scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

ギターの話

まずは連絡事項です。まもなく当ブログの50000Hitが来そうですが、今回の記念リクエストは早い者勝ちではなく、人数制限や期限もありません。過ぎてからリクエスト要項を改めて記事にさせていただこうと思っています。狙っていらっしゃる方は、恐縮ですがその記事をお待ちくださいませ(笑)

さて、今日は、去年の五月に始めたギターの話でもしてみましょうか。


楽器演奏やその他を趣味としてなさっているブログのお友だちの記事を読むと、みなさんとても本格的にやっていらっしゃるんですが、クラッシックギターをはじめた私はいつまで経っても超初心者のままです。一年以上経っているのに、まだ初心者用の教則本をちんたらと進めています。ちゃんと習いに行った方がいいと知りつつ、まだ自習中。

習いにいくためには、ドイツ語を習っている先生をやめなくてはいけないのだけれど、この方は95歳の、歴史の生き証人のような方で、その話を聞ける貴重なチャンスを自ら退けてはいけないと思うから。平日のそれ以外の時間は仕事をしていて、東京のように休日や夜間好きな時に習えるチャンスが転がっているわけでもありません。だから、しばらくは自己流だけれど一人で勉強しています。

で、いろいろな練習曲を経て、ようやく「禁じられた遊び」の前半がまあまあ弾けるようになってきた程度の体たらくです。一年半近く経っているのに。後半を弾くには右手がまだちゃんと開かないし、セーハもちゃんと音が出ていない。並行して簡単なブレシャッネッロの「バルティータ」も弾きはじめていますが、まともな曲になるのはもう少し先そう。でも、期限があるわけでなし、のんびり練習しています。

ご存知の方もいらっしゃいますが、私は両親ともクラッシックの音楽家の家庭で育ちました。当然ながら両親は私(と姉)に音楽をやらせようといろいろと骨を折り、高いレッスン代も払ってくれて先生の所に通わせてくれたのですが、結局初心者段階で抵抗してやめました。その私のやめたい理由を両親はどうしても理解できなかったようです。——音符が読めない。

大人になって自分の意志でギターをはじめて、あの頃の私の主張がただの怠け者のいいわけだったのか、自分でも関心があって、再び楽譜と真剣に向き合ったのです。でも当時とまったく、同じでした。私には大きなハンドキャップがある事がはっきりしたのです。楽譜が読めないんです。そりゃ、止まって下から線を数えて計算すればそれがどの音なのかわかりますよ。でも、それじゃ音はいつまで経っても出せないんです。

どうやら他の音楽をする人には、あの五線譜が「abcdef」と書いてあるかのようにパッと脳に伝達されるようなのですが、私にはベトナム文字やルーン文字のようにしか認識できないのです。一文字ずつ、どういう音を示す文字なのかを本で確認しているようではいつまで経っても音読できませんよね。私にとっての五線譜上の音符は、ああいう風にしか見えないのです。

どうやって弾いているかというと、昔と全く同じメソッド、完全に暗譜するのです。頭ではなくて手が憶えてしまうまで。子供の頃のピアノ教室で楽譜を見ながらのレッスンでは全然だめだったのに「じゃあ、ようやくできるようになったので暗譜でいってみましょう」といわれると、即座にできてしまい首を傾げられていたのを思いだしました。

そんなわけで、先生につくのも、別の意味で不安です。でも、これはプロになるためではなくて、定年後の趣味のためなので、自己流のままでいいかなとも思っています。

ところで、そんなわけで私はちゃんとした楽譜で弾くのを諦めてTAB譜を使っているのですが、これだと好きな曲の楽譜が簡単に手に入らないというハンディキャップがあります。わりと簡単そうに響くのでいつか弾きたいなと思っていた曲があって、そのTAB譜をネットで探しまくっていました。

それがついに見つかったのですよ。見つけるまでが大変でした。なぜならば、それはもともとギター曲ではなかったからです。ドメニコ・チマローザの鍵盤楽器用のソナタの中の一曲でした。だから「Domenico Cimarosa Guitar Sonata B Minor」と検索してもなかなか見つからなかったのですよ。でも、タダのTAB譜をなんとか見つけて無事ダウンロードできました。ちょっと嬉しかったです。

