scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

読書バトン受け取りました

ここ二週間くらい、なんだか日本が遠いです。たぶん原因はポルト旅行でしょう。それに頭が新作モードになっているんだけれど、それが日本から遠いんですよね。

なんというのか、頭の中でヨーロッパの迷宮を彷徨い、ガイジン同士の会話や行動で満ちている時に、ブログやニュースで日本の事に触れると「いいとも終了」(もう前の事だけれど)やら「消費税が上がった!」「新入生シーズン」なんて話が目に飛び込んできて、それがすごく遠いのですよ。

旅行は別として、頭が新作モードになっている時に、日常生活が遠くなって支障をきたすのって、私だけなんでしょうかね。


ポルトにて

そんなことはさておき、本日の本題です。ブログのお友だちlimeさんのなさっていた読書バトンをいただいてきました。実は、「本好き」というほど本が好きではないのです。それも含めて、このバトンってかなり脳内ただ漏れになりますね。ま、いっか。前からバレバレだろうし。ではいきます。


【読書バトン】 

1.いつ頃から本が好きになりましたか?

小学生ぐらいでしょうか。あ、幼稚園のときからかな? もちろん、年齢にふさわしいものを読んでいました。友達がいなかった上、親にテレビ禁止されていたので、一人遊びの他は本を読むしかやる事がなかったかも(笑)

2.家族に本好きな人はいますか?

日本の家族は全員。読んでるジャンルが全員見事に違ったので取り合いにはなりませんでしたね。スイスの人は本当にびっくりするくらい本を読まない人が多く、本棚のない家庭もちょくちょく見るのですが、故義父は例外的にたくさん本を読む人でした。

3.幼い頃に読んだ絵本は?

「どろんここぶた」、「ピーターラビットのおはなし」、「しろいうさぎとくろいうさぎ」、「雪わたり」(宮沢賢治)などなど。絵本ではないのですが、中原淳一がイラストを描いた「七人のお姫様」も愛読していましたね。文字が読めない頃から、読めるようになってもずっと。

4.学生時代、読書感想文を書くのは好きでしたか?

嫌いでした。今でもあまり好きではないですが、ブログのお友だちの作品にコメントを残すようになって、ここ言う風に自分の感じた事を表現すればいいのかと、いまさらわかりだしてきた感じです。学生時代の感想文は一体何を書いていたんだろう?

5.毎号チェックする雑誌はありますか?

ないですね。近くに本屋ないですし。(っていうか、村にお店ないし!)

6.ベストセラーは読む方ですか?

ヨーロッパのベストセラーは横文字なんで。それでも読みたいと思うほどの本の虫ではありません。日本のベストセラーは、自分では買いませんが送ってくださる方がいて読む事はあります。

7.本は書店で買いますか、それとも図書館で借りますか。

読みたい日本語の本はスイスの図書館にはないので買うしかないんです。

8.あなたは「たくさん本を買うけど積んどく派」? 「買った本はみんな目を通す派」?

滅多に買わないけれど、自分で厳選して買った本は、ボロボロになるまでしつこく読む派。文庫だとカバーがすり切れたり、ページが外れてしまったなんて事も。

9.本を捨てることに抵抗がありますか?

厳選して買った本は捨てませんが、それ以外の本は置き場と相談して処分する事が多いです。ただ、捨てるのはやはり抵抗がありますね。「ご自由に処分してください」と人に差し上げるのがベスト。

10.本をよんでる人は”眼力”があると耳にしたことがありますがそう思いますか?

? なにゆえ?

11.本屋さん、何時間いられますか?

日本限定の話ですが、四時間くらいですかね。体力勝負。

12.お気に入りの本屋さんがあったらおしえて♪

ポルトの世界で一番美しい本屋さんレロ書店。日本だったら新宿の紀伊国屋書店。この間探していた本が見つかったので。

13.本屋さんへの要望・リクエストがあったらどうぞ。

最近、売れる本だけをスタイリッシュに少しだけ置くって本屋が増えていて、結局探している本が見つからないんですよね。マニアックな本屋に増えてほしい

14.気になる箇所にはラインを引く派? 隅っこを折る派?

自分のものであっても本には何もできない人です。どうしても後から戻らなくては行けない時には付箋ですが、ふだんは何もしません。

15.速読派と熟読派、あなたはどちらですか?

