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Posted by 八少女 夕

【小説】大道芸人たち 番外編 〜 Andiamo! — featuring「誓約の地」

さて、30000Hit記念で例のあの小説もようやく完結です。あれとは、YUKAさんのブログで連載中の『誓約の地』と当ブログの『大道芸人たち Artistas callejeros』とのコラボです。

最後にお借りして登場していただいたのは、修平さまです。最初の回でお借りした杏子姐さんが惚れるくらいですからいい男に決まっています。で、こちらが最後までとっておいたのは、蝶子です。今回はカルちゃんは出番がなくなってしまいました。もっとも、この後、カルちゃん+Artistas callejeros+「誓約の地メンバーズ」がどこかで大集合する事になっています(たぶん)ので、修平さんもいずれはカルちゃんと知り合える事でしょう。

「Andiamo!」(行きましょう!)は、だらだらとフィレンツェにお借りした四人を足止めし、いつまでも遊んでいるArtistas callejerosが、「楽しかったね、じゃ、そろそろお開きにして出かけようか」というつもりでつけました。ついでにプラトリーノでArtistas callejerosはウゾさんちのキャラと宴会したりと好き勝手やっていましたが、そろそろ真面目に大道芸の旅に戻るようです。これほど長くおつき合いくださった読者の皆様、そして大事な大事なキャラをどーんとまとめて四人貸してくださいましたYUKAさん、ありがとうございました。

前回までの話とは独立していますが、一応シリーズへのリンクをここに載せておきます。


『大道芸人たち Artistas callejeros 番外編 〜 熟れた時の果実 — featuring「誓約の地」』
『大道芸人たち Artistas callejeros 番外編 〜 Vivo per lei — featuring「誓約の地」』
『大道芸人たち Artistas callejeros 番外編 〜 薔薇の香る庭 — featuring「誓約の地」』

【大道芸人たちを知らない方のために】
「大道芸人たち Artistas callejeros」は2012年に当ブログで連載していた長編小説です。興味のある方は下のリンクからどうぞ

「大道芸人たち Artistas callejeros」を読む このブログで読む
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あらすじと登場人物



大道芸人たち Artistas callejeros 番外編 〜 Andiamo!
 — featuring「誓約の地」


「たまげるな」
赤茶けたタイルはコトーンと乾いた音をさせた。朝一番の予約で入ったのでほとんど誰もいないその部屋に青年は佇んでいた。中学一年生の時に美術の教科書で見た絵が目の前にある。思っていたよりもずっと大きい。あまりに大きいので、後ろに下がって見なくてはならない。巨大なあこや貝の上に乗って豊かな金髪で体の前面を隠している。ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』。美術に興味があろうとなかろうと、題名と作者がすぐに浮かんでくるだろう名画中の名画だ。そして、その立ち位置で顔を右に向けると『春』があるのだ。

 日本だったら、一つで美術館がひとつ建つレベルのお宝が、ここでは一つの部屋にいくつも押し込められている。そして、これはかつて彼が留学していたアメリカのいくつかの大きな美術館で目にした名画のように、財力にものを言わせて遠くから購入して集めて来たものではなく、これを描いた巨匠が、これを注文したメディチ家の主が生きて歩いたフィレンツェの当時の面影を残す建物の中にあるのだ。「ウフィツィ」。それは「事務所」を意味する。ルネサンスのこの巨大な建物は、実際にオフィスだったのだ。

「スケールが違う」
そう言って、もう一歩下がったところで、彼は誰かとぶつかった。

「うわっ、失敬」
思わず日本語で叫んでから、その東洋人の女の顔を見て、あわてて英語で謝った。
「Excuse me!」

 女はちらっと白けた顔をして答えた。
「大丈夫です。日本語でも」
「え。日本人でしたか、重ね重ね失敬」

 とっさに絶対に大陸の女性だと思ってしまったのは、その顔のせいだった。目がね、つり上がっているし。青年は短い髪をカリカリとかいた。

「早起きですね。宿題は朝の涼しいうちに、なんちゃって」
話題を変えるべく、そう青年が言うと、女性はニッコリと笑った。
「懐かしい事を言うのね。そうよ。混んで来たり、歩き疲れる前にここに来たかったの。あなたも?」
「ああ、ウフィツィ美術館は時間がかかるって仲間たちが言っていたから」