どんな曲かというと、こんな曲です。いつ弾けるようになるでしょうか。いや、この手の動きを見る限り、そんなに簡単ではなさそう(orz)

Larghetto Domenico Cimarosa, performed by Patricio Cadena Perez, guitarist and composer
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Comment

says...
両親が音楽家でも音楽の才能がない(?)場合もあるんですね
と、でもクラシックを聴いて小説を思いつくとか音楽的だし
ただ、楽譜をすらすら読む才能がないだけ?
だとしても、何ヶ国語もすらすらなのに楽譜は読めないなんて
脳の仕組みは謎…
私の家は家族全員音楽が苦手なので安心です
2014.10.06 09:11 | URL | #- [edit]
says...
 こんばんは。
うん 音楽と言うか楽器は ある程度好きでないと続かないですよ。
地味に練習を毎日 其れも何年も続けないと上達しないし…

確かに 誰かに師事すると上手くなりますよ でもね… 其の人物に癖があると
なかなか難しかったり。
師弟関係って難しくて 其の為 楽器から離れる人物もいますね。
2014.10.06 12:27 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

外見や体質と違って、才能は遺伝しませんね(笑)
音楽家の子供に音楽家が多いのは、始めやすい環境が整っているからだと思いますが、整っているだけではダメなんですね。

言葉もスラスラな訳ではないですよ。
たまたま、周りに「コンニチワ」「アリガト」「サヨナラ」しか通じない環境があったというだけで。
でも、語学は少なくともアルファベット、漢字もひらがなも他の字と見分けがつくんですけれどね。
五線譜状のは違いがわかりにくいと思いません?
あ、もしかして、これは私が極度の乱視のせい?
そうか、な〜んだ。
(かなり違うと思う)

ダメ家は自宅でのカラオケなんてことは……しないんですかね。
(うちもしなかったけど)

コメントありがとうございました。
2014.10.06 18:53 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

そうなんですよ。どんなに親が強制しても、本人がやりたいと思わなきゃダメですよね。
今回のギターは自分で始めたので、続いています。
それに、おっしゃる通り、地道な訓練が必要なんですよね。
「好きこそものの上手なれ」ですよね。

そう、ド田舎過ぎて教師を選べないのも、習いにいくのを躊躇する理由だったりして。
でも、いいんです。プロになろうとか、コンクールに出たいとかではなく、本当に定年後にちょっと楽しめればいいや程度で始めたので。

それよりもはやく定年にならないかなあ。まだずいぶん先だ……。

コメントありがとうございました。
2014.10.06 18:58 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
音楽は文字通り音を楽しむものですから、どれだけ時間がかかってもいいですよね。
私が三味線を習っている場所は楽器屋さんのブースなのですが、そこの楽器屋さんでは毎年ミニコンサートがあって(いわゆる発表会)、結構なおじさんとかが「この曲が弾きたくて50の手習いで始めました」ってのをよく聞きます。
私の三味線も似たようなものでして……ほんとちょっと時間がなくて練習ができないと、すぐに下手になっちゃうの、自分でもよく分かります。教えてもらうと、技が増えたり、コツがつかめたりしやすいけれど、合う合わないもありますものね。

『楽譜読めない』件ですけれど……これはすごく高いレベルの話ですよね!
そうそう、音楽家の人の『楽譜が読めない』と、一般人の『楽譜が読めない』はレベルが違うというのか。一般には本当に読めない人もいて、でも音楽家の人の場合は見た途端から頭の中で音楽が(オーケストラでも)鳴っているんですよね。ほんと、別の世界です。
三味線は、基本的にはもともと楽譜などなくて、先生の手を見ながら覚える(というよりも、そもそも目が見えない方が音だけで覚える)という楽器だったので、楽譜は後から作られたもの。そもそも楽譜がないから、「これがじょんから節」という「曲」がないんですね。みんな耳で覚えてきたので、限りなく色んな「じょんから節」がある。自由だけれど、自由すぎて逆に入りにくくて敬遠されてとっつきが悪い…・・でも夕さんはそういうパターンのもののほうが合っているのかも??
何より「音を楽しむ」ことが大事ですものね(*^_^*)
2014.10.06 23:15 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
私の知人はピアノよりもギターの方が簡単という話をしますが。。。
まあ、その辺は人それぞれでしょうからね。
その辺を受け入れてどうするかがポイントでしょうね。
(*´ω`)