速読派です。速読を習いにいって以来、速読の方が頭に入る事が判明。ただ、一ページ数秒という本当の速読ではなくて、見開きで15秒くらいかな? ゆっくり読んだものでも、「1Q84」を最初から最期まで半日くらいのスピードです。愛用の本は二度目から熟読しますけれど。

16.本を読む場所で、お気に入りなのは?

自宅の革のソファ。あとバスタブ。

17.無人島に1冊だけ本を持っていけるとしたら。

一冊選ぶのは難しい。アフリカに二ヶ月行く時に持っていったのはライアル・ワトソン「アースワークス」、マイクル・クライトン「北人伝説」、ヘルマン・ヘッセ「デミアン」。「大道芸人たち」のように放浪の旅に出る事になって、家財を処分する事になっても、この三冊と、この下で紹介する「カオス」を持っていくような氣がする。

18.生涯の1冊、そんな存在の本はありますか?

上の三冊の他にはジェームス・グリック「カオス」かな。あ、これは科学の本です。しかも、そのままでは読めなくて、途中で科学と数学の素人向け入門書を三冊買って読んでから、続行して読むという難しい本でした。しばらく熱狂的に周りに薦めていましたが読了してくれた友人は皆無だった曰く付きの本。バラバラになってしまった文庫とはこの本の事です。

19.あなたのおきにいりの作家は?

上に挙げた四人以外には、ガルシア=マルケス、フエンテス、アガサ・クリスティ、福永武彦、宮沢賢治、最近の日本の作家だと「家守綺譚」しか読んでいないけれど梨木香歩。ハードボイルドだけれどクィネルの「クリーシィ」シリーズはハマりました。

20.本を選ぶときのポイントやこだわりはありますか?

文体(南米系の作家や、ホフマンみたいな雰囲氣が好き)や題材やストーリー運びが好みの本、でも、最初にめぐりあわないと永久に出会えないですよね。あ、表紙のイラストに心惹かれて手に取るって言うのはあるなあ。でも、こっちに来てからはアマゾンで目的のもの(「中世の風俗を知りたい」とか)を探すので手にとってぱらぱらできる環境は羨ましい。

21.本はどこから読みますか?

最初から。たまに後書きをこっそりチラ見するかも。

22.昔、読んでた漫画

有名どころの少女マンガはツッコミどころの多いものも含めて大体読んでいたような。でも特に好きだったのは萩尾望都、成田美名子、あしべゆうほ、高階良子、川原泉……あ、「はみだしっ子」は大好きでした。若い方たち、ついていっていないだろうなあ……(遠い目)

23.学生時代ハマった本

学生時代はあまり本を読んでいた記憶がありませんね。むしろ卒業してからの方が。ヘッセにハマったときは、本当にハマったという読み方でした。

24.つまるところ、あなたにとって本とは。

手のひらの中の別世界、かな。最近は本の中ではなくて自分の頭の中に別世界があるのでやはり本とは疎遠になっているかも。

25.バトンを回す人

ええと、お好きな方はみなさん既になさるつもりで用意なさっていらっしゃいますよね。ご自由にどうぞ。(私のじゃないけど)
関連記事 (Category: バトン(創作関連以外))
  0 trackback
Category : バトン(創作関連以外)

Comment

says...
このバトンの意味が分かりました。
これは多分、「同世代を探せ」なのでは??
お気に入りの本や作家は、結構年代は関係ないような気がしますが、漫画は「それ知ってる」「読んでた」って時に、年代が出ますね^^; はい、確かにはみだしっ子世代です^^; なぜか私はあまり嵌らなかったのですが、友人たちはみなアンジー派とグレアム派に分かれていたなぁ……(そして遠い目(゜゜))
にしても、夕さんのお気に入り本はやはりワールドワイドなものを感じます。
そして……何だか面白いのが「眼力」反応。みんな「?」になっている……^^;
楽しく拝読しました!
2014.04.06 17:05 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

そうですね。
同世代と思われる方がどんな本やマンガで育っているかは、ある程度は似通っているでしょうね。「ガラスの仮面」やら「王家の紋章」なども途中まではおさえていましたが、あまり完結しないので放棄しちゃいました。まだ続いているそうですね。

私はグレアムに似たネクラ(死語)タイプだったのでアンジーに憧れておりました。グレアムの最期の方は、そうとうヤバい事になっていて「いや、これは、さすがの私でも……」なことになっていましたね。この話、多くの方に通じないんだろうなあ(遠い目、アゲイン)