「お仲間たちは?」
「もう二度も見たからって、三人とも別のところに行った。自由行動日なんだ」
「へえ、私と一緒ね。良かったらこの先も一緒に観る?」
「お、よろしく。俺、石野修平っていうんだ」
「はじめまして。四条蝶子よ」

 蝶子は大都市に行く度に必ず美術館を見て回るようになっていた。フィレンツェに来たのは初めてではないが、前回はパラティーナ美術館に行ったので、このウフィツィ美術館がお預けになってしまった。フィレンツェがすごいのは、このように必見の美術館が一つではないところだ。

 ちらりと隣を歩く青年を見た。黒いジーンズに落ち着いたグレーのシャツというさりげない服装だが、よく見るとどちらもイタリアのディーゼルのデザインものだ。背が高い。普段一緒にいるゲルマン人や、ひょろひょろしているフランス人の背が高いのは当然だと思っていたが、ここにいる青年も日本人にしてはずいぶん長身だ。堂々として姿勢のいい歩き方や流暢な英語も日本人離れしていたのでハーフだろうかと思ったが、非常に整ってはいるものの外国人の血が混じっている顔には見えなかった。

「うわ、ここにもあった」
修平がフィリッポ・リッピの『聖母子と二天使』をみてぎょっとして言った。
「何が?」
「いや、なんていうのかな、犬も歩けば名画にあたる状態? 尋常じゃない美術館だ」

 蝶子はくすくすと笑った。
「言い得て妙ね。しかも、こんなに空いているなんて日本じゃ考えられないわよね」
「ああ、これの一つでも来たら、それだけで長蛇の列。『立ち止まらないでください』と係員が声をからす状態になる事請け合いだよな」

 それから、ふと思いついたように言った。
「でも、君はそういうところには行かないんじゃないか?」

「なぜそう思うの?」
「う~ん、勘。群れるのとか、大人しく行列で待つのとか、嫌がりそうに見える」

 蝶子はケラケラと笑った。
「あたり。日本にいた時は、そんな時間もあまりなかったし」
「今は日本にいないのか?」
「ええ。こっちにいるの。あなたは旅行?」
「まあね」

 蝶子は何か事情があるのね、とでも言いたげに曖昧に笑って、その話題からすっと離れた。それがあまりにも自然だったので、かえって修平はおやと思った。
「訊かないわけ?」
「言いたければ、自分で言うでしょう?」

 あまりに広いので、全て観るのはあきらめて二人は出口に向かった。蝶子はいつもの習慣でハガキを買う。やっぱり『ヴィーナスの誕生』かしら。

「あれ、チェーザレ・ボルジアの肖像なんてあったんだ」
修平がコレクションの一枚をポンと指で叩いた。
「観たかったの?」
「いや、どうしてもこの絵が観たかったわけじゃないさ。よく考えたら、この場所にも彼が立っていたのかもしれないよな。そう考えるとすごいところだ」

 シニョリーア広場の方へと歩きながら、二人はチェーザレとルクレツィア兄妹の事を話した。
「父親と兄に政治利用されて、右へ左へと嫁がされた悲劇のヒロインっていうけれど、こっそり好きになった人の子供を産んだり、慈善事業をおこしたり、ちゃんと意志もあった女性なんじゃないかしら」
「俺も、そう思う。時代の制約はあったにしろ自分の人生を精一杯生きたんだろうな。チェーザレもそうかも」

「彼は、評価のわかれる人よね」
「ああ。極悪人とも言われているし、稀代の政治家とも言われている。軍人になりたかったのに、父親に言われるままに枢機卿となった、父親に政治利用されたっていうけれど」

 修平はちょっと考え込んだ。
「俺さ、むしろチェーザレは父親の駒である事に反発してのし上がろうとしたんじゃないかと思うんだ」
「どうして?」
「父親の言いなりな人間が冷徹にライバルを消すような判断力は持たないと思うからさ。彼は、教皇の息子としてじゃなくて自分自身の力を、このフィレンツェで試したかったんだと思う」
そう言って、周りにそびえる華麗な建物の数々を見上げた。