弾きたい曲があるのは目標があって、いいですし。
のんびり頑張ってくださいませ。
2014.10.06 23:29 | URL | #- [edit]
says...
わたしは五線譜が読めないだけではなく、

「いまだにボールをどうやったら速く遠くまで投げられるのかわからない」

という、感覚で肉体を使うことに対してははなはだダメな男であります。

自転車に乗れて、プールで50m泳げて、パソコンのキーボードが叩けるからそれでいいんじゃい! と開き直って生きてます。わははorz
2014.10.07 02:53 | URL | #0MyT0dLg [edit]
says...
こんばんは。

ええ、自分で言っちゃダメなのかもしれないけれど、「楽しむだけだからいいの」ということにしています。

あ、楽器屋さんのブース! そうなんですか。
そもそも三味線ってどこで売っているのかよくわかっていなかったかも。洋楽器だと、そこら辺でお店を見かけたことがあるんだけれど、和楽器は京都や金沢の、店構えからして「和」って感じの所で、時代劇の三味線屋さんみたいな所でしか買えないイメージがありました。しょーもない。

そうか、楽器屋さんに「レッスンもできますよ」があるのは和楽器も一緒なのですね。

私のギターも五十の手習いじゃないけれど、四十の手習いというにはちょい遅かったかも(笑)

そして三味線の楽譜ってどんなのだろう。西洋の五線譜とは違うんですよね?
それも読むのは大変そうだなあ。

そう、西洋音楽の本当に楽譜読めるすごい人って、オーケストラの楽譜見て、頭の中にオケの音が響くらしいですね。 どうやって? 私には黒い塊にしか見えない……。

楽譜見ただけで、探していた譜面かどうかがわかるのもいいなあって思いますけれど(私は最初のいくつかを爪弾いてみてようやくわかる)、まあ、できないものはしかたないよなあって思います。

目の見えない方が楽器を弾けるのはかえってわかるんですよね。私自身が弦の上の手を目視すると上手く弾けなくて、完全に手に憶えさせて弾いているので。いつか手が音を完全に憶えたら、聞いただけで弾けるようになるのかなあ。それまた、遠い世界だ。でも、楽譜が読めるようになるよりは早いように思います。

「音を楽し」めるレベルに早くなりたいです。って、練習曲は楽しんで弾いていますけれど。(だからなかなか上達しないのか?!)

コメントありがとうございました。
2014.10.07 18:09 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

簡単かどうかはわかりませんが、素人が取っ付きやすいという意味では、私もピアノよりもギターの方だと思います。楽譜を読むのは、たぶんギターの方が楽に違いありません。右手と左手と足があるのなんて、どうやって読むんだろう???

クラッシックギターでない場合は、いくつかコードを憶えるだけで、それらしくなるという話も聞きます。でも、クラッシックギターはそれじゃダメでした。

それにピアノを買うのは大変な出費ですが、ギターはそこそこの値段で買えるし、持ち運びも楽なので練習がしやすいってことはありますよね。だから、私でもそこそこ練習が続いているのだと思います。

定年までは、まだ20年近くありますので、のんびりと練習しようと思っています。

コメントありがとうございました。
2014.10.07 18:17 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

ああ、親しみのあるコメントです!
私も球技全般で、どうやったらみなさんがああいうことをできるのか謎。テニスボールなんて、ラケットに当てたことありません。跳び箱も飛び越えたことないし。

そうですよね。日常生活で困らなければ、それでいいんですよね。くすくす。

コメントありがとうございました。
2014.10.07 18:22 | URL | #- [edit]

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