お氣に入りの本、確かに日本人作家による本が少ない……。でも、昔から海外志向だったというわけでもなく、学校では外国語はことごとく苦手だったので、日本から出られないと思っていたんですけれどねぇ。

「眼力」は本当に何を指していっているのかすらわかりません。速読ができるようになると目がよくなるって話はありますけれど、あれは訓練を続けていないとダメみたいです。でも、その話をしているのとも違うみたいだし……。でも、わからないのが私だけじゃなくてよかった。

コメントありがとうございました。
2014.04.06 19:18 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
流石に夕さんは洋書系統も多そうで。
なんだか文章だけ見ているととても優雅な気分にさせてもらえるので、
それだけでもとてもありがたいです。
本のバトンは私もやりましょうかね。
次の更新のときでも。。。
2014.04.06 23:04 | URL | #- [edit]
says...
夕さんのバトンも、とても楽しく拝見させていただきました。
やっぱり・・・改めて私とジャンルの違うものを読まれてるんだなと感じました。
読んだ本で、重なるところがないのが逆に興味深かったです。
そして、速読!
そ、そんなに早く読めるのですね。
私、一冊を2ヶ月とかかって読みます(お風呂でしか読まないから、というのもあるんですが)
そんなに早く読めたら、溜まった本たちが一気に読めるなあ。
でも、どんな風に読み込んで行けるのか、未知な世界です。
やはり私の頭の回転が遅すぎるんですね><
一冊をボロボロになるまでよむというのも、夕さんらしいし、そんなところが全て、夕さんの作品作りにつながるんでしょうね。

「眼力」、みんな?なのが面白いです^^
私は、たぶん「読書家は洞察力とか知性が優れてる?」という質問だと思ったので、NOと書きました。
たくさん本を読んだとしても、読まない人よりも優れているかと言われれば、違うような気がするので。
でも、文章力は絶対に本を読まないとつきませんよね。
その意味では、若者には本を読んで欲しいなと感じます。

・・・って、まだ書きたらないけどキリがなくなりますね。
とても楽しかったです。^^
2014.04.06 23:41 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
 おはよう御座います。
うーーん 偶に 見かけるのですよね ブログで「はみだしっ子」と言う漫画について書かれているの。
熱狂的なファンがいた漫画だとか…
八少女さんも大海さんも 読まれた事あるのか… 一度読んでみようかなぁ…

そーいえば 飛鳥部勝則さんの「誰の為の綾織」で けっこう はみだしっ子からの盗用があり絶版 回収されたり
最近の 日本のドラマでも はみだしっ子からの盗用疑惑に揺れているのありますね。
それだけ モノを作る者からしたら 超えられない壁なのでしょうか。
2014.04.07 01:05 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

いやあ、洋書の翻訳は読みますが、洋書は読まないんですよ。
スイス在住の日本人で、日本語に翻訳されたのを待ってさらに届けてもらうと遅くなるので「ハリー・ポッター」を全巻英語で読んだって方がいらっしゃいましたが、そこまでして読書したくないと思ってしまう私は、やっぱり本好きではないのかもしれないです(笑)

お。LandMさんのも興味津々です。楽しみにしていますね。

コメントありがとうございました。
2014.04.07 19:17 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

そうなんですよ。limeさんの愛読書とまったく重なっていない……しくしく。
でも、それがもとになって、それぞれの作品になっているのかなとおもうと興味深いですよね。

速続は特別の訓練があって、普通の読書のスピードを上げたのとはちょっと違うのですよ。そして、私は、日本語(漢字とひらがなの組み合わせ)でしかできないんです。それが洋書を読まない理由でもあるんですが。そして、速読では繊細な表現などはあまりわかりません。たとえでいうと、飛行機で地表を見渡すみたいな読み方です。熟読は、地面を歩いて周りの花や川に跳ねている魚を指差しながら散歩するみたいな感じです。

で、私は最初は速読で俯瞰だけして、「これは私にはあわないや」と思ったら二度と読まないのです。でも、結末はわかっている、そんな感じですね。

しかも、私は三歩歩くと忘れてしまう鶏頭なので、最初から熟読していると、結末に至るまでに最初の設定を忘れてしまうのです。でも、氣にいった本は本当に何十回も読むので、どの章でどの人物がどんなセリフを言うかまで憶えてしまいます。だから、他のみなさんのような読書はできないのかもしれませんね。