 蝶子は微笑んだ。前向きで力強い人だ。この口調からすると誰かの言いなりになるまいと、プレッシャーをはねのけて生きてきたのだろう。本当に欲しい物を手に入れるために、全力を尽くしたにちがいない。蝶子はフルートのために戦った自分の人生と重ねあわせて、この青年に対して共感した。

 フィレンツェ。明るくて力を感じさせる街だ。大聖堂の華やかで美しいシェイプ。大きくて高い建物。色鮮やかに飾られていながら調和した街並。エネルギーあふれる人びと。笑顔と歌。おいしい酒にたっぷりの料理。全てが朗らかでありつつ上品で、しかも力強かった。同じ道を歩きながら修平も同じ事を感じたのだろう、こう付け加えた。
「ここは、そんな氣にさせる街だよ。華やかで野心を呼び起こす。俺もやってやるって、心が奮い立つ」
「じゃあ、あなたも、親に反発してのし上がるの?」

 修平はウィンクして答えた。
「もうとっくにしたよ。君は?」

 蝶子はウィンクを返した。
「ずいぶん昔にね」
二人は声を上げて笑った。

 シニョリーア広場の近くには、小さいが個性的な品揃えのセレクトショップがいくつもあった。蝶子はいつものように眼を輝かせたが、男性なのにその手のショップを嫌がらない修平を意外に思った。ヴィルはいつも露骨に嫌な顔をしたし、稔は蝶子がショッピングをはじめると逃げだした。レネですらしばらくつき合うと、ちょっと本屋に行ってきますと言い出すのだ。

「珍しいわね。こういう店、好きなの?」
「うん? ああ、職業的関心だよ。さすがなんだよなあ。この一点ものっぽいバッグ、斬新なんだけれど奇抜にはならないギリギリの線を守っている。それでいて、2ウェイで使える利便性も備えている。値段も手頃だ。ヨーロッパは保守的な面もあるけれど、こういうデザインに関しては本当にいいよ」
「そう言われて見ているうちに、本当に欲しくなってきちゃったわ。どうしてくれるのよ」
「あん? じゃあ、こっちの方はショルダーになるサイズで手頃だな。これにすれば?」

 蝶子は修平をひと睨みすると、黙ってそのバッグを店の女性に渡して購入した。それだけでなく、今まで持っていたバックから中身を取り出して、新しいバックに入れ替えると、古いバックを処分してくれと店の女性に頼んでいた。

「え? なんで処分しちゃうの?」
さっさと店の外に出た蝶子を追いながら修平が慌てて訊くと、彼女は青いビロードの箱を新しいバッグにしまいながら答えた。
「私たち、持っていける荷物に限りがあるの。新しく何かを買ったら古い物は処分するの」
「私たち? 何の団体?」
「大道芸人よ」

 修平は白い目をして言った。
「嘘つけ。そんなにしゃれた格好をした大道芸人がいるか」
蝶子は、彼がいつも行動を共にしている二人の女性と対抗できる小じゃれた様相だった。白とオレンジのシャープな幾何学模様のワンピースと白いパンプス。どう考えてもいいところのお嬢様か裕福な有閑マダムだ。

 蝶子はシニョリーア広場にネプチューン像の側で写真を撮るたくさんの観光客を目にするとにやっと笑った。
「じゃあ、見ていて」

 バッグから先ほどの青い箱を取り出すと、中から現れたフルートを組立てると箱を自分の前にそっと置いた。そして、大きく息を吸い込むと、澄んだ音色を響かせた。とても速くて軽快な曲で、周りにいた観光客たちが思わず振り向いた。ゴセックの『タンブーラン』。そんなに長い曲ではないのに、あっという間に人びとが寄ってきて、彼女が吹き終えてフルートを口から離すと、拍手がおこり、コインが投げ込まれた。蝶子は優雅な動きで箱を捧げ持つと、思わず引き込まれるような魅力的な笑顔で、ギャラリーの前をひと回りした。観客たち、特に男性は迷わず手持ちのコインやユーロ札をフルートの箱に入れていった。

