとキャラのパッチワークで「人生っていろいろ」みたいなものができたらなと思っています。

コメントありがとうございました。
2013.08.02 19:22 | URL | #9yMhI49k [edit]

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