> 私は、たぶん「読書家は洞察力とか知性が優れてる?」という質問だと思ったので、NOと書きました。
> たくさん本を読んだとしても、読まない人よりも優れているかと言われれば、違うような気がするので。
ああ、そう言う事だと理解すると、わかりますね。
知性は、たしかに読書量とは違いますね。確かに読んでいるだけではダメで、考えないとダメでしょうね。
それと、たくさん対話をしていろいろな見方をあちこちの角度から検討する訓練も必要でしょうね。

若者、どんな本を読んでいるんでしょうね。
ブログで知り合う若い方々は、私の若いころには考えられなかったような、並ならぬ読書量の方ばかりなので、それが日本の若者の普通なのかなと思っていたのですが、そうでもないのかな……

コメントありがとうございました。
2014.04.07 20:37 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

「はみだしっ子」は、そうですね。私の世代で読んでいない女性は少ないんじゃないかな。
前半はマンガなんですが、終わりの方はマンガというよりは読書です。セリフの量を見ていただければこの意味がおわかりになるかと思いますが(笑)本にもケータイ小説からトルストイまでいろいろあるように、マンガにもいろいろあるんだなあと思わせてくれる作品ですね。

盗作騒ぎもねぇ……。ファンからすると「神聖なあの世界を安易に利用するな」と思っちゃうんですよね。読んだ人たちには強い印象を残す作品ですから、影響を受けるのはわかりますが……。

コメントありがとうございました。
2014.04.07 21:02 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
ご家族でご趣味が異なってるのですね、うちもです。
おかげで本棚がいっぱいです。

> 「どろんここぶた」、「ピーターラビットのおはなし」、「しろいうさぎとくろいうさぎ」、「雪わたり」
全部すきですうふふふふ♪
日常や日常の延長をすごくうまく書いてるなーと思います。すっかり世界に浸って読んでました。
挿絵も好きで、うさぎのふわっふわした毛とか触りたいと思ってました。

新宿の紀伊国屋、わたしも大好きな場所です。

> 後書きをこっそりチラ見
わかります、わかります(笑)。

楽しく拝読させていただきました。
ちょっと書くのに時間かかるかもですが、後日わたしもやってみます!
2014.04.08 13:33 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

ゆささんのお宅もですか〜。そうなんですよね。実家はそれぞれの本棚にそれぞれの本が一杯で、まず姉が嫁いで姉の本棚の半分が減り、私がスイスに移住する時にだいぶ減り、でも、まだ父の残した大量の本と、母の本と、そして姉妹が捨てられずでも持っていけずに残った本があって、母は大変そう……。私は昨年やっと全部行き先を決めましたが、スイスに本が増えてしまいました。

ピーターラビットは好きすぎて、イギリスの湖水地方にも行ってしまいました。ほんとうに絵本そっくりの美しい所でした。また行きたいな〜。それと私の東北のイメージはいまでも「雪わたり」だったりします。本当に好きでした。

ゆささんもやってくださるのですね。すごい本がたくさん並びそうで楽しみです! ゆっくりで構いませんのでぜひお願いします!

コメントありがとうございました。
2014.04.08 19:56 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
「加田伶太郎全集」はお読みになりましたか?(^^)

けっこうわたし気に入っているんですけど、話がわかりそうなのが八少女さんくらいしかいないので(^^;)
2014.04.11 13:21 | URL | #0MyT0dLg [edit]
says...
こんばんは

> 「加田伶太郎全集」はお読みになりましたか?(^^)

これはまだなんですよ。「こんなのもあるんだ! 読んでみたい」と思ったきり、忘れておりました。
次回のお取り寄せで荷物に入れてもらうべく、Amazonで探したら絶版! 中古で良さそうなのを慌ててゲットしました。

福永武彦って、純文学的な作品も素晴らしいのですが、「「加田伶太郎全集」もそうですけれど意外とミーハーな題材を書いていたりして、その辺のおちゃめさにもやられております。「風のかたみ」は時代小説の中で一番好き。この間の帰国では訳あって「今昔物語」の翻訳版を探していたのですが、福永武彦訳のものを買いましたよ。

「加田伶太郎全集」楽しみに待つ事にします。思い出させてくださって、ありがとうございました!
2014.04.11 22:36 | URL | #9yMhI49k [edit]

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:https://yaotomeyu.blog.fc2.com/tb.php/798-5e2fcf4c