 そして、蝶子はその営業用スマイルのまま修平の前にぴたっと立って箱を差し出した。慌ててポケットを探ってコインを探る彼を見て声を立てて笑った。
「違うわよ。ちょっと持っていてって意味」
 
 修平がその箱を持ち支えると、彼女は箱から中身を出して財布にしまい、フルートをテキパキ畳んで箱に収め、新しいバッグに投げ入れて言った。
「バッグの値段の四分の一は稼げたかしら。さ、お茶にしましょう」

 修平は、一瞬ぽかんとしていたが、破顔して高らかに笑うと言った。
「了解。昨日見つけた劇的に美味いカフェに行こう。君、氣にいったよ。大道芸人のお仲間たちにもぜひ逢いたいな。俺の仲間たちにも引き合わせたいから、その話もしよう」
「いいわよ。私たち今晩、美味しいレストランに行く予定なの。よかったらそこに行かない?」

 二人は、まだ蝶子の次の演奏を待っている観客たちを残して、シニョリーア広場から出て行った。太陽はフィレンツェの真上には来ていなかった。古都を楽しむ旅の休日は、まだ楽しく続きそうだった。

(初出:2013年9月 書き下ろし)

追記

そして、これが蝶子が吹いてみせた、ゴセックのタンブーランです。

James Galway plays Tambourin by François-Joseph Gossec
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Tag : 小説 読み切り小説 リクエスト コラボ キリ番リクエスト

Comment

says...
サキはブログの皆さんの書いておられる小説をたくさん読むことは出来ないんですけど、夕さんがどなたかとコラボをされるたびにゲストのキャラに接することができて、本編の小説まで囓ったような気分にさせてもらっています。
今回もフィレンツェのウフィツィ美術館をたのしく散策(しかも蝶子と)させてもらった上に石野修平という興味深い人物にも触れることが出来ました。
ありがとうございました。
親に反発してのし上がる話、すごくよかったです。サキもこのくらいのエネルギーが欲しいです。
セレクトショップのエピソードはなるほどと思いましたし。シニョリーア広場のエピソードはホ~ラやっぱり蝶子はすごいでしょ?と修平に自慢したくなりましたよ。『タンブーラン』も気に入りました。こりゃお金を投げてしまいますよ。
第二部楽しみに待っています。
またまいります。では。
2013.09.28 16:15 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは☆

番外編、私の方こそこんなすばらしい作品に出演させて頂けて光栄です!
本当に本当にありがとうございます!そしてお疲れ様でした。
秋も始まり、創作の秋でもあるはずなのに、なかなか作品も進まず、気持ちだけが焦っておりますが、作品を読んであらためて夕さんの力量に圧倒されています!リンク先に飛んで、また始めから読ませて頂きました。なんかみんな、素敵なんですけど!!(笑)

修平、おおとりですね!凄くカッコ良く見えるぞ、修平!(笑)イイ男だわ。
彼は実は、もともと「コウジ」の立場だったのに、いつの間にかどんどん話がかわり、勝手に主役クラスに昇格して、ヒョヌの戦友……親友という立場を確立し、更に杏子までもっていったという「やり手」です(笑)連載当初、ボロボロに悪評だった彼がここまで来れるとは、作者としても嬉しい限りです!^^

いつもと違う異国の風を纏って、四人がのびやかに、そして楽しげにフィレンツェを満喫できたのも「大道芸人たち」の稔、蝶子、レネ、ヴィルのおかげです!^^
はじめから読み返し、グーグル地図をコピーしながらフィレンチェの地図を作って(笑)それぞれのあるいた路と場所を確認しながら、私も一緒に楽しい時間を過ごさせて頂きました。楽しかったです。感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました!!^^

2013.09.28 16:25 | URL | #GWG7oyQ. [edit]
says...
こんばんは。

どの小説のゲストも、やっぱり本家の方がずっと魅力的です。でも、コラボで私が感じている魅力の少しでもお届けできれば、そして、作者ご本人に喜んでいただければ二次創作のしがいがありますよね。まあ、大抵の方はお優しいので「え……」と思っても我慢してくださるので慢心しちゃいけないとは思っていますが……。

今回の話を作るにあたって、YUKAさんに修平さんの裏設定などを特別に教えていただいたのです。今回のストーリーは、詳細には触れていないのですが、その設定に沿って作り上げました。「親に反発して云々」や「デザイン云々」はそこから来ているのですが、フィレンツェの歴史や蝶子との相性がとてもよくてストーリーが上手に生まれてきて助かりました。

「大道芸人たち」を書きはじめてから、いろいろなフルート曲を知ったのですが、この「タンブーラン」はどこで使おうか長いこと機会をうかがっていた一曲です。さっさと儲けるには、この手の軽快な曲が合うかと思いまして。

「第二部」は、現在六割くらい書き終わっていますかね。大事なシーンはほぼ終わっていますが、つなぎがまだまだです。次の長編連載が終わったら(いつだろう、先は長そう)、連載を開始できると思います。外伝で皆様に忘れられないようにしていこうとは思っていますが、始まりましたらまたどうぞよろしくお願いします。

コメントありがとうございました。

2013.09.28 18:37 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

本当に長い事お借りしてしまって、しかも最後まで行き当たりばったりで書いてきましたので、お氣に召していただけるか心配続きでした。

今回は優奈(やっぱり敬意をこめて呼び捨てルールを適用させていただきますね)と全く別の意味で難しかったのですが、詳細な設定を教えていただいてから、するするとストーリーが展開できて本当に助かりました。

四編を通して「どうしてこの組み合わせ?」と思われたかもしれませんが、どの組み合わせもキャラ同士になんらかの共通点があり、それを接点に話を展開しました。実は最初は「熟れた時の……」だけで終わりのつもりだったのですが、あの時も「チームに何かあった時に動いて問題を打開する役割」を担った杏子姐さまと稔がペアリングしています。「メロメロな色男チーム」「優しさがキーワードのムードメーカーチーム」そして今回の二人にも「親との確執とそれを乗り越えた過去」の共通点があって、うまくハマったなと嬉しくなりました。

そっか、私は先に「花魁お杏」から入ったので、頭の中で最初から修平は「いい人」だったのですが、確かに最初は「コウジ」に近いポジションでした。書いているうちにキャラが好きになってしまって最初に用意した悲惨な役割から外す事ってあります。私の場合は、レネがそうでした。レネには幸せになってもらいたいってなってしまって。

地図で確認していただくと、実はこの八人が意外と近い所をウロウロしているのがおわかりかと思います。よく遭わなかった(笑)だからどこにでもカルちゃんがいたんですが。

このシリーズでフィレンツェの面白いところをたくさん見つける事が出来ました。私もとても楽しかったです。大切なキャラに散々勝手なことを言わせて動かしたりしましたが、最後まで怒らずにおつき合いくださいまして本当にありがとうございました。また、機会がありましたら、これに懲りずにぜひ再び共演をさせていただきたいなと思っています。

リクエストとコメントありがとうございました。


2013.09.28 19:00 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
軽快な曲に物語全体の流れが上手く合っていて、流れるように読んじゃいました。
ウフィッツィ美術館含め、フィレンツェの街角のいろんな思い出がよみがえりました。
蝶子が元気で明るくて、フィレンツェの光によく似合っていて、ちょっとほっとした感じ。
もしかして、私も蝶子とフィレンツェで会っていたかも、と思っちゃいました。
サキさんのおっしゃるように、私もあまり自分にキャパがないので、なかなか色々な方のブログを訪問してすべて読む、というところまでいけませんが、こうしてコラボ作品を読ませていただくと、ちょっと垣間見ることができて、得した気分になります。
それから、実は、夕さんのクラシック知識は多岐にわたっていてすごい、といつも感心しているのですが、実は結構小説を書きながら勉強されているんだというのを知って、安心半分、やっぱりすごいなぁと思うのが半分。頑張って追いつこうっと(*^_^*)
素敵な小品、ありがとうございました。
2013.09.29 13:01 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

追いつくだなんてとんでもない。実をいうとですね。「大道芸人たち」を書きはじめるまではフルートの曲はほとんど知らなかったのですよ。割と最近カミングアウトしたように、もともと蝶子の前身キャラはヴァイオリニストで、「だめ! 波ざっぱんのコルシカフェリーの上で、ヴァイオリンなんてありえない!」とフルートに変更したのです。(でも、三味線の件には思い至らなかった間抜け)で、フルートに変えてから、Youtubeでいろいろ探して知った曲が大半なんですよ。これ楽しくていい曲でしょう? 番外編にぴったりな感じで使えて嬉しかったです。

番外編は基本的に深刻でくらい感じの展開にはならない事が多いので、蝶子ものびのびしています。

この「誓約の地」コラボシリーズのご要望は「四人と四人がフィレンツェで会う」だったのです。さすがに四人と四人が一斉にあっても、話は生まれてこないので、四回に分ける事になりました。(最初は代表一人ずつで終了のつもりで始めたのですが)フィレンツェは、これでもかと話を盛り上げられる場所があるので、とても書きやすい舞台でした。私も大好きで、ぜひもう一度は行きたいと思っているのですよ。

そういえば、フィレンツェは彩洋さんちの二人のハネムーン(違うか)のコースにも入っていましたよね。今回ウゾさんちの四人にも遭っているし、シエナで先日大集合した所だし、イタリアは私たちのキャラでぎゅうぎゅう状態かもと思うと楽しくなりました。コラボはブログ小説書きならではの楽しみなので、scriviamo!を含めてまた皆さんといろいろ出来たらいいなと思っています。機会がありましたら、彩洋さんちの皆さんとも是非また。

コメントありがとうございました。
2013.09.29 18:36 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
これでみんながそろったんですね
ちょっといい感じだったりするので、全員そろったとき
むっとするメンバーがw
2013.09.30 13:48 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

揃いましたね。
たしかに、この後に集合して、それぞれの仲良くなったペアを見て、ムッとするメンバーがいろいろ?
乱闘になったりして(笑)それはそれで面白そうです。

コメントありがとうございました。
2013.09.30 20:59 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
私も、このコラボの方のお話は読んだことがありませんが、すんなりと彼もこの話の空気感に溶け込んでいて、テンポよく読ませていただきました。
やっぱり蝶子さんはどんな仕草も言動も無駄がなくてスマートでかっこいいですね。
完璧すぎる女性は、男性がなかなか手が出せないイメージがありますが、私が男性でも気後れして、遠巻きに見てしまうかもしれません。
だから蝶子さんとすんなり絡める人たちも、きっと自分を持ってる、一段階上の人たちなんじゃないかなあ、なんて思います。

それにしても、こんなふうに名画をゆったり眺めることは、本当に日本では難しいですよね。
以前日本でフェルメール展が開かれたとき見に行ったんですが、お祭りの縁日状態で、人の頭しか見えなくて、げんなりしました。それならば、画集を見ていたほうが良かったな・・・と。
まあ、仕方ないのですけどね^^;
本当に見たいのならば、やはりその絵の故郷に行くしかなさそうです。
私はたぶんこの生涯でヨーロッパに行くことはないと思うので、八少女さんの物語で、その風に触れたいと思います^^
2013.10.01 00:15 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
こんばんは。

蝶子は性格に難ありなんで、ケンカをしているくらいでちょうどいいのです。普通は、ゲストにケンカは売れないんですが、最初にガンを飛ばしています(笑)でも、この男性、普段は蝶子どころでない完璧なお方と一緒なので、蝶子ごときにビビる事はないでしょうね。

日本で展覧会をすると、本当に有名な絵を一堂に集めてくれて、行きたいと皆さんに思わせるんでしょうね。でも、あの芋洗い状態で観たいとはどうしても思えないのですよ。たとえ何回かの海外旅行になるとしても、所蔵されている美術館に足を運ぶ方が好きです。フェルメールも一枚でしたけれどウィーンで息がかかるほどの距離で20分くらい独り占めで観ました。

う。私の物語でヨーロッパが感じられるでしょうか。ちょっとでもお届けできるように頑張ります。

コメントありがとうございました。
2013.10.01 21:13 | URL | #9yMhI49k [edit]

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